「彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン」を食べてみました。(2023年10月17日発売・サンヨー食品/ローソン限定)
この商品は、奈良のご当地ラーメンである通称“天理ラーメン”の元祖となる名店“彩華(さいか)ラーメン”監修によって実店舗では提供していないオリジナルメニューをカップ麺に再現したもので、ポークをベースに食欲そそるガーリックの風味と唐辛子の辛み、そして白菜の甘味をバランス良く合わせた旨辛醤油スープに仕上げ、“にんにく”の旨味が味の決め手となるスタミナ系の一杯、“彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン”となっております。(値段:税別202円)
ご覧の通りパッケージには…“奈良県発祥 昭和43年創業”、“彩華ラーメン”、“旨辛醤油ラーメン”といった店舗名や今回の商品名などが記載され、看板メニューである“サイカラーメン”を再現するのではなく、敢えてカップ麺独自のフレーバーとなっています!とは言え、スープの構成などを見ると、醤油ベースのスープにピリッとした辛みが利いた“天理ラーメン”らしいスタミナ感溢れるテイストなので方向性は同等のものと思われます!
また、こちらには“白菜の甘さとニンニクのうまさが味の決め手”と記載されているように、この奈良県を代表する“天理ラーメン”とは…比較的サラッとしたスープにも関わらず豚骨をはじめ“にんにく”などの香味野菜がクセになる美味しさを際立て、ピリッとした辛みによってついついスープが止まらなくなるような旨辛な仕上がりが特徴的!
そしてこちら背景にはポークをベースに“にんにく”や唐辛子、白菜の甘みを利かせた旨辛醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これによると具材には鶏・豚味付肉そぼろ、白菜キムチ、味付ニラが使用されているようです!…白菜ではなく白菜キムチという点が若干気になりますが…
その他にも特徴として…麺は若干幅広で角刃に切り出した中太フライ仕様で、麺量50gと若干少なめなボリューム感となっていて、それによってポークの旨味をベースに“にんにく”の風味や唐辛子・豆板醤の辛み、白菜の甘みなどをバランス良く合わせた旨辛醤油スープが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
非常にサラッとした仕上がりの割に、ポークがしっかりと利いているせいか全く物足りなさを感じさせない深みのある味わいに仕上がり、そこに“にんにく”をはじめ香味野菜の旨味や唐辛子が後引く旨味や辛みをプラス、具材には白菜キムチを使用したことによって白菜の甘みや辛みを際立たせ、ついついスープが止まらなくなるようなクセになるスタミナ感溢れるテイストとなっていました!
これは特に、奈良県発祥の“彩華ラーメン”ファンはもちろん、ポークをベースにガーリックの風味や唐辛子の辛み、そして白菜の甘みをバランス良く合わせた旨辛でスタミナ系の味わいをレギュラーサイズで気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、奈良県天理市に本店を置く人気ラーメン店“彩華ラーメン”監修によって実店舗にはないオリジナルメニューを再現したもので、ポークをベースに“にんにく”などの香味野菜や白菜の旨味を利かせ、さらにラー油や豆板醤による辛みがちょうど良いアクセントとなった旨辛醤油スープがコシの強い角刃の中太麺に絡む一杯、“彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…こちらには仕上がりイメージが掲載されていないものの、店舗名や今回の商品名などが容器側面と同じくシンプルに配置され、白菜を豊富に使用した“にんにく”ピリ辛醤油味の看板メニュー“サイカラーメン”を彷彿とさせるカップ麺オリジナルメニューで、ちょっと調べてみたところ1968年(昭和43年)創業から初の商品化です!
ちなみにここ“彩華ラーメン”の創業は1968年(昭和43年)3月、創業者である“近藤 義人”氏によって奈良県天理市内において屋台形式でオープンしたのがはじまり。その後、実店舗を展開し、2007年9月には天理市に現在の本店をオープン、“にんにく”を利かせたピリ辛醤油味のスープに白菜を豊富に使用した“彩華ラーメン”が大変好評で、初代が考案した自家製醤油ダレは現在、2代目の“近藤 勝昭”氏が受け継ぎ、全店舗分を作成しているとのこと!
また、運営会社は“近藤 勝昭”氏が代表を務める“株式会社 彩華”が取り仕切り、後にこの看板メニュー“彩華ラーメン”が奈良県のご当地ラーメン“天理(てんり)ラーメン”と呼ばれ、直営店とFCを含めて奈良県を中心に店舗展開しています!(ご当地ラーメンとして他メーカーからもカップ麺が登場しています。)
そして、こちらには“彩華ラーメン”の実店舗写真とともに簡単な説明が記載されていて、これによると…“奈良を中心に、大阪、京都、愛知で14店舗展開中(2023年6月末時点)”とのことで、ご当地ラーメンである“天理ラーメン”発祥の老舗有名店であり、シンプルながらも香味野菜から滲み出るスタミナ系の美味しさに期待できそうです!
