「銘店紀行 横浜ラーメン六角家 豚骨醤油」を食べてみました。(2024年12月3日発売・明星食品/セブンプレミアム)
この商品は、横浜市戸塚区の横浜家系で超人気の“六角家(ろっかくや)”監修によるカップ麺で、家系ならではの鶏油(チーユ)を利かせた豚骨醤油スープに仕上げ、コク深い濃厚な味わいをもっちりとした太麺とともに楽しめる一杯、“銘店紀行 横浜ラーメン六角家 豚骨醤油”となっております。(値段:税別248円)
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ご覧の通り容器側面には“濃厚豚骨のまろやかスープ”、“弾力あるノンフライ太麺”と記載され、その背景には家系ならではのもっちりとした太麺や乳化感のある豚骨醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…チャーシュー・ほうれん草・“ねぎ”が使用されているようです!
ちなみにこの商品は“銘店紀行”というシリーズの新フレーバーでもあり、前回はキャベツを加えた創作メニューでしたが、今回は豚骨の味と香りを強化したことによって、よりお店の味に近付けての登場となっています!
他にも特徴として…麺は上記の通り太めのノンフライ仕様で、家系らしい豚骨醤油に鶏油を合わせた濃厚な味わいがじっくりと味わえるというわけです!
家系ならではのキリッとした醤油感というよりも…乳化感のあるまろやかさに際立った仕上がりで、確かに濃厚ではありますが、体感としての塩分濃度が抑えられているかのようなコクが引き立ち、そこに弾力のある太めのノンフライ麺を合わせた本格的な一杯となっていました!
「銘店紀行 横浜ラーメン六角家 豚骨醤油」とは?
そもそもここ“六角家”の創業は昭和63年、家系ラーメンの源流“吉村家”に弟子入りし、2号店である“本牧家”で店長を務めるなど計7年間の修行を経た“神藤 隆(じんどう たかし)”氏が1988年(昭和63年)に横浜市神奈川区六角橋商店街付近にオープンさせたのがはじまり。
ただ、“六角家”を創業した際に吉村氏との方向性の違いによって(味はもちろん、厳しすぎる点もありましたから…)“本牧家”の従業員を引き連れてしまったため、関係はぎくしゃくし絶縁状態となったことで当然“吉村家”の直系でもありません。
その後1994年に新横浜ラーメン博物館に出店、店舗数も増やすも…2015年ごろには消費税の滞納や経営が悪化、さらに店主の体調不良により2017年10月に本店を閉店し、現在は“神藤 隆”氏の弟“神藤 誠”氏が別経営で“六角家 戸塚店”を運営し、その味を受け継いでいるようです!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り395kcal(めん・かやく362kcal / スープ33kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは家系らしい濃厚な豚骨醤油の割にノンフライ麺を使用しているせいか思ったより低めな数値ですが、一方の塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています!
ちなみに1食99g当たり、麺量は70gとのこと!
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと33kcalとやはり思ったより低めで、濃厚ながらも素材の旨味を存分に活かした後味の良い豚骨醤油スープをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚・鶏エキスや食塩をはじめ…
- しょうゆ
- 粉末油脂
- 乳等を主要原料とする食品
- 豚脂
- 植物油脂
- 香辛料(ガーリック、ペッパー、ジンジャー)
- チキンオイル
- 香味油
- 香味調味料
といった、カロリーは低いものの…家系らしい豚骨の旨味を利かせたキレのあるスープに仕上げ、鶏油や香味野菜などを合わせたことで雰囲気ある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード | 4902881485616 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、酵母粉末、香味調味料、大豆食物繊維)、スープ(豚・鶏エキス、たん白加水分解物、糖類、デキストリン、食塩、しょうゆ、粉末油脂、乳等を主要原料とする食品、豚脂、香辛料(ガーリック、ペッパー、ジンジャー)、チキンオイル、香味油、香味調味料)、かやく(チャーシュー、ほうれん草、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、ソルビット、香料、増粘剤(キサンタンガム)、かんすい、カラメル色素、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、酸味料、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (99g) 当たり]
熱量 | 395kcal |
---|---|
たんぱく質 | 9.8g |
脂質 | 11.0g |
炭水化物 | 65.5g |
糖質 | 63.1g |
食物繊維 | 2.4g |
食塩相当量 | 6.8g めん・かやく:2.5g スープ:4.3g |
ビタミンB1 | 1.51mg |
ビタミンB2 | 0.37mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製オイル”と記載された調味料が別添されています!
そしてこちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、オイルというだけあって非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- チャーシュー
- ほうれん草
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、しっかりとした食べ応えを思わせる太めのノンフライ仕様で、お店さながらのもっちりとした弾力とほどよいコシ合わせ持ち、麺量も70gと申し分ありません!
調理してみた
では熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:390ml)
そして出来上がりがこちら!
続いて先ほどの“特製オイル”を加えてよーくかき混ぜていきます。
そして全体が馴染むと、サラッとしたスープながらもほどよい豚骨臭や鶏油の香りが広がる雰囲気ある仕上がりで、微乳化といったところでしょうか?豚骨のまろやかさやコクも活かしつつ醤油感のあるキリッとした口当たりがバランス良くマッチしているようです!
「銘店紀行 横浜ラーメン六角家 豚骨醤油」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…六角家らしく豚骨の旨味が突出しているようで、個人的には醤油感が控えめに感じられ、そこに鶏油ならではの風味が加わったことで家系らしさは確かに再現されているものの、やはり若干味の濃さ(醤油感)に物足りなさを感じるかもしれません!
その辺りが“吉村”氏と方向性が違ったのかもしれませんし、これが六角家らしさなのかもしれません!どちらにしても好みもありますので、個人的にはちょっと濃い目に作って醤油を少し加えてみても良いかな?といった印象でした!
そうすることで“ご飯”が欲しくなるほどの良い意味でのしょっぱさも際立ち、豚骨のまろやかさも引き立って楽しめるかと思いますので、後はお好みで“おろしにんにく”や豆板醤、様々な調味料・香辛料で味を調整してみると良いでしょう!
麺について
麺は、太めのノンフライ仕様で、ムニムニとした弾力とほどよいコシを合わせ持ち、噛み応え・食べ応えのどちらにしても抜群です!
そんな麺には、家系らしい豚骨の旨味を利かせたコク深い豚骨醤油スープがよく絡み、鶏油が加わった厚みのある旨味が口いっぱいに広がっていき、ほどよい豚骨臭や芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小さくカットされたチャーシューが入っていて、若干チープな感じはありますが、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、最初のうちはスープと馴染ませ、後ほど本格感のある麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、家系には欠かせない“ほうれん草”は、素材本来の味や風味は若干弱くも感じられましたが、豚骨醤油といった濃厚なスープと相性良く添えられているようです!
他にも大きめにカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキとした食感が心地良く、ほどよい薬味となったことで今回の豚骨醤油スープを美味しく引き立てています!
スープについて
スープは、家系らしく豚骨をベースにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香味野菜、鶏油などをバランス良く合わせたまろやかな味わいに際立ち、家系の中でもやや乳化感が強いことでコク深く、それによって喉越しの良い仕上がりとなっています!
そして、何と言っても家系には欠かせない鶏油による良い意味でのクセが嫌味もなく加わったことで旨味の強い醤油ダレとバランス良く融合し、それによって最後までじっくりと豚骨醤油の味わいが楽しめることでしょう!(写真の見た目より白濁としています。)
※個人的には微乳化、もしくは非乳化というくらい醤油を引き立てた方が好きです。
まとめ
今回「銘店紀行 横浜ラーメン六角家 豚骨醤油」を食べてみて、“家系御三家”と呼ばれたほどの名店“六角家”の味をカップ麺に再現した一杯には…豚骨をベースにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香味野菜、鶏油などを合わせ、もっちりとした太めのノンフライ麺が絶妙にマッチした本格感のある仕上がりとなっていました!
ただ、乳化感に関しては賛否分かれそうなところで、ちょっとまろやか過ぎる点が気になったものの、ほんの少し醤油を加えてみたり各種調味料や香辛料で味を調整し、味を濃いめにして“ご飯”や海苔と一緒に味わってみると、より一層満足度高く楽しめるのではないでしょうか?
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