ヤマダイ

「吉山商店」カップ麺 “焙煎ごまみそらーめん” 豚骨を利かせた味噌スープに焦がし風味が香る一杯

ニュータッチ 吉山商店焙煎ごまみそらーめん
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ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん」を食べてみました。(2020年3月23日発売/2023年9月18日リニューアル発売・ヤマダイ

この商品は、お馴染み“ニュータッチ・ご当店シリーズ”の新商品ということで、札幌の人気ラーメン店“吉山商店(よしやましょうてん)”の看板メニュー“焙煎ごまみそらーめん”の香ばしくコク深い味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯が登場です!

それも…2種類の味噌と胡麻を白湯系のポークエキスとともにバランス良く配合したことによって濃厚なスープに仕上げ、さらに味噌スープとの相性抜群な香辛野菜の香りを加えた風味豊かな一杯、“ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん”となっております。(値段:税別275円)

ご覧の通り、パッケージには札幌ラーメンらしい豚骨ベースに味噌ならではのキレとコク深い旨味が表現された焙煎胡麻が香り立つ仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…角バラチャーシュー・メンマ・ごま・ねぎ・キクラゲが使用されているようです!(※チャーシュー・メンマはレトルト仕様の本格的な具材が採用されています。)

また、香味野菜の風味以外にも焦がしたラードを香り立たせることによってスープ表面にはコク深さを際立たせる油の層が浮き、ちょうど良いこってり感と香ばしい風味の良さが実店舗さながらの臨場感を再現しているとのこと!まさに札幌ラーメンの王道とも言うべき一杯ですね!

他にも特徴として…麺はこちらもまた札幌ラーメン特有の“玉子麺”を思わせる黄色みのある色合いや、“吉山商店”で使用している小林製麺らしいプリッとした強いコシが太麺・ノンフライ仕様としてもっちり感とともに本格感のある食感に仕上がり、それによって豚骨を利かせた濃厚かつ香辛料が利いたキリッとした口当たりが心地良い風味豊かな焙煎胡麻が香り立つ味噌スープとともに最後までじっくりと深みのある味わいが楽しめるというわけです!

実際に食べてみて…

ちょっと塩気が強く、“吉山商店”の看板メニュー最大の特徴でもある“焙煎ごま”らしい香ばしさに欠ける点が非常にもったいなく…スープ自体にも物足りなさを感じるほどコクがなくさらっとした仕上がりではありましたが、豚骨がしっかりと利いたことで深みのある味わいとなっていたため、敢えて万人受けするかのような味わいを表現したと思わせる割とライトなテイストで、最後まで飽きることなく濃いめの札幌ラーメン王道の味が楽しめる一杯となっていました!
これは特に、豚骨の旨味をベースに札幌ラーメンならではの濃厚な味噌スープをじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。

ゆうき
ゆうき
では、今回は札幌の人気ラーメン店のひとつ“吉山商店”の看板メニュー“焙煎ごまみそらーめん”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯、「ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん」について実際に食べてみた感想を詳細にレビューしてみたいと思います!

【追記】この商品は2022年10月3日にリニューアル発売され、2023年1月17にはセブン-イレブン限定としてリニューアル発売され、2023年9月18日にもリニューアル発売されています!

ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん

今回ご紹介するカップ麺は、お馴染み“ニュータッチ”の新商品であり、札幌の人気ラーメン店“吉山商店”とのコラボしたカップ麺ということで、実店舗でも一番人気の“焙煎ごまみそらーめん”の味わいを再現した札幌ラーメンらしい豚骨ベースに味噌やラードを合わせた濃厚かつ風味豊かな一杯、“ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん”となっています。

ニュータッチ 吉山商店焙煎ごまみそらーめん パッケージ

ちなみにここ“吉山商店”の創業は2006年7月、旭川の有名店での修行を経た後、札幌市東区に本店を置き、現在では市内4店舗・大阪1店舗の計5店舗を展開するラーメン店で、看板メニューは今回再現された“焙煎ごまみそらーめん”となっていて、その名の通り香ばしい胡麻の風味と旨味が濃厚な味噌スープと絶妙にマッチしたコク深くまろやかな味わいが印象的な一杯が人気の有名店です!

また、フタの裏側には“吉山商店”の各店舗情報や、“吉山商店 心得”が記載されていて、こちらによると…

  • いつでもいつもの味であること
  • いつでもいつもの空間であること
  • いつでもいつもの笑顔であること
  • 札幌ラーメンの美味しさを世界中に発信すること

といった内容が記載されています!

一方こちらには、“札幌ラーメンシーンをけん引する”、“店主 関山芳美 監修”と記載され、店主の写真も同じく掲載されているんですが、地元の私から敢えて厳しい言い方をすると…“けん引する…”はちょっと言い過ぎではないでしょうか?

とは言ってもここ“吉山商店”はリピーターも多く、美味しいは美味しいんですが、行列の絶えない…というよりも豚骨を利かせた王道とも言える札幌ラーメンに仕上げ、そこに焙煎胡麻ならではの香ばしさと旨味を加えたコク深い味わいが安定感のある美味しさを表現し、“ラーメン共和国”に出店していたり、北海道のお土産を作ったりと…店名の露出効果がうまく功を奏しているラーメン店と言えるでしょう!

