「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」を食べてみました。(2024年4月8日発売・日清食品)
この商品は、王道の“カップヌードル カレー”と“欧風チーズカレー”に続く新たなカレーフレーバーということで、昨今人気を集める“和風だしカレー”を“カップヌードル”流にアレンジ、鰹節と鯖節の“Wぶし”に加え…焼あご・鯵・煮干し・昆布といった6種類もの魚介出汁を利かせた和風のカレースープに仕上げた味わい深い一杯、“カップヌードル 和風魚介ぶしカレー”となっております。(値段:税別236円)
ご覧の通り、パッケージには新たなカレーフレーバーということで“魚介ぶし”、“ぶし香る旨み深い和風仕立て”といった文言が記載され、王道の味とはまた違ったテイストで、公式ページには…“おなじみの「カップヌードル カレー」「欧風チーズカレー」に次ぐ「和風魚介ぶしカレー」”と紹介していましたから、レギュラー化するのか非常に気になるところ!
一方こちらには、“鰹×鯖”、“Wぶし”と記載されているように、鰹節と鯖節を中心に6種類もの魚介出汁を使用したことで“和風だしカレー”の味わいを再現、スープと合わせて具材も白謎肉(味付鶏ミンチ)が使用され、辛さは5段階中「1」とのこと!
また、フタの方には今回の仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…白謎肉(味付鶏ミンチ)・味付油揚げ・ねぎ・人参が使用されているようです!個人的には通常の謎肉でも良かったような気もしますが…全体の味わいを考慮しているのでしょうか?
他にも特徴として…“カップヌードル”で使用される麺はフレーバーごとに味付け・幅を調整していて、今回は出汁香る和風カレーということもあってチキンやポーク、醤油や香味調味料などで味付けを施し、厚みもあり若干幅広に切り出された太めの仕様となっていて、それによって鰹と鯖の“Wぶし”を含む6種類もの魚介出汁を合わせた和風カレースープが豊富に使用された白謎肉とともにじっくりと楽しめるというわけです!
“Wぶし”を含む6種類もの魚介出汁を使用しているとのことで、若干ドロッとした仕上がりをイメージしていたんですが、実際にはそこまで“とろみ”は強くなく、魚介出汁の旨味や風味がうまくカレースープとマッチしているものの、どうしてもスパイス系が強いせいか思ったより節系の旨味に関して控えめに感じられ、特にポークや野菜の旨味をしっかりと利かせた濃厚とも言えるカレースープに白謎肉から良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんなひと味違ったカレーフーレーバーがじっくりと堪能できる一杯なっていました!
カップヌードル 和風魚介ぶしカレー
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染み“カップヌードル カレー”、“欧風チーズカレー”に次ぐ新たなカレーフレーバーということで、鰹と鯖による“Wぶし”に加え、計6種類もの魚介出汁を合わせた和風カレースープに仕上げ、スパイシーな風味に出汁香る味わいがレギュラーサイズで存分に楽しめる風味豊かな一杯、“カップヌードル 和風魚介ぶしカレー”となっています。
※売っている場所:今回はセイコーマートで購入
そしてご存知の通りこの“カップヌードル”シリーズは1971年9月18日に誕生した世界初のカップ麺で今もなお多くの方から支持されているのはもちろん、2021年に発売50周年を迎えたロングセラーブランドでもあり、これからも話題性の高いフレーバーの登場に期待したいところ!
また、“カップヌードル”ではカレーから派生したフレーバーがこれまでも数多く登場していて、どれもスポット商品だったんですが、公式ページを見る限りレギュラー化しそうな雰囲気の言い回しでしたので、今後の商品展開なんかも気になるところ!
それでは、今回の“カップヌードル 和風魚介ぶしカレー”がどれほど鰹と鯖の“Wぶし”に加え焼あご・鯵・煮干し・昆布の6種類もの魚介出汁を利かせた和風カレースープに仕上がっているのか?ポークや野菜の旨味、カレー由来のスパイスとの兼ね合いはもちろん、なんと言ってもすすり心地の良い“カップヌードル”ならではの幅広なフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り376kcal(めん・かやく321kcal / スープ55kcal)となっております。(塩分は4.6g)
※通常品は422kcal(塩分相当量4.4g)
カロリーは、カレースープに魚介出汁を合わせたことで若干低めな数値のようで、塩分は通常版とほぼ同等の数値となっています!
