「末廣(すえひろ)ラーメン本舗 醤油中華そば」を食べてみました。(2023年12月11日発売・明星食品)
この商品は東北・秋田の人気ラーメン店“末廣ラーメン本舗”の看板メニュー“中華そば”を同店監修によって“どんぶり型”のカップ麺に再現したもので、鶏や豚の旨味をベースにロースト醤油と“たまり醤油”でコクと甘みを加えた漆黒の醤油スープに仕上げ、コク深くも後味すっきりとした醤油スープが食感滑らかな丸刃のノンフライ中太麺に絡む安定感のある一杯、“末廣ラーメン本舗 醤油中華そば”となっております!(値段:税別278円)
ご覧の通り容器側面には“京都の有名店で修行した店主が作るこだわりの一杯”と記載されているように、ここ“末廣ラーメン本舗”の先代は京都駅前の名店“新福菜館(しんぷくさいかん)”での修行経験を持ち、暖簾分けの形で東北でも馴染む味に改良を重ねた“中華そば”を看板メニューに加え“ヤキメシ”も大変人気とのこと。(今でも“たまり醤油”は“新福菜館”から取り寄せているようです。)
一方こちらには“醤油のコクと豚の甘みがきいたスープ”と記載され、その背景には鶏や豚の旨味にロースト醤油と“たまり醤油”を合わせたコク深く甘みのあるスープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…チャーシュー・“ねぎ”が使用され、一見塩気の強い濃いめのテイストをイメージさせるわけですが、実際には思ったよりあっさりとした優しい味わいが特徴的で、シンプルながらも素材の旨味を存分に活かした飽きの来ない仕上がりです!
他にも特徴として…麺は丸刃のノンフライ中太仕様でもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ったお店さながらの食感に仕上がり、コク深い漆黒の醤油スープとの馴染みも非常に良く、鶏や豚の旨味を丁寧に溶け込ませた甘み・コクのある真っ黒な醤油スープとともに後味すっきりとした味わいが最後まで飽きることなく楽しめるというわけです!
まず醤油の感じは見た目よりも塩気が強いわけではなく、コク深くもこってりしているわけでもなく、鶏や豚の旨味を利かせたことで厚みのあるスープに仕上がり、ロースト醤油や“たまり醤油”など合わせ醤油のような繊細な味わいが全体をうまく調和し、キリッとした口当たりとコク、それらが醤油そのものの美味しさを引き立てるかのようにバランス良く融合し、まさに最後まで飽きの来ない仕上がりとなっていて、もちろん脂っこさや“くどさ”といった感じもありませんから想像以上に幅広い層に好まれる安定感抜群な一杯に間違いなく、密度感の高い丸刃のノンフライ中太麺と相性良く馴染む拘りの逸品となっていました!
末廣ラーメン本舗 醤油中華そば
今回ご紹介するカップ麺は、秋田県秋田市に本店を置く人気ラーメン店“末廣ラーメン本舗”の看板メニュー“中華そば”の味わいを再現したもので、臭みのない鶏や豚の旨味を濃いめの醤油と合わせたことで一見濃いめ・塩気の強いテイスト?と思うほど漆黒のスープに仕上がり、実際にはコク深くも後味すっきりとした安定感のある美味しさがクセになり、お店さながらの本格的な食感が再現された弾力のある中太麺が食欲を満たしてくれる味わい深い一杯、“末廣ラーメン本舗 醤油中華そば”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ご覧の通りパッケージには同店の看板をイメージさせる黄色を基調に“末廣ラーメン本舗”、“醤油中華そば”、“醤油のコクと豚の甘みがきいたスープ”などの文言や濃いめの醤油を使用したことによる漆黒のスープが印象的な仕上がりイメージなんかも掲載されており、昭和13年創業の“新福菜館”の味を受け継ぐ秋田の名店ということもあって、素材の美味しさを存分に活かしたコク深くも後味の良い味わいにはかなり期待したいところ!
ちなみにここ“末廣ラーメン本舗”の創業は1999年6月、先代の創業者が昭和初期に京都発祥の新福菜館(昭和13年創業)へ何度も頭を下げて弟子入りし、その後地元秋田に暖簾分けという形でオープンさせたのがはじまり。その後、“秋田山王本店”は店長“長門 正博”氏が引き継ぎ、現在は東北を中心に6店舗展開しているようです!
