「裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油」を食べてみました。(2023年7月18日発売・東洋水産/セブン-イレブン限定)
この商品は、神奈川県湯河原町の超有名人気ラーメン店“らぁ麺 飯田商店”の店主“飯田 将太”氏監修によってカップ麺限定の裏メニューを再現したもので、ポークをベースに醤油を合わせ、背脂や“にんにく”をガツンと利かせたことで二郎系(二郎インスパイア)を彷彿とさせる豚骨醤油スープに仕上げ、そこにコシが強く幅広な極太麺が食欲をしっかりと満たす食べ応え抜群な一杯が登場です!
それも…実店舗でも提供していない味わいをカップ麺に再現した一杯ということで、もはや“飯田商店”である必要があるのか疑問ですが…シンプルにポークの旨味に濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、さらに食欲そそる“にんにく”やコクを引き立てる背脂を使用し、そこにガシガシ・ワシワシと食べ進めるコシの強い極太麺が絶妙にマッチした満足度の高い一杯、“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”となっております。(値段:税別238円)
ご覧の通りパッケージには“らぁ麺 飯田商店”の店舗名が裏メニューに掛けて反転されているように、今回の“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”に関しては…これまで登場した“飯田商店 秘密のまぜそば(2021年11月30日発売/2022年7月19日リニューアル発売)”や“飯田商店 担々麺(2022年12月13日発売)”といったひと味違ったテイストではなく、全く存在しないカップ麺限定メニューとなっており、なぜか二郎系(二郎インスパイア)を再現した一杯は気になっている方も多いのではないでしょうか?
一方こちらには…“ジャンクでショッパイ!”、“カップ麺限定の裏メニュー!”と記載されているように本店である“神奈川県湯河原町”でも提供していないメニューをカップ麺限定メニューとして監修し、正直どこにも接点がないので“飯田商店”という名前だけで売っているような感じが否めません。。ただ、以前“TRYラーメン大賞”を4年連続で受賞した記念で夢のラーメンを一般公募し、その中から選ばれた“助け合いラーメン”がガッツリ系の一杯なので、その辺りがヒントになっているのかもしれません。(その期間限定メニューは味噌味ですが…)
※“らぁ麺 飯田商店 ららぽーと沼津店”で2021年3月15日〜4月6日までの提供
また、こちらには今回の特徴が以下の通り箇条書きで掲載されていて、その背景にはポークをベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、さらに食欲そそる“にんにく”やコクを引き立てる背脂をバランス良く利かせた濃厚な豚骨醤油スープにもっちりとした弾力の極太麺や各種具材が盛り付けられている仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・キャベツ・背脂加工品・“ねぎ”が使用されているようです!
- コシのある極太麺
- こってり背脂入り
- ニンニクがっつり
- 濃厚でショッパイ
…というか実店舗では水にまで拘る“飯田商店”ですから、カップ麺とは言え満足度の高い美味しさがたっぷりと楽しめることに間違いありません!
このように今回の“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”には…ポークの旨味に濃いめで塩気の強い“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂などをバランス良く利かせた深みのある濃厚な豚骨醤油スープということで、パンチのある味わいと醤油感の強いキレが際立ち、キリッとしたメリハリが心地良く、王道とも言える二郎系ラーメンでありながらも決して脂っこさや“くどさ”もなく、本来の“飯田商店”とは思えないガッツリ系のフレーバーと言えるでしょう!
他にも特徴として…麺は厚みもあり幅広にしたことでスープとの絡みも非常に良く、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持つ食べ応えあのある極太麺(フライ仕様)が採用され、ポークをベースにしょっぱめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、パンチやコクをプラスする“にんにく”や背脂をたっぷりと加えたコク深くもキレの良い味わいがタテ型ビッグサイズらしく思う存分楽しめるというわけです!
別添されている特製スープは文字通り液体仕様ということでポークの旨味をはじめ濃いめの醤油ダレなどが溶け込み、コク深くもキリッとした口当たりが絶妙にマッチし、そこに“にんにく”や背脂の旨味・コクが物足りなさを感じさせない深みをプラス、シンプルでありながらもパンチのある美味しさをカップ麺に再現、まさに二郎系とも言える非乳化の豚骨醤油スープらしくガツンとした濃いめの味わいに仕上がり、具材として使用された味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、いつもの“飯田商店”とは全く異なるジャンク感溢れる満足度の高い一杯となっていました!