それでは、今回の“彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン”がどれほどポークをベースにガーリックの風味や唐辛子の辛みを利かせたスタミナ感溢れる仕上がりとなっているのか?具材に使用された白菜キムチによる甘みや旨味との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもコシの強い角刃の中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り300kcal(めん・かやく236kcal / スープ64kcal)となっております。(塩分は5.1g)
カロリーは、ポークをベースにしているとは言え、レギュラーサイズ・旨辛醤油といった後味すっきりとした仕上がりということもあってかなり低い数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮すると平均的といったところでしょうか?
ちなみに1食当たり67g、麺の量は50gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると、スープだけだと64kcalと…ボリュームやテイストからして高すぎず低すぎずといったところで、スタミナ感溢れるキリッとした口当たりの旨辛醤油スープにはしっかりとポークの旨味やコクが利いているものと思われます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や“しょうゆ”をはじめ…
- 香辛料
- 植物油脂
- ポーク調味料
- 豚脂
- 白菜エキス
- 豆板醤
- ポークエキス
- 香味油
- たまねぎ調味料
- にんにく調味料
といった、後味すっきりとしたポークベースの旨辛醤油スープには、白菜エキスや豆板醤、香味野菜の旨味などが豊富に使用されたことで、満足度の高い旨辛な味わいに仕上がり、“にんにく”の風味や唐辛子などのピリッとした辛みがクセになる万人受けしそうな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)
JANコード | 4901734051879 |
---|
原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵)、スープ(食塩、糖類、しょうゆ、香辛料、植物油脂、ポーク調味料、豚脂、白菜エキス、豆板醤、たん白加水分解物、ポークエキス、発酵調味料、香味油、たまねぎ調味料、にんにく調味料、酵母エキス)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、白菜キムチ、味付ニラ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、カラメル色素、レシチン、香料、かんすい、香辛料抽出物、微粒二酸化ケイ素、クチナシ色素、パプリカ色素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (67g) 当たり]
熱量 | 300kcal |
---|---|
たんぱく質 | 5.7g |
脂質 | 12.7g |
炭水化物 | 40.6g |
食塩相当量(めん・かやく/スープ) | 5.1g めん・かやく 1.4g スープ 3.7g) |
ビタミンB1 | 0.30mg |
ビタミンB2 | 0.30mg |
カルシウム | 113mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみたところ…辛みを利かせた油分のようなサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温める程度で十分かと思われます!
そして、具材には…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- 白菜キムチ
- 味付ニラ
が入っています。
このように“天理ラーメン”の雰囲気を彷彿させるために敢えてキムチを使用し、旨味や風味をプラス、さらに白菜エキスとしてスープにも旨味が溶け込んでいるため、特に物足りなさといった感じはなく、今回の旨辛醤油ラーメンを引き立たせる具材が各種取り揃えられているようです!
そして、麺は若干幅広で角刃の中太といったところでしょうか?フライ仕様によるほどよい弾力感と強いコシを併せ持ち、湯戻りする以前からすでにガシッとした食感をイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:320ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらと仕上がり、特に若干幅広で角刃のフライ麺には、もっちりとした弾力とほどよいコシが加わり、奈良県のご当地ラーメン“天理ラーメン”のような旨辛でスタミナ感のあるテイストがレギュラーサイズで気軽に楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。
では、ここに先ほどの“仕上げの小袋”を注いでいきます!
すると…ラー油のような赤みを帯びた透明な油分が少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
ご覧の通りこの“仕上げの小袋”を加えても見た目としての変化はそこまでありませんが、さり気なくピリッとした辛みとコクをプラスしたことによて、やみつき感のある旨辛醤油へと際立たせているものと思われ、風味としての“にんにく”も同じくそこまで主張が強いわけでもなく、幅広い層に好まれる“彩華ラーメン”監修による旨辛なテイストが気軽に楽しめそうです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
スープが全体に馴染むと…非常にサラッとした仕上がりが印象的で、特徴としてもそこまで突出した何かがあるわけでもなく、恐らく全体のバランスが良いんでしょうけど、お好みによっては“おろしにんにく”や唐辛子で味を調整してみても良いかもしれません!(容器にも記載されていましたが、カップ底からよく混ぜながら食べ進めていくと良いでしょう。)
また、唐辛子以外にも“天理ラーメン”ならではの豆板醤も利いているせいか、風味はもちろんポークの旨味とともに絶妙なコクなんかも加わり、しっかりと混ぜながら食べ進めていくことで満足度も増していく…そんなスタミナ感溢れる味わいに期待したいところなんですが、実際には若干頼りないスープといった印象が否めなく。。サラッとし過ぎている点はもちろん、旨味が伴っているのか疑問は残ります!
食べてみた感想
一口食べてみると…確かに香味野菜や唐辛子も利いたことで旨辛醤油スープに仕上がっているんですが、やはり何の変哲もないスタミナ系のテイストといった印象が強く、個人的には“にんにく”の風味も足りなければ唐辛子の辛さも物足りなく、敢えてカップ麺限定メニューにしたのも納得の仕上がりといったところでしょうか?万人受けしそうなフレーバーとなっています!