それでは、今回の“末廣ラーメン本舗 醤油中華そば”がどれほど鶏や豚の旨味にロースト醤油や“たまり醤油”をバランス良く合わせたコク深くも後味すっきりとした仕上がりとなっているのか?真っ黒な醤油スープにも関わらず素材の旨味に拘った甘みやキレの良さ、醤油の芳醇な風味との兼ね合いはもちろん、なんと言っても弾力のある丸刃のノンフライ中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り353kcalとなっております。(塩分は7.2g)
カロリーは鶏や豚の旨味を利かせたコク深くも後味すっきりとした醤油スープということもあって思ったより低めな数値のようですが、一方で塩分はかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり108g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると、スープだけだと62kcalと真っ黒な見た目とは裏腹に物足りなさを感じさせないコクとすっきりとした後味をバランス良く合わせ、それによって最後まで全く飽きの来ない素材の旨味を存分に活かした名店らしい仕上がりをイメージさせます!
他にも今回の容器は、希に採用されている“しおケアカップ”仕様となっており、内側下線までスープを残すことで食塩相当量の摂取を調整することができ、それによって4.9gまで塩分を控えることが可能とのこと。
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やポークエキスをはじめ…
- チキンエキス
- 豚脂
- 食塩
- ポーク調味料
- 油脂加工品
- 香味調味料
- 醸造酢
- 香辛料(ジンジャー、ペッパー、ガーリック)
- みそ
といった、鶏や豚の旨味を丁寧に利かせた出汁スープにロースト醤油や“たまり醤油”など濃いめの醤油を調合した特製醤油ダレをバランス良く合わせたことで、真っ黒な見た目ではありますが、コク深くも後味すっきりとした飽きの来ない喉越し抜群な味わいを想像させる材料が並びます。(甘みがあるとは言え、甘味料で再現しているのが気になります。。)
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード 4902881456579 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、乳たん白)、スープ(しょうゆ、ポークエキス、チキンエキス、豚脂、食塩、ポーク調味料、油脂加工品、香味調味料、醸造酢、たん白加水分解物、香辛料(ジンジャー、ペッパー、ガーリック)、糖類、みそ)、かやく(チャーシュー、ねぎ)/加工デンプン、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酒精、かんすい、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、炭酸カルシウム、香料、卵殻カルシウム、乳化剤、カロチノイド色素、酸味料、甘味料(スクラロース)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (108g) 当たり]
熱量 353kcal
めん・かやく: 291kcal
スープ: 62kcalたんぱく質 10.8g 脂質 8.0g 炭水化物 59.4g 食塩相当量 7.2g
めん・かやく: 1.9g
スープ: 5.3gビタミンB1 1.00mg ビタミンB2 0.25mg カルシウム 176mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、あとのせかやく、“かやく“といった3種類の調味料などが入っています。
そしてこちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは鶏や豚の旨味が凝縮されているものの、醤油スープということもあって非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
さらに麺は、ご覧の通り若干細めにも見える丸刃のノンフライ中太仕様で、見るからにすすり心地が良く、今回の真っ黒な醤油スープとも良く馴染み、生麺さながらの仕上がりに期待できそうです!
調理してみた
では先ほどの“かやく”を入れてみます。
こちらには…シンプルにチャーシューのみ入っています!
そして、ぱっと見は脂身をほどよく含む上質な仕様にも見えるかもしれませんが…実際にはかなり薄くカットされた状態で、もう少し厚みが欲しかったところ!
続いて、熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで、先ほどまでの麺やチャーシューがふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力とほどよいコシが加わり、まだ液体スープや“あとのせかやく”を加える前の状態ではありますが、丁寧に抽出した鶏や豚の旨味をベースにロースト醤油や“たまり醤油”を使用した濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせたことでコク深くも後味すっきりとした味わいが楽しめる芳醇な一杯…といった印象の出来上がりです!
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…やはり非常にサラッとした状態ではありますが、鶏や豚の旨味を凝縮し、ロースト醤油や“たまり醤油”といった濃いめの醤油を合わせたことによって芳醇とも言える風味が一気に広がっていき、パッケージの仕上がりイメージ通り真っ黒な醤油スープのようです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染んだら最後に“あとのせかやく(ねぎ)”を加えて完成です!(実店舗の“ねぎ”は別皿で提供され、何杯でもお代わり可能です。)
すると…やはり非常にサラッとした状態ではあるんですが、動物系の旨味をベースに濃いめの醤油を調合した醤油ダレがバランス良く合わさったことで厚みのある旨味と言うんでしょうか?見た目よりも遙かに口当たり優しいテイストにも感じられ、もちろん物足りなさを感じさせない風味豊かな醤油スープがもっちりとした弾力のノンフライ中太麺とともにボリューム感たっぷりと堪能できることと思われます!
また、具材に使用された豊富な“ねぎ”もちょうど良い薬味として今回のスープを美味しく引き立て、シンプルながらも決してあっさりとしているわけではなく、コク深く安定感のある一杯といったところで、“新福菜館”を東北でも馴染む味に改良を加えた“末廣ラーメン本舗”らしさがうまく再現されているのではないでしょうか?
