「中華そば処 琴平荘(こんぴらそう)中華そば」を食べてみました。(2024年9月24日発売・東洋水産/ファミリーマート限定)
この商品は、山形県鶴岡市の名店“琴平荘(こんぴらそう)”の看板メニュー“中華そば”をカップ麺に再現したもので、チキンをベースに“焼あご”など様々な魚介の旨味を利かせた深みのある醤油スープに仕上げた本格的な一杯、“中華そば処 琴平荘 中華そば”となっております。(値段:税別297円)
山形の有名店「琴平荘」監修の中華そばのカップ麺です。チキンエキスをベースに、焼あご・かつお・ほたて・さばなどの魚介の旨みを加えたあっさりとした魚介醤油風味のスープです。
引用元:中華そば処 琴平荘 中華そば|商品情報|ファミリーマート
ご覧の通り、パッケージには“琴平荘”の実店舗写真とともに“スープがさらにおいしく!”と記載され、背景全面には透明度の高い淡麗系の醤油スープに食感滑かな中太ノンフライ麺が相性良くマッチした仕上がりイメージ写真なんかも確認でき、これを見る限り具材には…焼豚・メンマ・海苔・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として、麺は東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”による本格的な仕様で、チキンをベースに焼あご・鰹・帆立・鯖などの魚介出汁をしっかり利かせた複雑で繊細な醤油スープが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
キリッとした醤油の口当たりにチキンがコクや深みをプラスし、“焼あご”をはじめとする様々な魚介の旨味がバランス良く溶け込んだことによって名店“琴平荘”の看板メニュー“中華そば”ならではの味わいを臨場感高く再現、そこに生麺さながらの中太ちぢれ麺が食欲を満たす本格的な仕上がりとなっていました!
「中華そば処 琴平荘 中華そば」とは?
今回ご紹介するカップ麺は、冬季限定かつ山形の僻地にて楽しめる希少価値の高い超人気店“琴平荘”の看板メニュー“中華そば”を再現したもので、あっさりめに仕上がった淡麗系の醤油スープにはチキンをベースに様々な魚介の旨味を凝縮した出汁染みる芳醇な一杯、“中華そば処 琴平荘 中華そば”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ご覧の通りこちらには“山形県鶴岡市の名店”、“期間限定営業 営業期間10月1日〜5月31日”と記載されているように毎年期間限定でオープンし、そもそも山形県の僻地にも関わらず大行列を作る名店ということもあってカップ麺ながらも本格感のある味わいがじっくりと楽しめそうです!
ちなみに“琴平荘”の創業は2002年(平成14年)で、元々は旅館を運営していたものの…冬季の閑散期に提供していたラーメンが数年で一気に全国から注目されることとなり、今では店主である“掛神 淳(かけがみ あつし)”氏によってメンマ・麺・チャーシューなど…海苔以外の全てを自家製で作り込んだ一杯を求めて時には100人以上の大行列も珍しくないという山形屈指の名店のようです!(“琴平荘”の暖簾分けもあるとのこと。)
※靴を脱いで大広間でラーメンをいただくという点も旅館ならでは。
また、元々旅館だったとは言え…今や「宅麺.com」の“お取り寄せラーメンオブザイヤー”でなんと2013年・2014年と2年連続して連続総合大賞を受賞し、2015年にはラーメン部門で大賞を授賞しているほど人気・実力を兼ね備えた人気ラーメン店であり、その後も毎年“醤油部門”や“塩部門”などで受賞しています!
それでは、今回の“中華そば処 琴平荘 中華そば”がどれほどチキンをベースに“焼あご”など魚介の旨味を合わせた染み渡る淡麗系の醤油スープに仕上がっているのか?具材に使用された焼豚や海苔との兼ね合いはもちろん、なんと言っても“生麺ゆでてうまいまま製法”による食感滑らかな中太ちぢれ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り390kcal(めん・かやく314kcal / スープ76kcal)となっております。(塩分は7.1g)
カロリーはチキンをベースに魚介の旨味を利かせたあっさりとした仕上がりということもあってやや低めな数値のようですが、一方の塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食127g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると、スープだけだと76kcalとそこまで低いわけではなく、思ったよりチキンがしっかりとコクを下支えし、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせない厚みのある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やチキンエキスをはじめ…
- ポークエキス
- 鶏脂
- 植物油
- 魚介エキス
- 食塩
- 香辛料
といった、チキンをベースに焼あご・鰹・帆立・鯖など様々な魚介の旨味をバランス良く合わせ、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香辛料で味を調え、シンプルながらも複雑で繊細な味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)
JANコード | 4901990378666 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、鶏脂、植物油、たん白加水分解物、魚介エキス、食塩、砂糖、酵母エキス、香辛料)、かやく(焼豚、メンマ、のり、ねぎ)/酒精、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、香辛料抽出物、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (127g) 当たり]
熱量 | 390kcal |
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たんぱく質 | 14.7g |
脂質 | 7.6g |
炭水化物 | 67.5g 糖質:64.1g 食物繊維:3.4g |
食塩相当量 (めん・かやく/スープ) | 7.1g めん・かやく:2.9g スープ:4.2g |
ビタミンB1 | 0.31mg |
ビタミンB2 | 0.41mg |
カルシウム | 232mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、液体スープ、焼のり、特製油といった4つの調味料などが入っています。
そしてこちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、特に液体スープに関しては醤油ベースのサラッとした状態でしたので、調理中は特製油と一緒にフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、麺はご覧の通りやや幅広の中太といったところでしょうか?東洋水産のお馴染み“生麺ゆでてうまいまま製法”によって名店“琴平荘”で提供している手揉み風の中太ちぢれ麺を再現しているようです!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- 焼豚
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:460ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ別添されている液体スープや特製油などを加える前の状態ではありますが、チキンをベースに“焼あご”をはじめ様々な魚介の旨味を利かせ、キリッとした醤油や香辛料を合わせたメリハリの付いた品のある一杯…といった印象の出来上がりです!
