「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」を食べてみました。(2024年1月23日発売・明星食品/ローソン限定)
この商品は、鹿児島市山田町に本店を置く人気行列ラーメン店“五郎家(ゴロウヤ)”の味わいを同店監修によって“どんぶり型”のカップ麺に再現したもので、濃口醤油や豚骨の旨味などを香味野菜とバランス良く合わせた甘みのあるスープに仕上げ、“揚げねぎ”の香ばしい風味が香るコク深い一杯、“五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン”となっております。(値段:税別295円)
ご覧の通りパッケージには“五郎家(568)”といったインパクトあるロゴが印象的で、背景には、濃口醤油や豚骨の旨味を利かせた甘みのあるスープにもっちりとした幅広なノンフライ中太麺や各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…キャベツ・チャーシュー・“揚げねぎ”が使用されているようです!
ちなみに“五郎家”の実店舗では…“おなじみラーメン”というメニューがド定番だったんですが、現在は様々な具材をトッピングした“五郎家ラーメン”を筆頭に“定番の白”・“コク増しの黒”・“ピリ辛の赤”、そして“旨みそラーメン”や“辛ネギラーメン”といった6種類のラインアップが提供されているようです!とは言え、基本は豚骨や鶏ガラの旨味を利かせた醤油ベースの甘くコク深いテイストということで、今回のカップ麺にもそういった“五郎家”ならではの味がうまく再現されているものと思われます!
一方こちらには、“しょうゆ豚骨ラーメン”、“たっぷりキャベツ、揚げねぎが香ばしいコク甘スープ”と記載されているように、醤油ベースのスープに豚骨や鶏ガラの旨味を利かせたことでコク深く風味豊かなスープに仕上げ、“五郎家”の特徴である豊富に使用されたキャベツも再現され、香ばしい“揚げねぎ”が食欲そそる一杯のようですね!(いわゆる“鹿児島ラーメン”ともまた異なる味わいです。)
他にも特徴として…麺は若干幅広な角刃のノンフライ仕様となっていて、生麺さながらの弾力とコシを兼ね備え、濃口醤油に豚骨や鶏ガラの旨味をバランス良く合わせた甘みのあるスープとも相性良くマッチし、本格感のある味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
甘みのある醤油ベースのスープには、豚骨や鶏ガラの旨味が凝縮されたことによってコク深くも複雑で繊細な味わいをカップ麺に再現、若干甘みのあるテイストが印象的で豚骨が利いているものの非乳化といったキレの良さもあり、広く知られる豚骨醤油や鹿児島ラーメンといったジャンルとも異なる味わいで、この甘みが賛否分かれそうな感じではありますが、“揚げねぎ”による香ばしさが臨場感の高い風味をプラスし、全体的にクオリティの高い仕上がりとなっていました!
五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、鹿児島を代表とする人気行列ラーメン店“五郎家(ゴウロウヤ)”ならではの味わいを再現したもので、甘めの醤油スープに豚骨や鶏ガラの旨味を利かせ、豊富に使用されたキャベツや香ばしい風味の“揚げねぎ”が食欲を掻き立て、そこに本格感のある角刃のノンフライ中太麺が絶妙にマッチした一杯、“五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ご覧の通り、パッケージ側面には“五郎家”を意味する“568”といった数字がインパクトあり、店頭でも気になっていた方が多いのではないでしょうか?(ちなみにこの店舗名“五郎家”は店主のおじいさんから取った屋号のようです。)
ちなみにここ“五郎家”の創業は2003年、店主である“竹田 健介”氏が福岡の名店“一風堂”での修行経験を経た後、鹿児島市山田町にオープンさせたのがはじまり。繁華街からは少し離れた辺鄙な場所に位置するにも関わらず、従来の“鹿児島ラーメン”とはまたひと味違った味わいが大変好評で連日行列を作る人気ラーメン店のようで、2019年11月には“五郎家 中央店”もオープンしています!
また、“鹿児島ラーメン王選手権”の第2回、第4回にてグランプリを受賞した経歴を持つ人気・実力を兼ね備えたラーメン店でもあり、今回は“五郎家”ならではの味わいをカップ麺に再現しているんですが、以前にも同等の商品が2020年5月5日・2022年1月25日にも発売されており、実店舗では“旨みそラーメン”といった濃厚な一杯も根強い人気とのことで、今後の商品展開にも期待したいところ!
