「サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風」を食べてみました。(2024年4月22日発売・サンヨー食品)
この商品は、旅行ガイドブックでお馴染み“地球の歩き方”の創刊45周年を記念して初コラボしたもので、台湾料理のひとつとして知られる“担仔麺(タンツーメン)”の味わいをカップ麺に再現、チキンとポークをベースに海老や魚醤の旨味、ガーリックやオニオンのコクなどをバランス良く合わせ、さらに五香粉(ウーシャンフェン)やコリアンダーの風味を利かせた味わい深い一杯、“サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風”となっております。(値段:税別271円)
ご覧の通り容器側面には“地球の歩き方”を彷彿とさせるパッケージデザインがあしらわれ、今回は台湾の中でも台南発祥の麺料理をカップ麺に再現したということで、海老の旨味や香辛料による雰囲気ある味わいに期待できそうです!(そもそも日本でもお馴染み“台湾ラーメン”のルーツとなった麺料理です。)
また、こちらには“味わい深い海老だしスープの台湾定番グルメ!”と記載されているように、この“担仔麺(タンツーメン)”とは…台湾で広く知られる麺料理で若干量が少なく、日本の台湾料理店でも定番のメニューであり、割とあっさりとしたスープに五香粉を利かせ、挽肉や海老、香味野菜やパクチーなどをトッピングしていただく麺料理のようで、特別クセのあるテイストではなさそうです!
一方こちらには…チキンとポークをベースに海老や魚醤の旨味、香味野菜をはじめ五香粉やコリアンダーの風味を利かせた味わい深い“担仔麺(タンツーメン)”風のスープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されており、これを見る限り具材には…鶏・豚味付肉そぼろ、えび風味卵白加工品、“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は丸刃の中細フライ仕様で、細いながらも弾力のある食感とほどよいコシを併せ持ち、そこに動物系をベースに魚介出汁や香味野菜の旨味、五香粉などの香辛料を合わせた後味の良いスープがよく絡み、素材の旨味を活かした風味豊かな味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
塩または醤油といったあっさり系のスープには、チキンやポークの旨味が物足りなさを感じさせることのないコクをプラスし、香味野菜に関してはさり気なく利かせた程度で五香粉などの香辛料も特別クセのあるものではなく、割と万人受けするかのような後味さっぱりとした仕上がりで、そこにすすり心地の良い細めのフライ麺が絶妙にマッチした雰囲気のある一杯となっていました!
サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風
今回ご紹介するカップ麺は、旅行ガイドブックとして知られる“地球の歩き方”との初コラボによって台南発祥の名物グルメ“担仔麺(タンツーメン)”の味わいを再現したもので、チキンやポークをベースに海老や魚醤の旨味、食欲そそる香味野菜や五香粉などの風味を合わせたことで後味すっきり・深みのあるスープに仕上げ、そこに丸刃の中細麺がしっかりと絡む縦型ビッグサイズの一杯、“サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ご覧の通り容器側面には…“地球の歩き方”についての簡単な説明書きが記載されていて、これによると…“1979年創刊の「地球の歩き方」は、海外旅行のバイブルとして、40年以上にわたり、圧倒的な情報量により個人旅行者を中心に高い信頼と支持を得ています。現在は約160の国と地域を網羅し、近年は国内シリーズも拡充しています。”とのことで、新たなシリーズとして様々なフレーバーが登場するのかと思いましたが、恐らく周年記念のスポット商品だと思われます!
一方こちらには“地球の歩き方は2024年に創刊45周年を迎えます。”、“45th ANNIVERSARY since 1979”と記載されているように、上記の通りシリーズ化はしないものの、何らかの周年記念などのタイミングで登場するのかもしれません!
