「札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン」を食べてみました。(2020年2月10日発売・サンヨー食品)
この商品は、札幌市中央区の人気ラーメン店“札幌 炎神(えんじん)”の看板メニュー“芳醇味噌らーめん”の味わいを同店監修によってカップに再現したもので、ポークをベースに“炎神”ならではの1300度もの剛火炙りによる芳醇な風味が印象的な一杯が登場です!
それも…ポークの旨味に白味噌・赤味噌といった各種味噌を合わせたスープをベースに、相性抜群な香味野菜(オニオンやガーリックなど)を利かせ、さらにポテトをさりげなく加えることによって厚みのあるまろやかな舌触りを再現し、実店舗さながらの食欲そそる炙った香ばしさが臨場感高く仕上がった一杯、“札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン”となっております。(税抜き220円)
ご覧の通り、パッケージには今回の商品名“剛火炙り風味味噌ラーメン”といった文字とともに、1300度もの火炎放射によって香ばしく炙られ、乳化感が強いコク深くまろやかな仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…肉そぼろ・ねぎ・唐辛子が使用されているようです!唐辛子が馴染むスープから湯気立つ様子がまた食欲そそりますね。。
また、剛火によって仕上げられる香ばしい風味には…焦がしオニオンにほんのりと酒粕が加わえられた芳醇な風味が特徴的とのことで、旨味が凝縮されたスープから香る風味にはひと工夫加えられおり、手の込んだ仕上がりを想像させますね!
他にも特徴として…麺は札幌ラーメンらしく“ちぢれ”を付けた太麺仕様となっていて、カネジン食品らしいもっちりとした弾力と食べごたえのある強いコシが再現され、ポークや香味野菜を利かせた札幌ラーメン特有の濃厚かつ香ばしい風味が絶妙なバランスとなって整った味わいとともにじっくりと楽しめるというわけです!
味噌スープ?と疑ってしまうほどの乳化感の強い仕上がりには、まさしく香ばしい“にんにく”の旨味がコク深い味噌味を引き立て、ポーク・ラードが控え目のせいか、思ったほど“とろみ”というか…ドロッとした仕上がりではなかったものの、後味すっきりとした味わいに香ばしさと白味噌・赤味噌によるキレとコクが絶妙にマッチした最後まで飽きの来ない一杯となっていました!
これは特に、濃厚でありながらも後味の良い香ばしい“にんにく”の風味がクセになる味わいを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、地元ではお馴染みアーケードの商店街“狸小路(たぬきこうじ)”4丁目に本店を置く札幌市中央区の人気ラーメン店のひとつ“炎神”の看板メニュー“芳醇味噌らーめん”の味わいをカップ麺に再現したもので、文字通り強烈な炎によって仕上げられる香ばしい風味や旨味が閉じ込められた乳化感が強くコク深い一杯、“札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン”となっています。
ご覧の通り、フタに別添されている調味料を剥がしてみると…こちらにも“札幌 炎神”の力強いロゴや仕上げの剛火をイメージさせる赤・黒のグラデーションを基調にシンプルながらも格式高いデザインがあしらわれていますね!
ちなみに、ここ“炎神”の創業は2011年8月、札幌のラーメン店での修行経験を経た店主“加藤 大”氏が行き着いた調理法、1300度にも及ぶ火炎放射器で仕上げるパフォーマンスが話題となり、オープン当初も各メディアに取り上げられていたのを個人的にも覚えています!
しかし、この豪快なバーナーによる火力は単なる見せ物といった意味合いでは決してなく、“壱の火”・“弐の火”に分けられ、スープの風味を引き立て、旨味を凝縮しているという乳化感の強いコク深い味噌スープが特徴であり、もちろん札幌ラーメンということもあって看板メニューも“味噌”テイストです!
そして、ここ“炎神”では年間10万杯以上食されるという今回カップ麺に再現された不動の看板メニュー“芳醇味噌らーめん”をはじめ、“芳醇味噌炎神らーめん”や“海老みそ味噌らーめん”、さらに“初代味噌らーめん”など数多くのテイストが用意されている人気ラーメン店となっています。
ご覧の通り容器側面には、“炎神”実店舗写真とともに“1300度の炎で仕上げる激戦区「札幌」の行列店”と記載されています!
ただ…実際地元では、私も含め札幌ラーメンのおすすめとしてここ“炎神”を挙げる方は少数かと思われます。。というのも某レビューサイトを参考にしてみてもやはり観光客が多いことで知られるラーメン店で、恐らく宣伝・PRなんかがうまいんでしょうね!
とは言え、ポークをベースに白味噌・赤味噌、そして味噌スープに相性の良い香味野菜を利かせ、さらに唐辛子などの香辛料でキリッとした口当たりに仕上げ、さらに他のラーメン店との一線を画する1300度もの強力な火炎放射仕上げによる香ばしい一杯を再現しているとのことで、カップ麺ながらも期待できそうな一杯ではあります!
