「函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺」を食べてみました。(2024年7月23日発売・東洋水産/ファミリーマート限定・数量限定)
この商品は、北海道函館に本店を置く“味彩塩拉麺(塩ラーメン)”が人気の老舗有名店“函館麺厨房 あじさい”のカップ麺限定メニューを同店監修によって再現したもので、チキンやポークをベースに昆布の旨味を利かせ、ラー油や粗挽き唐辛子などの辛みを加えたことによって暑い日にこそ食べたくなる一杯、“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”となっております。(値段:税別258円)
“あじさい”のカップ麺と言えば…これまでも“どんぶり型”で何度となくお馴染みの定番メニューが発売されていますから、いつもの塩ラーメンとはひと味違った味わいということもあって期待している方お多いのではないでしょうか?
一方こちらには、“ラー油の辛味を利かせたあっさりとしながらも深みのある辛塩スープ!”と記載され、その背景にはチキンやポークをベースにラー油や粗挽き唐辛子による辛みを加え、各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は角刃の極細フライ仕様で、すすり心地も非常に良く、それによってチキンやポークをベースにラー油や粗挽き唐辛子を利かせたカップ麺限定のコク・辛みを利かせた深みのある塩スープが最後まで飽きることなく楽しめるというわけです!
チキンやポークをベースにじんわりと染み渡る昆布など魚介出汁を利かせた味わいが定評の“あじさい”ならではの塩スープにラー油や粗挽き唐辛子などを加えることによって、確かにピリッとした後引く辛みが利いてはいたものの…旨味自体が若干弱く、もうひと工夫欲しかったあっさりとした仕上がりとなっていました!
函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺
今回ご紹介するカップ麺は、函館の老舗有名店“あじさい”監修によってカップ麺限定メニューを再現したもので、チキンやポークをベースに昆布の旨味を利かせ、さらにラー油や粗挽き唐辛子を加えた後引く辛さがクセになる一杯、“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ちなみにここ“あじさい”のカップ麺と言えば…定期的に発売されている“どんぶり型”の一杯が定番として馴染み深い方も多いかと思われ、それもあって個人的にも今回のようなカップ麺限定のテイストは非常に興味深い一杯といったところ!
https://blog.webproduct-lab.com/entry/ajisai-hakodate-shio-ramen
また、気になる実店舗の様子については、こちらの記事もぜひご覧ください!
それでは、今回の“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”がどれほどチキンやポークをベースに昆布など魚介出汁を利かせた後味の良い塩スープに仕上がっているのか?カップ麺限定メニューとして加えたラー油や粗挽き唐辛子などの辛みとの兼ね合いはもちろん、何と言ってもすすり心地抜群な角刃の細麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り448kcal(めん・かやく347kcal / スープ101kcal)となっております。(塩分は7.0g)
カロリーは、“あじさい”らしくあっさりとしたテイストということもあってタテ型ビッグサイズの割にやや低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり97g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと101kcalと思ったより高めな数値を占め、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせないコクが際立ち、後引く辛さがクセになる最後まで飽きの来ない仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、香味油脂や食塩をはじめ…
- 香辛料
- 植物油
- チキンエキス
- しょうゆ
- 魚介エキス
- ポークエキス
- こんぶエキス
- 粉末野菜
といった、チキンやポークをベースに昆布の旨味を利かせ、ラー油や粗挽き唐辛子でメリハリを付けた後味さっぱりとした味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:株式会社酒悦 房総工場(千葉県)
JANコード | 4901990377980 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(香味油脂、食塩、香辛料、植物油、チキンエキス、しょうゆ、砂糖、魚介エキス、ポークエキス、たん白加水分解物、酵母エキス、こんぶエキス、粉末野菜)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンE)、パプリカ色素、香辛料抽出物、クチナシ色素、カラメル色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (97g) 当たり]
熱量 | 448kcal |
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たん白質 | 11.3g |
脂質 | 23.2g |
炭水化物 | 50.0g 糖質:46.9g 食物繊維:3.1g |
食塩相当量 | 7.0g めん・かやく: 2.3g スープ: 4.7g |
ビタミンB1 | 0.40mg |
ビタミンB2 | 0.33mg |
カルシウム | 170mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製油”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみた感じからすると、恐らくラー油などを含んだサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう。
また、かやくには、
- 味付豚肉
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、ご覧の通り“塩ラーメン”にぴったりな角刃の細フライ仕様となっていて、すすり心地の良さはもちろん、細いながらも歯切れの良いコシが加わり、麺量70gとのことでボリューム感としても申し分ありません!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ2分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ特製油を加える前の状態ではありますが、すっきりとした塩スープに辛み・コクを引き立てた後味の良い一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製油を加えていきます!