では、ここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
すると…サラッとしたスープの中に様々な魚介エキスが凝縮されているようで、魚介出汁特有の食欲そそる風味が一気に広がり、同時に醤油ならではの芳醇な香りも引き立っていきます!
続いて特製油も加えていきます!
こちらは調理感を際立たせる脂・油分となっているようで、特にクセのある風味などは感じられません!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして全体が馴染んだら最後に海苔を添えて完成となります!
すると…やはりあっさりとした“中華そば”らしく透明度の高い淡麗系の醤油スープが印象的で、見るからにシンプルな“中華そば”ではありますが、チキンの旨味・魚介の出汁がしっかりと溶け込んだことで物足りなさといった感じは一切なく、最後まで飽きの来ない染み渡る味わいに期待できそうです!
※実店舗の“中華そば”は、“あっさり・こってり”のどちらか選べます。
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…しっとりと優しい味わいでありながらも、“焼あご”など複数の魚介出汁によってじんわりと染み渡る旨味が印象的で、キリリとした醤油感や香辛料が後味の良さをプラス、そこにチキンの脂・油分がコクを引き立てたことによって安定感のある美味しさが再現されています!
そして、この魚介の旨味は全くクセ・雑味がなく上品で、チキンがちょうど良い喉越しの良さを引き立て、あっさりながらも物足りなさといった感じは一切なく、これまで何度も商品化されているにも関わらずさらにスープが美味しくなったというのも納得です!
ただ、あっさり系の“中華そば”を再現しているため、特に派手さはありませんが、山形県の僻地に行列を作る超人気店というだけあって万人受けすること間違いないフレーバーであり、個人的には“こってり”を再現したカップ麺にも期待したいところ!
麺について
麺は、ご覧の通り東洋水産の独自製法によるもっちりとした弾力や滑らかな食感が印象的な生麺さながらの中太ちぢれ仕様で、すすり心地なんかも非常に良く、密度感の高いずしっとした重みによって食べ応えも抜群です!
そんな麺には、チキンをベースに“焼あご”をはじめ様々な魚介の旨味を丁寧に利かせた醤油スープがよく絡み、じんわりと染み渡るかのような魚介出汁の旨味が口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る魚介出汁の風味や醤油の芳醇な香りが後味良く抜けていきます!
また、海苔をスープに浸して麺に巻いてみると、海苔ならではの磯の風味が加わり、これはこれでまた魚介の美味しさ引き立つ相性の良い味が楽しめることと思われます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの焼豚が入っていて、カップ麺ならではの薄めにカットされたチープな印象は否めないものの、若干甘めに味付けされているようで、じっくりと味わってみると…ほどよい肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、最初のうちはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど本格感のある中太ちぢれ麺と絡めていただくと良いでしょう!
また、こちらのメンマは若干小さめではありますが、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にも大きめにカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキとした食感があり、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、チキンをベースに拘りの魚介出汁を数種類合わせ、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香辛料で味を調えた非常にシンプルな味わいでありながらもじんわりと染み渡る安定感のあるテイストとなっており、醤油のキレがチキンによってほんのり優しく丸みを帯びて感じられます!
そのため、魚介出汁をメインにしたあっさり系の醤油スープであり、カップ麺だとちょっと再現が難しいのかもしれませんが、“焼あご”をはじめ様々な魚介の旨味を活かしたことで品のある味わいに際立ち、名店“琴平荘”らしい何らかのクセがあるわけではないものの…可もなく不可もなくといったところでしょうか?
また、スープ表面には…うっすらとチキンの脂・油分が広がり、こちらは特に脂っこいわけではなくすっきりとした醤油スープにちょうど良いコクをプラスしたことによって単調に感じさせることもありませんし、そもそもスープだけでも76kcalありますから薄味というわけでもなく最後まで飽きの来ない本格的な味わいがじっくりと楽しめることでしょう!
まとめ
今回「中華そば処 琴平荘 中華そば」を食べてみて、山形県の僻地に行列を作るという名店“琴平荘”の看板メニュー“中華そば”をカップ麺に再現した一杯には…チキンをベースに“焼あご”など数種類もの魚介の旨味を利かせ、キリッとした醤油や香辛料で味を調えた上品かつメリハリの付いた深みのある醤油スープに仕上がり、そこに東洋水産お馴染みの独自製法による生麺さながらの中太ちぢれ麺が絶妙にマッチしたシンプルながらも上質な味わいとなっていました!
やはり“琴平荘”の看板メニューは素材の旨味を存分に活かしていて安定感がありますね!特別何らかのクセなどはありませんが、万人受けするかのような醤油スープは申し分なく、そこに各種具材や本格感のあるノンフライ麺を合わせたことによって満足度高く楽しめるのではないでしょうか?
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