「星龍軒 函館塩ラーメン」を食べてみました。(2019年6月6日発売・明星食品×セブンイレブン限定)
この商品は、2018年4月28日で惜しまれつつも閉店となってしまった函館の老舗中華料理店“星龍軒(せいりゅうけん)”の味わい“塩らーめん”を再現したもので、塩ラーメンならではの澄んだ清油スープに豚ガラや野菜などの旨味を利かせたあっさりとした中にも深みのある“星龍軒”ならではの味わいを何度も繰り返した試行錯誤によってカップ麺で復活した一杯“星龍軒 函館塩ラーメン”となっております。(税抜き216円)
ご覧の通りパッケージには“星龍軒”の暖簾が印象的で、函館と言えばやはり“塩ラーメン”ということで、今回の商品名である“函館塩ラーメン”といった文字も大きく記載され、ここ“星龍軒”でも後味すっきりとした中にもコクのある旨味が染みる渡る“塩らーめん”が看板メニューとなっていたようですね!
ちなみに製造は明星食品で、今回は道内のセブンイレブン各店(全1,010店舗のうち一部を除く)での取り扱いということで、恐らく数量限定での発売となっているため…当時の“星龍軒”ファンはもちろん気になっている方はお急ぎください!!
ちなみにここ“星龍軒”の創業は1951年(昭和26年)、“ミシュランガイド北海道特別版(2012・2017)”にもビブグルマンとして掲載された経歴を持つほど人気の味わいで、良くも悪くもその掲載をきっかけに大繁盛してしまい、地元の方が入れないほどの人気店へと成長したものの…多忙を極めた店主“佐々木 由了”氏の体力的限界を理由に惜しくも閉店となってしまった函館屈指の老舗人気ラーメン店のひとつです!
ご覧の通り、パッケージには“よみがえる、地元に愛された名店の味。”と記載されているように…函館駅・朝市にもすぐ近くといった好立地ということもあって、以前は地元の常連客に愛されるラーメン店だったそうですが、ミシュランガイドに掲載されたことによって観光客が押し寄せる行列店となってしまったことが個人店としては限界だったようですね。。
また、“豚・鶏・野菜の旨味が利いた透明感ある黄金色のスープ”と記載されているように、塩ラーメンならではの透明度の高い光り輝く黄金色のスープには想像以上に旨味がコクを表現しているようですね!これはつい飲み干してしまうやつ。。
一方、開発に当たっては何度も試行錯誤を繰り返したというだけあって非常に再現度が高い仕上がりのようで、古くから“星龍軒”の味わいに親しんできた函館の方にとっては懐かしい味に感じられるのではないでしょうか?
他にも特徴として…麺には“星龍軒”をイメージした細ストレート麺が再現され、細麺ながらも滑らかな食感、そしてもちっとした弾力とコシが楽しめるノンフライ麺が使用されており、そのすすり心地の良さによって透明感溢れるコク深いスープも風味良く楽しめる最後まで飽きの来ない塩ラーメンならではの後味の良い仕上がりというわけです!
塩ラーメンならではの澄んだ黄金色のスープには、豚ガラの旨味がまろやかさを引き立て、塩スープらしいあっさりとした中には想像以上にコク深い味わいが上品に表現され、シンプルがゆえに最後まで飽きの来ない旨味が楽しめる仕上がりとなっていました!
これは特に、“星龍軒”の味わいに昔から慣れ親しんできた方はもちろん、後味すっきりとしたコク深い塩ラーメンを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
星龍軒 函館塩ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、2018年4月に惜しくも閉店となってしまった函館の老舗中華料理店“星龍軒”の人気メニュー“塩らーめん”の味わいを再現したもので、何度も試作品を繰り返し作った試行錯誤の結果、透明度の高い清湯スープにコク深い旨味が溶け込んだことによって、再現度の高い仕上がりとなった一杯“星龍軒 函館塩ラーメン”となっています。
ご覧の通り、パッケージには当時の“星龍軒”店内の様子なんかも掲載されていて、馴染み深い常連客だった方にとっては感慨深い一杯といったところではないでしょうか?
格式高いミシュランガイドにビブグルマンとして掲載されてしまったことが閉店へと追い込んだ形となってしまったわけですが…店主も60半ばで急に行列店ともなれば体力的限界も無理もありません。。ただ、味を受け継ぐ後継者がいれば…と思ってしまいますね。。
また、こういった函館の塩ラーメンで有名なお店がカップ麺として商品化した一杯と言えば…以前ご紹介した“麺や一文字監修 えび香るコク塩らーめん”や“函館麺厨房あじさい 函館塩ラーメン”などもありましたね!
