「MEN-EIJI 魚介豚骨醤油」を食べてみました。(2019年7月30日発売・ローソン×麺eiji)※北海道限定商品(期間・数量ともに限定)
この商品は、2006年に創業した札幌の人気ラーメン店のひとつ“麺eiji(麺エイジ)”監修によって商品化されたもので、同店の看板メニューである濃厚な“魚介豚骨醤油”がカップ麺に登場です!
それも…濃厚な豚骨の旨味を利かせた醤油ベースのスープに“かつお節”や“さば節”、“しいたけ”や昆布など実に様々な素材の旨味を利かせた同店人気メニュー“魚介豚骨醤油”を再現し、さらに特徴のひとつ魚介の旨味を利かせたゆず皮入りジュレも今回のカップ麺に採用し、スープに少しずつ混ぜて食べ進めることによって臨場感溢れる実店舗の味わいが楽しめる一杯“MEN-EIJI(麺エイジ)魚介豚骨醤油”となっております。(税込み328円)
ご覧の通り、パッケージには“MEN-EIJI”のロゴが大きく背景にあしらわれ、ロゴのイメージを活かした赤と白を基調としたたシンプルでありながらも大胆かつ非常に目立つデザインとなっています!
さらに、“麺eiji”らしい濃厚な魚介豚骨豚骨醤油に特徴的なジュレが麺に絡む仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…チャーシュー・たまねぎ・ごぼう・ねぎが使用されているようです!
ここ“麺eiji”ではメンマの代わりにゴボウを使用しているんですよね!そのゴボウもしっかりとアク抜きされていて、不思議と濃厚な魚介豚骨スープとの相性なんかも良いんですよ!そのゴボウは今回スライスされた形となって使用されているようですね!
また、今回は残念ながらこのカップ麺は北海道限定(期間・数量限定)での取り扱いとなっているんですが…実際の“麺eiji”の味を知る私も含め地元のファンにとってはかなり嬉しい商品ではないでしょうか?
しかも、この“魚介豚骨醤油”の特徴のひとつ魚介出汁と柚子香るジュレ、実店舗ではわざとスープに溶けにくく仕上げ、少しずつ味の変化を楽しめる仕様となっているんですが、“ジュレ絡む魚介豚骨醤油”と記載されているように、すぐに溶けてしまうことのないジュレがうまく表現されているようですね!
そして今回の“MEN-EIJI”監修のカップ麺は北海道限定ということもあって、ローソンとのコラボ商品ではありますが、ローソン公式サイトにもほとんど情報がなく、販売者も旭松食品といった“こうや豆腐”を主に製造している会社で、地域限定でのカップ麺を最近になって取り扱い始めた会社とのことで、そこから麺やスープを別会社に委託、さらに“エヌ・エス・イー”という埼玉の会社にてパッケージングを委託しているといった様々な経緯・理由がありそうな商品となっています!
というのも…ここ“麺eiji”の店主“古川 淳”氏は非常に強いこだわりの持ち主ということもあって、科学調味料には頼らない実店舗の味わいをカップ麺に再現する辺りにも今回のコラボから委託までの何らかの“こだわり”がありそうです!
ちなみにこの“魚介豚骨醤油”は、2012年2月にも他社から商品化されていたようですが、ローソンがMEN-EIJIとコラボ商品を開発・発売するのは今回が初めてのようです!
そして、個人的にもここ“麺eiji”には実際に訪問したこともあり、店主“古川 淳”氏による桁違いのこだわり食材によって作り出される濃厚な“魚介豚骨醤油”は化学調味料には頼らないとのことで、素材本来の旨味を存分に活かした味わいが堪能でき、全く物足りなさを感じさせない濃厚なスープに添えられた魚介出汁を利かせたゆず皮入りのジュレが印象的な一杯が人気のラーメン店です!
他にも特徴として…実店舗での“魚介豚骨醤油”は表面に丸みのあるずしっとした太ストレート麺が採用されているんですが、今回のカップ麺には中太でコシの強いノンフライ仕様の若干“ちぢれ”を付けた麺が採用されているようで、それによって濃厚な魚介豚骨スープがよく絡み、“麺eiji”らしい魚介出汁を豚骨スープで引き立てたぶ厚い旨味を一口ずつに堪能できる一杯に仕上がっているというわけです!
