「札幌麺屋 美椿(みつば)」に行ってきました!
このラーメン店は、札幌の超有名行列店“彩未(さいみ)”で8年もの修行経験を経た後、独立オープンした店主“阿部 達郎”氏によるラーメン店で、まさしく彩未の美味しさを踏襲し、そういった経緯もあって瞬く間に話題の人気店となった“札幌麺屋 美椿(みつば)”となっております!
ちなみにオープンは2019年5月18日で、一部では彩未の暖簾分けとの情報もあるようですが…そもそも彩未は“すみれ”の正式な暖簾分け第1号店ですからね!
暖簾分けのさらに暖簾分けって…あるのかな?と思って“美椿(みつば)”が使用している製麺所“森住製麺”に精通する友人に聞いてみたところ、特にそういう話は入っていないけど、暖簾分けからさらに派生することもあるとのこと。
また今回、訪問してみて店員さんに実際のところを確認してみたところ、やはり正式な暖簾分けというわけではなく、単純に彩未出身の“阿部 達郎”氏が独立した系譜となるラーメン店とのことでした!
そして、その気になるラーメンはというと…札幌ラーメン特有のスープ表面に浮かぶラードの層によって幾重にも重なる旨味が利いたスープの熱を閉じ込め、比較的すっきりとした口当たりに広がる旨みはもちろん、少しずつ溶かして味の変化を楽しむチャーシューに添えられた“おろし生姜”や、山椒などを使用したスパイシー感がうまく融合された非の打ち所がない一杯といったところ!
そういった経緯を経たラーメン店“美椿”は今後札幌の中でも注目されること間違いなしと思われますので、ぜひチェックしてみてください!
札幌麺屋 美椿(みつば)
今回ご紹介するラーメン店は、札幌ラーメンの中でもトップレベルに入る人気・実力ともに兼ね備えた札幌市豊平区の名店“彩未”にて8年もの修行経験を持ち、ある程度店の味も任されていたこともあるという“阿部 達郎”氏が独立オープンさせたお店で、修行元である味わいを踏襲しつつ“美椿”らしさをうまく調和させた一杯が話題を呼び、瞬く間に人気店の仲間入りとなった“札幌麺屋 美椿”となっています!
ちなみにこの“美椿”の“阿部 達郎”氏が8年もの間修行したという札幌で超人気のラーメン店“彩未(さいみ)”について詳しくは、ぜひこちらの記事もご覧ください!
その他、個人的に超おすすめする札幌のラーメン店についてはこちらもぜひご覧ください!
また、オープンした場所は西区発寒といった決して場所が良いとは言えないんですが…これまでの経緯もあってオープン時間である11:00ではすでに行列のできている人気店です!
それでは、札幌の超有名店で8年もの修行を経た後、満を持してオープンしたこの“美椿”がどれほどの美味しさを表現しているのか?旨味を閉じ込めたスープ表面に浮かぶラードの層やコシの強い札幌ラーメン特有の麺とのバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
店舗に到着
ということで今回は開店30分前には到着しましたが、すでに8組もの待ちができていて、待ってる間にも次から次へと客足の絶えない状況から見ると…昼時はかなりの行列になるものと思われます!
とは言ってもオープン自体2019年5月18日と、まだまだ創業から日も浅いため、これからますます認知度も上がり行列も凄いことになりそうなので、行くなら早めの方が良いかもしれませんね!
ただ、ひとつ難なのが駐車場なんです。。用意されているのは店舗前の3台分のみなんですが…並ぶために1台分を潰しているため、実質2台分のみとなっていて、周辺にはコインパーキングなどもないので、この辺りは事前にチェックしておくと良いかもしれません!
※大きい声では言えませんが…JR発寒駅の目の前にスーパー“ダイイチ”があります。
そのため、今後近隣住民から路駐の苦情といった懸念もあり、この辺りに関してはぜひ“美椿”による提携駐車場が増えることに期待したいところ。。
そして、ご覧の通りオープン間もないということもあって外観も非常に綺麗ですね!
また、暖簾には正式な暖簾分けというわけではありませんが…“彩未より”との文字が製麺所である“森住製麺”のロゴとともに確認できます!
この森住製麺と言えば…やはり札幌ラーメンには欠かせないコシの強い…いわゆる“プリシコ”な麺が非常に強い印象で食感や“ちぢれ”が良いんですよね!
ちなみに“彩未”出身のラーメン店はここ“美椿”以外にも、白石区菊水にある“麺屋おざわ”が2011年12月にオープン、福岡の“麺屋 玄”が2014年7月にオープンしています!
さらに、ご覧の通り店舗入り口には駐車場についての注意書きが貼られていて、1台分が待ちスペースとなっているのが確認できます!
