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「つじ田」監修カップ麺 “煮干しそば” 鶏の旨味に煮干しの風味をしっかりと利かせた濃い目の一杯

つじ田監修 煮干しそば
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つじ田監修 煮干しそば」を食べてみました。(2024年5月28日発売・明星食品/ローソン限定)

この商品は、2019年5月に惜しまれながらも閉店した煮干らーめん専門店“つじ田 奥の院”の味わいを“つじ田”監修によってカップ麺に再現したもので、鶏と煮干しの旨味が利いたスープにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、そこにすすり心地の良い細めのノンフライ麺が相性良く馴染む奥行きのある一杯、“つじ田監修 煮干しそば”となっております。(値段:税別304円)

ご覧の通り、パッケージには“つじ田”のロゴとともに“奥の院”と記載されていて、現在は“つじ田”・“つじ田 味噌の章”・“成都正宗担々麺 つじ田”といったブランド展開を行っていますが、以前は“煮干蕎麦”を看板メニューにした“つじ田 奥の院”も展開していて、当時の味を“つじ田”監修によって再現した一杯のようです!(当時の店舗前には…“大人のゼイタク、オトナ様味。”と記載されていた通り煮干しの苦味なんかも表現された大人向けの味です。)

一方こちらには、“煮干しそば”、“鶏のコクと旨みがきいたスープに、煮干しの風味を合わせたオトナの味わい”と記載され、その背景には鶏と煮干しの旨味を利かせた濃い目の醤油スープに細いながらも弾力のあるノンフライ麺や各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…チャーシュー・メンマ・“ねぎ”が使用されています!

他にも特徴として…麺は上記の通り若干細めで丸刃のノンフライ仕様によってもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、煮干しの旨味が凝縮された濃厚とも言える醤油スープがよく絡むことによってじんわりと染み渡る出汁の旨味が最後まで存分に楽しめるというわけです!

実際に食べてみて…

“オトナの味わい”というだけあって煮干しの旨味には若干“えぐみ”や苦味なんかも感じられるんですが、鶏のコクや香味野菜によって特別気になるほどのものではなく、これくらい濃い方がハマる方も多いと思いますし満足度も高いと思われます!ただ、個人的には醤油感がぼやけている印象だったり、鶏のコクや煮干し以外の旨味・甘みが複雑というべきかまとまりのないというか…正直評価するには非常に悩ましいフレーバーと言え、若干賛否が分かれそうな一杯となっていました!

ゆうき
ゆうき
では、今回は2024年5月28日に明星食品株式会社からローソン限定で発売された「つじ田監修 煮干しそば」について実際に食べてみた感想を詳細にレビューしてみたいと思います!

つじ田監修 煮干しそば

今回ご紹介するカップ麺は、今はなき煮干らーめん専門店“つじ田 奥の院”の看板メニューを再現したもので、鶏と煮干しの旨味をしっかりと利かせたコク深くも出汁染みる醤油スープに仕上げ、さらに“オトナの味わい”らしく煮干しの苦味なんかも旨味としてプラス、香辛料で味を調えた味わいがもっちりとした細めのノンフライ麺に絡む奥行きのある一杯、“つじ田監修 煮干しそば”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入

ちなみに、ここ“つじ田”の創業は2005年7月、店主の“辻田 雄大(つじた たけひろ)”氏が高円寺にあった“旭川ラーメン めん徳(1986年12月に閉店)”を引き継ぐといった意味合いを込めて“めん徳 二代目 つじ田”を2003年2月にオープン(麹町店)したのがはじまり。

その後2005年7月に神田御茶ノ水で“つじ田”を立ち上げ、“濃厚豚骨魚介つけ麺”を看板メニューとして東京を中心に店舗を着々と増やし、2009年4月には味噌専門店の“つじ田 味噌の章”をオープン、2011年には海外(アメリカ)進出を果たし、さらに2016年7月には担々麺専門店の“成都正宗担々麺 つじ田”がオープンし、味の異なるブランド展開している人気店です!

それでは、今回の“つじ田監修 煮干しそば”がどれほど鶏や煮干しの旨味を利かせた“オトナの味わい”に仕上がっているのか?キリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香味野菜との兼ね合いはもちろん、なんと言っても細めながらも弾力のあるノンフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!