“麺eiji”らしい魚介出汁の利いた豚骨醤油といった味の方向性はかなりリアルに再現されていはいたものの…やはり豚骨の濃厚感が物足りなさを感じさせますね。。とは言え、カップ麺としてここまでのクオリティなら十分かと思いますし、魚介出汁・柚子が香るジュレの仕上がり、そしてメンマの代わりに使用されたゴボウの風味など、これらがうまく合わさったことで、比較的ライトな“魚介豚骨醤油”が楽しめる一杯となっていました!
これは特に、“麺eiji(MEN-EIJI)”ファンはもちろん、魚介出汁の利いた豚骨醤油をじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
MEN-EIJI 魚介豚骨醤油
今回ご紹介するカップ麺は、札幌・豊平区平岸に本店を置く濃厚な“魚介豚骨醤油”が人気のラーメン店“麺eiji”監修によるカップ麺で、魚介出汁の旨味をベースに豚骨スープを合わせ、さらに“魚介豚骨醤油”の特徴でもある魚介出汁をきかせた柚子皮入りのジュレをリアルに再現して添えたことによって、柚子の風味が後味良く香る再現性の高い一杯“MEN-EIJI 魚介豚骨醤油”となっています。
ちなみに、ここ“麺eiji”は人気・実力ともに兼ね備えたラーメン店ということもあって、ビブグルマンにも掲載された経歴を持ち、道外に店舗展開する前に台湾にイベント出店するなど勢いのある札幌の注目店のひとつで、“つけBUTO(つけ麺)”や“台湾まぜ麺”、さらには“札幌味噌eiji style”といった様々なメニューが用意されている中、特に濃厚な魚介の旨味を利かせた豚骨ベースのスープによってコク深く引き立てる“魚介豚骨醤油”が非常に人気のラーメン店です!
本店以外には他に札幌中央区に位置する“メン エイジ フル (MEN-EIJI Full)”(旧“南3条スガイディノス店”)が営業中です!
※2019年9月30日をもってスガイビルの建て替えを理由に閉店。
また、実際の「麺eiji」でいただいた“魚介豚骨醤油”については、ぜひこちらの記事もご覧ください!
それでは、今回の“MEN-EIJI 魚介豚骨醤油”がどれほど魚介出汁や豚骨の旨味を利かせた仕上がりとなっているのか?魚介出汁や柚子が香るジュレの仕上がり具合、そしてコシのあるノンフライ仕様の麺とのバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り382kcalとなっております。(塩分は9.0g)
カロリーは、濃厚な“魚介豚骨醤油”の割に低めな数値のようですが、一方で塩分は希に見る高い数値となっていますね。。
ちなみに1食当たり136.6g、麺の量は65gとのこと。
この低いカロリーは素材の旨味を存分に活かしたことによるものなのでしょうか?この辺りにも“麺eiji”なりのこだわりなんかを感じてしまいますね。。
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やポークエキスをはじめ…
- 動物油脂
- でん粉分解物
- たまねぎ
- 煮干し粉末
- チキンエキス
- さば節粉末
- 醸造調味料
- ゆず皮
- かつお節粉末
- ポークコラーゲン
- 調味油
- ゆず果汁
- だし(かつお節、さば節、しいたけ、昆布)
- かつおエキス
といった、実に様々な魚介の旨味を豚骨スープによって厚みを利かせた濃厚な醤油ベースの味わいに仕上げ、さらに魚介出汁・柚子の香りを利かせたジュレによる旨味引き立つ後味さっぱりとした味わいを想像させる材料が並びます。
原材料名
めん(小麦粉、でん粉、食塩)、スープ(しょうゆ、ポークエキス、動物油脂、食塩、還元水あめ、でん粉分解物、砂糖、たまねぎ、煮干し粉末、チキンエキス、さば節粉末、醸造調味料、ゆず皮、かつお節粉末、ポークコラーゲン、調味油、ゆず果汁、だし(かつお節、さば節、しいたけ、昆布)、かつおエキス、酵母エキス)、かやく(チャーシュー、たまねぎ、ごぼう、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、糊料(増粘多糖類)、かんすい、炭酸Ca、乳化剤、酸味料、カロチノイド色素、リン酸塩(Na)、酸化防止剤(V.E)、pH調整剤、カゼインNa、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (136.6g) 当たり]
熱量 | 382kcal |
---|---|
たんぱく質 | 11.1g |
脂質 | 11.8g |
炭水化物 | 57.8g |
食塩相当量 | 9.0g めん・かやく: 2.7g スープ: 6.3g |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、具の袋、チャーシュー、柚子出汁ジュレといった4つの調味料などが入っています。麺までも包装されていますね!
