「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」を食べてみました。(2024年1月9日発売・サンヨー食品/ローソン限定)
この商品は、福島県喜多方市の人気老舗ラーメン店「坂内食堂(ばんないしょくどう)」の看板メニュー“志那そば(中華そば)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、白濁することなくじっくりと炊き出した豚骨の旨味を丁寧に凝縮した醤油ベースのスープに仕上げ、あっさりとした優しい味わいにも関わらずコク深い旨味が際立ち、そこに実店舗さながらの平打ちタイプの多加水縮れ麺が絶妙にマッチした濃いめの一杯、“坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば”となっております。(値段:税別258円)
ご覧の通り、パッケージには“中華そば 味濃いめ(2022年12月発売品比)”と記載されているように、この商品はこれまでも定期的に発売されており、そもそも豚の旨味と聞くと…乳化感のある白濁としたイメージを持つかもしれませんが、ここ“坂内食堂”ではじっくりと丁寧に炊き出したことによって透明感のあるスープが表現されているようで、それによってあっさりとした味わいにも関わらず深みのある旨味が特徴的のラーメン店であり、喜多方ラーメン御三家のひとつとしても広く知られています!
一方こちらには、実店舗さらがらのもっちりとした平打ち仕様の太ちぢれ麺に上質な脂が食欲そそる味わい深い醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・メンマ・ねぎが使用されているようです!
他にも特徴として…麺は上記のように平麺タイプのもっちりとした太麺仕様となっていて、実店舗で提供されている“手揉み風”な“ちぢれ”を付けたワシワシとした噛み応えのある食感が再現され、豚骨の旨味を丁寧に利かせたコク深い醤油スープとともに最後まで飲み飽きることのない優しい味わいが堪能できるというわけです!
一瞬あっさり目にも感じられるものの…そのすぐ後からは豚の旨味によるコク深く濃いめの味わいが広がっていき、もちろん物足りなさといった感じは一切なく、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”やほどよい香辛料によってメリハリを付けた厚みのある醤油スープは食べ飽きることもなく、そこに幅も厚みも異なる“手揉み風”のフライ麺が絶妙にマッチした喜多方ラーメン特有のどこか優しい一杯となっていました!
坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば
今回ご紹介するカップ麺は、“喜多方ラーメン”としての名店“坂内食堂”の看板メニュー“中華そば”を再現したもので、“毎日食べても飽きることのない味”らしく、豚の旨味をしっかりと利かせた口当たり優しい醤油スープに仕上げ、ほどよく香辛料で味を調えたことによってコク深い味わいにキリッとしたメリハリが付き、手揉み風のフライ麺が相性良くマッチした品のある一杯、 “坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…“坂内食堂”、“福島・喜多方 醤油ラーメン”といった店舗ロゴなどがシンプルに掲載されており、特に今回は以前発売されていたフレーバーと比較して若干濃いめに仕上げているとのことで、しっかりとした味わいには期待したいところ!
ちなみにここ“坂内食堂”の創業は昭和33年5月、“上海食堂”で修行を積んだ“坂内 新吉”氏がオープンさせたのがはじまり。今では福島県喜多方のご当地ラーメン“喜多方ラーメン”の名店でもあり、豚骨の旨味を利かせた清湯系の塩スープに醤油を加えた昔ながらの味わいにチャーシューが盛り付けられ、多くのファンから高い支持を得る人気店です。(麺が見えないほどチャーシューが盛り付けられた“肉そば”なんかも非常に有名ですね。)
そのため、特徴としては…毎日食べても飽きないようなシンプルなテイストではあるんですが、臭みのない豚骨の旨味を利かせた塩スープに醤油を加えたことで物足りなさを感じさせないコクがあり、豊富に使用されたチャーシューからも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて満足度も増していき、さり気なく利かせた香辛料がキリッとした後味を引き立てる飽きの来ない一品となっています!
そもそもこの“喜多方ラーメン”とは…福島県喜多方市発祥のご当地ラーメンであり、以下の通りシンプルな特徴だからこそ毎日食べても飽きの来ないテイストで、以前は人口に対するラーメン店の数としては日本一だったこともあるそうで、札幌ラーメンや博多ラーメンと合わせて日本三大ラーメンと呼ばれているほど知名度の高いラーメンです!
