「ホープ軒本舗 監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」を食べてみました。(2024年11月18日発売・サンヨー食品)
この商品は、昭和10年創業の老舗有名ラーメン店“ホープ軒本舗”の味わいをカップ麺に再現したもので、ポークの旨味を利かせた豚骨醤油スープに食欲そそる“にんにく”の風味を利かせ、さらにコク深さを際立たせる背脂をバランス良く合わせた深みのある一杯、“ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン”となっております。(値段:税別258円)
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
そしてこの商品は2023年11月27日にも発売されていて、今回は麺を10%増量しての登場となっており、容器側面にはポークの旨味をしっかりと利かせた豚骨醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…鶏・豚味付肉そぼろ、背脂加工品、“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺はすすり心地の良いやや細めの丸刃・中細フライ仕様で、ほどよい弾力とコシを兼ね備え、それによって醤油ならではのキリッとした口当たりと背脂によるコクがうまく調和し、“にんにく”の風味が食欲そそることで最後まで飽きの来ない味わいがじっくりと楽しめるというわけです!
豚骨醤油らしいキリッとした口当たりのスープには、パッケージに掲載されていた通りほどよい乳化感や背脂によるコクが際立ち、具材に使用された“鶏・豚味付肉そぼろ”からも旨味が滲み出すことで食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんな幅広い層に好まれる安定感のある仕上がりとなっていました!
「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」とは?
そもそもここ“ホープ軒本舗”の創業は1935年(昭和10年)、創業者である“難波 二三夫(なんば ふみお)”氏が東京・錦糸町で“貧乏軒”という屋台をオープンさせたのがはじまり。
その後、“特一番”をオープンしたものの…商標の関係で“ホームラン軒”へ屋号変更して店舗展開、区画整理による立ち退きを理由に再度屋台として“ホープ軒”をオープンし、さらに“株式会社ホープ軒本舗”として法人化しFC展開を行い、1978年には吉祥寺に“ホープ軒本舗”をオープン、 現在はご子息である“難波 公一”氏が代表を務め、長女は“ホープ軒 武蔵村山店”、次女は“ホープ軒本舗 阿佐ヶ谷店”でその味を受け継いでいます。
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り489kcal(めん・かやく367kcal / スープ122kcal)となっております。(塩分は6.2g)
カロリーは、縦型ビッグ・背脂を加えたチャッチャ系の豚骨醤油スープの割にそこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり103g、麺の量は77gとのこと。(前作と比較して10%増量)
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで122kcalもの数値を占めていることから、やはりポークの旨味をしっかりと利かせた上に背脂によるコクが濃厚感を引き立てる喉越しの良い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚脂や食塩をはじめ…
- ポーク調味料
- 植物油脂
- しょうゆ
- ポークエキス
- クリーミングパウダー
- 香辛料
- 油脂加工品
- 野菜調味料
といった、ポークの旨味をベースにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”や背脂のコクを加えたことでメリハリの付いた豚骨醤油スープに仕上げ、食欲そそる“にんにく”の風味を合わせたクセになる味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)
JANコード 4901734056454 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、粉末卵)、スープ(糖類、豚脂、食塩、ポーク調味料、植物油脂、しょうゆ、ポークエキス、クリーミングパウダー、香辛料、たん白加水分解物、油脂加工品、酵母エキス、野菜調味料)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、背脂加工品、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、増粘多糖類、炭酸カルシウム、カラメル色素、トレハロース、香辛料抽出物、乳化剤、かんすい、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (103g) 当たり]
熱量 489kcal たんぱく質 9.1g 脂質 23.2g 炭水化物 60.9g 食塩相当量 6.2g
めん・かやく: 2.1g
スープ: 4.1gビタミンB1 0.62mg ビタミンB2 0.28mg カルシウム 179mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そしてこちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、香味油のようなサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- 背脂加工品
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、中細といった丸刃のフライ仕様で、細いながらもほどよい弾力とコシを合わせ持ち、すすり心地の良い食感に期待できそうです!
調理してみた
では熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
ではここに“仕上げの小袋”を加えてよーくかき混ぜていきます。
そしてスープが全体に馴染むと…割とサラッとした仕上がりではありますが、ポークや野菜の旨味がキリッとした醤油とバランス良くマッチし、スープ表面に浮かぶ上質な油分や“にんにく”の風味、そして背脂によるコクが物足りなさを感じさせない味わいを再現しているようです!
「ホープ軒本舗 監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…微乳化といった豚骨醤油スープは、醤油ならではのキリッとした口当たりが印象的で、じっくりと炊き出したかのようなポークや背脂によるコクが相性良く馴染み、食欲そそる“にんにく”の風味が広がるガツンとした仕上がりとなっています!
また、背脂チャッチャ系ならではのコク深い背脂に関しては…この素材自体にこってり感や“くどさ”を感じさせるようなものではなく、醤油によるキレの良さや香辛料がバランス良くマッチしているため、意外にも後味すっきりとしているようです!
そして、老舗人気ラーメン店らしい…どこか優しい味というのもなんとなくわかるんですが、昔風というわけでもありませんし、ポークと醤油、背脂や各種香辛料などをうまく駆使した全体のバランスが良く、幅広い層に好まれる一杯に間違いありません!
麺について
麺は、やや細めで丸刃のフライ仕様で、ほどよい弾力とコシの強さを兼ね備え、麺量も10%増量した77gと申し分ありません!
そんな麺には…じっくりと炊き出したかのような豚骨をはじめ、野菜の甘味や香辛料などを合わせたキレの良い豚骨醤油スープがよく絡み、コク深く喉越しの良い味わいなどが口いっぱいに広がっていき、食欲そそる“にんにく”の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、やや小ぶりな“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、最初のうちはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどすすり心地の良いフライ麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの背脂は小ぶりというほどのサイズではなく、数も割と多めに使用されており、スープと馴染ませることによってコクが引き立っていき、ホープ軒本舗には欠かせない具材となっているようです!
他にもほどよいサイズにカットされた“ねぎ”が入っていて、シャキシャキとした食感とまではいかないものの…ちょうど良い薬味となったことで、豚骨醤油スープを美味しく引き立てています!
スープについて
スープは、じっくりと炊き出したかのような臭みのない豚骨の旨味や野菜の甘味をキリッとした“かえし(醤油ダレ)”や背脂と合わせたことによってコク深くも後味の良い味わいに仕上がり、“にんにく”の風味が食欲そそるテイストとなっています!
また、基本的にベーシックな豚骨醤油スープに背脂や“にんにく”の風味を利かせているので、奇抜というよりも定番・王道とも言える味わいで、パンチもありつつ喉越しの良さもあり、ついついスープが止まらなくなってしまう完成度です!
まとめ
今回「ホープ軒本舗監修 東京背脂豚骨醤油ラーメン」を食べてみて、東京の背脂チャッチャ系ラーメンの始祖として名高い“ホープ軒本舗”の味をカップ麺に再現した一杯には…ポークをベースにキレの良い醤油や背脂などを合わせたことで、コク深くもメリハリの付いたホッとする味わいでしたが、決して昔らしさを感じさせないクセになる一品となっていました!
また、基本的にサラッとした仕上がりですが、決してあっさり系のテイストではなく、旨味が凝縮された濃いめな豚骨醤油スープが堪能できるため、お好みによっては唐華(とうか)に見立てて唐辛子でアクセントを加えてみても良いでしょう!
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