「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」を食べてみました。(2024年11月12日発売・明星食品/セブンプレミアム)
この商品は、山形・赤湯(あかゆ)の人気老舗ラーメン店“龍上海(りゅうしゃんはい)”の看板メニュー“赤湯からみそラーメン”をカップ麺に再現したもので、味噌やポークをベースに煮干しの出汁を合わせ、“辛みそ”をイメージしたペーストを加えることで旨味がさらに際立ち、そこにノンフライ仕様のもっちりとした太麺が絶妙にマッチした旨辛な一杯、“龍上海本店 赤湯からみそラーメン”となっております!(値段:税別288円)
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ご覧の通り、パッケージには“赤湯からみそラーメン”、“煮干しだしのきいた濃厚みそスープにからみその旨みと刺激が味の決め手”といった今回の商品名や特徴などが記載されているように、ここ“龍上海”の看板メニュー“赤湯からみそラーメン”は、味噌やポークの旨味に煮干しの出汁を組み合わせ、“にんにく”を含むピリッとした“辛みそ”を少しずつ溶かしながら味わっていくのがポイントのようで、後味すっきりとしたクセになる仕上がりに期待できそうです!
また、パッケージ背景には…コク深くもピリッとした辛みやじんわりと染み渡るかのような煮干し出汁を利かせ、“辛みそ”をイメージしたペーストを加えることで臨場感の高い仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…チャーシュー・メンマ・ナルト・“ねぎ”が使用されているようです!
※“ふりかけ”にはアオサが使用されています。
他にも特徴として…麺は若干幅広で手揉み感のある“ちぢれ”を付け、もっちりとした弾力のあるノンフライ仕様で、ほどよく味付けしたことでスープとの馴染みも非常に良く、煮干し出汁を利かせた濃厚で旨辛な味わいがじっくりと楽しめるというわけです!
スープはコク深くもサラッとしているんですが、味噌やポークの旨味が凝縮されたことによって物足りなさといった感じは一切なく、もちろん強烈な辛さというよりも旨味を引き立てるかのような“辛味噌”で、そこにお店さながらのもっちりとしたノンフライ麺が絶妙にマッチした本格的な仕上がりとなっていました!
「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」とは?
そもそもここ“龍上海”の創業は1958年(昭和33年)、“赤湯からみそラーメン”の生みの親であり創業者でもある初代“佐藤 一美”氏によって赤湯の町にオープンしたのがはじまり。
当初はラーメン以外にも様々なメニューを提供する食堂でしたが、残ったスープで試行錯誤を繰り返し“赤湯からみそラーメン”を考案、その後2代目“佐藤 晴美”氏が高校卒業後に店を譲り受け、現在は3代目となる“佐藤 元保”氏がその味を受け継ぎ、2005年には“新横浜ラーメン博物館”へ出店しています!
また、パッケージには“昭和33年創業、今なお行列の絶えない銘店”と記載されているように、ここ“龍上海”は2023年で65周年を迎えた山形・赤湯の人気老舗ラーメン店であり、最近だと“どんぶり型”のカップ麺が定期的に再発売・リニューアルを繰り返しているため、ご存知の方も多いのではないでしょうか?
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り551kcal(めん・かやく346kcal / スープ205kcal)となっております。(塩分は8.8g)
カロリーは、味噌やポークをベースに煮干し出汁をバランス良く合わせた濃厚ながらも後味さっぱりとしたテイストということもあって高すぎず低すぎずといった数値のようですが、一方で塩分は希に見る高い数値となっています!
ちなみに1食当たり151g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと205kcalもの数値を占め、素材の旨味をしっかりと活かしたコク深くもキリッとした口当たりが印象的で、想像以上に本格感のある“赤湯からみそラーメン”が再現され、物足りなさを一切感じさせない旨辛な仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や豚脂をはじめ…
- 香辛料(ガーリック、赤唐辛子)
- チキンエキス
- しょうゆもろみ
- にぼしエキス
- みりん
- 香味油
- チキンオイル
- にぼし粉末
- 乳等を主要原料とする食品
- 食塩
- 醸造酢
- ローストオニオンペースト
といった、ポークをベースに“かえし(味噌ダレ)”や煮干し出汁をバランス良く合わせ、他にも鶏の旨味も使用し、別添されている“辛味噌”を徐々に溶かすことによって後引く辛さや“にんにく”の旨味が際立ち、まさに旨辛でクセになる味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード | 4902881485357 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、でん粉、香味調味料、大豆食物繊維、酵母エキス、ソース)、スープ(みそ、豚脂、香辛料(ガーリック、赤唐辛子)、糖類、チキンエキス、しょうゆもろみ、にぼしエキス、みりん、香味油、チキンオイル、にぼし粉末、乳等を主要原料とする食品、食塩、醸造酢、酵母エキス、ローストオニオンペースト)、かやく(チャーシュー、メンマ、ナルト、ねぎ)、ふりかけ(アオサ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酒精、香料、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、炭酸カルシウム、かんすい、カロチノイド色素、乳化剤、グリセリン、クチナシ色素、ベニコウジ色素、カラメル色素、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (151g) 当たり]
熱量 | 551kcal |
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たん白質 | 13.9g |
脂質 | 21.5g |
炭水化物 (糖質/食物繊維) | 77.6g (糖質73.4g/食物繊維4.2g) |
食塩相当量 | 8.8g めん・かやく:2.8g スープ:6.0g |
ビタミンB1 | 1.71mg |
ビタミンB2 | 0.54mg |
カルシウム | 180mg |
開封してみた
フタを開けてみると…液体スープ、かやく、辛味噌、“ふりかけ”といった調味料などの4パックが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、辛味噌は“赤湯からみそラーメン”には欠かせない“辛みそ”を表現したペースト状となっており、液体スープも味噌ダレを含むトロッとした状態でしたので、調理中はフタの上で温めておくと良いでしょう!