- 醤油・塩などあっさりとした中にもコクのある豚骨清湯スープ
- もっちりとした柔らかい食感の平打ち熟成多加水麺
それでは、今回の“坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば”がどれほど豚骨の旨味を丁寧に利かせたコクのある仕上がりとなっているのか?醤油ならではの旨味やキレの良さ、さり気なく利かせた香辛料との兼ね合いはもちろん、なんと言っても実店舗さながらの手揉み風で強いコシが再現されたフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り439kcal(めん・かやく345kcal / スープ94kcal)となっております。(塩分は6.9g)
カロリーは、“味濃いめ”とは言え…あっさりとした醤油スープとのことで割と低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮しても高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり96g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと94kcalと豚骨の旨味をしっかりと利かせたコク深い味わいということもあって思ったより高めな数値を占め、品のある旨味が醤油スープに溶け込み、あっさりとしているにも関わらず物足りなさを感じさせない仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や豚脂をはじめ…
- ポーク調味料
- しょうゆ
- 植物油脂
- ポークコラーゲン
- ポークエキス
- 香辛料
といった、豚骨の旨味をしっかりと利かせたコク深い醤油スープに仕上げ、口当たり優しくほどよい香辛料によってキリッとしたアクセントを加えたシンプルながらも飽きの来ない味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 関西工場(奈良県)
JANコード | 4901734053040 |
---|
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵)、スープ(糖類、食塩、豚脂、ポーク調味料、しょうゆ、植物油脂、ポークコラーゲン、たん白加水分解物、酵母エキス、ポークエキス、香辛料)、かやく(味付豚肉、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、レシチン、微粒二酸化ケイ素、クチナシ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (96g) 当たり]
熱量 | 439kcal |
---|---|
たんぱく質 | 7.9g |
脂質 | 21.8g |
炭水化物 | 52.8g |
食塩相当量 | 6.9g めん・かやく: 2.1g スープ: 4.8g |
ビタミンB1 | 0.32mg |
ビタミンB2 | 0.38mg |
カルシウム | 187mg |
開封してみた
開封してみると、ご覧の通りすでに粉末スープなどが入っていて、フタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、量は少なめで調味油ならではのサラッとした状態となっていたため、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分でしょう!
また、具材には…
- 味付豚肉
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
さらに、麺はご覧の通り部分的に厚みや幅も異なる手揉み風のフライ仕様で、湯戻りする前からすでにもっちりとした弾力やガシッとした強いコシなどが再現されていることが伝わってきます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力や強いコシが加わり、臭みのない豚骨の旨味を利かせた優しくもコク深い醤油スープとともに臨場感溢れる味わいがカップ麺に再現された安定感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“仕上げの小袋”を加えていきます!
すると…無色透明な油分となっていて、あくまで今回の醤油スープにコクを引き立てる調味油のようです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…醤油スープではありますが豚骨の旨味を活かした清湯スープということもあって透明感もあり非常にサラッとした状態で、風味としてもやはり豚骨のクセなどは一切なく、“毎日食べても飽きることのない味”というのも納得で、まさにシンプルながらもコク深い喜多方ラーメンならではの味わいが再現されているようです!
また、具材に使用されたチャーシューも小さくカットされているものの…想像以上に多めに使用されていたため、食べ進めていくに連れて旨味も増していき、それと同時に満足感も増していく…そんな前作よりも若干濃いめに仕上がっているようで、チャーシューをたっぷりと添えた実店舗らしい味わいがカップ麺として臨場感高く楽しめそうな一杯となっています!
食べてみた感想
一口食べてみると…臭みのない丁寧に処理されたかのような豚骨の旨味がしっかりと利いたことによって、あっさりとした醤油スープには口当たり優しいコクが加わり、基本は非常にシンプルな醤油スープといった印象ではありますが、“毎日食べても飽きることのない味”といった“坂内食堂”の味わいらしく、豚骨の旨味が物足りなさを一切感じさせない深みのある仕上がりとなっています!
そして、この豚骨も決してギトギト・こってりとしているわけではなく、醤油ならではのキレとコクのある旨味を引き立たせているように馴染み、じっくりと味わってみるとペッパー系のような香辛料が使用されているせいか…どこか後味すっきりとした印象のテイストにも感じられますね!それによって優しい味わいであり飽きの来ない一杯といったところ!
