「凄麺 青森煮干中華そば」を食べてみました。(2013年1月14日発売/2024年7月24日リニューアル発売・ヤマダイ)
この商品は、茹でたてのような旨さ、お店のような美味しさでお馴染み“凄麺(すごめん)”シリーズから発売されているもので、青森県津軽地方のご当地ラーメン“津軽ラーメン(煮干しラーメン)”をカップ麺に再現、ポークやチキンの旨味をベースに煮干しの旨味をバランス良く利かせ、後味すっきりとした醤油スープが特徴的な一杯、“凄麺 青森煮干中華そば”となっております。(値段:税別255円)
ご覧の通りパッケージには動物系の旨味をベースに煮干しの出汁をしっかりと溶け込ませた後味の良い醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・麩・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!

ちなみに、今回の“青森煮干中華そば”の特徴としては…以下のような点が挙げられます。
- 煮干ダシ・煮干粉・煮干風味オイルの重層的なダシ感のある醤油味スープ
- スープがしみ込む麩入り
他にも特徴として…麺は角刃の中太ノンフライ仕様で、ポークやチキンをベースに煮干しの旨味を重層的に利かせたじんわりと染み渡る味わいの後味すっきりとした味わいがじっくりと楽しめるというわけです!
煮干しの良い出汁をたっぷりと凝縮した濃いめの醤油スープにはポークやチキンなど動物系の旨味がコク深い味わいを際立たせ、煮干し特有の苦味や“えぐみ”などはほぼなく、素材本来の美味しさを最大限に引き出すかのように醤油感の強いスープを表現、そこにシリーズならではの中太ノンフライ麺が相性良くマッチした一杯となっていました!
「凄麺 青森煮干中華そば」とは?
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り310kcalとなっております。(塩分は8.4g)
カロリーは、動物系の旨味を利かせた醤油スープの割に煮干しの旨味を重層的に利かせたテイストということもあって想像以上に低めな数値のようですが、一方で塩分は希に見るかなり高い数値となっています。
ちなみに1食当たり104g、麺の量は60gとのこと。

原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や動物油脂をはじめ…
- 食塩
- 魚介粉末
- ポークエキス
- 煮干エキス
- チキンエキス
- ショウガペースト
- ニンニクペースト
- 香辛料
といった、ポークやチキンなど動物系の旨味をベースに煮干しの“出汁・粉・オイル”を重層的に加えた醤油感の強いスープに仕上げ、食欲そそる香味野菜などの旨味が深み・繊細さをプラス、それによってじんわりと染み渡るかのような煮干しの美味しさが最後まで飽きることなく楽しめる味わいを想像させる材料がシンプルに並びます。
※製造工場:ヤマダイ株式会社 本社工場(茨城県)

JANコード 4903088004884 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、食塩、大豆食物繊維)、スープ(しょうゆ、動物油脂、食塩、たん白加水分解物、魚介粉末、ポークエキス、煮干エキス、チキンエキス、ショウガペースト、ニンニクペースト、香辛料、デキストリン)、かやく(味付豚肉、麩、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、酒精、かんすい、酸味料、増粘剤(グァーガム)、甘味料(ソルビトール)、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、フラボノイド色素、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (104g) 当たり]
熱量 310kcal たん白質 11.0g 脂質 6.2g 炭水化物 52.5g 食塩相当量 8.4g(めん・かやく2.5g/スープ5.9g)
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り“後入れかやく”、後入れ液体スープ、“かやく”といった3つの調味料などが入っています。

また、麺はご覧の通り角刃・中太仕様で、シリーズらしい生麺を思わせるかのような茹でたてのもっちりとした弾力や歯切れの良い強いコシが表現され、じんわりと染み渡る煮干しの旨味を利かせた醤油スープにもよく絡むことで、一口ずつに感じられる美味しさ・満足度も一際大きく感じられそうです!

調理してみた
ではまず、先ほどの“かやく”を入れてみます。
そして、かやくには…
- 味付豚肉
- メンマ
が入っています。

では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!

ではここに先ほどの液体スープを加えてよーくかき混ぜていきます。
そして最後に先ほどの“後入れかやく”を添えて完成となります!
こうしてスープが全体に馴染むと…濃いめではありますが、思ったよりも透明度の高い醤油スープには煮干し系独特な節感のある粒子などが見当たらず、しっかりとスープの方に旨味として溶け込んでいるようで、動物系の材料も加わったことでまろやかさが際立ち、しっとりとした品のある一杯といった想像以上のクオリティとなっています!

