「色彩ラーメン きんせい 焦がし風味噌ラーメン」を食べてみました。(2024年11月26日発売・東洋水産/セブン-イレブン限定)
この商品は、大阪府高槻市に本店を構える人気ラーメン店“色彩ラーメン きんせい”で提供している冬の限定メニュー“焼き味噌らーめん”をカップ麺に再現したもので、味噌やポークをベースに魚介の旨味やピリッとした辛みを加えた焦がし風味の味噌スープに仕立て上げ、そこに厚みもあり幅広なフライ麺が絶妙にマッチした一杯、“色彩ラーメン きんせい 焦がし風味噌ラーメン”となっております。(値段:税別248円)
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ご覧の通り容器側面には“魚介の旨味を利かせたピリ辛焦がし風味噌ラーメン!”と記載され、その背景には味噌やポークをベースに魚介の旨味やピリッとした辛み、焦がし風味バランス良く利かせた後味の良い味噌スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・玉ねぎ・味付鶏挽肉・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!
※今回は麺・具材の合計重量を前年比115%で食べ応えアップしての登場です。
他にも麺は、若干幅広で噛み応えのある角刃のフライ仕様で、麺量80gとボリュームもあり、それによって味噌やポークをベースに魚介の旨味やピリッとした辛み、食欲そそる焦がし風味をバランス良く合わせた味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
動物系や魚介系の旨味を利かせたピリ辛焦がし風味噌スープは思っていた以上にバランスが良く、ピリッとした辛みと焦がし風味が食欲を掻き立て、まさに素材の旨味を存分に活かした“きんせい”らしい冬限定の味噌スープとなっていました!
「色彩ラーメン きんせい 焦がし風味噌ラーメン」とは?
そもそもここ“彩色ラーメン きんせい”の創業は2001年(平成13年)11月、店主である“中村 悟”氏が中華料理屋で5年間の修行を経た後、ラーメン業界の大手“イートアンド”に就職し、“よってこや”の前身となるラーメン屋で3年間店長職を務め、高槻市栄町に奥さんとともに“彩色ラーメンきんせい”をオープンしたのがはじまり(当時のメインは“あっさり豚骨ラーメン”)。
その後、半年で“豚骨ラーメン”から“和風ラーメン”へと方向転換し、そのタイミングで自家製麺も取り入れ、創業当初は売れ行きが悪く大変だったようですが…試行錯誤を繰り返している中、“燻製鶏塩”といったメニューが瞬く間に広まり、さらに2004年12月に“関西1週間”という雑誌のラーメン特集で大賞に選ばれたことで急成長を遂げ、現在では大阪を中心に店舗展開しているようです!
- きんせい高槻本店
- 茨木きんせい
- 中村商店 京都拉麺小路店
- 中村商店 高槻本店
- 中村商店 南茨木店
- GAGA中村商店
- 麺屋 きん次郎
- ラーメンはにわ家
それによって2017年から毎年“食べログ ラーメン WEST 百名店”にも選出、さらに運営は“株式会社きんせい(2008年10月設立)”が取り仕切り、数多くの名店を輩出するなど…各方面からも高く評価され、大阪ラーメン界のカリスマとも呼ばれる店主“中村 悟”氏が手掛ける名店となっています!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り507kcal(めん・かやく400kcal / スープ107kcal)となっております。(塩分は7.1g)
カロリーは、濃厚な味噌スープの割にそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり113g、麺の量は80gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと107kcalとポークだけでなくチキンの旨味の旨味をしっかりと利かせたことによって、後味すっきりとしたテイストの中にも物足りなさを感じさせないコク深さが再現され、カップ麺ながらも繊細な仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”やポークエキスをはじめ…
- 食塩
- 香味油脂
- 香辛料
- 植物油
- 粉末かつおぶし
- 豚脂
- でん粉
- チキンエキス
- 野菜エキス
- 豆板醤
といった、味噌やポークをベースに魚介の旨味や焦がし風味、ピリッとした辛みをバランス良く合わせたコク深くも後味すっきりとした味噌スープに仕立て上げ、そこにフライ麺ならではの香ばしい風味がふんわりと香り立つことで、後引く辛さがクセになる臨場感の高い味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:株式会社酒悦 房総工場(千葉県)
JANコード | 4901990379526 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(みそ、ポークエキス、食塩、香味油脂、砂糖、香辛料、植物油、粉末かつおぶし、豚脂、でん粉、チキンエキス、野菜エキス、豆板醤、発酵調味料、たん白加水分解物)、かやく(味付豚肉、たまねぎ、味付鶏挽肉、メンマ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、炭酸カルシウム、増粘多糖類、かんすい、酒精、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (113g) 当たり]
熱量 | 507kcal |
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たんぱく質 | 12.8g |
脂質 | 23.1g |
炭水化物 | 62.0g |
食塩相当量 | 7.1g めん・かやく: 2.5g スープ: 4.6g |
ビタミンB1 | 0.40mg |
ビタミンB2 | 0.40mg |
カルシウム | 181mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、味噌ダレを含む若干トロッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- 味付豚肉
- 玉ねぎ
- 味付鶏挽肉
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、厚みもあり幅広なフライ仕様で、もっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、濃厚な味噌スープにも負けじとしっかりとした噛み応えに期待できそうです!