そしてオープン時間となり、店内に入ると店員さんにそれぞれ案内してもらうんですが、まだ新しい店舗ということもあって内装も非常に綺麗で、厨房は見えない形となっており、白を基調とした清潔感溢れる雰囲気といったところで、席は以下のように全16席と割とこぢんまりとしています!
- 5人掛けのカウンター
- 3人用のカウンター
- 2人用のテーブルかふたつ
- 4人用のテーブルひとつ
すると…最近では多くのラーメン店が導入している券売機はなく、テーブルで注文を聞き後精算といった若干珍しくも感じられるシステムとなっているようですね!
メニューについて
そして席に案内されメニューを見てみます!
修行元のラーメン店と同じく非常に意外とシンプルなメニューですね。
ご覧の通り、基本は以下のメニューとなっていて…
- 味噌
- 醤油
- 塩
その他、大盛やチャーシュー増し、ネギ(別皿)、辛麺(味噌のみ)、ご飯各種などが用意されています!
個人的にはこれくらいシンプルなメニューの方が悩まなくて好きです!
ま、味噌好きなので通常は味噌を注文し、そのラーメン店で一番人気があればそちらを試してみるといった感じですね!
しばらくすると店員さんが注文を聞きにきてくれるので、今回はもちろん“味噌(780円)”を注文します!!
ちなみにテーブルに置かれている調味料は、ご覧の通り一味、胡椒のみとなっていて、こちらもまたシンプルにまとまめられています!
さらに、店内にはまだ数える程度しかサインは飾られてはいませんでしたが、これからどんどん増えて飾られているんだろうな。。とまだまだ真新しい店内を見回してみます。
食べてみた感想
そうこうしているうちにラーメンが運ばれて来るんですが…ご覧の通り使用されている具材やスープの油分、そしてなにより山椒などが使用されたスパイシー感など…修行元のラーメン店とほぼ同じ仕様となっているようですね!
このスープ表面に浮かぶラードの感じや、チャーシューに乗せられた“おろし生姜”などによって、濃厚感とすっきりと感が共存した飽きの来ない絶妙な仕上がりには期待できそうです!
また、この“ねぎ”の薄切りといった細かい演出なんかも上品さはもちろん、ラーメンに対する丁寧な作りが伝わってきますね!
そして、このある意味味噌らしくない…やや薄めな仕上がりこそ修行元を踏襲していることを思わせ、この見た目とは裏腹に旨味が凝縮された飽きの来ない香辛料によるスパイシー感が合わさったことによる後味の良さによって、何度でも食べたくなるわけです!!
ではさっそく一口食べてみると…ぁあ、美味しいですね!この動物系の旨味がしっかりと利いているにもかかわらず後味すっきりとしたスパイシー感が絶妙なバランス・印象的で、基本的にさらっとしたスープではあるんですが、物足りなさを全く感じさせない旨味といい…飽きの来ない後味の良さといい、大袈裟に言うとずっと食べていられるような旨味と香辛料がうまく交差しています!
これは完全に個人的にも好みのテイストで、後ほどこちらの札幌で特に美味いラーメン店の記事にも追加しておきたいと思います!(札幌ラーメン=濃厚こってり味噌と定義したもの)
麺について
麺は暖簾にも記載されていたように、森住製麺による中太“ちぢれ”の付いた非常にコシの強いブリッブリなコシといった食感が楽しめるやや黄色みがかった卵麺が採用されていて、これがまためちゃくちゃ美味いっ!!!
スープとの絡み具合はもちろん、強いコシや歯切れの良さは札幌ラーメン特有の食感があり、しっかりとした食べ応えなんかもありつつ…すすり心地なんかも抜群な絶品な麺にしあがっています!
そんな麺には、数種類もの味噌をブレンドした豚骨ベースのスープに魚介の旨味なんかも合わせた逸品とも言える後味すっきりとしたスパイシーな味噌スープがよく絡み、一口ずつにい幾重にも感じられる旨味と飽きの来ない山椒などの香辛料が利いた味わいが口いっぱいに広がっていき、スープ表面に浮かぶラードの層によって熱々のままコシの強い麺を楽しむことができます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、箸で持つとハラハラと崩れてしまうほどのトロチャーシューに仕上がってはいるものの、噛むと豚肉の凝縮された旨味が滲み出し、しっかりとした肉質なんかも楽しめる絶妙な仕上がり具合となっています!
さらに、味付けなんかもスープの味わいを損なうことなくかなり考え抜かれた絶妙なバランスとなり、表面のほどよい焦げ目からは食欲そそる香ばしさなんかも楽しむことができるでしょう!
そして、上記のチャーシューが若干小ぶりかな?と思いきや!修行元と同じくチャーシューは2種類での仕様となっていて、こちらはまた若干食感が異なる角切りされていて、使用されている部位は定かではありませんが…どちらかと言うとこちらの方が歯応えのある仕上がりとなっているようですね!