そのため、各種レビューサイトなどを見てみると中には“不味くはないんだけど…今ひとつ。。”、“店がガラガラ”といった内容の声も少なくなく、個人的には“白樺山荘”と同等レベルかな?といったところ!

その気になる“吉山商店”の実店舗について詳しくは、ぜひこちらの記事もご覧ください!

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それでは、今回の“ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん”がどれほど豚骨の旨味やラードを利かせた仕上がりとなっているのか?看板メニューの特徴でもある焙煎胡麻による香ばしさや旨味との兼ね合いはもちろん、なんと言ってももっちりとした弾力とコシの強いノンフライ仕様の太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!

カロリーなど栄養成分表について

では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り456kcalとなっております。(塩分は7.9g)

カロリーは、濃厚なテイストの割にそこまで高い数値ではないようですが、一方で塩分はかなり高い数値となっているため、“塩分が気になる方へ!”といった注意書きが記載されています。

ちなみに1食当たり145g、麺の量は65gとのこと。
また、この“ヤマダイ”が作る麺とスープは個人的にも好みで、どれも美味しいんですよね!なので、今回のコラボカップ麺にも期待したいところ!

原材料について

では原材料も見てみます。

スープには、味噌や動物油脂をはじめ…

  • ごま
  • ポークエキス
  • 食塩
  • しょうゆ
  • 野菜ペースト
  • 食用風味油
  • 植物油脂
  • 香辛料

といった、臭みのない豚骨の旨味をしっかりと利かせた味噌ベースのスープに食欲そそる香ばしい焙煎胡麻や香味野菜の風味が香り立ち、キリッとしたシャープな飲み口によって最後まで飽きさせない安定感のある味わいを想像させる材料が並びます。

ちなみに調理方法を確認してみると…“かやく”を入れて熱湯を注ぎ5分待つ、そしてまずは麺をほぐし、それから液体スープ、レトルト調理品を入れて混ぜるということで、液体スープを入れる前に麺をほぐすという点が若干注意点と言えるのかもしれません!

JANコード4903088014609
原材料名

めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(味噌、動物油脂、たん白加水分解物、ごま、ポークエキス、糖類、食塩、しょうゆ、野菜ペースト、食用風味油、植物油脂、香辛料)、かやく(味付豚肉、メンマ、ごま、ねぎ、キクラゲ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、増粘剤(タマリンド)、カラメル色素、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

栄養成分表示 [1食 (145g) 当たり]
熱量456kcal
たん白質14.0g
脂質15.2g
炭水化物65.7g
食塩相当量7.9g(めん・かやく2.6g/スープ5.3g)

開封してみた

ではフタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、レトルト調理品、“かやく”といった3つの調味料などが入っています。

そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に一番左の液体スープは栄養成分表示にも記載されていたように塩分がかなり高いということもあって量もかなり多く、触ってみたところ味噌ならではのドロッとした状態となっていて、豚骨の旨味・脂なんかも含まれていると思われるため、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!

また、麺はご覧の通り太麺・ノンフライ仕様ということで、見るからに札幌ラーメンらしいプリシコな歯切れの良さと食感が表現された黄色みを帯び、お店さながらの喉越しが楽しめそうな仕上がりに期待できそうです!

調理してみた

ではまず、かやくを入れてみます。

かやくには、

  • ごま
  • ねぎ
  • キクラゲ

が入っています。

このように、今回の一杯には“かやく”が2パック仕様となっていて、こちらの具材以外のレトルト調理品にはカップ麺としてはワンランク上の質感が表現されたチャーシューとメンマが使用されています!

では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!

先ほどまでの太麺が一回りふっくらとした仕上がりとなり、濃厚かつ焙煎胡麻による香ばしさが香る味噌スープとともにしっかりとした食べ応えなんかも楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。

では、先ほどの調理方法にも記載されていた通り、液体スープを入れる前に麺を軽くほぐしていきましょう!すると…ノンフライ仕様ならではの良い意味でのゴワゴワとした状態となっていましたので、やはりここは液体スープを入れる前に軽くで良いのでほぐしておいた方が良さそうです!

ではここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
すると…まずは豚骨の旨味・脂、そしてラードのような油分がさらっとした状態で出てきます!

その後、濃厚感を思わせる2種の味噌を合わせたという液体スープがドロッとした状態で出てきますので、しっかりと絞り込んでいきましょう!

すると…上質な豚骨の脂がスープ表面に浮き、ずしっと重量感のある味噌スープが札幌ラーメンらしい濃厚感を物語っているようにも見えますね!

では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして最後にレトルト調理品を添えて完成となります!