また、気になる“味濃いめ”についてですが、あくまで2022年12月発売品比ということで、思ったほどの濃さではなく、変にしょっぱ過ぎるわけでもありませんし、むしろ旨味が強くなっているような気もするほど全体のバランスが良く、クセのない豚骨の旨味がコクを引き立て、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”なんかもちょうど良いアクセントとして馴染むことによって幅広い層に好まれるフレーバーと言えるでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通りサンヨー食品の独自技術による切刃で切り出したことによって部分的に厚みや幅も異なる仕様で、坂内食堂で提供されている平打ち麺・手揉み風といった“ちぢれ”を付けたコシのある食感を再現し、フライ麺ながらもガシッとした硬めの仕上がりとなっています!…というかこの麺の食感はかなり良いですね!良い意味でガシガシとしていてスープとの馴染みも抜群です!
ただ、実店舗では多加水麺を使用しているので、実際はもっともちもちとした食感が際立っているような気もしますね!とは言え、これはこれで噛み応えもあって非常に好印象といったところ!
そんな太縮れ麺には、豚骨の旨味を丁寧に利かせた優しくも味わい深い醤油スープがよく絡み、非常にシンプルであっさりなんですが…クセのない旨味などが口いっぱいに広がっていき、醤油ならではの芳醇な風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、小さくカットされてはいたものの、じっくりと噛んで味わってみると…割としっかりとした味付けが施され、それなりに肉の旨味なんかも感じられる仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどコシの強い手打ち風の麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは、数・サイズともに申し分なく、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん、素材本来の味わいなんかもしっかりと伝わり、今回のあっさり・シンプルな醤油スープにもぴったりです!
他にもこちらの小さくカットされた“ねぎ”が数多く使用されていて、シャキシャキ感こそ期待できませんが、ちょうど良い薬味にもなったことで、今回のコク深くもあっさりとした醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、臭みやクセのない豚骨の旨味を丁寧に抽出したことによって乳化感のある白濁としたスープではなくサラッとした仕上がりが印象的で、この豚骨の旨味があっさりとした中にも物足りなさを感じさせない深みやコクをプラスし、上品にも感じられるテイストで物足りなさといった感じもありませんし、何度も食べたくなる安定感のある味わいというのも納得です!
また、スープの構成としてはポークに由来する旨味を数種類使用し、醤油や食塩、香辛料で味を調えたシンプルな状態なんですが、やはり名店“坂内食堂”らしい豚骨の旨味を再現しているだけあって上質な脂が表面に広がり、喉越しの良いコクを引き立てるバランスの良い仕上がりが個人的に好印象といったところ!ただ…“味濃いめ”とは言っても濃すぎるわけではありませんから、存在感のある味わいがじっくりと楽しめることと思われます!
一方、食べ進めていくに連れて、具材に使用されたチャーシューからも良い旨味が滲み出し、豚骨の旨味を利かせたあっさりとした醤油スープがコク深く立っていき、満足度も増していくため、やはりこれら具材はよく混ぜながらいただくべきでしょう!そして後ほどコシの強い平打ち仕様の太ちぢれ麺や醤油スープを一緒にいただくと…肉の旨味もしっかりと堪能できるのではないでしょうか?
…というか喜多方ラーメンはたまにカップ麺でも登場しますが、これといって特徴がないシンプルであっさりとしたテイストながらも豚の旨味が凝縮されている点が良いんでしょうね!だからこそ何度も食べたくなる味であって脂っこさといった“くどさ”もありませんし、途中で飽きることもありません!(お好みによってはペッパー系の香辛料で味を調整してみてください。)
まとめ
今回「坂内食堂 喜多方本店監修 中華そば」を食べてみて、福島県喜多方市の老舗人気ラーメン店“坂内食堂”の看板メニュー“中華そば”の味わいをカップ麺に再現した一杯には…まさに“毎日食べても飽きることのない味”のイメージ通り豚・豚骨の旨味を丁寧に利かせた醤油スープといったシンプルなテイストながらも優しい口当たりでコク深くも物足りなさを感じさせない味わいが印象的で、手打ち風の“ちぢれ”を付けたフライ麺との絡みも非常に良く、味わい深くも醤油の芳醇な風味が香る若干濃いめの一杯となっていました!
そして、なんと言ってもここ“坂内食堂”ならではの平打ち麺・手揉みしたかのような“ちぢれ”を付けたことによるもっちりとした弾力と強いコシが心地良く、調理時間5分によって臨場感溢れるもちもち食感を再現、そこに旨味の強い濃いめのスープが相性良くマッチしたことで、イメージしていたような醤油ラーメンとは一線を画する“喜多方ラーメン”らしい安定感のある仕上がりと言えるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!