それでは、今回の“札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン”がどれほどポークの旨味が白味噌・赤味噌とうまくマッチした仕上がりとなっているのか?味噌テイストに相性抜群な香味野菜との兼ね合いはもちろん、なんと言っても“炎神”ならではの香ばしく芳醇な風味や札幌ラーメンらしい“ちぢれ”を付けた太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り437kcal(めん・かやく365kcal / スープ72kcal)となっております。(塩分は5.9g)
カロリーは、ポークを利かせた札幌ラーメンらしい一杯の割にそこまで高い数値ではないようですが、一方で塩分は若干高めな数値となっています!
ちなみに1食当たり98g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープは72kcalとそこまで濃厚さに際立った仕上がりではなく、ポークやラードを控え目に、素材の旨味を活かした味わいをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や“みそ”をはじめ…
- ポークエキス
- 香辛料
- 粉末ポテト
- 植物油脂
- 乳等を主要原料とする食品
- 香味油
- 酒粕粉末
といった、ポークの旨味をベースに白味噌・赤味噌など合わせ味噌によるキレとコクが乳化感の強いコクによって引き立てられ、相性の良い香味野菜や隠し味かのように使用されたポテトや酒粕によって厚みのある味わいや芳醇な風味を想像させる材料が並びます。
JANコード 4901734039464 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(糖類、食塩、みそ、豚脂、ポークエキス、香辛料、粉末ポテト、植物油脂、乳等を主要原料とする食品、香味油、たん白加水分解物、酵母エキス、発酵調味料、酒粕粉末)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、ねぎ、唐辛子)/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、香料、増粘剤(キサンタン)、かんすい、クチナシ色素、レシチン、カラメル色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (98g) 当たり]
熱量 437kcal たんぱく質 8.1g 脂質 18.0g 炭水化物 60.6g 食塩相当量 5.9g
めん・かやく: 2.1g
スープ: 3.8gビタミンB1 0.33mg ビタミンB2 0.58mg カルシウム 230mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りすでに粉末スープなどが入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、恐らく焦がしオニオンの風味に酒粕を加えた油分となっていて、触った感じだと割とさらっとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度でも十分かと思われます!
また、具材には…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- ねぎ
- 唐辛子
が入っています。
若干少なめにも感じられますが…特に“鶏・豚味付肉そぼろ”がそれほど旨味・味付けが施されているのか?スープとの兼ね合いなどが気になるところではないでしょうか?
さらに麺はご覧の通り、札幌ラーメンらしい“ちぢれ”を付けた太麺仕様となっていて、コク深く風味豊かな味噌スープとともに食欲を満たしてくれるしっかりとした食べ応えを麺量70gによって表現しているようです!
調理してみた
では念のため調理方法を見てみると…特に気にする点はなさそうですね!通常通り熱湯を入れ5分待ち、“仕上げの小袋”を入れてかき混ぜるだけの仕様となっています!
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
ほどよくお湯を吸い、先ほどまでの太麺に弾力あるコシが加わり、しっかりとした食べ応えのある一杯…といった印象の出来上がりです。
さらに、先ほどの“仕上げの小袋”を注いでいきます!
すると…焦がし油を思わせる色の付いた透明度の高い油分となっていて、やはり香ばしい“にんにく”の風味が一気に広がっていき、同時に食欲もかき立てられますね。。
そのため、見た目としてはほんのりと油分が加わった程度のものとなっていますが、風味としては非常にそそられる香りが漂い、ポークをベースとした味噌スープにも相性抜群な“炎神”ならではの1300度もの剛火による臨場感高い旨味・風味がよーく伝わってきます!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…札幌ラーメンとは思えないほどさらっとした仕上がりとなっていて、見るからに乳化感も強いせいか、一瞬味噌ラーメン?と疑問に思ってしまうほど白濁とした色合いです!
ただ、注意点として容器底には粉末スープが割とダマになっていましたので、混ぜる際は容器底からしっかりと混ぜるようにしてください!そして混ぜれば混ぜるほどポテトやポークによってまろやかなコクが加わりますので、“炎神”の美味しさを十分楽しむためにもしっかりと粉末スープを馴染ませていきます!
また、スープ表面にはポークの上質な旨味と思われる脂が浮き、しっかりと混ぜながら食べ進めていくことによってコク深くまろやかな味わいがポテトによってさりげなく厚みを感じさせる仕上がりへと変化していくものと思われ、さらに具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”からも良い旨味が滲み出しているようにも見えますね!