これは特に、“二郎系(二郎インスパイア)”が好みの方はもちろん、ポークをベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、食欲そそる“にんにく”やコクをプラスする背脂を豊富に使用した後味の良い豚骨醤油スープをガシガシ・ワシワシとした噛み応え抜群な極太麺とともにボリューム感たっぷりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油
今回ご紹介するカップ麺は、神奈川県湯河原町の名店“らぁ麺 飯田商店”の店主“飯田 将太”氏監修によってカップ麺限定の裏メニューとしてガッツリ系の味わいを再現したもので、ポークをベースにしょっぱいくらいの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、さらに“にんにく”や背脂を豊富に使用し、幅広で厚みもある極太フライ麺が食欲をガツンと満たすタテ型ビッグサイズの食べ応え抜群な一杯、“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…こちらには仕上がりイメージは掲載されていないものの、白を基調に“ジャンクでショッパイ!”、“カップ麺限定の裏メニュー”、“裏飯田商店”といった今回の商品名や特徴などが記載され、個人的に“飯田商店”がこのフレーバーをチョイスしてくるとは思ってもいませんでしたから…正直驚きましたね。。ただ、全く関係ないテイストなので、どういった意図があるのか気になるところ!
そして、この“飯田商店”の味わいを再現したカップ麺と言えば…これまでも“飯田商店 秘密のまぜそば(2021年11月30日発売)”や“飯田商店 しょうゆらぁ麺(2022年5月23日発売)”、“飯田商店 担々麺(2022年12月13日発売)”や“飯田商店 にぼしらぁ麺(2023年5月23日発売)”が登場しており、看板メニューである“しょうゆらぁ麺”も年々リニューアルさせ、今回は全く異なるカップ麺限定の裏メニューとしてガッツリ系の味わいを再現、二郎系とも言えるテイストながらも素材の旨味を活かしたクセになる美味しさがじっくりと楽しめそうです!
ちなみにここ“飯田商店”の創業は2010年3月、和食を志していた当時25歳の“飯田 将太(いいだ しょうた)”氏が実家が営む水産加工会社…その名も“飯田商店”の借金が理由で湯河原に戻らざるをえなくなり、その時に叔父がFC展開していたラーメン店“ガキ大将ラーメン湯河原店”で8年間もオーナーとして腕を振るい、今は亡き“ラーメンの鬼”こと“佐野 実”氏が手がける“支那そばや”の味わいに衝撃を受け、2009年5月に“つけ麺 醤太”をオープンし、その後、実家の水産加工会社を改装して“らぁ麺 飯田商店”を2010年3月にオープン。さらに本店裏に支店用のセントラルキッチンを増設し、2019年10月には“湯河原 飯田商店 ららぽーと沼津店”がオープンしています!
※“つけ麺 醤太”は現在閉店しています。
また、当初は鶏100%の鶏清湯の名店として多くの支持を獲得していたようですが、2019年5月に一旦休業し、同年6月にはメニューや使用する素材などを大きく刷新、豚をメインに豚×鶏のWスープで勝負…にも関わらず“TRYラーメン大賞”4連覇(2017〜20)で殿堂入りを果たし、丸鶏や地鶏、豚骨などをじっくり炊き出した濃厚でコク深いスープながらも無化調に拘った後味の良い一杯が好評で、水は全て逆浸透膜システムの純水を使用するといった素材にとことん拘った名店であり、無化調とは思えないほど素材の旨味を存分に活かした味わいが大変人気を博しています。
さらにここ“らぁ麺 飯田商店”は営業時間が11:00~15:00までの僅か4時間ということもあって連日早い時間から長蛇の列を作る話題の人気店で、朝7時から配られる130枚の整理券が最後の配布前にすでに終了となることも珍しくなく、現在は行列を回避するためにも完全予約制となっているようです。(火曜日正午から1週間分の予約を受付)
※“沼津店”は特に整理券など必要ありません。
ただ、2022年5月16日には…“しょうゆらぁ麺”が1,300円から1,600円、“つけ麺”が1,800円から2,000円に値上げしたことで大変話題となっていました。。(実際口コミ見てみるとなんだか評判悪いようですね…)
それでは、今回の“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”がどれほどポークの旨味を利かせた濃いめ・しょっぱめの豚骨醤油スープに仕上がっているのか?食欲そそる“にんにく”やコクをプラスする背脂との兼ね合いはもちろん、なんと言っても厚みもあり幅広でガシッとした強いコシを持つフライ仕様の極太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り508kcal(めん・かやく407kcal / スープ101kcal)となっております。(塩分は7.4g)