また、容器のフタはプラスチックタイプのものが採用され、パッケージとなる紙が貼られているといった若干特殊な仕様となっています!
そして、こちらが今回使用されている調味料など4パックとなっていて、液体スープは塩分が高めという点や、そもそも“麺eiji”の“魚介豚骨醤油”が濃厚な仕上がりということもあってやや多めとなっていて、豚骨の旨味もしっかりと凝縮されていると思われるため、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!
さらに、麺はご覧の通り通常使用されている丸みのある太麺とは若干異なる仕様のようで、ノンフライ麺ならではのコシがあり、もっちりとした食感が楽しめそうな中太麺が採用されているようです!この若干“ちぢれ”を付けた仕上がり具合なんかも気になりますね!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- チャーシュー
- たまねぎ
- ごぼう
- ねぎ
が入っています。
では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
先ほどまでのノンフライ麺にもっちりとした弾力が加わり、メンマの代わりに使用されたゴボウならではの風味なんかも香る素材の旨味を活かされた上品な一杯…といった印象の出来上がりです。
そしてここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
すると…濃厚な豚骨の旨味に加え、魚介出汁の食欲そそる風味が一気に広がっていきます!!見るからに濃厚!
そして、豚骨の旨味は上質な脂となってスープ表面に広がっていき、ずしっとした液体スープは容器底へと沈んでいきます!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染み、先ほどの柚子出汁ジュレを添えて完成です!
すると…思ったほどスープに“とろみ”というか濃厚な感じは見受けられない割とさらっとした仕上がりですが、魚介出汁や豚骨の旨味がバランス良く利いた“MEN-EIJI”らしい素材の旨味を活かした風味豊かな仕上がりのようですね!
また、最後に添えた柚子出汁ジュレは、実店舗でのジュレと同じくすぐにスープに溶けてしまうこともなく、少しずつスープに溶かしながら楽しめる再現性の高いこだわりのあるジュレとなっているようです!
これが濃厚な魚介豚骨スープに爽やかな風味となって香り、濃厚さを調和させてくるんですよね!すでにほんのりと柚子の風味が感じられます!
食べてみた感想
一口食べてみると…魚介出汁と豚骨のどちらかが際立っているわけではなく、互いに旨味を引き立てるかのように“MEN-EIJI”の味わいを表現していますね!
ただ、あの味をカップ麺に表現するにはやはり豚骨の濃厚感が足りないような気もしますね!様々な魚介出汁やほどよい豚骨の旨味といった方向性は非常に良いんですが、もっと濃厚な旨味が表現されていればなお良かったのではないでしょうか?
ただ、かなりのこだわりあるラーメン店ですからね、カップ麺で表現するにはこれが限界なのかもしれません!もちろん店の味そのものを再現できるはずもありませんから…これはこれでカップ麺として“MEN-EIJI”の味わいを気軽に楽しむには十分な仕上がりとも言えるでしょう!
これはぜひ道外にも広まってほしいところですが…実店舗でも北海道食材を極力使用したりと、北海道にも何らかのこだわりがあるようで、なかなか難しいのかしれませんね!
麺について
麺は、ご覧の通り中太仕様のノンフライ麺となっていて、コシもありほどよい弾力なんかも楽しめる食感に仕上がっています!そして若干“ちぢれ”を付けたことによってスープとの絡みも良いですね!