カロリーなど栄養成分表について

では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り434kcal(めん・かやく316kcal / スープ118kcal)となっております。(塩分は6.6g)

カロリーは、鶏や煮干しの旨味を利かせたキレの良い醤油スープでノンフライ仕様ということもあってやや低めな数値ですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり109g、麺の量は70gとのこと。

また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと118kcalと思ったより高い数値を占め、やはり煮干しの旨味を濃い目に利かせた“つじ田 奥の院”を再現したというだけあってコク深く濃厚な醤油スープといった深みのある仕上がりをイメージさせます!

原材料について

では原材料も見てみます。

スープには、豚脂や“しょうゆ”をはじめ…

  • 香味油
  • にぼし粉末
  • にぼしエキス
  • 香味調味料
  • 食塩
  • チキン調味料
  • 香辛料(ガーリック、ジンジャー)
  • 植物油脂

といった、鶏や煮干しの旨味を利かせ、キレの良い“かえし(醤油ダレ)”と合わせたことによって苦味すら感じるほどの煮干し感が際立ち、まさに“オトナの味わい”といった“つじ田 奥の院”らしい上品ながらも奥行きのある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)

JANコード4902881486910
原材料名

めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、乳たん白)、スープ(豚脂、しょうゆ、香味油、にぼし粉末、にぼしエキス、香味調味料、たん白加水分解物、食塩、チキン調味料、デキストリン、酵母エキス、香辛料(ガーリック、ジンジャー)、植物油脂)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、かんすい、カラメル色素、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、増粘多糖類、酒精、卵殻カルシウム、香料、乳化剤、酸味料、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、酸化防止剤(ビタミンE)、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)

栄養成分表示 [1食 (109g) 当たり]
熱量434kcal
たん白質14.2g
脂質15.6g
炭水化物59.1g
食塩相当量6.6g
めん・かやく:2.3g
スープ:4.3g
ビタミンB10.27mg
ビタミンB20.32mg
カルシウム270mg

開封してみた

フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、粉末スープ、液体スープといった3つの調味料などが入っています。

そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは醤油ダレに鶏や煮干しの旨味を利かせたことによって割とサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!

また、麺はご覧の通り細め・丸刃のノンフライ仕様で、細いながらも弾力のある食感やほどよいコシを併せ持ち、鶏や煮干しの旨味をしっかりと利かせた濃い目の醤油スープとの馴染みも良く、本格感のある仕上がりに期待できそうです!

調理してみた

ではまず、“かやく”を入れてみます。

そして、“かやく”には…

  • チャーシュー
  • メンマ
  • ねぎ

が入っています。

では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:400ml)
そして出来上がりがこちら!

しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されている液体スープと粉末スープを加える前の状態ではありますが、鶏と煮干しの旨味をキレの良い“かえし(醤油ダレ)”とともにバランス良く合わせた濃い目の醤油スープと相性良くマッチした本格的な一杯…といった印象の出来上がりです。

ではここに、先ほどの粉末スープを加えていきます!
すると…非常に粒子の細かな粉末がたっぷりと出てきて、煮干しならではの風味が広がっていき、多少苦味を感じるほど煮干し感が強く、“オトナの味わい”らしく濃厚とも言える醤油スープが楽しめそうです!

続いて液体スープも加えていきます!
こちらには、鶏の旨味エキス・脂などをメインに煮干しエキスなんかも含まれていますから、先ほどよりもさらにニボニボ感も引き立ち、そもそも非常にサラッとした状態でしたので、全体の馴染みは問題なさそうです!

では、よーくかき混ぜてみます!
そして、スープが全体に馴染むと…やはり液体・粉末のWスープということもあってキリッとした煮干しベースの醤油スープには厚みというかコクがあり、煮干し感の強いテイストらしく染み渡るかのような風味が食欲を掻き立て、醤油も割と強めに利いていることがわかります!

また、スープ表面に広がる上質な脂が印象的で、他にもガーリックやジンジャーといった香味野菜なんかも使用していますから、複雑で繊細な味わいはもちろん、そもそもトロッとしているわけではありませんが、ほどよいコクによって丸刃のノンフライ麺にも良く絡み、濃厚とは言えメリハリの付いた最後まで飽きの来ない仕上がりのようです!