カロリーは、タテ型ビッグサイズ・ポークをベースにガッツリ系の味わいを再現した一杯ということもあって割と高めな数値のようですが、一方で塩分は“ショッパイ豚骨醤油”というだけあって高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり115g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと101kcalとやはりガッツリ系をイメージさせるテイストなだけあって高めな数値を占めていることから、ポークの旨味をしっかりと利かせたコク深くもキリッとした豚骨醤油スープを表現、そこに“にんにく”や背脂を豊富に使用したことでパンチのある口当たりやコク深さが際立ち、もちろん物足りなさといった感じは一切なく、二郎系らしい背徳感のある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、ポークエキスや“しょうゆ”をはじめ…
- 食塩
- 植物油
- ゼラチン
- 香辛料
- 豚脂
- 香味油脂
といった、ポークの旨味をベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂を豊富に使用したことでシンプルながらもパンチのあるガッツリ系特有の豚骨醤油スープを再現、非常にサラッとしたスープではありますが、やみつき感のある素材を存分に活かした美味しさが最後までたっぷりと楽しめる文字通り濃厚でショッパイ味わいを想像させる材料が並びます。
また、販売者は“東洋水産株式会社”と記載されていますが、製造に関してはグループ企業である“株式会社酒悦”が担っているようです!
JANコード | 4901990375047 |
---|
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、しょうゆ、食塩、植物油、砂糖、ゼラチン、香辛料、豚脂、香味油脂、たん白加水分解物、酵母エキス)、かやく(味付豚肉、キャベツ、背脂加工品、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、pH調整剤、クチナシ色素、香料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (115g) 当たり]
熱量 | 508kcal |
---|---|
たん白質 | 13.3g |
脂質 | 22.3g |
炭水化物 | 63.5g |
食塩相当量 | 7.4g めん・かやく:2.5g スープ:4.9g |
ビタミンB1 | 0.40g |
ビタミンB2 | 0.35g |
カルシウム | 288mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、ポークを利かせた醤油ダレが主な要素ということもあって非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます!
また、かやくには…
- 味付豚肉
- キャベツ
- 背脂加工品
- ねぎ
がすでに入っています。
このように今回使用されている具材はガッツリ系の豚骨醤油と相性抜群な仕様となっていて、特にキャベツは多めで背脂も大粒のものが使用されているようで、他にも味付豚肉からも良い旨味が滲み出すことによって背徳感のあるスープをさらに引き立て、パンチの強い味わいがガツンと楽しめそうです!
さらに、麺はご覧の通り湯戻りする以前からすでにお店さながらのガシガシ・ワシワシとした噛み応え抜群な食感が伝わり、幅の広い仕様によってスープとの絡みも良く、今回のフレーバーにもぴったりです!とは言え…東洋水産だとこういった種類の麺は他でも使用されていますから、なぜか真新しさといった感じはありません。。
調理してみた
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりとお湯を吸ったことで先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力や強いコシが加わり、まだ特製スープを加える前の状態ではありますが…ポークの旨味をベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂を豊富に使用したことによって二郎系とも言える濃厚でパンチの強いテイストながらも、背徳感抜群なクセになる味わいがカップ麺として気軽に楽しめる濃いめの一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製スープを加えていきます!
すると…“ショッパイ豚骨醤油”というだけあって醤油感が非常に強く色も濃いめで、ポークの旨味なんかも加わったことで存在感のある味わいに間違いなく、ほんのり香る“にんにく”の風味が広がっていき、特別“にんにく”臭や豚骨臭が強烈というわけでもなく、非常にサラッとしたスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
ご覧の通り特製スープにはほどよい油分も含まれているようで、すぐに全体に馴染んでいき、表面には上質な旨味エキスとなる脂や油分が広がり、やはり黄色い看板でお馴染みのガッツリ系のテイストをイメージさせ、ポークの旨味に濃いめの醤油、そして香味野菜や背脂と来ればだいたい間違いないんですが…やはり“飯田商店”がこのテイストを監修して商品化したという点においては疑問が残りますね。。
ではよーく混ぜていきましょう!
