「利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん」を食べてみました。(2024年8月27日発売・東洋水産/ローソン限定)
この商品は、道北の稚内(わっかない)からさらにフェリーで1時間半かけて辿り着く“利尻島(りしりとう)”で行列を作る名店“利尻らーめん 味楽(みらく)”の看板メニュー“焼き醤油らーめん”をカップ麺に再現したもので、豚と鶏をベースに野菜の旨味や利尻昆布の出汁を合わせ、焦がし風味の醤油スープに仕上げた一杯、“利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん”となっております。(値段:税別258円)
ご覧の通りパッケージには…“利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん”といった商品名が大きく掲載され、ご存知ない方も多いかも知れませんが、ここ“味楽”はそもそも北海道最北の稚内からフェリーで利尻島へ渡り、やっと食べられるかと思いきや…なんと営業時間は11:30~14:00までの2時間半しかないという…実際食べに行くにはかなりハードルの高い看板メニューを再現した一杯は非常に気になるところ!
一方こちらには実際“利尻島”がどこにあるのか?北海道のマップが掲載されており、見た通り最北からフェリーで渡り、さらに短い営業時間に間に合うようにしなければいけないため、誰も食べに来ないのでは?と思われるかもしれませんが…本店以外にも実は“新横浜ラーメン博物館”にも出店しているため、そちらで認知されている方も多いかもしれません!
また、こちらには…“利尻昆布の旨味を利かせたコク深く香ばしい醤油味スープ!”と記載され、その背景には昆布の旨味をしっかりと利かせ、動物系の旨味とともにコクのあるWスープに仕立て上げ、焼いた醤油の香ばしさをバランス良く合わせた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・メンマ・キクラゲ・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は角刃の太いフライ仕様で、もっちりとした弾力としっかりとしたコシを兼ね備え、ほどよい“ちぢれ”を付けたことによってスープとの絡みも非常に良く、それによって利尻昆布を使用した深みのある優しい旨味が焦がし醤油や動物系の旨味とバランス良く合わさった風味豊かなスープとともに最後までじっくりと楽しめるというわけです!
利尻昆布の旨味がしっかりと利いたことによって安定感のある優しい美味しさが印象的で、そこに焦がし醤油や動物系など実に様々な材料をバランス良く合わせ、毎日食べても飽きないような…あっさりとしていながらも物足りなさを感じさせない奥行きのある風味豊かな仕上がりとなっていました!
利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん
今回ご紹介するカップ麺は、利尻島の沓形(くつがた)に本店を置く人気行列店“らーめん 味楽”の看板メニューを再現したもので、利尻昆布の旨味を利かせたことで風味豊かな優しい味が焦がし醤油の香ばしさや動物系・野菜の旨味によって引き出され、あっさりとしたテイストながらも味わい深い美味しさが臨場感高く楽しめる一杯、“利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ちなみにここ“らーめん 味楽”の創業は2007年6月、当時公務員だったという“江刺家 美次(えさしか みつぎ)”氏が早期退職し、なんと未経験だった飲食業に挑戦!その後いくつもの試行錯誤の末、奥さんの故郷だという利尻島にオープンしたのがはじまり。そしてそのうち“ミシュランガイド北海道2012 特別版”のビブグルマンを獲得したことで一気に知名度が広がり、さらに2017年の3月には“新横浜ラーメン博物館”にも出店しています!
それでは、今回の“利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん”がどれほど昆布の旨味を丁寧かつ風味豊かに表現しているのか?動物系や野菜の旨味、そして食欲そそる焦がし醤油との兼ね合いはもちろん、なんと言っても角刃の太いフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り417kcal(めん・かやく329kcal / スープ88kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは、縦型ビッグサイズで動物系の旨味を利かせている割に低めな数値のようですが、一方の塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり99g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと88kcalと思ったより高い数値を占めていることから、昆布の旨味を引き立てるWスープは、あっさりとしていながらも素材の旨味をしっかりと活かしたコク深く風味豊かな仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や植物油をはじめ…
- ラード
- 食塩
- チキンエキス
- 粉末野菜
- ポークエキス
- 香辛料
- こんぶエキス
- しいたけエキス
- 香味油脂
といった、利尻昆布を贅沢に使用し、動物系や野菜の旨味をバランス良く利かせ、食欲そそる焦がし醤油を合わせた風味豊かな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:株式会社酒悦 房総工場(千葉県)
JANコード | 4901990378680 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、卵白)、添付調味料(しょうゆ、砂糖、植物油、ラード、食塩、チキンエキス、粉末野菜、ポークエキス、香辛料、こんぶエキス、しいたけエキス、香味油脂、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(味付豚肉、メンマ、きくらげ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、レシチン、クチナシ色素、酒精、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (99g) 当たり]
熱量 | 417kcal |
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たんぱく質 | 10.0g |
脂質 | 16.3g |
炭水化物 | 57.5g |
食塩相当量 (めん・かやく/スープ) | 6.8g (2.0g/4.8g) |
ビタミンB1 | 0.42mg |
ビタミンB2 | 0.38mg |
カルシウム | 168mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタには“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。
そしてこちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみた感じだと…昆布の旨味エキスをしっかりと含んだ醤油のようなサラッとした状態となっていたため、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- 味付豚肉
- メンマ
- キクラゲ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は角刃の太いフライ仕様で、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、スープとの馴染みも非常に良い“ちぢれ”を付け、麺量も70gと申し分ありません!
