「支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺」を食べてみました。(2024年4月2日発売・明星食品/ファミリーマート限定)
この商品は、“ラーメンの鬼”と呼ばれた“佐野 実(さの みのる)”氏が創業した人気店“支那そばや”の看板メニュー“醤油らぁ麺”の味わいをカップ麺に再現したもので、鶏をベースに昆布や鰹節、さらに豚の旨味をバランス良く合わせたことによって淡麗醤油ながらもコク深くまろやかな味わいが際立つ風味豊かな一杯、“支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺”となっております!(値段:税別258円)
ご覧の通り、パッケージには“支那そばや”の店舗ロゴや“ラーメンの鬼”こと“佐野 実”氏のシルエット、さらに拘りの素材を丁寧に組み合わせたことで淡麗系の澄んだ醤油スープながらもコク深くまろやかな味わいに仕上がったイメージ写真などが掲載され、今もなお受け継がれている“佐野”氏拘りの一杯が再現されているようです!
また、こちらには“芳醇鶏油醤油らぁ麺”、“鶏油の旨み感じるコク深いスープ”といった今回の商品名や特徴が記載されているように、数多くの有名ラーメン店に多大な影響を与えた淡麗ラーメンのレジェンド店“支那そばや”らしく鶏・豚・魚介の旨味を繊細でありながらもコク深い味わいといったキレのある後味すっきりとした淡麗スープに期待したいところ!
一方こちらには、まさに淡麗系ならではの澄んだ醤油スープに鶏・豚・魚介の旨味をバランス良く合わせ、シンプルながらも最後まで飽きの来ない味わい深い美味しさが凝縮された仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…チャーシュー・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺はカップ麺ながらも自家製麺に拘る“支那そばや”には欠かせないという“ジェファー液(クロレラエキス)”を使用し、滑らかさとしなやかさを再現、さらに適度な硬さに仕上げた本格感のあるノンフライ仕様の細麺が採用されており、鶏をベースに魚介出汁や豚の旨味をバランス良く合わせたコク深くも後味すっきりとした何度食べても飽きの来ない繊細かつ深みのある“支那そばや”ならではの味わいがたっぷりと楽しめるというわけです!
鶏をベースに昆布や鰹節など魚介出汁、さらに豚の旨味を淡麗系の醤油スープと合わせたことによって、あっさりとした中にも臭みのない動物系によるコクがあり、魚介出汁も加わったことでじんわりと染み渡るかのような繊細な味わいが再現され、まさに様々な素材の旨味を存分に活かしたことで深みのあるテイストに仕上がり、シンプルながらも何度でも食べたくなるような…最後まで全く飽きの来ない安定感のある一杯となっていました!
支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺
今回ご紹介するカップ麺は、名店“支那そばや”の看板メニュー“醤油らぁ麺”の味わいを同店初監修によって再現したもので、鶏をベースに昆布や鰹節、さらに豚の旨味をバランス良く利かせたことによって…淡麗スープらしくあっさりとしていながらもコク深い味わいに仕上がり、麺には“支那そばや”には欠かせないという“ジェファー液(クロレラエキス)”を使用したことによって滑らかな食感と適度な硬さを実現した臨場感の高い一杯、“支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ご覧の通り、フタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…“想”という文字を背景に“しなやかさとつるみのある細麺に鶏の香り深まる芳醇オイルで仕上げるコク深い醤油スープ。佐野実の思いを紡いだ淡麗でありながらコク深い味わいをご賞味ください。”と記載され、素材に拘る“佐野”氏ならではの味わいが臨場感高く再現されていることが伝わってきます!