それでは、今回の“五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン”がどれほど豚骨や鶏ガラの旨味を濃口醤油と合わせた甘みのある口当たり優しいスープに仕上がっているのか?豊富に使用されたキャベツや香ばしい風味を引き立てる“揚げねぎ”との兼ね合いはもちろん、なんと言っても若干幅広で角刃のノンフライ麺によるもっちりとした弾力とコシを兼ね備えた生麺さながらの中太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り398kcal(めん・かやく317kcal / スープ81kcal)となっております。(塩分は7.2g)
カロリーは、豚骨や鶏ガラを利かせた濃いめの仕上がりの割にノンフライ仕様ということもあって、やや低い数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮しても高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり114g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと81kcalと高すぎず低すぎずといった数値で、豚骨や鶏ガラの旨味を濃口醤油とバランス良く合わせたコク深く甘みのあるスープを再現し、サラッとしているにも関わらず想像以上に厚みのある仕上がりを想像させます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や油脂加工品をはじめ…
- 豚脂
- ポークエキス
- チキンエキス
- 食塩
- 香味油
- 香辛料(ガーリック、ジンジャー、ペッパー)
- ポーク調味料
- 香味調味料
といった、豚骨だけでなく鶏ガラの旨味がコク深さを引き立て、さり気なく香味野菜を利かせた甘みのあるコク深いスープに仕上がり、“揚げねぎ”による香ばしさが食欲そそる風味豊かな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード | 4902881486859 |
---|
原材料名
めん(小麦粉、でん粉、植物油脂、食塩、卵粉)、スープ(しょうゆ、香味油、豚・鶏エキス、糖類、たん白加水分解物、食塩、豚脂、チキンオイル、チャーシューエキス、香味調味料、香辛料)、かやく(キャベツ、チャーシュー、揚げねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、カラメル色素、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、かんすい、酒精、炭酸カルシウム、香料、乳化剤、カロチノイド色素、炭酸マグネシウム、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (114g) 当たり]
熱量 | 398kcal |
---|---|
たんぱく質 | 10.6g |
脂質 | 10.0g |
炭水化物 | 66.3g |
食塩相当量 | 7.2g めん・かやく: 2.8g スープ: 4.4g |
ビタミンB1 | 0.31mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
カルシウム | 125mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、2種類のかやく(キャベツ・チャーシュー・揚げねぎ)といった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは非常にサラッとしているものの、豚骨や鶏ガラの旨味を利かせているため、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
そして、麺はご覧の通りプリッとした弾力と強いコシを思わせるノンフライ仕様で、“ちぢれ”の少ない幅広なストレートとなっているようです!
調理してみた
ではまず、2種類のかやくを入れてみます。
かやくには、
- チャーシュー
- キャベツ
- 揚げねぎ
が入っています。
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力とほどよいコシが加わり、まだ別添されている液体スープを加える前の状態ではありますが、豚骨や鶏ガラの旨味を香味野菜や濃口醤油とバランス良く合わせたコク深いスープとの相性も良く、キャベツもたっぷりと使用された旨味溢れる風味豊かな一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
この液体スープは甘みのある醤油をはじめ豚骨や鶏ガラの旨味、香味野菜などを含み、非常にサラッとした状態で量も多めでしたので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、特別クセのある風味などはありません!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして、スープが全体に馴染むと…スープ自体はやはりサラッとした状態で厚みのある旨味といったところでしょうか?臨場感溢れる仕上がりとなっていて、甘みのある醤油に豚骨や鶏ガラの旨味がしっかりと利いたことによってコク深さやまろやかさが再現されているようで、“揚げねぎ”の香ばしい風味に加えて野菜の風味が食欲そそります!
これを見る限り…どうやら鹿児島市山田町の名店“五郎家”の一杯は、あっさりとした中にも甘みのある醤油はもちろん豚骨や鶏ガラなどの旨味が凝縮され、たっぷりと使用されたキャベツの食感なんかも楽しめることで、最後まで飽きることなくじっくりと堪能することができるようです!これは実店舗との再現性なんかも気になるところではないでしょうか?
食べてみた感想
一口食べてみると…最初の印象はやはり醤油の甘みで、そのすぐ後からは動物系の旨味によるコクやまろやかさが広がっていき、香味野菜など野菜の旨味・風味が香辛料とともに全体を調和し、非常に優しい味わいが印象的で、個人的にはちょっとこの甘みが気になるところではありますが、“揚げねぎ”の香ばしさが食欲そそる風味豊かな仕上がりとなっています!
