2017年12月11日に日清食品から発売された「神田まつや 鶏南ばんそば」を食べてみました。
この商品は、創業以来130年以上も“江戸前の蕎麦”を継承しているという東京の老舗の名店「神田まつや」の看板メニューである“鶏南ばんそば”を再現したものです。
と言っても、このカップ麺は以前にも発売されていたことがあったようですが、今回パッケージを刷新して発売されたようです。
ご覧の通り、パッケージには実店舗の外観が載っているんですが、明治17年創業だという老舗らしい風格ある佇まいは、東京都の歴史的建築物に選定されるだけありますね!
そして特長としては、やや濃いめに仕上げられた“つゆ”には鰹節の良いだしが利いています。
これは、商品ページによると、本節、宗田節を使用したという老舗のつゆを再現しているということで、やはり老舗の名店であるだけあって、つゆにはこだわりを感じますね!そんな旨味のバランスはもちろん「神田まつや」監修によるものです。
実際に食べてみましたが、かやくとして入っている炭焼鶏肉の旨味なんかも優しい口当たりに再現されており、非常に味わい深い一杯に仕上がっていました!
では、今回はこの「神田まつや 鶏南ばんそば」についてレビューしてみたいと思います。
神田まつや 鶏南ばんそばについて
老舗の名店「神田まつや」の鶏南ばんそばということで、ご覧の通り“柚子香る出汁の効いた少し濃いめのつゆ”と記載されています。
もちろんこの濃いめのつゆは単純に濃いだけではなく、しっかりと出汁が利いているため、甘辛い口当たりの後には良い味わい深さを感じます。
そして、特製盛ということで炭焼鶏肉や下仁田系葱が入っているようですね。
こういった美味い“鶏南ばんそば”は、風情溢れる店内で実際に食べてみたいものですね。。
カロリー・原材料について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り419kcalとなっております。(塩分は5.4g)
カロリー・塩分ともに特に高いというわけではないようです。
塩分はスープに3.9gありますが、このつゆがまたじんわりと染み渡る感じの美味しい仕上がりでしたので恐らく止まらなくなりますよ?
では原材料も見てみます。
スープには粉末しょうゆをはじめ、魚介エキスや魚粉といった本節、宗田節を利かせたというつゆを再現したと思われる材料が確認できます。
また、他にも豚脂といった動物系の旨味も含まれているようですね。
こういった材料が入っているとスープには厚みが出ますからね!単調な蕎麦つゆではないことが容易に想像付きます。
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りパッケージにも記載されていたように、炭焼鶏肉や下仁田系葱がゴロゴロと大きめにカットされたものが入っています。しかもけっこう量も入っていますね!
さらに蕎麦やつゆの風味がすでに美味しそうに香り食欲そそられます。
また、フタの裏面にはご覧の通り「神田まつや」の簡単な紹介が記載されています。
これによると、作家や噺家の方なんかも訪れている人気の蕎麦屋とのこと。
調理してみた
では熱湯を注ぎ3分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
パッケージには“柚子香る”と記載されていましたが、そこまで強くはないようですね。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
ほどよく油がつゆの表面に浮き、出汁が利いたとされる濃いめの良い香りが漂ってきます!
食べてみた感想
一口食べてみると…つゆは濃いめとは言っても、出汁や炭焼鶏肉の旨味なんかも合わさることによって個人的にはちょうど良いバランスに感じられます。
この風味といい、旨味といい、じんわりと染みる出汁は心地よい味わいを感じさせてくれますね!
蕎麦について
麺は、ご覧の通りやや細めにも見えるストレートな蕎麦です。
この蕎麦には歯切れの良いしっかりとした食感があり、喉ごしが良いため出汁の利いた風味豊かなつゆが美味しく香ります。
この食感の良い細めの蕎麦にはすっきりとした食べ応えが感じられ、テンポ良く食べ進めてしまいますね!
温かい蕎麦とは言っても、勢いよくすすって風味や喉ごしを楽しむのも良いかもしれません。
トッピングについて
具材として入っているのは、まずこちらの炭焼鶏肉が入っています。
こちらはカップ麺とは思えないほどのしっかりとした肉質があり、出汁の利いたつゆにもぴったりな具材となっております。
そして、この美味しいつゆにも鶏の旨味が滲み出て、より一層つゆに厚みがプラスされ、味わい深く仕上げているようにも思われます。
また、こちらの下仁田系葱も良い歯応えを感じるもので、出汁の利いたつゆに良いアクセントとなっているようです。
スープについて
甘辛いかえしを合わせたというスープは、全体的に濃いめに仕上がっていますが、濃いめと言ってもしょっぱいというわけではなく、出汁や旨味が濃く表現されているといった印象ですね。
この、角がありつつ丸みも感じられると言うんでしょうか?濃いめの口当たりの後の旨味には深い味わいが非常に美味しく感じられます。
そして柚子の香りはほとんど感じられませんでしたが、つゆにほんの少し爽やかな風味を付けることによって上品さを感じますね。
まとめ
今回は「神田まつや 鶏南ばんそば」を食べてみましたが、老舗の名店というだけあって、出汁の利いた濃いめのつゆが口当たり・旨味ともに美味しく仕上げられ、非常に満足できる一杯となっていました!
それも本節、宗田節で取った出汁はもちろん、鶏の旨味や動物系の材料によってつゆに深い味わいをプラスしているからだと思われます。
全体的に飛び抜けた面白い味わい…という一杯ではなく、安定した美味しさを表現しているところが老舗の人気店であることを思わせます。
気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!