食べてみた感想
一口食べてみると…シンプルながらも鶏や豚の旨味が凝縮されたことによってコク・深みがあり、真っ黒な見た目よりも意外にもあっさりとした印象の醤油スープで、もちろん脂っこさといった“くどさ”も一切なく、幅広い層に好まれるメリハリの付いたテイストと言え、個人的には醤油の美味しさを下支えするかのように動物系の旨味がバランス良く融合しているようにも感じられます!
そして醤油ダレが甘み・旨味など拘りの調合によって繊細な味わいを引き立て、あっさり感とコクがバランス良く融合し、シンプルだからといって決してチープだったり懐かしさを感じさせるわけでもなく、芳醇な風味が香り立つ真っ黒な醤油スープは毎日食べても飽きが来ない仕上がりで、飲んだシメにもちょうど良いかもしれません!
また、漆黒のスープは意外にもまろやかなコクやキリッとした口当たりなどがバランス良く調和しているように感じられ、それを鶏や豚の旨味が下支えすることで物足りなさといった感じは一切なく、旨味といい風味といい…特に変なクセなどは一切ありませんから、やはりロースト醤油や“たまり醤油”を使用した拘りの“かえし”となる醤油ダレの美味しさが今回の決め手となっているようです!
麺について
麺は、ご覧の通り丸刃のノンフライ中太麺が採用されていて、ノンフライならではのもっちりとした弾力と歯切れの良いしっかりとしたコシがあり、生麺さながらの滑らかな食感で70gの麺量でも十分なボリューム感です!
そんな麺には…鶏や豚の旨味をベースにロースト醤油や“たまり醤油”など拘りの醤油ダレがバランス良く合わさった漆黒の醤油スープがよく絡み、繊細かつ深みのあるコクや後味すっきりとしたメリハリのある旨味などが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、見た通り質感は良いんですが、薄くカットされたことで若干頼りなく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けが施された肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
他にも、こちらの“ねぎ”が使用されていて、後入れにも関わらずスープと馴染ませながらいただくことでシャキシャキとした食感に仕上がり、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の真っ黒な醤油スープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!実店舗でも“ねぎ”をたっぷりと加えて味わうと美味しいとのことでしたので、別途“刻みねぎ”を加えてみても良いですね!
スープについて
スープは、鶏や豚の旨味をベースにロースト醤油や“たまり醤油”など濃いめの醤油を調合した拘りの“かえし(醤油ダレ)”がバランス良く馴染んだことで、コク深くも後味すっきりとしたテイストが印象的で、実際塩分は高めなんですが…見た目ほど塩気が強いわけでもなく、シンプルながらも物足りなさといった感じは一切なく、意外にも後味さっぱりとした中に甘みや深みがあり、素材の旨味を活かした飽きの来ない味わいとなっています!
そして醤油スープはご覧の通り非常に色が濃く、地元では“秋田ブラック”と呼ばれるほどの特徴ですが、実際には見た目とは裏腹に幅広い層に好まれるコクと後味の良さが印象的で、もちろん薄味というわけではなく味の濃さに関しても申し分なく、ほどよいコクが絶妙にマッチし、他にもペッパー系の香辛料がちょうど良いメリハリとして加わったことで安定感のある醤油スープと言えるでしょう!
そのため、非常にシンプルなテイストではあるんですが、鶏や豚の旨味がちょうど良いコクを引き立て、数種類の醤油を調合した醤油ダレによって決して単調な醤油スープに感じさせません!ただ、強いて言えばもう少し動物系の旨味エキスといった脂・油分を加えても良かったような気はしますね!
これだと、まるで醤油をいかに美味しく表現するかに焦点を当てたような仕上がりでしたので、良い意味での脂っこさがあればより臨場感の高い味わいが楽しめたような気は否めません!とは言え、“新福菜館”の流れを汲む秋田の人気ラーメン店というだけあって安定感はあります!(若干甘みがあるのでペッパー系の香辛料で味を調整してみても良いかも?)
まとめ
今回「末廣(すえひろ)ラーメン本舗 醤油中華そば」を食べてみて、秋田県秋田市に本店を置く人気ラーメン店“末廣ラーメン本舗”の看板メニュー“中華そば”を同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…鶏や豚の旨味をベースにロースト醤油や“たまり醤油”などを使用したことで京都発祥の名店“新福菜館”を踏襲する漆黒の醤油スープに仕上がっているものの、見た目よりも後味すっきりとした最後まで飽きの来ないテイストが印象的で、まさに素材の旨味を存分に活かした風味豊かな一杯となっていました!
また、醤油ダレに関しても決して単調なものではなく、繊細で深み・コクがあり、鶏や豚の旨味が醤油の美味しさを引き立てると言っても過言ではない味わいでしたので、幅広い層に好まれる仕上がりと言えるのではないでしょうか?
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