「とら食堂 ワンタン麺」を食べてみました。(2025年2月25日発売・明星食品/ファミリーマート限定)
この商品は、福島県白河市(しらかわし)の人気行列店“とら食堂”の看板メニュー“ワンタン麺”をカップ麺に再現したもので、鶏・豚の旨味を丁寧に利かせたシンプルながらも繊細でコク深い醤油スープに仕上げ、つるっとした滑らかな食感のワンタンや実店舗で使用されている手打ち風を再現した弾力感のある太い平麺が絶妙にマッチした一杯、“とら食堂 ワンタン麺”となっております!(値段:税別297円)
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ご覧の通りパッケージには…“たっぷりワンタンに鶏と醤油の芳醇な旨み”と記載され、その背景には動物系の旨味を丁寧に利かせた醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…ワンタン・チャーシュー・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!

他にも特徴として、麺は実店舗でも使用されている手打ちによる平麺をノンフライで再現し、ワンタンもノンフライ仕様で食感が非常に良く、鶏と豚の旨味を丁寧に利かせたコク深く芳醇な醤油スープとともにワンランク上の味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!(明星食品のワンタンは全てノンフライ仕様です。)
淡麗系ながらも味わい深い醤油スープには、臭みのない鶏や豚の旨味が凝縮されたことで厚みがあり、素材の旨味をうまく活かした安定感のある仕上がりで、ノンフライ仕様のワンタンからも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて濃厚感・コク深さも増していく…そんな完成度の高い一杯となっていました!
「とら食堂 ワンタン麺」とは?
そもそもここ“とら食堂”の創業は1969年(昭和44年)、創業者である“竹井 寅次(たけい とらじ)”氏がたまたま入ったワンタンで知られる福島県白河市本町の“まるい食堂”の味に感動したことによって弟子入りし、様々な修行経験を経た後、福島県白河市にオープンしたのがはじまり。(創業当初の屋号は“中華そば とらさん”)
※1973年(昭和48年)に現在の場所に移転し、店舗名も“とら食堂”に変更しています。
また、ご子息である“竹井 和之(たけい かずゆき)”氏は高校卒業後、東京で働いていたものの…父である“竹井 寅次”氏のギャンブル好きを心配した母親から相談を受け、家業を継ぐために当時19歳の若さで“とら食堂”へ弟子入り、その後1983年に“竹井 寅次”氏が56歳の若さで急死したため、“竹井 和之”氏が28歳の時に2代目として店を引き継ぎ、2016年12月には福岡市中央区六本松に“とら食堂 福岡分店”をオープン、まさに“白河ラーメン”の聖地と呼ばれる超人気行列店です!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り424kcal(めん・かやく351kcal / スープ73kcal)となっております。(塩分は7.1g)
カロリーは、“どんぶり型”・鶏と豚の旨味を利かせたコク深い醤油スープという割に低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています!
ちなみに1食113g、麺の量は70gとのこと。

原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚脂やチキンエキスをはじめ…
- チキンオイル
- しょうゆ
- ポークエキス
- 食塩
- 香味油
- チャーシューペースト
- 醸造酢
- 植物油脂
- 昆布粉末
- 香味調味料
といった、醤油をベースに鶏や豚の旨味を丁寧に利かせ、醤油ならではの旨味やコクがバランス良く融合したことで最後まで飽きの来ない後味の良さが際立ち、じんわりと染み渡るような安定感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)

JANコード | 4902881487108 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、でん粉、香味調味料、大豆植物繊維、ソース、酵母エキス)、スープ(豚脂、チキンエキス、チキンオイル、しょうゆ、ポークエキス、たん白加水分解物、食塩、糖類、香味油、チャーシューペースト、酵母エキス、醸造酢、酵母粉末、植物油脂、昆布粉末、香味調味料)、かやく(ワンタン、チャーシュー、メンマ、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、酒精、カラメル色素、香料、炭酸カルシウム、かんすい、炭酸マグネシウム、増粘多糖類、ソルビット、セルロース、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE、ビタミンC)、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、香辛料抽出物、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (113g) 当たり]
熱量 | 424kcal |
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たんぱく質 | 11.8g |
脂質 | 12.0g |
炭水化物 | 68.4g 脂質 66.2g 食物繊維 2.2g |
食塩相当量 | 7.1g めん・かやく: 2.6g スープ: 4.5g |
ビタミンB1 | 1.54mg |
ビタミンB2 | 0.28mg |
カルシウム | 145mg |
開封してみた
フタを開けてみると…かやく、粉末スープ、液体スープといった3つの調味料などが入っています。

また、ご覧の通りワンタンがすでに入っていて、非常に大きなサイズで見るからに食べ応えもあり、5個も使用されていることが確認できます!