「凄麺 青森煮干中華そば」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…苦味・“えぐみ”などのない上品な煮干しの旨味が口当たりに感じられるわけですが、ポークやチキンなど動物系の旨味がほどよいコクやまろやかさをプラス、それによってキリッとした醤油ならではの味わいが優しくも感じられます!
また、明治33年創業の老舗醤油メーカー“ワダカン”の醤油を使用したキレ・コクのある味わいとも非常に相性良く、煮干しならではの良い出汁や動物系の旨味、それらがバランス良く融合したことでついついスープが止まらなくなってしまいます!
そのため、強いて言えば…といった点が見当たらないほど安定感のある美味しさが再現されていて、濃厚な煮干しラーメン(ドロッとした極ニボ系)が好みの方だと少し物足りなさを感じるかもしれませんが、かなり幅広い層に好まれる一杯とも言えるでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り中太・角刃仕様で、つるっと滑らかな食感や噛み応えのある強いコシを併せ持ったシリーズらしいノンフライ麺が採用されており、お店さながらの生麺のような強いハリがあり、密度感のあるずしっとした食べ応え抜群な仕上がりとなっています!
そんな中太麺には、ポークやチキンの旨味によって煮干しの美味しさを引き立てた醤油感の強い後味の良い醤油スープがよく絡み、じんわりと染み渡るかのような煮干しの旨味が丁寧に表現されたコク深い味わいが口いっぱいに広がっていき、煮干しならではの食欲そそる風味が後味良く抜けていきます!

トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、カップ麺でよく見かけるような薄め・小さめといった…割とチープな仕上がりでしたので、単品で味わうというよりも…しっかりとスープに馴染ませておき、少しでも旨味を滲み出した後に生麺さながらの中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が引き立って楽しめるのではないでしょうか?

また、こちらのメンマは、今回のような醤油スープには欠かせない具材のひとつとして、ほどよいコリコリとした食感とメンマ特有の味付けや素材本来の美味しさがしっかりと伝わってくる相性抜群な具材となっています!

さらに、こちらの“お麩”は、もちろん味付け自体は感じられないものの…しっかりとスープを染み込ませていただくと、じゅわっと煮干しの旨味が滲み出し、食感も非常に柔らかく…すぐに熱々のスープが口いっぱいに広がっていくため、若干やけどに注意です!

他にも、こちらの“ねぎ”は割と小さめにカットされ、後入れ用ということもあってシャキシャキとした食感はありませんが、ほどよい薬味としての役割を担う具材として煮干しをしっかりと全面に押し出した醤油スープの美味しさを引き立てています!

スープについて
スープは、丁寧に利かせた煮干しの美味しさをポークやチキンの旨味が下支えしたことによって後味すっきりとした割に深みのある飲みやすい醤油スープに仕上げ、動物系の旨味によってまろやかさをプラス、まさに煮干しの旨味を全面に押し出した飽きの来ない醤油スープで、キリッとしたシャープな飲み口が好印象といったところ!
そのため、煮干し系の“中華そば”などの醤油ラーメンが好みの方ならほぼ間違いなく納得の仕上がりで、動物系の旨味に関しても全く変な臭みなどはありませんから…かなり幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?

まとめ
今回の「凄麺 青森煮干中華そば」は…最後まで飽きの来ないキレ・後味の良い万人受けするかのようなスープに仕上がり、煮干しの美味しさを最大限に活かした満足度の高い醤油スープを表現し、単純に煮干しの旨味だけを醤油スープに利かせただけでなく、動物系の旨味と絶妙にマッチした安定感のある美味しさ、そして本格感のある中太麺によって染み渡るスープがたまらない…そんな想像以上に食欲を満たしてくれる一杯となっていました!
やはり“凄麺”シリーズは麺の仕上がりに定評があるだけでなく、スープの方もしっかりと作り込まれている印象で美味しいですね!
また、このシリーズは他にも様々な地方のご当地ラーメンを再現したフレーバーなんかも数多く発売されていますから…好んでリピートしているという方も多いのではないでしょうか?
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王道系は青森市の方が中心で、濃厚系は弘前市発祥なので、ことさらに弘前市と強調しない方が良いと思います。パッケージのねぶたも青森ねぶたで、弘前ねぷたではありません。
匿名さん
ご指摘ありがとうございます。
一部修正させていただきました。