そして全体が馴染むと…色合いは非乳化よりの微乳化といった割と透明度の高い豚骨醤油スープで、物足りなさを一切感じさせないポークの旨味や食欲そそる“にんにく”、さらに背脂がバランス良く融合し、上質な旨味エキスといった脂や油分がコク深く引き立て、お店さながらの食感が表現された極太麺によって食べ応えに関しては申し分なく、カップ麺とは言え拘りの味わいがじっくりと楽しめそうです!
やはりポークの旨味を活かした豚骨醤油スープに“にんにく”や背脂を豊富に合わせたテイストは見るからにパンチのある味わいが伝わり、今回使用された具材のキャベツも割と多めで、具材に関しても申し分ないんですが、味付豚肉の仕様が若干気になりますね。。とは言え、麺とスープだけでも十分満足度の高い仕上がりで芳醇な醤油ダレとガシッとした食感の麺が絶妙にマッチした一杯は税別238円だとリーズナブルに感じられるかもしれません!
食べてみた感想
一口食べてみると…風味としては“にんにく”・豚骨ともにクセのある臭みなどはほぼなく、パンチのある豚骨醤油スープとして存在感のある味わいに感じられるものの、比較的飲みやすいテイストでこってりしているわけではなく、特製スープ仕様というだけあって旨味エキスがしっかりと溶け込み、背脂のコクも加わったことで濃厚感が際立ち、シンプルで王道ながらも幅広い層に好まれる味わいを再現しているようです!
そして上質な脂・油分によるコク深いまろやかさとキリッとしたシャープな口当たりが絶妙にマッチしたことで最後まで飽きることもなく、想像以上に安定感のある豚骨醤油スープはストレートに美味しいですね!他にも商品名の文字通り塩気がやや強めということもあってガツンとした味わいが印象的で、二郎系にも近しいインパクト抜群な仕上がりとなっています!
そのため、当然ポークの旨味だけが突出したテイストというわけではなく…食欲そそる“にんにく”や背脂のコクが絶妙にマッチし、塩気の強い醤油ダレ、そしてさり気なく使用された香辛料などが全体をうまく調和させ、そこに麺量80gのガシガシ・ワシワシと食べ進める幅広な極太麺が食欲をしっかりと満たしてくれる定番の一杯と言えるのではないでしょうか?
やはり“飯田商店”のような鶏の旨味に拘った味わいをカップ麺に再現するのは難しいんですよね(地鶏や丸鶏はクセのない旨味やコクが最大の特徴ですから…)!そのため、今回のようにわかりやすい特徴を持つテイストの方が再現性は高く、満足度も高いのかもしれません!ただ、強いて言えば…“飯田商店”が監修する必要はないようにも感じられ、どうしても“飯田商店”の名前を使って商品を売っているだけといった印象が残りますね。。再現系なら納得なんですが…
麺について
麺は、ご覧の通り厚みもあり非常に幅の広い極太麺で、この広い幅によってスープとの絡みも非常に良く、ガシガシ・ワシワシと食べ進める抜群な噛み応えが印象的で、もっちりとした弾力としっかりとした噛み応えのある強いコシを兼ね備え、麺量80gのボリュームによって食欲もガツンと満たし、今回の“ショッパイ豚骨醤油”にぴったりな仕上がりとなっています!
そんな麺には…ポークをベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂を豊富に使用したことで濃厚ながらもメリハリの付いたコク深い豚骨醤油スープがよく絡み、一口ずつに深みのある旨味や甘み、そして塩気の強い醤油の旨味などが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の風味やほんのり香る“にんにく”の風味が後味良く抜けていきます!…というか今回のフレーバーはシンプルながらも二郎インスパイアらしさを感じさせるスープなんですが、それぞれのバランスが非常に良く、また食べたくなるほど飽きの来ない味わいが好印象といったところ!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの小さくカットされた味付豚肉が入っていて、仕上がりが心配でしたが、実際にはチープな仕様というわけではなく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどコシの強い極太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が増して楽しめるかと思われます!