このように“星龍軒”はそもそもラーメン店というわけではなかったんですが…函館でラーメンと言えば“塩ラーメン”ということで、塩味を看板メニューとした老舗店が多く存在し、惜しくも2018年4月に閉店となってしまった“星龍軒”もそのひとつで、地元函館の方はもちろん、道内の方でも函館観光では欠かせないという方も多かったのではないでしょうか?
それでは、今回の“星龍軒 函館塩ラーメン”がどれほど上品なコクが表現されているのか?透明度の高い黄金色のスープに潜む旨味とノンフライ麺ならではの細ストレート麺との相性などなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り323kcal(めん・かやく262kcal / スープ61kcal)となっております。(塩分は6.3g)
カロリーは、塩ラーメンということもあって非常に低い数値のようで、塩分の方も若干高めではありますが…平均的といったところでしょうか?
ちなみに1食当たり92g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープは61kcalとそこまで低い数値にも思えないため、塩スープらしい澄んだ黄金色の淡麗スープには思った以上に旨味が凝縮されたコクが楽しめる仕上がりに期待できそうです!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や香味油をはじめ…
- 白菜エキス
- チキンオイル
- 豚・鶏エキス
- 香味調味料
- 香辛料
- 貝エキス
- 植物油脂
といった、豚ガラや野菜の旨味を引き立てるかのように様々な具材が使用され、“星龍軒”ならではのあっさりとした中にもコク深い旨味が再現性高く表現された仕上がりを想像させる材料が並びます。
原材料名
めん(小麦粉、植物油脂、食塩、でん粉、しょうゆ、植物性たん白、香味調味料)、スープ(食塩、糖類、香味油、白菜エキス、チキンオイル、たん白加水分解物、豚・鶏エキス、香味調味料、香辛料、酵母エキス、貝エキス、植物油脂)、かやく(チャーシュー、ねぎ、メンマ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酒精、ソルビット、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、乳化剤、香料、酸味料、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (92g) 当たり]
熱量 | 323kcal |
---|---|
たんぱく質 | 9.3g |
脂質 | 5.6g |
炭水化物 | 58.9g |
食塩相当量 | 6.3g めん・かやく: 1.9g スープ: 4.4g |
カルシウム | 117mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りかやく、液体スープ、粉末スープといった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回の調味料など計3パックとなっているわけですが、液体スープ・粉末スープともに“お召しあがりの直前にお入れください”とのことで、どちらとも後入れタイプとなっています!
また、麺はご覧の通り極細とも言える細ストレート麺がノンフライ仕様となって採用されていて、細麺ながらももちっとした弾力とほどよい歯切れやコシが楽しめるつるっとした食感を想像させ、コク深い塩スープとの相性も良さそうです!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- チャーシュー
- ねぎ
- メンマ
が入っています。
特にチャーシューは、よくカップ麺で見るチープな感じとはまた若干異なり、厚みのあるジューシーな旨味を思わせるほどよく脂身を含んだ部位が使用されているようですね!!
では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
先ほどまでの麺や具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ調味料などは入れていない状態ではありますが、あっさりとした中にも豚ガラ・野菜の旨味といったコク深いスープがすすり心地の良い弾力ある細麺とともに楽しめるシンプルながらも美味い一杯…といった印象の出来上がりです。
では、まずここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
ちなみにこちらの液体スープには、塩スープならではのキレとともに野菜の旨味がたっぷりと含まれているようで、若干の脂も含まれていたため、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!
続いて、こちらが先ほどの粉末スープとなっていて、こちらは粒子のかなり細かい粉末のようで、すぐにスープに馴染む仕様によってダマになることもなく黄金色のスープにも溶け込んでいきます!
すると…ほどよい豚ガラの旨味と思われる上質な油分がスープ表面に浮かび、風味としては思ったよりも野菜の香りが印象的といったところで、あっさりとした中にもしっかりとしたコクなんかも楽しめそうです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…非常に透明感のある黄金色のスープに仕上がり、塩ラーメンならではのすっきりとしたキレの良い口当たりや後味の良さがすでに伝わってきますね!
これは…今や閉店となってしまったがゆえに伝説とも言われる“星龍軒”の味わいを“完全再現”と謳うセブンイレブンにも納得の仕上がりではないでしょうか?
