「中華三昧 四川飯店 麻婆豆腐麺」を食べてみました。(2024年11月25日発売・明星食品)
この商品は、四川料理の名店“四川飯店”監修によって本格的な麻婆豆腐麺をカップ麺に再現したもので、豚と味噌をベースに赤唐辛子と花椒による痺れる辛さを利かせた麻辣スープに仕上げ、そこに丸刃の中細ノンフライ麺が絡むレギュラーサイズの一杯、“中華三昧 四川飯店 麻婆豆腐麺”となっております。(値段:税別236円)
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ご覧の通り容器側面には“花椒の痺れと辣油の辛み”と記載され、その背景には豚と味噌をベースに痺れる辛さを利かせた麻辣スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…麻婆豆腐の基本具材である“挽肉・豆腐・ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は丸刃の中細ノンフライといった滑らかな食感で、細いながらも弾力のあるもっちり感とほどよいコシを兼ね備え、麻婆豆腐麺ならではの濃厚ながらも後味の良い旨辛な味わいがじっくりと楽しめるというわけです!
本格的な麻婆豆腐麺らしく香辛料をしっかりと利かせたことで痺れる辛さが際立っているものの、辛さレベル5段階中「3」らしくそこまで刺激的な辛さというわけではなく豚と味噌の旨味を活かしたコク深くもキリッとしたメリハリが好印象で、そこに密度の高いノンフライ仕様の中細麺が絶妙にマッチした臨場感溢れる一杯となっていました!
「中華三昧 四川飯店 麻婆豆腐麺」とは?
そもそもここ“四川飯店”の創業は1958年、容器側面にも簡単な説明が記載されていて、こちらによると…“東京・赤坂に本店を構える。中国四川省から伝わり、日本で磨かれた創意工夫をこらしたいくつもの名物料理を生んだ名店。調味料や香辛料づかいに伝統の技が光る。”とのことで、様々な四川料理を日本に広め、“汁あり担々麺”を考案した老舗有名店でもあります!
また、1960年に六本木の2号店、1970年・赤坂に現在の“四川飯店をオープン、“陳 建一”氏が2代目オーナーシェフとなり、2015年には“陳 建一”氏の長男である“陳 建太郎”氏が3代目としてその味を受け継ぎ、現在全国に“四川飯店”や“スーツァンレストラン陳”、“陳建一麻婆豆腐店”など四川料理の魅力を伝える店舗を多数展開しているようです!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り247kcal(めん・かやく237kcal / スープ10kcal)となっております。(塩分は5.1g)
カロリーは、コク深い麻婆豆腐麺ながらもノンフライ麺使用・レギュラーサイズということもあって意外と低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮すると平均的な数値となっています。
ちなみに1食当たり64g、麺の量は47gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと10kcalとかなり低めな数値なんですが、これは実際に調理して全てを漉した上での結果なので、割とトロッとした仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や香辛料をはじめ…
- ポークエキス
- 豚脂
- みそ
- 香味油
- 植物油脂
- 香味調味料
といった、肉の旨味や調味料・香辛料などをうまく活かし、麻婆豆腐には欠かせない具材を組み合わせたことによって本格感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード 4902881457392 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、でん粉、しょうゆ、酵母粉末)、スープ(食塩、たん白加水分解物、デキストリン、香辛料、ポークエキス、豚脂、みそ、糖類、酵母エキス、香味油、植物油脂、香味調味料)、かやく(豚・鶏味付肉、豆腐、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、カラメル色素、トレハロース、リン酸塩(Na)、かんすい、炭酸カルシウム、香料、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、豆腐用凝固剤、酸味料、カロチノイド色素、卵殻カルシウム、酸化防止剤(ビタミンE)、甘味料(スクラロース)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (64g) 当たり]
熱量 247kcal
めん・かやく: 237kcal
スープ: 10kcalたんぱく質 6.8g 脂質 5.8g 炭水化物 42.0g 食塩相当量 5.1g
めん・かやく: 1.8g
スープ: 3.3gビタミンB1 0.19mg ビタミンB2 0.24mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“辣油香り立つひとさじ”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、ラー油メインのサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- 豚・鶏味付肉
- 豆腐
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、特許出願中だという…独自製法によるやや細めのノンフライ仕様となっていて、細いながらももっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、47gの麺量ということもあって、ちょっと小腹を満たしたい時にちょうど良いボリューム感です!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:290ml)
そして出来上がりがこちら!