そのため、間違いない味ではあるんですが、真新しさが全くなく白菜の代わりに敢えて白菜キムチを使用している辺りに関しては良い工夫かと思いきや…キムチの味付けにスープの味が持って行かれてしまい、正直キムチラーメンのような味わいに感じられます!これはどうなんでしょう?“まずい…”という方も多いのではないでしょうか?レギュラーサイズにして価格を抑えたのもそういった理由のせいかもしれません!(普通に看板メニュー“サイカラーメン”を忠実に再現した方が良かったような気がします。。)
ちなみに気になる辛さについては、あくまで食欲そそるピリッとした程度となっているため、そこまで気にするほどでもなく、唐辛子や豆板醤も利いているんでしょうけど、白菜キムチの辛さに加えて独特の旨味や風味が際立ってしまい…他の旨味を損なっているような気がします!ここはやはり白菜を使用した方が良かったのではないでしょうか?ちょっとこれは今後の商品展開に期待ですね。。
麺について
麺は、ご覧の通り若干幅広で角刃の中太フライ仕様、そしてもっちりとした弾力と強いコシを兼ね備え、割とガシッとした食感が心地良く、すすり心地抜群な仕上がりとなっています!…というかこの麺の仕様は良いですね!原材料を見たところ粉末卵といった材料が使用されているせいか若干黄色みがかっているようで雰囲気は良いです!
そんな麺には、奈良県を代表とする老舗有名店“彩華ラーメン”監修によってカップ麺オリジナルのメニューを再現した旨辛醤油スープがよく絡み、一口ずつに醤油のコクや食欲そそる香味野菜の旨味などが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る“にんにく”の風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの白菜キムチが入っていて、やや小ぶりではありますが、シャキシャキとした食感が心地良い仕上がりとなり、“天理ラーメン”だと通常白菜なんですが…白菜の甘みとピリッとした辛みをうまく利用しようとしたんでしょうけど、キムチならではの味付けが全体を損なっているように感じられます!…これは実店舗の“彩華ラーメン”とはひと味違ったテイストを再現しているんでしょうけど正直微妙ですね。。
また、こちらの“鶏・豚味付肉そぼろ”は、“肉そぼろ”という割にやや大きめなサイズで、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとしっかりと馴染ませながら食べ進め、後ほど食感の良い中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
さらにこちらのニラは、素材本来の食欲そそる旨味・風味がしっかりと感じられ、スープに利いた“にんにく”とともに今回の“彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン”の美味しさを引き立て、そもそも看板メニュー“サイカラーメン”にも使用されていますから、今回の一杯には欠かせないぴったりな旨味をプラスしているようです!
スープについて
スープは、非常にサラッとした仕上がりではありますが、ポークをベースにガーリックの風味や唐辛子の辛さ、白菜の甘みを合わせたことで思ったより深みがあり、今回は実店舗にはない“旨辛醤油ラーメン”といったカップ麺限定メニューということもあって具材には白菜ではなく白菜キムチが使用されたことによってキムチ特有の味付けがスープにも馴染んでしまい、イメージしていたスタミナ系のテイストというよりキムチラーメンの印象が強く、この辺りで若干賛否分かれそうな気はします!
ちなみに、ピリッとした辛みや醤油のキレに加え塩気も後押ししたことで、口当たりに感じられるシャープな飲み口には脂っこさとは無縁の飽きの来ない味わいに仕上がり、上記の通り白菜キムチが個人的には微妙でしたので、お好みによっては“おろしにんにく”や唐辛子で味を調整してみると“彩華ラーメン”ならではのスタミナ感溢れる味わいが楽しめるのではないでしょうか?
また、“にんにく”は旨味というより風味として利いているため存在感がそれほどなく、豆板醤に関してもやや弱めなので、コクというよりサラッとした後味の良い飲み心地が特徴的となっており、この辺に関してももう少し喉越しの良いコクがあれば本格的だったような気がしますね。。
なので総じて、どことなくチープな印象が強く、スタミナ感溢れる旨辛な味わいなのはわかるんですが、どうしても“天理ラーメン”発祥の老舗有名店のカップ麺となるとそれなりに期待値も上がりますから、もっとコク深くパンチのあるスタミナ感抜群な味わいに調整してほしかったところではあります!
まとめ
今回「彩華ラーメン監修 旨辛醤油ラーメン」を食べてみて、奈良県天理市に本店を置く老舗有名店“彩華ラーメン”監修によって実店舗では提供していないカップ麺限定メニューを再現、ポークをベースにガーリックの風味や唐辛子の辛み、白菜の甘みなどを利かせたことで旨辛な醤油スープに仕上げ、具材に使用した白菜キムチが全体の味を損なってしまい、キムチラーメンのような印象が強かったため、期待していたほどのスタミナ感溢れるテイストではありませんでしたが、万人受けしそうな最後まで飽きの来ない一杯となっていました!
ただ、ここは白菜キムチではなく純粋に白菜を使用してほしかったですね。。どうもこの具材でスープの味を誤魔化しているようにも感じられましたし…サラッとし過ぎてコクもなかったので、お好みによっては各種香味野菜や調味料、香辛料などを加えて味を調整してみるとスタミナ感溢れる味わいが存分に楽しめるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!