食べてみた感想・レビュー

一口食べてみると…煮干しの旨味がガツンと来るんですが、やはり芳醇とも言える醤油本来の美味しさや独特の甘み(他の魚介出汁のような…)があって独特な醤油スープに仕上がり、食べはじめは非常に美味しく感じられるものの、食べ進めていくに連れてイメージしていた濃厚な“煮干しそば”とは異なる旨味が若干気になるところ…

これは魚介の出汁なのか醤油なのか定かではありませんが、後味すっきりとした煮干しの他に素材による甘みが感じられ、この甘さが煮干し感を邪魔しているようにも感じられますし、醤油本来の美味しさも損なっているような気もします!ただ、この組み合わせに関しては他にはなかなか類を見ないテイストなので、“つじ田 奥の院”らしさと言えばそうなのかもしれません!(再現性は定かではありませんが…)

また、濃い目とは言っても煮干し系でよく耳にするセメント系とはまた異なる味わいで、煮干しの出汁を鶏の旨味がコク深く引き立て、煮干しの苦味すら旨味として感じさせる濃厚とも言える醤油スープが印象的で、ハマる方にはかなりハマるかと思われます!ただ、若干クセのあるスープなので…もしかしたら“まずい”と思う方もいらっしゃるかもしれません!個人的にはこの甘みがなければ良かったんですけどね!

麺について

麺は、ご覧の通りやや細い丸刃のノンフライ仕様で、細いながらもほどよい弾力とコシを併せ持ち、つるっとすすり心地の良い軽やかな仕上がりで、麺量も70gと特に物足りなさはありません!

そんな麺には…鶏や煮干しの旨味をキリッとした“かえし(醤油ダレ)”とともにバランス良く合わせた濃い目の醤油スープがよく絡み、さり気なく利かせた香味野菜の旨味や煮干し特有のじんわりと染み渡る出汁感などが口いっぱいに広がっていき、ニボニボとした風味や芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます!

トッピングについて

トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、カップ麺でよく見かける薄くカットされたチープな仕様で、じっくりと噛んで味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした細麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!ただ、正直これなら“肉そぼろ”などの方が旨味が引き立っていたような気がします…

また、こちらのメンマは、若干小ぶりではありますが、厚みもあってコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けはもちろん素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の“煮干しそば”といったテイストにちょうど良いアクセントがプラスされているようです!

他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、ほどよいサイズ感は良いんですが…やや柔らかめな食感で、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の醤油スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!

スープについて

スープは、鶏や煮干しの旨味・風味を濃い目の“かえし(醤油ダレ)”と合わせたことによってコク深くもキリッとしたメリハリが心地良く、確かに“オトナの味わい”というだけあって多少の“えぐみ”や苦味すら旨味として表現、さらに鶏の旨味エキス・脂は食べ進めていくに連れて口の周りがテカテカするほど意外と本格的で、特にこってり感や“くどさ”といった感じは一切ありません!

そして、食べはじめは濃い目に利かせた煮干しの旨味が非常に好印象なんですが、食べ進めていくに連れて煮干し以外の魚介出汁による甘みが本来の美味しさを損なっているような気も否めなく、香味野菜も利かせたことで物足りなさといった感じも特にないものの、全体のバランスが良いのか悪いのか正直微妙なところ!

そのため、全体的に煮干しの出汁感を鶏の旨味がコクが引き立て、厚みのある醤油スープとしてカップ麺に再現したことで上品な味わいに仕上がっているんでしょうけど、豚骨ベースではない点や必要のない甘みが煮干し本来の味を損なっているような印象で、何度味わってみても非常に惜しい味というのが本心です…ただ、他にはない個性を突出している点に関しては評価したいと思います!

まとめ

今回「つじ田監修 煮干しそば」を食べてみて、今はなき煮干らーめん専門店“つじ田 奥の院”の味わいを“つじ田”監修によってカップ麺に再現した一杯には…鶏や煮干しの旨味をキレの良い“かえし(醤油ダレ)”とともにバランス良く合わせた濃い目の醤油スープに仕上げ、“オトナの味わい”というだけあって煮干しの“えぐみ”や苦味も旨味として溶け込ませ、さり気なく利かせた香味野菜が食欲を掻き立て、そこに細めながらも弾力のあるノンフライ麺が相性良くマッチした味わい深い一杯となっていました!

ただ、煮干し感を強めに利かせたテイストは良いんですが、どうしてもこの変な甘みが賛否ありそうなフレーバーといった印象で、一方ではニボニボ感がしっかりと感じられ、鶏のコクも合わせた醤油スープということもあって独特の“煮干しそば”が気軽に楽しめる風味豊かな一品でしたので、煮干し系が好みの方なら一度は試してみたくなる味わいと言えるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人
ゆうき
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