ちなみに1食当たり88g、麺の量は60gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと55kcalと動物系の旨味も利かせたことでコクがあり、“Wぶし”を含む6種類もの出汁が溶け込む風味豊かな仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚脂やカレー粉をはじめ…
- 魚粉(いわし、さば、かつお、そうだかつお、あご、あじ)
- かつおぶし調味料
- たまねぎ
- 食塩
- チキン調味料
- 粉末しょうゆ
- 香辛料
- こんぶ調味料
- 魚介調味油
といった、鰹節と鯖節の“Wぶし”に加え…焼あご・鯵・煮干し・昆布といった6種類もの魚介出汁を利かせた和風のカレースープに仕上げ、カレー特有のスパイシーな風味がちょうど良いアクセントをプラス、さらに白謎肉からも良い旨味が滲み出し、節香る和風仕立ての味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 関西工場(滋賀県)
また、麺の項目を見てみると…“しょうゆ”やチキンエキス、ポークエキスや香味調味料といった材料が確認でき、しっかりと味付けされていることが伝わってきます!
JANコード 4902105283165 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、糖類、しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、香味調味料、ポーク調味料)、スープ(豚脂、カレー粉、小麦粉、魚粉(いわし、さば、かつお、そうだかつお、あご、あじ)、でん粉、かつおぶし調味料、糖類、たまねぎ、食塩、チキン調味料、粉末しょうゆ、香辛料、こんぶ調味料、魚介調味油)、かやく(味付鶏ミンチ、味付油揚げ、ねぎ、にんじん)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、乳化剤、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸Ca、香料、かんすい、カロチノイド色素、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、チャ抽出物、くん液、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・さば・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (80g) 当たり]
熱量 376kcal
めん・かやく: 321kcal
スープ: 55kcalたんぱく質 9.4g 脂質 16.6g 炭水化物 47.3g 食塩相当量 4.6g
めん・かやく: 2.3g
スープ: 2.3gビタミンB1 0.18mg ビタミンB2 0.25mg カルシウム 133mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り白謎肉などがすでに入っていて、具材には…
- 白謎肉(味付鶏ミンチ)
- 味付油揚げ
- ねぎ
- 人参
が入っています。(特に調味料などは別添されていません。)
また、麺はご覧の通り“カップヌードル”シリーズらしく幅広な仕様で、今回は通常より若干幅広な幅で切り出され、滑らかな食感はもちろん、すすり心地の良さに際立った仕上がりをイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:300ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がり、やはり麺の様子が確認できないほど謎肉の量となったことでなかなかのインパクトがあり、“Wふし”が香る風味豊かなカレースープに魚介出汁の旨味が際立ち、まさしく昨今人気だという“和風だしカレー”を“カップヌードル”流にアレンジした出汁香る味わい深い一杯…といった印象の出来上がりです。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして全体が馴染むと…豊富な粉末と各種具材によってお湯が吸ってしまい、スープ自体やや少なめな状態ではありますが、魚介出汁を利かせたことで濃厚な仕上がりというわけではなく、出汁香る味わい深いテイストが最後までじっくりと楽しむことができ、“和風だしカレー”をうまくアレンジした仕上がりのようです!
食べてみた感想
一口食べてみると…確かに“Wぶし”をはじめ6種類もの魚介出汁を利かせた風味豊かな美味しさですが、カレー特有のスパイス感や味わいが強いため、思ったほど出汁の主張は控えめとなっており、全体のバランスを考慮するとこれはこれで良いような気もします!というのも魚粉をこれ以上利かせてしまうとドロドロになりますから、カレースープに魚介出汁を合わせたひと味違った味わいがじっくりと楽しめることと思われます!
ちなみに麺とスープの絡みも非常に良いため、ひと口ずつに感じられる満足度は非常に大きく(つゆ跳ねに注意です。)、魚介出汁とカレーが相性良く馴染んだ味わい深いスープがちょうど良いサイズ感で楽しむことができ、魚介出汁が利いているとは言え“ご飯”との相性も抜群なので、残ったスープへの追い飯はもちろん“ご飯”と一緒に味わってみても良いでしょう!