ちなみにここ“支那そばや”の創業は1986年8月、洋食出身の店主“佐野 実”氏が神奈川県の藤沢市鵠沼海岸7丁目に“支那そばや”をオープンさせたのがはじまり。その後1988頃から軌道に乗りはじめ、2000年には新横浜ラーメン博物館店に出店し、藤沢市の“支那そばや”をお弟子さんに任せていたものの…その方が辞めてしまい、後継者がいないことを理由に2004年には閉店しています。
そして2008年11月に自身の出身地である横浜市戸塚区に移転した“支那そばや 戸塚店(本店)”がオープン、2019年12月1日には“ラーメン博物館”を卒業したことで実質本店のみの営業となっていますが、暖簾分けやお弟子さんが営むラーメン店は数多く存在します。
また、経営母体は妻の“佐野 しおり”氏が代表取締役を務める“サノフード(1997年設立)”が取り仕切り、現在は娘さんである“佐野 史華(さの ふみか)”氏やお弟子さん達によって“佐野 実”氏の味を受け継いでいるようですね!(他にもラーメンにまつわる拘りの各種素材などを取り寄せできるショッピングサイトを経営する“株式会社エヌアールフード”にも携わっています。)
一方、惜しくも2014年4月に他界した創業者“佐野 実”氏とは…某テレビ番組の人気コーナーの印象が強いせいか、厳しい・怖いといったイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、実際には非常に優しい方だったようで、“ラーメンの鬼”とはまさにラーメンに対しての“鬼”であって…並外れた素材への拘りや妥協を許さない信念の現れだったのかもしれません!(最後の弟子と言われる“HEY!たくちゃん”がラーメンの大会で優勝した一報を受けた際、一人でこっそり泣いていたのは有名な話。)
他にもこちらには“支那そばや”に関する簡単な説明書きや実店舗写真(横浜市戸塚区の本店)が掲載されており、これによると…“横浜市戸塚区に本店を構える支那そばや本店。お店で提供される醤油らぁ麺は全国各地から厳選した素材をまとめ上げた一杯。素材にもこだわり続ける姿勢が人気ラーメン店主からもリスペクトされるラーメン界のレジェンド店。”とのことで、何度食べても飽きの来ない安定感・メリハリのある繊細な味わいはぜひ実店舗でも味わってみたいものです…
それでは、今回の“支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺”がどれほど鶏の旨味を丁寧に利かせた淡麗系の醤油スープに仕上がっているのか?昆布や鰹節などの魚介出汁や豚の旨味との兼ね合いはもちろん、なんと言っても“ジェファー液(クロレラエキス)”を使用したことによって滑らかな食感と適度な硬さを再現したというコシの強いノンフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリー・原材料について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り369kcal(めん・かやく305kcal / スープ64kcal)となっております。(塩分は6.1g)
カロリーは、様々な旨味を凝縮したコクのあるテイストながらも…あっさりとした淡麗系のスープやノンフライ仕様ということもあって縦型ビッグサイズにも関わらず低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮すると平均的な数値となっています。
ちなみに1食当たり93g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと64kcalとやはりそこまで高い数値ではないことから、素材の旨味をうまく活かしたことによって物足りなさを感じさせない淡麗系の醤油スープを再現しているようで、あっさりとした中にもコクのある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やチキンエキスをはじめ…
- 油脂加工品
- 香味調味料
- 豚脂
- ポークエキス
- チキンオイル
- チキン調味料
- 香味油
- 食塩
- 昆布粉末
- ローストオニオン粉末
- 香辛料
- かつおぶし粉末
- ホタテエキス
といった、鶏をベースに昆布や鰹節などの魚介出汁、さらに豚の旨味までも使用したことによってあっさりとした淡麗スープながらもコクがあり、魚介出汁もバランス良く旨味を引き立てたことで繊細なテイストを臨場感高く再現し、キレの良い飲み口と物足りなさを感じさせない奥行きのある味わいを想像させる材料が並びます!
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
また、麺の項目を見てみると、“クロレラエキス”といった材料が使用されていることがしっかりと確認でき、これによって実店舗さながらの硬いコシや滑らかな食感が再現されているようで、スープとの馴染み具合なんかも気になるところ!
JANコード | 4902881487078 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、でん粉、しょうゆ、酵母粉末、クロレラエキス)、スープ(しょうゆ、チキンエキス、たん白加水分解物、デキストリン、油脂加工品、香味調味料、豚脂、ポークエキス、チキンオイル、糖類、チキン調味料、香味油、食塩、昆布粉末、酵母エキス、ローストオニオン粉末、香辛料、かつおぶし粉末、ホタテエキス)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、かんすい、炭酸カルシウム、増粘多糖類、香料、カラメル色素、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、卵殻カルシウム、酸味料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (93g) 当たり]
熱量 | 369kcal |
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たんぱく質 | 10.4g |
脂質 | 9.9g |
炭水化物 | 60.8g 糖質:58.4g 食物繊維:2.4g |
食塩相当量 | 6.1g めん・かやく: 2.4g スープ: 3.7g |
ビタミンB1 | 2.43mg |
ビタミンB2 | 0.37mg |
カルシウム | 183mg |
開封してみた
フタを開けてみると、粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“鶏の香り深まる芳醇オイル”と記載された調味料が別添されています!
そしてこちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、オイルというだけあって非常にサラッとした状態のようでしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- チャーシュー
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、ご覧の通り丸刃の細いノンフライ仕様となっていて、カップ麺としては大変珍しい“ジェファー液(クロレラエキス)”を使用したことによって滑らかな食感と適度な硬さを再現し、旨味溢れる淡麗系の醤油スープに負けじと実店舗さながらの食感にも拘っているようです!
調理してみた
では、熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:400ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力やコシが加わり、まだ別添されている“芳醇オイル”を加える前の状態ではありますが、淡麗系のあっさりとした醤油スープに鶏・豚・魚介それぞれの旨味がバランス良く融合された深みのある味わいが最後まで飽きることなく楽しめる上品な一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“芳醇オイル”を加えていきます!
すると…鶏油でしょうか?若干黄色みがかった透明なオイルが少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!(風味には特にクセなどありません。)
では、よーくかき混ぜてみます!