また、スープ表面にはけっこう脂・油分が浮いているようにも見えましたが、思ったほど“くどさ”はなく、むしろこの脂によって醤油ならではのコクや調理感が引き立ち、豚骨や鶏ガラの旨味がバランス良くスープに溶け込んでいるようで、コク深いまろやかな舌ざわりが印象的な上品にも感じられ、上質な味わいがじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
ただ、人によっては若干甘ったるさが気になるかと思いますので、その辺はお好みでペッパー系の香辛料で味を調整してみても良いかもしれません!…というか、ここ“五郎家”はこの甘くまろやかな口当たりが特徴で、豚骨や鶏ガラの旨味をうまく活かしたコクと絶妙にマッチし、野菜の旨味も融合させた“しょうゆ豚骨ラーメン”となっており、カップ麺だと甘みが際立っていたため、実店舗でも味わってみたいものです!
麺について
麺は、若干幅広で角刃のノンフライ仕様ということで、もっちりとした弾力と強いコシを兼ね備え、“ちぢれ”の少ないストレート麺にはずしっとした密度感のある重みがあり、この生麺にも近しい食感がうまく醤油ベースの豚骨スープにもマッチしているようです!
そんな麺には、豚骨や鶏ガラの旨味に濃口醤油や香味野菜などをバランス良く合わせた“五郎家”ならではの優しいスープがよく絡み、甘みのある醤油の旨味やコクのある豚骨や鶏ガラの旨味などが口いっぱいに広がっていき、醤油ならではの芳醇とも言える風味や“揚げねぎ”による香ばしい風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、若干薄切りではありましたが…サイズも大きく、脂身を含んだ部位が使用され、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど本格感のあるもっちりとしたノンフライ麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのキャベツは、ほどよいサイズにカットされていて、使用されている数はかなり多く、素材本来のシャキシャキ感はもちろん、特に変な水っぽさや野菜臭さなんかもなく、思った以上に今回のスープとも相性良く馴染み、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
他にも、こちらの“揚げねぎ”が使用されていて、かなり細かくカットされているんですが、意外と香ばしい風味が際立ち、他にも素材本来の甘みなんかもしっかりと感じられ、食欲そそる香りを演出、甘みのあるスープにちょうど良い調理感をプラスしているように感じられます!
スープについて
スープは、豚骨や鶏ガラの旨味に甘みのある濃口醤油や香味野菜などをバランス良く合わせ、ペッパーで味を調えたコク深く調理感のあるスープに仕上がり、特に動物系の旨味に関しては臭みなど一切なく、同じく香味野菜も突出しているわけでもありませんし、全体のバランスは思ったより良いんじゃないでしょうか?ただ、どうしても気になるのがこの甘みで、実店舗との再現性が気になるところではありますが、この点においては賛否分かれそうな気がします!
また、豚骨と鶏ガラをベースに濃口醤油を合わせている時点ですでに完成度の高いスープなんですが、ここにジンジャーやガーリックなど香味野菜が加わったことでクセになる繊細な旨味が際立ち、ペッパーとともにちょうど良いメリハリをプラス、さらに“揚げねぎ”の香ばしさによって食欲そそる風味を引き立て、ちょうど良い脂感が舌触り滑らかに感じさせる安定感のあるテイストと言えるでしょう!
そして、食べはじめは動物系の旨味による甘みかと思っていましたが…どうやら醤油による甘みのようで、その味わいを引き立てるかのように豚骨や鶏ガラの旨味が相性良くマッチし、コク深くも決して“くどさ”のない優しい口当たりに仕上がっているようで、香味油による風味が“揚げねぎ”の香ばしさとうまく融合していて、この芳醇とも言える香りによってカップ麺とは思えないほどのクオリティを再現、ただどうしてもこの甘みだけは味を損ねているように感じられます!
まとめ
今回「五郎家 しょうゆ豚骨ラーメン」を食べてみて、鹿児島市山田町に本店を置く人気ラーメン店“五郎家(ごろうや)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…豚骨や鶏ガラをベースに甘みのある濃口醤油と香味野菜などをバランス良く合わせ、ペッパーで味を調えたコク深くまろやかなテイストに際立ち、たっぷりと使用されたキャベツの食感や香ばしい“揚げねぎ”などが相性良くマッチした臨場感溢れる仕上がりとなっていました!
また、麺に関しても若干幅広で角刃のノンフライ仕様によって本格感のある食感を再現、跳ね返りの強いコシや生麺さながらの粘りなどが印象的で、麺量70gに加えたっぷりのキャベツも加わったことによって食べ応えもあり、どれほどの再現性なのかは定かではありませんが、カップ麺としては風味といい甘みのあるコク深いスープといい…醤油ベースの口当たり優しい豚骨スープはなかなかのクオリティと言えるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!