また、麺は湯戻しする以前からすでにもっちりとした弾力やほどよいコシを併せ持つお店さながらのノンフライ仕様で、若干幅広で“ちぢれ”も付けたことによってスープとの絡みも良く、想像以上に本格感のある食感に期待できそうです!
調理してみた
では、まず先ほどの“かやく”を入れてみます!
そして、“かやく”には…
- チャーシュー
- メンマ
- ナルト
- ねぎ
が入っています。
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
では、液体スープを加えてよーく混ぜてみます!
そしてスープが全体に馴染んだら“ふりかけ”と辛味噌を加えて完成となります!
すると、ポークの旨味をベースに“かえし(味噌ダレ)”や煮干し出汁をバランス良く合わせ、辛味噌のペーストを少しずつ馴染ませていくに連れて旨味や後引く辛さといったアクセントが引き立ち、最後まで飽きの来ないやみつき感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…濃厚とは言え割とサラッとしたスープではありますが、やはりポークや煮干しなどの旨味・出汁が凝縮されたことでコクや深みがあり、ピリッとした辛みがちょうど良いアクセントとなったことでクオリティの高い仕上がりとなっています!
また、“ふりかけ”に含まれるアオサの風味が意外にも相性抜群で臨場感をプラス、さらに容器底にはペッパー系の香辛料がたっぷりと沈んでいましたから、辛味噌のペーストと合わせてしっかりと混ぜながら食べ進めていくと良いでしょう!
ただ…この辛味噌に関しては、実店舗で使用されている“辛みそ”のような粘度のある仕様ではなくペースト状となっているため、すぐにスープへと馴染んでしまいますから、お好みによっては少しずつ加えてみても良いかもしれません!もちろん辛さだけでなく“にんにく”なんかも引き立ちますから、徐々に満足度も増していきます!
麺について
麺は、ご覧の通りもっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備えたノンフライ仕様で、若干幅広で僅かに“ちぢれ”を付け、麺量も80gと申し分ありません!
そんな麺には…ポークをベースにキレの良い“かえし(味噌ダレ)”や煮干し出汁などをバランス良く合わせ、他にも別添されている“辛味噌”の辛みやコク、アオサの風味を利かせた旨辛なスープがよく絡み、辛味噌ならではクセになる味わいや“にんにく”の旨味などが口いっぱいに広がっていき、アオサの香りや味噌ならではの芳醇な風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、薄くカットされたチャーシューが入っていて、ややチープな印象なので使用しなくても良いと思うんですが、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、最初のうちはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとしたノンフライ麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは若干小ぶりではありますが、使用されている数に関して申し分なく、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん、素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントをプラスしているようです!
さらにこちらの“辛味噌”は、後引く辛さや味噌・“にんにく”の旨味・コクが際立っていき、“赤湯からみそラーメン”には欠かせないアクセントが加わるため、少しずつ馴染ませながら食べ進めると良いでしょう!(すぐに馴染んでしまいますので、少しずつ加えても良いかもしれません。)
そしてこちらのアオサは、実際加えてみると意外にも相性良く馴染み、辛味噌スープを損なうことなく磯の風味がプラスされているようです!
一方こちらのナルトは、もちろん味付け自体は感じられないものの…今回の一杯に対して彩りの良い見た目としてのアクセントがプラスされています!
他にも大きめにカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味となったことで今回の辛味噌スープを美味しく引き立てているようです!
スープについて
スープは、ポークの旨味をベースに“かえし(味噌ダレ)”や煮干し出汁をバランス良く合わせ、別添されている“辛味噌”を加えることによって後引く辛さや“にんにく”の旨味が際立ち、他にもアオサならではの磯の風味が食欲を掻き立てるメリハリの付いた味わいに仕上がっています!
また、煮干し出汁に関しても直接的に感じられるわけではなく、隠し味のように相性良く馴染んだことで繊細なスープに仕立て上げ、そもそも脂っこい濃厚感ではない点が個人的に好印象で、食べ進めていくに連れて満足度が増していく…そんな臨場感溢れるテイストと言えるでしょう!(辛さは辛味噌の量で調整してみてください。)
まとめ
今回「龍上海本店 赤湯からみそラーメン」を食べてみて、山形・赤湯の老舗有名ラーメン店“龍上海”の看板メニュー“赤湯からみそラーメン”をカップ麺に再現した一杯には…コク深くも後味すっきりとしたスープに仕上げ、ペースト状の“辛味噌”が後引く辛さと“にんにく”の旨味をプラス、さらに意外と相性の良いアオサの風味が香り立ち、本格感のあるノンフライ麺が絶妙にマッチした非の打ち所がない仕上がりとなっていました!
そもそもこの商品は定期的に登場しているだけあって非常にクオリティが高く、若干割高ではありますが…この仕上がりで税別288円ですから、定番の辛味噌ラーメンとしては他と一線を画する名店の味わいが気軽に楽しめる一杯でしたので、今回もまた幅広い層に好まれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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