これは唐辛子などの香辛料もしっかりと利いたことで、スープに凝縮された旨味や1300度の火炎放射仕上げの香ばしい風味だけでなく、キリッとした口当たりや後味の良さにも期待できそうです!
食べてみた感想
一口食べてみると…やはり見た通り味噌スープとは思えないほどキレの良い口当たりで、香ばしいガーリックはやや強め、そしてそのすぐ後からは、白味噌・赤味噌ならではのコク深い旨味がポークによって引き立てられているものの、そのポークはかなり控え目にも感じられるため、札幌ラーメンらしいこってり感といった印象は薄く、しっかりと混ぜ込んでいくことによって少しずつポテトの旨味が厚みを際立たせる仕上がりとなっています!
そして、まろやか過ぎるというわけではないんですが…若干乳化感が強いかな?と最初は思いながら食べ進めていくと、少しずつコク深さが引き立っていき、口の中にざらつきを一切感じさせないポテトがスープにしっかりと馴染み、ほんのり“とろみ”が付いたスープにちょうど良い香辛料がメリハリとなって最後まで全く飽きさせません!
また、“炎神”ならではの1300度もの剛火仕上げによる香ばしさも、単純に焦がし風味が加わっているわけではなく、食欲そそる“にんにく”の旨味と相性良くマッチし、さらに直接感じられるほどではありませんが、酒粕がまた芳醇な香りを引き立て、香りからも楽しめる臨場感の高い一杯のようですね!
麺について
麺は、ご覧の通り太麺仕様のもっちりとした弾力ある食感とコシが表現され、この“ちぢれ”が札幌ラーメンならではの食感を表現しています!
そんな太麺には、ポークをベースに白味噌・赤味噌を合わせ、相性の良い香味野菜や香辛料、さらにポテトを加えたコク深く脂っこさを一切感じさせない味噌スープがよく絡み、一口ずつにポーク・ラードを控え目にしたコク深い後味すっきりとした味わいが口いっぱいに広がっていき、食欲そそる“にんにく”や香ばしい風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、“肉そぼろ”らしくやや小ぶりな仕様ではありますが、じっくりと噛んで味わってみると…チープではないもののカップ麺らしい旨味が表現されていたため、食べはじめはスープ底に沈めておき、少しでも肉の旨味を滲み出してもらい、後々麺とともにいただいてみると、より肉の旨味が引き立って楽しめるかと思われます!
他にも“ねぎ”といった後味の良さを引き立てる薬味や、キリッとした口当たり・ほどよい辛みを引き立てる唐辛子などが使用されていて、今回の一杯は非常に後味の良さに際立った仕上がりにも感じさせますね!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通りポークをベースに白味噌・赤味噌を合わせ、香味野菜や香辛料を加えた後味すっきりとした味わいに仕上がっているわけですが、この見た目通り乳化感がやや強く、まろやかな味わいかな?と思いきや…ポークの良い意味での脂っこさがやや弱く、個人的には札幌ラーメンらしいこってり感を際立たせて欲しかったところではあります。。
そのため、キリッとした口当たりや後味の良さが際立ち、最後まで全く飽きの来ない味わいに仕上がっていることには違いありません!
また、しっかりと混ぜながら食べ進めていくことによって、ポテトが良い引き立て役となってほどよい厚みを加え、喉越しの良いスープへと変化していくのがわかります!
さらに、今回の“剛火炙り風味味噌ラーメン”には、ガーリックをはじめとする香味野菜の旨味がしっかりと利き、他にも唐辛子をはじめ香辛料なんかも相性良く馴染んでいますから、食べ進めていくとポカポカと体温まる一杯でもあり、特に後味の良さに際立った仕上がりでしたので、濃厚なテイストが好みなら調理時のお湯を若干少なめにして濃いめの味わいで楽しむと良いかと思われます!
このように、今回の“札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン”は、ポークをベースに白味噌・赤味噌の合わせ味噌によるキレとコクが引き立つ仕上がりとなり、香味野菜や香辛料によって最後まで飽きの来ないテイストに1300度もの火炎放射仕上げの香ばしさや“にんにく”の旨味・風味が加わり、まさに後味すっきりとした一杯となっていたため、お好みによってはラードをちょい足しして濃厚感を際立たせてみても良いかもしれません!
まとめ
今回「札幌炎神監修 剛火炙り風味味噌ラーメン」を食べてみて、札幌ラーメンらしいポークをベースにした味噌ラーメンということで、香味野菜や香辛料を利かせたベーシックなテイストではありましたが、1300度もの剛火仕上げの香ばしさが印象的だったものの…若干ポークの旨味によるこってり感が弱かった点が残念なところではありました。。
ただ、ここ“炎神”はそもそもラードを控えめにしているということもあって後味の良さは非常に良く、万人受けするような味わいとも言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
この記事を読んだあなたにおすすめ!