調理してみた
では熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
続いて先ほどの特製スープを加えて、よーくかき混ぜてみます。
そして全体が馴染むと…味噌やポークをベースに魚介の旨味やピリッとした辛みなどを合わせているものの、思ったよりサラッとした仕上がりとなっていて、特に“くどさ”もなく食欲そそる焦がし風味が良いですね!
「色彩ラーメン きんせい 焦がし風味噌ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…キレも良くピリッとした辛みのすぐ後からは、さり気なく魚介出汁の旨味やそれを引き立てるポークの旨味・コクが染み渡り、思いのほか複雑で繊細な味わいが広がっていき、後味すっきりとした冬限定の味わいをうまく再現しているようです!
そして、食べ進めていくに連れて動物系や魚介系の旨味を互いに引き立て合うかのように深みのある味わいが際立っていき、ついついスープが止まらなくなってしまいます!しかも特に脂っこさといった感じもなく飲み飽きることもありません!
さらに魚介の旨味を利かせた単純な味噌スープというわけでもなく、動物系の旨味が加わったことによって雰囲気あるテイストが平打ち仕様のフライ麺と絶妙にマッチし、後味の良さが際立っているように感じられます!
麺について
麺は、厚みもあり幅広な太めのフライ仕様で、ほどよい弾力と強いコシを併せ持ち、見た通りずしっとした重みがあって食べ応えは抜群です!
そんな麺には、魚介の旨味を合わせたピリ辛な味噌スープがよく絡み、じんわりと染み渡るかのような出汁の旨味やそれを引き立てる動物系のコク、後引く辛さなどが口いっぱいに広がっていき、食欲そそる焦がし風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、若干小さめにカットされた味付豚肉が入っていて、じっくりと味わってみると…しっかりとした肉質があり、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出しているんですが、食べはじめは若干湯戻りが完全ではありませんでしたので、最初のうちはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど幅広な太麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が増して楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマはほどよいサイズでコリコリとした食感が心地良く、メンマならではの味付けはもちろん、素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
そしてこちらの“玉ねぎ”は、やや小さめにカットされていますが、シャキシャキとした食感が印象的で、素材本来の旨味や甘みが感じられ、上記のメンマとともに食感としてのアクセントがプラスされています!
他にも小さめにカットされた“ねぎ”が使用されており、雰囲気程度なので無理に使う必要もないと思うんですが…ちょっとした彩りを引き立てているようです!
スープについて
スープは、旨味が強く…特に魚介の旨味がさり気なく繊細な味わいを際立たせ、濃厚過ぎるわけでもなく後味すっきりとしていて、焦がし風味に加えフライ麺ならではの香ばしさが食欲そそる飽きの来ないテイストとなっています!
そのため、思ったより落ち着いた雰囲気で品も良く、動物系×魚介系といったWスープ仕様による深みのある味わいはもちろん、キリッとした口当たりが相性良くマッチしたことでインパクトこそないものの、幅広い層に好まれることに間違いありません!
まとめ
今回「色彩ラーメン きんせい 焦がし風味噌ラーメン」を食べてみて、大阪を中心に店舗展開を行う名店“色彩ラーメン きんせい”の冬限定メニュー“焼き味噌らーめん”をカップ麺に再現した一杯には…味噌やポークをベースに魚介の旨味や焦がし風味、ピリッとした辛みをバランス良く合わせたことでメリハリもありつつコクもある名店ならではの仕上がりとなっていました!
また、動物系×魚介系のWスープ仕様にも関わらず意外にもスープはサラッとした状態で、個人的にもう少し自然な“とろみ”を付けた方が良かったような気もしますが、様々な旨味が凝縮されたことで物足りなさといった感じは一切なく、ピリッとした辛みが食欲を掻き立てていたので、ついついクセになる味わいがボリューム感たっぷりと堪能できるのではないでしょうか?
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