また、こちらのキャベツは使用されている数もかなり多く、やや大きめにカットされたことによってシャキシャキとした食感が心地良く、今回の一杯にちょうど良い食感や彩りとしてのアクセントがプラスされているようです!
そして、こちらの背脂は…湯戻りすることでほとんどがスープに溶け込み、今回の“ショッパイ豚骨醤油”にちょうど良いコクをプラス、もちろん脂っこさといった感じは一切なく、旨味際立つ具材として相性良く馴染み、スープの美味しさを引き立てているように感じられます!
他にもこちらの“ねぎ”が入っていて、やや小さめにカットされたことでシャキシャキとした食感こそありませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の豚骨醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通りポークの旨味をベースに濃いめ・しょっぱめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂を加えることによって食欲そそる旨味やコクが際立ち、まろやかでありながらもキリッとした醤油の塩気や旨味によって深みのある味わいをカップ麺に再現、まさに王道を行くメリハリのある豚骨醤油スープで、非乳化に近い微乳化といった味の濃さがちょうど良く…パンチの強いスープがカップ麺として気軽に楽しめる飽きの来ない仕上がりとなっています!
そしてなんと言ってもスープ表面に浮かぶ動物系の旨味・脂がコクをプラスし、拘りの醤油ダレとバランス良く合わさったことで、ついつい箸が止まらなくなるような深みのある美味しさが心地良く、文字通りショッパイくらいの醤油感やキレの良さ、そしてコク深さがうまく融合した味わいとなっているため、幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?ただ、“にんにく”はもっとガツンと利かせても良かったような気もするので、お好みによっては“おろしにんにく”を足して調整してみてください!
また、食べ進めていくに連れて具材に使用された味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、他にも容器底に溜まっていた粉末や背脂なんかも溶け出すことで満足度も増していき、定番とも言える豚骨醤油スープなんですが…醤油の濃いめで塩気も強いので“にんにく”と合わせてパンチがあり、そもそもポークの旨味がしっかりと下支えしているため、物足りなさといった感じは一切なく、残ったスープに追い飯してもぴったりかと思います!
ただ、どうしても“飯田商店”が監修する理由が見当たりませんし…普通に美味しい二郎系の豚骨醤油ラーメンといったところで、尖った特徴がない点が残念ではあります。。というのもやはり“飯田商店”は鶏出汁と水、そして醤油に拘る名店であって、いくらカップ麺限定の裏メニューとは言っても無理矢理感が否めません。しかも本店の看板メニューは上品とも言えるテイストが特徴ですから、なおさら違和感を感じますね。。
このように、今回の“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油”は、ポークをベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、食欲そそる“にんにく”やコクをプラスする背脂を豊富に使用したことでパンチのある豚骨醤油スープに仕立て上げ、具材に使用した味付豚肉からも良い旨味が滲み出し、そこに厚みもあり幅広なフライ仕様の極太麺が絶妙にマッチしたことによって二郎系にも似通ったガッツリ系のテストを再現、安定感のある豚骨醤油スープがボリューム感たっぷりと楽しめる白飯にもぴったりなショッパイ仕上がりとなっていたため、お好みによっては濃厚な豚骨醤油スープと相性の良い唐辛子などの香辛料をちょい足ししてみても良いでしょう!
まとめ
今回「裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油」を食べてみて、神奈川県湯河原町の名店“らぁ麺 飯田商店”の店主“飯田 将太”氏監修によってカップ麺限定の裏メニューとして二郎系をイメージさせるテイストを再現した一杯には…ポークをベースに濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、“にんにく”や背脂を豊富に使用したことによってパンチのある味わいを再現、そこに厚みもあり幅広な極太麺が食欲をガツンと満たすジャンクで背徳感のある一杯となっていました!
ただ、今回のフレーバーに関してはカップ麺限定という時点である意味裏メニューですし、敢えて“裏メニュー”として表現したのは疑問が残りますね。。“飯田商店”で以前提供していたメニューを再現したものだったり、これからセカンドブランドとして店舗展開するなら納得できるんですが、何も関係ありませんから…笑
正直“飯田商店”の名前だけで全く異なる味のカップ麺を販売しているだけに感じられるものの、仕上がり自体は王道とも言える二郎系で飽きる要素もありませんので、思いのほか幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
この記事を読んだあなたにおすすめ!