さらに麺は、実店舗でも使用されている手打ち風の平麺がノンフライ仕様によって再現され、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、麺量も70gと申し分ありません!

調理してみた
ではまず、先ほどの“かやく”を入れてみます。
そしてこの“かやく”には、
- チャーシュー
- メンマ
- ねぎ
が入っています。

続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!

次に粉末スープと液体スープを加えてよーくかき混ぜていきます!
そして全体が馴染むと、想像以上に鶏や豚の旨味エキスが上質な脂・油分として表面に広がり、シンプルながらも臭みのない動物系の旨味を利かせた厚みがあり、醤油のコクなんかもうまく活かしたことによって万人受けしそうな仕上がりです!

「とら食堂 ワンタン麺」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…丁寧に抽出した鶏や豚の旨味が凝縮された醤油スープには、コク深いまろやかさとキリッとしたシャープな飲み口が絶妙にマッチしたことでメリハリがあり、まさしく芳醇で優しい味わいです!
そこに手揉み風の平麺が相性良く馴染み、他にもノンフライ仕様のワンタンに包まれている“鶏肉そぼろ”から滲み出す肉の旨味が醤油スープのコク・旨味を引き立て、食べ進めていくに連れて満足度も増していきます!
さらにペッパー系の香辛料がさり気なく利いたことで最後まで飽きることもなく、豊富に使用されているワンタンからも良い旨味が滲み出していくため、しっかりと混ぜながら食べ進めていくと、より一層本格感のある味わいが楽しめることでしょう!
麺について
麺は、ノンフライ仕様によって加水率が高い手打ち風の平麺を再現し、もっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備え、手揉み風の“ちぢれ”が付いたことでスープとの絡みも非常に良く、密度感の高いずしっとした仕上がりで食べ応えも抜群です!
そんな麺には…鶏や豚の旨味を丁寧に利かせたコク深くも後味の良い上品な醤油スープがよく絡み、臭みのない鶏や豚の旨味、キレのある醤油のまろやかさなどが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の風味が後味良く抜けていきます!

トッピングについて
トッピングにはまず、大きめのワンタンが入っていて、使用されている数は5つでサイズともに申し分なく、中に包まれている“鶏肉そぼろ”のような具材からも良い旨味が滲み出していくため、食べはじめはスープとよく馴染ませながらいただくと良いでしょう!

ご覧の通りこのワンタンには“鶏肉そぼろ”のような具材が包まれており、これがまた今回の醤油スープを美味しく引き立てていくため、軽く全体を混ぜながらいただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!…というかこのワンタンもノンフライ仕様なので非常に美味しいです!

また、こちらのチャーシューは薄めにカットされた若干チープな仕様ではありますが…じっくりと味わってみると、ほどよく味付けが施された肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっています!

そして、こちらのメンマは若干小ぶりではありますが、厚みもありコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん、素材本来の味わいがしっかりと感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!

他にも大きくカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことで芳醇な醤油スープを美味しく引き立てています!

スープについて
スープは、醤油ベースに鶏や豚の旨味を丁寧に利かせたことによってコク深くもまろやかな味わいで、さり気なく合わせた昆布の旨味が決して単調に感じさせることもなく、丁寧で上品な仕上がりとなっています!
そして鶏や豚の旨味がしっかりと利いているんですが、決して脂っこさ・臭みなどは一切なく、上質な旨味として醤油スープを下支えし、まさに“白河ラーメン”を代表とする名店らしい美味しさが臨場感高く楽しめるスープはついつい止まらなくなってしまうほどです!

まとめ
今回の「とら食堂 ワンタン麺」は…鶏や豚の旨味を丁寧に利かせたコク深くもキレの良い醤油スープに仕上げ、実店舗で作られる手揉み風の平麺やワンタンをノンフライ仕様にしたことで本格感のある食感が楽しめる後味すっきりとした一杯となっていました!
やはり“とら食堂”監修のカップ麺は非の打ち所がなく非常に美味しいですね!シンプルながらも安定感のある清湯系の淡麗醤油スープには動物系の旨味によってコクもありつつも飽きる要素が一切なく、“白河ラーメン”の総本山にしてレジェンドと呼ぶに相応しい名店ならではの味わいがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
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