さらに、こちらの“もやし”はかなりの強火でさっと野菜の水分と飛ばした程度のシャキシャキとした心地良い食感に仕上がり、ところどころ焦げ目が付いた仕上がりがまた絶妙な火加減や焼き加減なんかを想像させますね!
そのため、“もやし”ならではの変な水っぽさといった感じは一切なく、ただただアクセントとなるような食感が楽しめる相性ぴったりな具材となっているようです!この濃厚なスープと食感の良い具材との組み合わせはたまりませんね!
また、こちらのメンマは若干小ぶりではありますが…コリコリ感と柔らかな食感の中間といった仕上がりでメンマ特有の味付けがしっかりと施され、さらに素材本来の味わいなんかも感じられ、こういった細かい具材ひとつにしても手を抜かない丁寧さがよーく伝わってきますね!
そしてこれですよ!かなり繊細・細かな切り口が印象的な“ねぎ”が多めに使用されています!
この後味さっぱりとした薬味によって濃厚な味噌スープをいったんリセットするような口直しにもなり、何度でも“美椿(みつば)”の丁寧な下処理による旨味が詰め込まれたスープを新鮮に楽しむことができます!
スープについて
スープは、基本豚骨の旨味がべースとなっているかと思われますが、単純にこってりとしたスープというわけでは決してなく、数種類もの味噌をブレンドした味わい深い仕上がりはもちろん、隠し味程度に魚介の旨味なんかも合わせているようにも感じられ、何より濃厚な味噌スープを最後まで飽きさせない山椒をはじめとするスパイシーな香辛料が絶妙なバランスとなって溶け込んでいます!
これは一言では言い表すことが難しく…様々な旨味が合わさったことによってこの味わいが表現されているわけで、一見あっさりにも感じられるかもしれませんが、この深みのあるスープは何度でも確かめたくなりますね。。ストレートに美味いっ!!
また、先ほどのチャーシュー2種類の他にもご覧の通りひき肉のような具材がスープ底に沈められており、こういった肉の旨味からも食べ進めていくに連れて美味しさなんかも増していく…そんな考え抜かれた一杯には関心…というか“なるほどな〜”と、ひとつひとつ頷きながら楽しめます!
そして、札幌ラーメンでよく聞く“純すみ系”・“村中系”に多く見られるこのチャーシューの上に添えられた“おろし生姜”はもちろんそのままいただくのではなく、スープを楽しみながら少しずつ溶かして楽しむもので、この後味すっきりとした香味野菜による具材・ワンポイントが後々利いてくるんですよね!
ご覧のようにすこしずつスープに溶かしながら味を調整して楽しんでいくと…スパイシー感が加わった味噌スープにもまた合うんですよ!!これがまた札幌ラーメン特有の楽しみ方でもあり、濃厚なスープを最後まで飽きさせることなく楽しむことができ、食べ進めていくに連れて体もポカポカしてくるのがわかります!
いやー、しっかしこのスープの仕上がりは良いですね!表面に浮かぶ上質なラードの層はもちろん、“くどさ”など一切ない味噌スープには飽きることのない濃厚な旨味が凝縮され、山椒などのスパイシーな後味によってゴクゴクいけちゃう…止まらなくなる仕上がりとなっています!
そうこうしているうちに完食です!
個人的にはもう少し荒々しさが欲しかった気もしますが、まさしく“彩未”の美味しさを踏襲するかのようなこってり感とあっさり感が融合された仕上がりは当然飽きることもなく、特に何かに特化した仕上がりというわけでもなく、総合点が非常に高い一杯とも言え、万人に好かれる味わいとも言えるのではないでしょうか?
まとめ
今回「札幌麺屋 美椿(みつば)」の“味噌”を食べてみて、やはり札幌の名店で8年もの修行経験を持つだけあって非常に繊細な味わいが絶妙なバランスとなって表現されていて、一口ずつに頷いてしまう…そんな美味い一杯に仕上がり、“純すみ系”が好みの方にとってはたまらない後味の良い味わいが楽しめるラーメン店でした!
そして、この一口目に感じられるあっさりとした味わいに含まれる旨味はクセになる方も多いのではないでしょうか?濃厚なのにあっさり・スパイシーな一杯はこれから多くの方を魅了し、多くのリピーターを生むことになりそうです!
ということで気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
札幌麺屋 美椿 店舗情報
札幌市西区発寒10条4-6-25
※駐車場は店舗前に2台のみ用意されています。
TEL:011-676-9685
営業時間:11:00~15:00 / 17:00~20:00
定休日:月曜日
この記事を読んだあなたにおすすめ!