ただ、“和風魚介ぶしカレー”ということで白謎肉ではなく魚粉を練り込んだ特別仕様にしてほしかったですね!上記の通りそこまで魚介出汁が際立っているわけではありませんので、もう少し出汁を強調していればわかりやすいですし、ハマる方も多かったような気がします!個人的に魚介出汁を利かせたフレーバーは好みというのもありますが…息の長く売れ続ける商品ならリニューアルに期待したいところ!
麺について
麺は、ご覧の通りシリーズとしてはやや幅の広い仕様で、若干厚みもあり太めに切り出されたことで割と食べ応えもあり、“カップヌードル”らしいつるっと滑らか・つるみのあるしなやかな食感ではありますが、どうしても柔らかくなりがちなので、まずは麺を優先に食べ進めて行くと良いでしょう!
そんな麺には、鰹節と鯖節の“Wぶし”、焼あご・鯵・煮干し・昆布を利かせた和風仕立てのカレースープがよく絡み、出汁染みる魚介の旨味やカレーに由来する各種スパイスなどが口いっぱいに広がっていき、フライ麺特有の香ばしさや食欲そそるスパイシーな風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、なんと言ってもこちらの白謎肉(味付鶏ミンチ)が入っていて、使用されている数・サイズは申し分なく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた鶏肉の淡白な旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほど食感滑らかな麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの“味付油揚げ”もさり気なく使用されていて、やや小さめにカットされているものの…出汁の利いたカレースープをしっかりと染み込ませることによって“油揚げ”特有の旨味や油分が滲み出す仕上がりでしたので、こちらも白謎肉と同じくまずはスープと馴染ませながらいただくと良いでしょう!
さらに、こちらの人参は小さめにカットされているものの、コリコリと硬めな食感で、素材本来の味も感じられ、今回のフレーバーにぴったりな具材となっているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、割と大きくカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味となったことで今回の和風出汁香るカレースープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、お馴染み“カップヌードル カレー”に魚介出汁を単純に加えているわけではなく、カレーテイストも活かしつつ鰹節と鯖節の“Wぶし”をはじめ焼あご・鯵・煮干し・昆布といった6種類もの魚介出汁をカレー由来の香辛料とバランス良く合わせたことによって出汁香る味わいに仕上げ、具材に使用された白謎肉からも良い旨味が滲み出しますから、物足りなさといった感じは一切なく、出汁染みる和風仕立ての味わいが表現されています!
そして、昨今人気の“和風だしカレー”の味わいをアレンジしただけあって6種類の魚介出汁には繊細さや深みもあり、魚粉によってドロッとしていない点が好印象で、具材も豊富に使用されたことでさり気なく旨味を引き立て、新たな定番フレーバーとしてラインアップに並ぶのか?非常に気になるところ!
また、後半にもなると…スープは麺に絡むことでほとんど残っていない状態で、豊富に使用された各種具材からも旨味が滲み出すことによってコクや濃厚感も際立っていき、それと同時に満足度も増していきます!ただ、この白謎肉は今回のテイストと合っているのか?ちょっと微妙なところではありますね…特にチキンカレーをイメージしているわけでもありませんから、通常の謎肉でも良かったような気はします!
まとめ
今回「カップヌードル 和風魚介ぶしカレー」を食べてみて、お馴染み“カップヌードル カレー”と“欧風チーズカレー”に次ぐカレーフレーバーということで、鰹節と鯖節の“Wぶし”をはじめ…焼あご・鯵・煮干し・昆布など6種類もの魚介出汁をバランス良く合わせた和風出汁香るカレースープに仕上げ、具材に使用された白謎肉からも良い旨味が滲み出し、極端に魚介出汁だけが強調されているわけではありませんでしたが、“和風だしカレー”といったひと味違った味わいが気軽に楽しめる風味豊かな一杯となっていました!
また、今回はスープの構成だけでなく具材も豊富に使用されたことで比較的手の込んだフレーバーであることに間違いなく、“まずい…”と思わせる要素も一切ありませんから、幅広い層に好まれるテイストとしてレギュラー入りもあり得るのではないでしょうか?
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