さらに先ほどの調味料を加えて、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープが全体に馴染むと…意外にもサラッとしているんですが、豚や味噌をベースにした麻婆豆腐麺らしくコクがあり、本格中華風ならではの痺れる辛さがクセになる臨場感溢れる仕上がりとなっているようです!
「中華三昧 四川飯店 麻婆豆腐麺」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…麻婆豆腐ほどの“とろみ”はありませんが、キリッとした口当たりが本格香辛料によって引き立てられ、そもそも麻婆豆腐というよりも豚と味噌をベースに各種香辛料をしっかりと利かせた本格中華料理といった印象です!
そのため、思ったより複雑・繊細なスープに仕上がり、ほどよいコクや濃厚感、ピリッとした痺れる辛さなんかも感じられ、四川料理の名店らしく香り高く最後まで飽きることもありません!
というか…この“中華三昧”シリーズは安定感ありますね!本格的な中華調味料や香辛料をうまく活かし、豚や味噌などを合わせたことでカップ麺ながらも侮れない味わいでしたので、スーパーなどで割安で取り扱いされていれば多少買い溜めしておいても良いでしょう!
麺について
麺は、独自製法による丸刃の中細ノンフライ仕様で、細いながらももっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備え、密度感の高い仕上がりによって若干少な目ながらも物足りなさといった感じはありません!
そんな麺には、豚と味噌をベースに本格香辛料を利かせた香り高い麻辣スープがよく絡み、麻婆豆腐らしいコクや後引く辛みなどが口いっぱいに広がっていき、華やかに香る花椒の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小ぶりな豚・鶏味付肉が入っていて、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、最初のうちはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど本格感のある中細麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、麻婆豆腐には欠かせない豆腐は、食感滑らか・プリッとした仕上がりで、本格感のあるスープとも相性良くマッチしているようです!
他にもほどよいサイズにカットされた“ねぎ”がさり気なく使用されていて、部位の異なる仕様によって食感の良さも悪くはないんですが、薬味というより…ちょっとした彩りとしてのアクセントがプラスされています!
スープについて
スープは、麻婆豆腐麺とは言え基本的に豚と味噌をベースに本格香辛料を利かせた麻辣味となっていて、刺激的なアクセントとは別に物足りなさを感じさせない旨味があり、この後引く旨味・辛みによって最後まで飽きることのない味わいが楽しめることと思われます!
また、食べ進めていくに連れて具材に使用された“豚・鶏味付肉”からも良い旨味が滲み出していき、名店“四川飯店”監修による複雑で繊細、素材の旨味を存分に活かしたコク深く風味豊かな仕上がりでしたので、恐らく“白飯”との相性も抜群でしょう!
まとめ
今回「中華三昧 四川飯店 麻婆豆腐麺」を食べてみて、四川料理の名店“四川飯店”監修によって麻婆豆腐麺をカップ麺に再現した一杯には…豚と味噌をベースに痺れる辛さを利かせ、具材にも相性抜群な豆腐や挽肉、“ねぎ”などを使用したことによって本格的な味わいが堪能できる手の込んだ一杯となっていました!
やはり“四川飯店”といった老舗人気有名店が監修しただけあって安定感もあり王道を行く仕上がりではありますが、クオリティそのものが高いですね!中華調味料や香辛料をうまく活かした深みのある旨味、そして花椒の痺れる辛さなど…どれをとってもちょうど良く、本格派も納得の美味しさがレギュラーサイズで楽しめるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!