それでは、今回の“サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風”がどれほどチキンやポークをベースに海老などの魚介出汁や香味野菜の旨味を利かせた後味の良いスープに仕上がっているのか?五香粉やコリアンダーなどの風味との兼ね合いはもちろん、なんと言っても丸刃の中細麺によるもっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備えたすすり心地抜群なフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り445kcal(めん・かやく350kcal / スープ95kcal)となっております。(塩分は6.4g)
カロリーは、タテ型ビッグサイズにも関わらず担仔麺(タンツーメン)を再現した後味の良いテイストということもあってそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり96g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと95kcalと思っていたよりも高めな数値を占めていることから、後味すっきりとしたスープの中にもしっかりとチキンやポークの旨味が凝縮されたコク深い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、植物油脂や食塩をはじめ…
- 香辛料
- チキン調味料
- ポーク調味料
- 魚醤(魚介類)
- 豚脂
- えび調味料
- 香味油
といった、チキンやポークをベースに海老や魚醤の旨味、香味野菜、さらに五香粉やコリアンダーの風味をバランス良く合わせた後味の良い担仔麺(タンツーメン)風のスープを表現、そこに具材として豊富に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”や“えび風味卵白加工品”からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんな安定感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)
JANコード 4901734053958 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵、植物性たん白)、スープ(糖類、植物油脂、食塩、香辛料、チキン調味料、ポーク調味料、魚醤(魚介類)、豚脂、えび調味料、酵母エキス、香味油、たん白加水分解物、発酵調味料)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、えび風味卵白加工品、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、増粘多糖類、微粒二酸化ケイ素、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、パプリカ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・魚醤(魚介類)を含む)
栄養成分表示 [1食 (96g) 当たり]
熱量 445kcal たんぱく質 11.7g 脂質 19.8g 炭水化物 55.1g 食塩相当量 6.4g
めん・かやく: 2.1g
スープ: 4.3gビタミンB1 1.13mg ビタミンB2 0.32mg カルシウム 177mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみた感じだと香味油などを含むサラッとした状態となっていたため、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- えび風味卵白加工品
- ねぎ
が入っています!
さらに、麺はご覧の通り丸刃の中細フライ仕様となっていて、細いながらも弾力のある食感とほどよいコシを併せ持ち、すすり心地も非常に良くボリューム感に関しても申し分ありません!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ別添されている“仕上げの小袋”を加える前の状態ではありますが…動物系をベースに魚介出汁や香味野菜の旨味、五香粉などの風味を合わせた後味の良い台南発祥の“担仔麺(タンツーメン)”ならではの雰囲気ある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“仕上げの小袋”を加えていきます!
すると…無色透明の油分が少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、そこまで特徴的な風味というわけではなく、調理感のあるコクなどをプラスしているようです!
では、よーくかき混ぜてみます!
そして全体に馴染むと…非常にサラッとした仕上がりではありますが、チキンやポークをベースに海老の旨味や香味野菜などを利かせたことで物足りなさといった感じはなく、五香粉やコリアンダーの風味もほんの僅かに感じられる程度なので、比較的万人受けするかのような味わい深いスープとなっているようです!
また、具材にはしっかりと味付けが施された“鶏・豚味付肉そぼろ”や“えび風味卵白加工品”が豊富に使用されており、食べ進めていくに連れて旨味も際立ち、それと同時に満足度も増していく…そんな後味さっぱりとしたコクのあるメリハリを付けたテイストに期待できそうです!
食べてみた感想
一口食べてみると…海老の出汁はかなり控えめで生臭さといった感じもなくチキンやポークによってコク深く引き立てられ、他にも香味野菜の旨味や五香粉などの風味が加わったことで繊細な味わいを表現、担仔麺(タンツーメン)といった聞き慣れない台湾の麺料理ながらもそこまでクセがあるわけではないので、思いのほか食べやすい仕上がりと言えます!