調理してみた
では、熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ“特製スープ”を加える前の状態ではありますが、上質な昆布の旨味をベースに動物系や野菜の旨味、そして焦がし風味が食欲そそる醤油ダレなどをバランス良く合わせたコク深い一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“特製スープ”を加えていきます!
すると…昆布の旨味を含む醤油ダレのようなスープが出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、利尻昆布に関しては単純に磯の風味というわけではなく深みのある旨味として溶け込んでいるようです!
では、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープが全体に馴染むと…利尻昆布の旨味をしっかりと利かせた醤油スープはサラッとしている割に動物系の旨味がコクを引き立て、ほんのり香り焦がし醤油の風味が食欲を掻き立て、最後まで飽きの来ないクセになるテイストといった印象です!
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…特に昆布の旨味だけが際立っているわけではなく、動物系・野菜の旨味と“かえし(醤油ダレ)”などがバランス良く融合したことによってコクもあってキレもある…そんなメリハリのある味わいが印象的で、焦がし醤油もさり気ない程度ということもあって安定感のある仕上がりとなっています!
ただ、個人的にはもっと昆布の出汁感や磯の風味が際立っているのかと思いましたが、今回のカップ麺には焦がし醤油の風味など細かい部分に拘ったことで繊細な旨味とあっさりとした中にも深みのある美味しさが相性良く馴染んでいるようで、幅広い層に好まれそうな一杯と言えるでしょう!
また、具材に使用されている味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、焦がし醤油や利尻昆布の上質な旨味・風味などが動物系・野菜の旨味とバランス良く融合した深みのある美味しさがたまらなく、ついついスープが止まらなくなってしまいます!
麺について
麺は角刃の太いフライ仕様で、ほどよい弾力とコシを併せ持ち、何と言ってもほんのり“ちぢれ”を付けたことでスープとの絡みも非常に良く、すすった際に感じられる昆布の風味なんかも楽しむことができ、ボリューム感に関しても申し分ありません!
そんな麺には、豚と鶏や野菜の旨味に利尻昆布の出汁を合わせた醤油スープがよく絡み、動物系によるコクや醤油の旨味などが口いっぱいに広がっていき、昆布ならではの風味や焦がし醤油の芳醇な香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小さめにカットされた味付豚肉が入っていて、しっかりとした肉質を感じさせ、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた豚肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマはほどよいサイズでコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん、素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
そしてこちらのキクラゲは、プルンとした表面でありながらもコリコリとした食感が印象的で、こちらもまた上記のメンマと同じくちょっとしたアクセントが加わっています!
他にも細かくカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキ感こそ期待できませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の焦がし醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味すっきりと感じさせる相性の良い具材となっています!
スープについて
スープは、動物系・野菜をベースに利尻昆布の旨味や焦がし風味の醤油などをバランス良く合わせたことで、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせないコクがあり、キリッとしたシャープな飲み口によって最後まで飽きることなく楽しめる風味豊かな仕上がりとなっています!
そして焦がした風味の醤油とのことでしたが、実際にはほんのり香る程度で苦味を伴うほどのものではなく、むしろ品良く馴染んでいましたから、万人受けすることに間違いありません!…というか思ったほど何かに突出しているわけでもなくシンプルながらも美味しいです!
また、食べ進めていくに連れて昆布の旨味が全体に馴染んでいき、味付豚肉からも良い旨味が滲み出すことによって深みが際立ち、スープ全体のバランスも抜群です!ただ強いて言えば…割と落ち着いた雰囲気の味わいなので、もう少し“味楽”の特徴を全面に出しても良かったかな?という気は否めません!
まとめ
今回「利尻らーめん味楽監修 焼き醤油味らーめん」を食べてみて、なかなか食べに行けない利尻島の人気行列店“らーめん 味楽”の看板メニュー“焼き醤油らーめん”の味わいをカップ麺に再現した一杯には…利尻昆布を動物系・野菜の旨味とバランス良く合わせたWスープ仕様によって安定感があり、焦がし風味の醤油と絶妙にマッチし、まさに昆布の旨味を上品に活かした香り高い一杯となっていました!
やはり僻地にも関わらず行列ができる名店らしく、看板メニューをカップ麺に再現した一杯は満足度高く楽しめますね!そして何より昆布本来の美味しさが焦がし風味の醤油とともに相性良く馴染む優しい味でしたので、思いのほか好評の一杯と言えるのではないでしょうか?
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