ちなみに、先ほどまでスープ表面に浮かんでいたほどよい油分は、しっかりとスープへ旨味として溶け込み、すっきりとした塩スープならではの味わいの中にもコク深い旨味が楽しめる一杯が上品に再現されているようですね!!
食べてみた感想
一口食べてみると…塩ラーメンならではのキレの良さはもちろんあるんですが、豚ガラの旨味でしょうか?口当たり優しい旨味が瞬時に伝わってきますね!
そして塩ラーメンらしく非常にシンプルな仕上がりでありつつ…豚ガラや野菜の旨味がほどよいコクを表現してスープに溶け込み、まさに上品なまろやかさもあり、優しい味わいが特徴的な後味すっきりとした仕上がりとなっています!
麺について
麺は、ご覧の通り細麺ストレートといった仕様ではあるんですが、ノンフライ麺ということもあって細麺ながらももちっとした弾力ある食感が心地良く、思ったよりも密度感のあるずしっとした仕上がりとなっています!
そんな麺には、函館の老舗人気店“星龍軒”の味わいを忠実に再現したコク深くマイルドな塩スープがよく絡み、一口ずつに豚ガラや野菜の旨味による味わいが口いっぱいに広がっていき、シンプルながらも優しい旨味がたまらなく…箸が止まらなくなるようなすすり心地が印象的といったところ!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、先ほどもお伝えした通り厚みもあり、ほどよい脂身を含んだ部位ということもあって、噛むと非常にジューシーな旨味が滲み出てくる美味しい具材となっています!
この辺りは函館の老舗店“星龍軒”の味わいを再現したとだけあって、具材ひとつにしても全く手を抜いていないことが伝わってくるようです!
また、こちらのメンマはサイズも大きく、コリコリとした食感がしっかりと表現されていて、メンマならではの味付けというよりも素材本来の風味なんかが楽しめ、それによって食感としてのちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
さらに、こちらの“ねぎ”もまた大きめにカットされたものがゴロゴロと入っていて、シャキシャキとした食感はもちろん、ただでさえ後味すっきりとした塩スープにもかかわらず、この薬味によってさらにコクのあるスープを何度でも改めて楽しむことができます!
スープについて
スープは、ご覧の通り透明度の高い淡麗系とも言うべく黄金色に輝く“星龍軒”らしい塩スープに仕上がり、見た目通りのキレや後味の良さがしっかりと表現されています!
そしてパッケージにも記載されていたような豚・鶏・野菜の旨味が想像以上にバランス良く上品な優しいコクを表現し、シンプルながらもじっくりとその味わいを楽しむことができるスープとなっています!
そのため、思ったよりもシャープな飲み口というよりもほどよく厚みのある口当たりが印象的で、当然この美味しさは幅広い層に好まれるスープと言えるでしょう!
そして、塩ラーメンならではの塩っ気というか…塩分濃度の方はしょっぱさをうまく旨味・コクが舌触り滑らかな優しい口当たりを表現しているようで、まさにあっさりとした塩スープでありながらも飽きの来ないコクが楽しめる…ついついスープが止まらなくなる味わいがうまく表現されているようです!
このように、今回の“星龍軒 函館塩ラーメン”は、豚ガラや野菜の旨味によって後味すっきりとした塩スープにほどよい上品なコクを表現した飽きの来ない優しい仕上がりとなり、実店舗の方では以前“三つ葉”が添えられていたようでしたので、お好みによってこの具材を追加してみて当時の“星龍軒”の味わいをより臨場感溢れる仕上がりとして楽しんでみても良いかもしれません!
まとめ
今回「星龍軒 函館塩ラーメン」を食べてみて、惜しくも2018年4月に閉店となってしまった“星龍軒”の味わいをカップ麺に再現した一杯は、透明度の高い黄金色といった塩スープに仕上がり、そこに豚ガラや野菜の旨味がバランスの良い口当たり優しい味わい・コクを表現し、それによってしょっぱすぎずコク深いスープをじっくりと堪能することのできるシンプルながらも箸が止まらない…そんな美味い一杯となっていました!
こういったシンプルな函館ラーメンならではの飽きの来ない仕上がりと、意外にもしっかりと旨味が利いたコクとのバランスは思ったよりもスープの美味しさが楽しめますね!そして当然もっちりとした食感が心地良い細ストレート麺との相性なんかも良く、すすり心地の良い麺に絡む塩スープはクセになるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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