というか…そもそも動物系に魚介出汁、香味野菜や香辛料など様々な要素が組み合わさっていますから、複雑で繊細な味わいに間違いないんですが…強いて言えば担仔麺(タンツーメン)らしさが突出していないような気がします!海老の旨味や五香粉などの風味もほんの僅かに感じられる程度でしたので敢えて食べやすくしているのかもしれません!
他にも容器底には粉末スープが溜まっているので、しっかりと混ぜながらいただくと旨味も増して楽しめるのはもちろん、デフォルトで若干味付けが薄く感じられましたので、調理時の熱湯は少なめでも良いかもしれませんね!特に魚介出汁を引き立てるかのような動物系の旨味が相性良く馴染んでいましたから、このまま濃い目にすると格段に美味しくなるような気がします!
麺について
麺は、ご覧の通り丸刃の中細フライ仕様で、細いながらも弾力のある食感とほどよいコシを合わせ持ち、すすった際に感じられる五香粉などの風味が広がっていき、タテ型ビッグサイズということもあってボリューム感も抜群です!
そんな麺には…チキンやポークをベースに海老や魚醤の旨味、香味野菜などを利かせた後味の良いスープがよく絡み、ほんのり感じる海老出汁やガーリック・オニオンなどの旨味が口いっぱいに広がっていき、フライ麺ならではの香ばしさや雰囲気ある香辛料の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、使用されている数・サイズともに申し分なく、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほど弾力のある中細麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの“えび風味卵白加工品”なんかも豊富に使用されていて、そこまで味付けは強くありませんが…ほどよい海老出汁の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、やはり食べはじめは全体をしっかりと混ぜながら麺を中心に食べ進めた方が良さそうです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、ほどよいサイズにカットされており、シャキシャキとした食感とまではいかないものの…今回の後味すっきりとした担仔麺(タンツーメン)風のスープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、クセのないチキンやポークをベースに海老出汁や魚醤の旨味、さらにガーリックやオニオンのコクを合わせ、五香粉やコリアンダーの風味を利かせたことによって台湾グルメの定番“担仔麺(タンツーメン)”を再現しているようですが、そこまでクセのあるテイストではありませんので、割と万人受けするかのような美味しさが縦型ビッグらしくボリューム感たっぷりと楽しめるかと思われます!
そして、見た目通りサラッとしたキレの良い状態なんですが、実際には動物系や魚介系、香味野菜や各種香辛料などを豊富に使用したことで繊細な味わいが際立ち、五香粉やコリアンダーの風味もほんの僅かに香る程度で特別変なクセもありませんから、担仔麺(タンツーメン)ならではの雰囲気が気軽に味わうことができ、キリッとした口当たりがちょうど良いメリハリとなって最後まで全く飽きさせません!
また、食べ進めていくに連れて具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”や“えび風味卵白加工品”からも良い旨味が滲み出すことで満足度も増していき、メリハリの付いたテイストが思う存分楽しめるのはもちろん、ついついスープが止まらなくなってしまいます!そして海老の旨味だけが際立っているわけではありませんので、思ったより全体のバランスは良いものの…やはり個人的には担仔麺(タンツーメン)らしさを強調してほしかったところ!
まとめ
今回「サッポロ一番 地球の歩き方 台湾 担仔麺風」を食べてみて、創刊45周年を迎える“地球の歩き方”と初コラボによって台湾料理の定番メニュー“担仔麺(タンツーメン)”の味わいをカップ麺に再現した一杯には…チキンやポークをベースに海老や魚醤の旨味を合わせ、五香粉やコリアンダーの風味をほんのり利かせたことによって雰囲気ある味わいが際立つもそこまで強いクセはなく、具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”や“えび風味卵白加工品”からも良い旨味が滲み出す味わい深い一杯となっていました!
また、今回は創刊45周年によって初コラボとなったため、また何らかのタイミングで続編が登場するのかもしれません!そもそも“地球の歩き方”シリーズとして発売するなら物凄い数のフレーバーが登場することになりますから…今後の商品展開に期待したいところではないでしょうか?
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