ちなみに実店舗では、自社製麺を使用しており、太麺もっちりとした食感が特徴的な食べ応えのある麺となっていて、今回のカップ麺はまた何らかの意図があって敢えてこういった仕様にしているものと思われます!
そんな麺には…煮干しや鯖、鰹節など様々な魚介出汁を豚骨スープがコク深く引き立てるほどよい濃厚なスープがよく絡み、一口ずつに魚介豚骨の味わいが口いっぱいに広がっていき、柚子出汁ジュレによる爽やかな風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、カップ麺らしく薄め小さめといったチープ感が否めない…仕様となっていて、実店舗のジューシーなチャーシューを知っているだけあって、これはむしろ無くても良かったよな気もしますね。。
そのため、もちろんチャーシュー単体で楽しむのではなく、魚介豚骨が利いたスープと麺をしっかりと絡めていただくと、肉の旨味もスープに引き立って楽しめるのではないでしょうか?
また、こちらのメンマの代わりに使用使用されているゴボウは、実店舗と同じくしっかりとアク抜き処理がされているようで、素材特有の土臭さといった感じもなく、ゴボウ本来の風味や旨味が不思議と魚介豚骨スープにマッチしています!
さらに、こちらの実店舗でも使用されている玉ねぎも入っていて、若干使用されている量が少ないものの…シャキシャキとした食感が楽しめることで、今回の一杯にちょうど良い食感としてのアクセントがプラスされているようです!
そしてこちら!魚介出汁と柚子の風味を利かせた“魚介豚骨醤油”の特徴とも言えるジュレです!
こちらは、不思議とスープに溶けずにその状態を保ち、味の濃さを楽しみたいタイミングで少しずつ溶かし込んでいくことで、魚介の旨味も増していき、後から抜けていく柚子の風味が何とも心地良いリアルな再現となっています!ここには強いこだわりを感じますね!
こうして少しずつジュレを溶かしながら魚介出汁と柚子の風味を増したスープを絡めていくと…食べ進めていくに連れて満足度も増していき、ついつい箸が止まらなくなります。。
スープについて
スープは、煮干しや鯖、鰹節などの魚介の染みるような出汁が豚骨の旨味によって引き立ち、もう少し濃厚さが欲しかったところではありますが、全体のバランスは非常に良く、魚介出汁ならではの美味しさと豚骨のコク深い味わいが同時に楽しめる最後まで飽きの来ない仕上がりとなっています!
そのため、実際の“MEN-EIJI”の味わいにもっと近づけたい場合は調理する際のお湯の量を若干少なめにしてみると良いかもしれませんね!
ご覧の通り、スープ表面には豚骨の脂っこさといった油分はほとんどなく、魚介出汁を引き立てるかのように旨味としてスープに溶け込み、それによってコク深い厚みのある味わいが楽しめる満足度の高い“魚介豚骨醤油”が表現されています!
ただ、もう少し豚骨の濃厚感があれば…と若干悔やまれるところではあります。。
このように、今回の“MEN-EIJI 魚介豚骨醤油”は、いくつもの魚介出汁と豚骨を合わせたコク深く風味豊かな仕上がりとなり、魚介出汁・柚子の風味を利かせたジュレが再現性高く表現されていたものの…若干豚骨の濃厚さに欠ける仕上がりでしたので、お好みによってはラードを若干足してみたり、調理時のお湯の量を若干減らしてみても良いかもしれません!
まとめ
今回「MEN-EIJI 魚介豚骨醤油」を食べてみて、煮干しや鯖、鰹節などの魚介の出汁が豚骨の旨味とバランス良く仕上がり、実店舗と比べると若干濃厚感が足りませんでしたが…味の方向性やカップ麺としては十分な美味しさが気軽に楽しめ、さらに“魚介豚骨醤油”の特徴的な魚介出汁・柚子香るジュレが再現性高く表現されていたこだわりの一杯となっていました!
そして、今回は“麺eiji”×ローソンとの初コラボ、そして北海道のローソン限定としてのカップ麺でしたので、次回の商品に期待したいところではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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