すると…ラー油などの辛みを利かせた油分が少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、特にクセのある風味などはありません!
では、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープが全体に馴染むと…思っていたよりもラー油や粗挽き唐辛子による赤みが強い塩スープに仕上がり、サラッとしていながらも深みのある味わいということで、“函館麺厨房 あじさい”ならではの素材の旨味を活かした味わいとのバランスが気になるところ!
食べてみた感想
一口食べてみると…チキンやポークをベースにしている割にあっさりしていて、物足りなさこそないものの、もう少し魚介出汁を際立たせても良かったような気がします!これだとラー油や粗挽き唐辛子の辛さが強調されてしまい、正直“まずい…”と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そのため、これはまず特製油を加えずに味わい、後ほどお好みで辛みを徐々に足していった方が良かったと思います…!ただ、辛さとしてはそこまで強いわけではありませんので、調理する際の熱湯を少な目にして味わいたいところ!
とは言え、そもそも“函館麺厨房 あじさい”は非常にあっさりとしたテイストで魚介系の荒々しさなどは一切なく、非常に丁寧・品のある味わいが特徴的な老舗ラーメン店なので、再現自体難しいのかもしれません!
麺について
麺は細めの角刃仕様で、すすり心地も非常に良く、細いながらもガシッとした強いコシを併せ持った噛み応えのある仕上がりとなっていて、ほどよく“ちぢれ”を付けたことでスープとの馴染みも抜群です!
そんな麺には、チキンやポークをベースに昆布の旨味を利かせ、ラー油や粗挽き唐辛子で辛みを加えたメリハリのある辛塩スープがよく絡み、ピリッとした辛みや動物系のコクなどが口いっぱいに広がっていき、ラー油の風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、細かくカットされた味付豚肉が入っていて、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出てくる仕上がりとなっていたため、ピリ辛な塩スープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどすすり心地の良い角刃の細麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは使用されている数・サイズともに申し分なく、コリコリとした食感が印象的で、メンマならではの味付けや素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にもやや大きめにカットされた“ねぎ”が入っていて、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の辛塩スープを美味しく引き立て、後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、ポークやチキンをベースに昆布の旨味を利かせ、ラー油や粗挽き唐辛子による辛みが加わったことでちょうど良いアクセントをプラス、非常にあっさりしているせいもあって、どうしても旨味が弱く感じられます…!
この辺りに関しては“あじさい”ならではの魚介出汁を利かせたじんわりと染み渡るあっさり系の塩スープにラー油や粗挽き唐辛子を利かせたことによって辛みが際立ってしまい、その結果塩気と辛みだけが口の中に残り、それに勝るだけの旨味が物足りなさを感じるんだと思われます!
そのため、元々が透明感のあるあっさりとした品のある塩スープが自慢の名店ですから、ここまで辛み・コクを際立たせるなら塩味に拘るのではなく、味噌系で商品開発した方が良かったと思います!(実際、醤油や味噌などのメニューもありますから。)
まとめ
今回「函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺」を食べてみて、函館の名店“あじさい”らしい魚介出汁を利かせたあっさりとした塩スープにラー油や粗挽き唐辛子の辛みを加えることによって後引く辛さがクセになる辛塩スープとなっていたものの、辛さのインパクトが強すぎて本来の美味しさが物足りなさを感じてしまう…そんな若干バランスの悪い一杯となっていました!
やはり“函館麺厨房 あじさい”と言えば…非常に透明度の高いあっさりとした中にも素材の旨味がしっかりと感じられる飽きの来ないテイストが人気ですから、また改めてブラッシュアップされた看板メニューの再現カップ麺に期待したいところではないでしょうか?
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