ちなみにスープが全体に馴染むと…思っていたよりもさらっとした仕上がりとなっていて、コク深さや厚みのある旨味といった点においてすでに不安を覚えます。。

しかも“焙煎ごまみそらーめん”ならではの香ばしい風味が弱い。。そしてスープ表面に浮かぶラードの層がこってり感を思わせますが、何せスープがさらっとしていますから…見た目からしてすでに物足りなさを感じさせますね!これはラードをがっつりと足したいところ。。

そのため、調理時に使用する熱湯の量はかなり少なめにした方が良いと思われ、さらにラードはもちろん、炒り胡麻などがあればたっぷりと足すことをおすすめします!

ただ、最後に添えたレトルト調理品に含まれるチャーシューとメンマの質はかなり良いですね!カップ麺の域を軽く超えて来てます!

食べてみた感想

一口食べてみると…やはり見た目やさらっとした仕上がり通りコクに関して物足りなさを感じさせますね。。豚骨を利かせた濃厚感のある味噌スープといった方向性はわかるんですが、肝心なこってり感に欠けるため、札幌ラーメンを食べ慣れた方や“吉山商店”が好みの方なら再現性の低さに気付くと思います!

とは言え、上記のように味の方向性としては強ち間違ってはいませんので、幅広い層に好まれる味わい・テイストに敢えてアレンジして再現しているとも言えるため、お好みで味を調整してみるとより一層美味しくいただけるのではないでしょうか?

麺について

麺は、ご覧の通り太麺・ノンフライ仕様となっていて、ほどよいもっちり感と弾力、そして噛み応えのあるコシがしっかりと表現され、まさにお店さながらの食感が楽しめる仕上がりとなっています!

そんな麺には、豚骨の旨味を利かせたほんのりと香ばしさが香り立つ味噌スープがよく絡み、一口ずつに深みのある濃いめの味わいが口いっぱいに広がっていき、焦がし風味を加えたラードや焙煎胡麻による風味がほんのりと後味良く抜けていきます!

トッピングについて

トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、厚みもあり、レトルト調理品ならではのしっかりとした肉質を感じるジューシーな仕上がりとなり、じっくりと噛んで味わってみると…ホロホロと崩れていくほど非常に食感は柔らかく、それと同時に肉の旨味がじゅわっと滲み出て来る美味しい具材となっています!

また、こちらのメンマもサイズ感・仕上がりともに全く申し分ない仕上がりとなっていて、ほどよいコリコリ感や素材本来の旨味、そしてメンマならではの味付けなんかも感じられるクオリティの高い具材として、今回の一杯にちょうど良い食感としてのアクセントがプラスされているようです!

さらに、こちらのキクラゲは、コリコリとした食感は感じられるものの…探すのが困難なほど小さくカットされていて、使用されている数もかなり少ないため、むしろ入れなかった方が潔かったような気もしますね!“ねぎ”も同じくかなり使用されている量は少ないです。。

スープについて

スープは、先ほどもお伝えした通り、豚骨の旨味をベースに2種の味噌や野菜の旨味や風味を加え、さらに焦がし風味を利かせたラードや焙煎胡麻による香ばしさが香り立つ風味豊かな仕上がりとなっています!

ただ、若干風味・コクともに物足りなさを感じさせるため、お好みによってはラードや豚骨ベースの味噌スープと相性抜群な“おろしにんにく”や“おろし生姜”などを加えて自分好みの味に調整してみるとより一層美味しくいただけるかと思われます!

そのため、今回の“ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん”は、万人受けするかのような割と食べやすいライトな仕上がりとも言え、こってり感に欠けるものの…最後まで飽きの来ない味わいが楽しめるでしょう!

とは言っても、味の方向性は間違ってはいないので、非常にもったいない感じはしますね!ここにもう少しこってりとした良い意味での豚骨の脂や、焙煎胡麻ならではの香ばしさ、そしてほんのり“とろみ”が付くほどの厚みのある旨味が凝縮されていればかなりハマる味わいだったのではないでしょうか?(そのため…個人的には再現性はかなり低いかなと思われます。。)

このように、今回の“ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん”は、臭みのない豚骨の旨味をしっかりと利かせた味噌スープをベースに、焦がし風味を加えたラードや焙煎胡麻による食欲そそる香ばしさが香り立つ濃厚な仕上がりではありましたが、肝心の香ばしさやコクに関しては物足りなさを感じる味わいでしたので、お好みによって各種調味料やラード、唐辛子などの香辛料などを加えて味を調整してみると良いでしょう!

まとめ

今回「ニュータッチ 吉山商店 焙煎ごまみそらーめん」を食べてみて、豚骨ベースの味噌スープには、シャープな飲み口とともにしっかりと豚骨の旨味が利いたことで、深みのある味わいに仕上がっていたものの…どうしても喉ごしの良さやコクに関しては物足りなさを感じさせる軽やかなスープで、特に焙煎胡麻による香ばしさが弱く、“吉山商店”らしさに若干欠ける仕上がりとなっていました!

というのも“吉山商店”と言えば…“ねぎ”を割と多く添えられてちょうど良いくらい濃厚でコク深く、まろやかな味わいが特徴的ですので、白湯系の“とろみ”と言うか…コク深さがあればもっと臨場感高く楽しめたのではないでしょうか?

ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!

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この記事を書いた人
ゆうき
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