そしてスープが全体に馴染むと…淡麗系らしく非常にサラッとした仕上がりで、透明度はそこまで高くはありませんが、表面に浮かぶ上質な脂がキレの良い醤油スープにちょうど良いコクや深みを際立たせているようにも感じられ、風味としては醤油感の強い芳醇な香りといったところでしょうか?調理感のある仕上がりがまた食欲そそります!
また、豊富に使用されたチャーシューからも良い旨味が滲み出しているようにも感じられ、すっきりとした醤油特有のキレと、物足りなさを感じさせない豚によるコクが相乗効果によって引き立ち、割とシンプルな仕上がりではありますが、原材料にも記載されていた通り鶏・豚・魚介といった様々な材料が互いの旨味を際立たせ、何かに突出することなく安定感のある味わいがたっぷりと楽しめることと思われます!
食べてみた感想
一口食べてみると…あっさりとしたテイストにも感じられますが、そのすぐ後からは動物系の旨味によってコク深い味わいが広がっていき、さらに魚介出汁に関してはさすが名店らしく決して突出することなく隠し味かのようにスープ全体を引き立てているようで、やはりシンプルながらも醤油感の強いキレやコク深い味わいがバランス良く融合され、原材料にも記載されていた通り香辛料がメリハリを付け、まろやかさもあって決して物足りなさを感じさせない安定感のある仕上がりとなっています!
また、鶏をベースに豚の旨味が後押ししているせいか…コク深くまろやかなテイストで、化調風味が強く出ないように拘ったとのことでキリッとした塩気もありますが、どこか優しい味わいにも感じられ、カップ麺ながらも臨場感の高い美味しさが再現されているようです!ちなみに実店舗では鶏ガラとして名古屋コーチンを使用しているとのことで、そんな拘りの味わいが同店監修によって気軽に楽しむことができることでしょう!
麺について
麺は、ご覧のように“支那そばや”で提供されている自家製麺をイメージした“ジェファー液(クロレラエキス)”を使用したことによって滑らかな食感と適度な硬さを実現し、ノンフライ麺ならではの弾力や強いコシが実店舗さながらの仕上がりとして存分に楽しむことができます!しかもほどよく“ちぢれ”を付けたことによってスープとの絡みも申し分ありません!
そんな麺には…鶏をベースに昆布や鰹節、さらに豚の旨味をバランス良く合わせた淡麗系の醤油スープがよく絡み、コク深くもキリッとしたシャープな飲み口による拘りの味わいが口いっぱいに広がっていき、シンプルながらも幾重にも旨味が凝縮された芳醇な風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、やや小さめにカットされてはいるものの、じっくりと味わってみると…しっかりと味付けが施された肉の旨味がじゅわっと滲み出す意外と美味しい仕上がりとなっていたため、まずはしっかりとスープと馴染ませながら食べ進めていき、後ほど食感滑らかな細麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは数・サイズともに申し分なく、メンマ特有の味付けやコリコリとした食感はもちろん、素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の醤油スープとの相性抜群な具材としてちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、大きめにカットされたことによってシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味となったことで今回の鶏・豚・魚介をうまく合わせた醤油スープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、鶏をベースに昆布や鰹節など魚介出汁、さらに豚の旨味をバランス良く合わせたことでキリッとした醤油スープにコク深くまろやかなテイストが際立ち、特別何かに突出することなく素材の旨味を活かした味わいで、何度食べても飽きの来ない美味しさが臨場感高く再現されているようです!
ご覧の通り今回の淡麗系・醤油スープは、非常にサラッとしているんですが、どれかひとつの素材が際立っているわけではなく、全てが互いの旨味を引き立てるかのようなコク深いスープに仕上がっているため、まさに万人受けする一杯とも言え、物足りなさを感じさせない旨味と芳醇な風味が香るテイストは王道とも言える“中華そば”が好みの方だとかなりハマるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
また、食べ進めていくに連れて具材に使用されているチャーシューからも良い旨味が滲み出していき、スープのコクが喉越し良く際立ち、強いて言えば特にクセのない(特徴のない)フレーバーとなってしまうわけですが…実際には鶏・豚・魚介それぞれの旨味が絶妙なバランスとして醤油スープに溶け込み、シンプルながらも味わい深いテイストでしたから、幅広い層に好まれる一杯に間違いありません!
まとめ
今回「支那そばや監修 芳醇鶏油醤油らぁ麺」を食べてみて、名店“支那そばや”の看板メニュー“醤油らぁ麺”をカップ麺に再現した一杯には…臭みのない動物系の旨味に魚介出汁がバランス良く馴染み、あっさりとしていながらもコクがあり、ほどよくまろやかなテイストがクセになる…最後まで飽きの来ない醤油スープに仕立て上げ、麺にまで拘ったことでカップ麺ながらも味わい深い一杯となっていました!
本来こういったシンプルなテイストで旨味を際立たせることは難しいんですが、今回のフレーバーに関してはキレ・コクのあるバランスの良い淡麗系の醤油スープに仕上がり、まさに“ラーメンの鬼”と呼ばれた“佐野 実”氏ならではの拘りの味わいがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
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