「推しの一杯 麺屋彩未 札幌味噌」を食べてみました。(2025年3月10日発売・東洋水産)
この商品は、札幌の名店“彩未(さいみ)”の看板メニュー“味噌らーめん”をカップ麺に再現したもので、北海道産の味噌をベースに野菜の旨味と山椒を利かせたコク深くスパイシーな味噌スープに仕上げ、独自製法によるノンフライ太麺が絶妙にマッチした一杯、“推しの一杯 麺屋彩未 札幌味噌”となっております。(値段:税別333円)
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ご覧の通りパッケージには“生姜の風味が広がる、コク深い札幌味噌らーめん!”と記載され、その背景には北海道産の味噌をベースに動物系の旨味や香味野菜、香辛料などを利かせた味噌スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…味付挽肉・もやし・メンマが使用されているようです!

ちなみに今回はリニューアル商品となっており…
- 食欲をそそる炒め感・香ばしさをアップ
- 味噌感をさらにアップ
- 具材に新たにもやしを追加
この3点を改良することで実店舗の味を一層追求しているとのこと!
他にも特徴として…麺は東洋水産お馴染み“生麺ゆでてうまいまま製法”による太めのノンフライ仕様で、コク深くもスパイス感による後味すっきりとした味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
味噌やポークをベースにしたことでコク深い味噌スープに仕上がり、味噌感や風味もアップしているだけあって“彩未”らしい雰囲気を再現しているものの、カップ麺ならではといった印象が強く、そこに食感の良い“もやし”はもちろん独自製法による麺が相性良くマッチした調理感のある一杯となっていました!
「推しの一杯 麺屋彩未 札幌味噌」とは?
そもそもここ“麺屋 彩未”とは…店主である“奥 雅彦”氏が札幌の名店“すみれ”で約7年もの修行経験を経た後、正式な暖簾分けとして2000年11月にオープンしたのがはじまり。
そして地元客はもちろん道外からのお客さんも大変多く連日行列ができ、ラーメン雑誌にも必ずと言っていいほど紹介されてますから、札幌の数あるラーメン店でも特にトップクラスの人気店です!(駐車スペースも第三駐車場まで用意され、警備員が常駐するほどの人気っぷりです。)

カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り474kcal(めん・かやく340kcal / スープ134kcal)となっております。(塩分は6.7g)
カロリーは、北海道産の味噌やポークをベースにしたコク深い味噌スープという割にそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています!
ちなみに1食当たり128g、麺の量は75gとのこと。

原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”やポークエキスをはじめ…
- 香味油脂
- ラード
- 香辛料
- しょうゆ
- 野菜エキス
- 食塩
- こんぶエキス
- 植物油
といった北海道産の味噌を使用し、ポークやキリッとした“かえし(味噌ダレ)”を合わせ、生姜や山椒の風味によって食欲そそる繊細な旨味を引き立て、濃厚ながらも後味すっきり・スパイシーな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)

JANコード 4901990380430 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(みそ、香味油脂、ポークエキス、砂糖、香辛料、野菜エキス、しょうゆ、食塩、酵母エキス、こんぶエキス、ねぎ、植物油)、かやく(味付挽肉、もやし、メンマ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、香料、レシチン、カラメル色素、増粘多糖類、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE、ローズマリー抽出物)、pH調整剤、クチナシ色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (128g) 当たり]
熱量 474kcal
めん・かやく: 340kcal
スープ: 134kcalたんぱく質 12.9g 脂質 15.9g 炭水化物 69.9g 食塩相当量 6.7g
めん・かやく: 2.2g
スープ: 4.5gビタミンB1 0.29mg ビタミンB2 0.34mg カルシウム 205mg
開封してみた
フタを開けてみると、粉末スープ、液体スープ、“かやく”といった3つの調味料などが入っています。

さらに麺は、独自製法による滑らかさとコシの強さを併せ持つ太めのノンフライ仕様で、麺量も75gと申し分ありません!

調理してみた
ではまず、“かやく”を加えてみます。
そして具材には…
- 味付挽肉
- もやし
- メンマ
が入っています!
※“ねぎ”は粉末スープに含まれています。

続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!

次に粉末スープと液体スープを加えてよーくかき混ぜていきます!
そして全体が馴染むと…調理感のある油の層が浮かび、コク深くもキレの良い味噌スープに仕上がり、香味野菜の旨味や山椒などの香辛料を加えたことで後味の良さも際立ち、最後まで飽きの来ない深みのある味わいが楽しめそうです!

「推しの一杯 麺屋彩未 札幌味噌」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…やはりカップ麺ということもあって実店舗の味とはまた異なります!ただ、香味野菜や香辛料を使用した後味の良さが際立っているので、雰囲気はそれなりに楽しめるかと思われます!
そして、味噌感をさらにアップしたことでコクがあるんですが、彩未はもっと香辛料を利かせたスパイシーさが特徴的なので、山椒など香辛料にも追求してほしかったですね!この辺は全国区の人気を誇る名店なので厳しく評価しています!
また、キリッとした“かえし(味噌ダレ)”による飲み口も絶妙にマッチしたことで、コク深くも後味が良く、豚骨の旨味がスープ全体を下支えし、最後まで飽きの来ない仕上がりとなっているようです!
麺について
麺は、厚みもあり若干幅広のノンフライ仕様で、東洋水産お馴染み“生麺ゆでてうまいまま製法”によるもっちりとした弾力とほどよいコシを合わせ持ち、麺量75gとボリューム感は申し分ありません!ただ、ここは札幌ラーメンらしくプリシコな“縮れ麺”を新開発してほしかったところ!
そんな麺には…北海道産の味噌をベースにポークの旨味や香味野菜、各種香辛料などを合わせたスパイシーな味噌スープがよく絡み、豚骨のコクが際立つ繊細な味わいや食欲そそる香味野菜の旨味などが口いっぱいに広がっていき、フレッシュな生姜やスパイシーな風味が後味良く抜けていきます!

トッピングについて
トッピングにはまず、やや大きめな味付挽肉が入っていて、ホロホロと崩れるほど柔らかな食感で、それと同時にほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、食べはじめはスープとよく馴染ませながらいただくと良いでしょう!

また、ほどよいサイズにカットされたメンマは、コリコリとした食感が心地良く、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!

そして、やや短めにカットされた“もやし”は、シャキシャキとした食感が心地良く、そもそも彩未でも使用されていますから、当然相性抜群な具材となっています!

他にも大きめにカットされた“ねぎ”が使用されていて、ちょっとした薬味となったことで今回の味噌スープを美味しく引き立ているようです!

スープについて
スープは、北海道産の味噌をベースに臭みのないポークや香味野菜の旨味を利かせ、フレッシュな生姜の風味や山椒のスパイス感がちょうど良いアクセントとなり、物足りなさを感じさせない仕上がりとなっています!
そして味噌感や炒め感・香ばしさをアップしたことによって美味しさそのものはブラッシュアップされているものの、豚骨清湯らしいすっきり感が損なわれているようで、ちょっと実店舗とはイメージがかけ離れているようです!

まとめ
今回の「推しの一杯 麺屋彩未 札幌味噌」は…豚骨ベースに味噌ダレや香味野菜、各種香辛料で後味の良さを引き立てていたものの、コクが際立ったことで実店舗とは若干イメージが異なり、まだまだ改良できそうなスパイス感のある一杯となっていました!
とは言え、フレッシュな生姜の風味や山椒などの香辛料が全体をうまく調和していたため、コク深くも特に脂っこさや“くどさ”もありませんから…最後まで飽きることなく楽しめるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!