「キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」家系の味が冷凍麺で楽しめる手軽な一杯
「キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」を食べてみました。（2024年4月30日発売・ローソン限定）
この商品は、全国に広がる“家系”の起源・元祖で総本山となる“横浜家系ラーメン”発祥の名店“吉村家（よしむらや）”の味わいを冷凍麺で再現したもので、豚骨醤油に鶏油（チーユ）を加えた本格感のある美味しさが楽しめる一杯、“キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン”となっております。（値段：税別477円）
ご覧の通りパッケージには、非乳化の豚骨醤油に鶏油を合わせた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…焼豚・ほうれん草・海苔が使用されているようです！
他にも特徴として…麺は角刃の太ストレート仕様で、ちょっと頼りない食感が残念なんですが、濃厚な豚骨醤油スープと相性良くマッチし、家系らしい濃いめの味がじっくりと楽しめるというわけです！
家系には欠かせない鶏油ならではの粘りや独特な風味などはほぼなく…コク深く濃厚な味わいとは到底かけ離れた非常に物足りなさを感じさせる豚骨醤油スープでしたので、家系をライトに楽しめる一杯とも言え、本当に何度も試作を繰り返したのか疑問が残る仕上がりとなっていました！
「キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」とは？
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り434kcalとなっております。（塩分は6.2g）
カロリーは、濃厚な豚骨醤油の割にそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はやや高い数値となっています。
ちなみに1食当たり413g、麺の量は140gとのこと。
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚骨醤油をベースに香味野菜や鶏の旨味などを合わせたことで家系らしさを再現し、白飯必須の濃厚な味わいを想像させます。
| JANコード | 4901437319429 |
|---|
原材料名
スープ〔しょうゆ、豚肉、動物油脂、ポークエキス、豚ガラ、しょうゆたれ、ガラスープ、ポーク調味料、チキンエキス、にんにく／調味料（アミノ酸等）、増粘剤（加工でん粉、キサンタン）、着色料（カラメル）、酸化防止剤（V.E、ローズマリー抽出物）〕、めん〔小麦粉（国内製造）、食塩／かんすい、着色料（クチナシ）〕、具〔焼豚、ほうれん草／酸化防止剤（V.E）〕、にんにく酢小袋〔醸造酢、にんにく／調味料（アミノ酸）〕、焼きのり小袋〔焼きのり〕、（一部に小麦・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む）
栄養成分表示 1食（413g）当たり
| 熱量 | 434kcal |
|---|---|
| たんぱく質 | 21.1g |
| 脂質 | 16.1g |
| 炭水化物 | 53.3g 糖質：49.2g 食物繊維：4.1g |
| 食塩相当量 | 6.2g |
開封してみた
外袋と内袋を外してみると、電子レンジで温めるだけで本格的な“家系ラーメン”が出来上がる各種具材などがすでに添えられた状態となっています。
他に、海苔と“にんにく酢”が別添されています！
調理してみた
ではまず600W約7分30秒（または500W約8分50秒）で加熱し、海苔と“にんにく酢”を加えたところがこちら！
※“にんにく酢”は後ほどお好みで加えても良いでしょう。
「キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…割と醤油感の強い家系らしい仕上がりではありますが、豚骨や鶏の旨味が物足りなく、家系には欠かせない鶏油ならではのクセがかなり控え目となっているため、思ったよりもコクがなく非常にすっきりとしています！
しかも麺は、なぜか丸刃ではなく角刃で切り出され、噛み応えに関してもコシが今ひとつ物足りなく、この辺に関しても家系らしさが感じられないので、家系好きにはちょっと受け入れられないかもしれません！
そのため、見た感じ家系らしさはそれなりに再現されているようですが、スープ表面に浮かんでいるはずの黄金色の鶏油が全くなく、個人的にちょっと期待していただけあってかなり割高に感じられます！
麺について
麺は、もっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備えた角刃の太ストレート仕様で、麺量140gですが、ボリューム的にやや少なめに感じられます！
そんな麺には、豚骨醤油に鶏の旨味や鶏油などを合わせた非常に飲みやすいスープがよく絡み、ライトな家系とも言える旨味が口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の風味が後味良く抜けていきます！
また、海苔をしっかりと豚骨醤油スープに浸して麺と絡めていただくと…これはこれで磯の風味が加わって楽しめるかと思われます！（“ご飯”に巻いても良さそうです。）
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小ぶりな焼豚が入っていて、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、食べはじめは全体を馴染ませながらいただくと良いでしょう！
また、家系には欠かせない“ほうれん草”は、ちょうど良い口直しというか…意外と食感も良く、割と多めに使用されています！
スープについて
スープは乳化感のない豚骨醤油で、鶏はもちろん鶏油の脂感・香りが弱いため、正直…“家系”と言って良いものなのか？本当に監修したのか？迷うほど再現性が低い仕上がりとなっています！
ただ、味の方向性はなんとなくわかるんですが、やはり家系好きや実店舗を味わった方なら全く納得できませんし、この仕上がりと価格帯を考慮するならカップ麺の方を食べた方が良いかもしれません！
まとめ
今回の「キンレイ 家系総本山吉村家監修 豚骨醤油ラーメン」は…“家系”の特徴である鶏油が香る濃厚な豚骨醤油とはだいぶかけ離れた非常に落ち着いた雰囲気で、麺も太ストレート仕様だったものの角刃でコシも弱かったため、“吉村家”らしさが感じられない仕上がりとなっていました！
やはり“吉村家”を名乗るなら期待してしまいますから、ハードルは確かに自然と高くなるわけですが、それにしても物足りなさを感じてしまう…納得できない一品と言えるのではないでしょうか？
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