「中華そば処 琴平荘 味噌そば」を食べてみました。(2020年1月7日発売/2023年1月3日リニューアル発売・東洋水産/ファミリーマート限定)
この商品は、夏は旅館・冬はラーメン店といった一風変わった営業を行う山形県鶴岡市の名店“琴平荘(こんぴらそう)”にて平日1日20食限定で提供されている幻と呼ぶにふさわしい“味噌そば”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、魚介出汁をたっぷりと利かせたコクのある一杯が登場です!
それも…実店舗では山形県庄内米を使用した白味噌をベースにアゴの焼き干し、さらに煮干しや鰹など、こだわりの魚介の出汁をふんだんに利かせたことによる口当たりまろやかなスープをカップ麺に再現し、さらに鯛の旨みを隠し味に加えた優しくもコクのある濃厚な味わいがクセになる風味豊かな一杯、“中華そば処 琴平荘 味噌そば”となっております。(値段:税別276円)
鯛の旨みを隠し味に、白味噌をベースとしたまろやかなスープと、滑らかな口当たりが特徴のノンフライ麺を使用しました。
引用元:中華そば処 琴平荘 味噌そば|商品情報|ファミリーマート
ご覧の通り、パッケージには“琴平荘”といった店舗名が大きく配置され、その背景には…ポークの旨味にいくつもの魚介出汁によって染み渡る後味すっきりとした味噌スープといった仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…焼豚・メンマ・ねぎが使用されているようです!
ちなみに“琴平荘”の創業は平成14年(2002年)で、元々は旅館を運営していたものの…冬季の閑散期に提供していたラーメンが数年で一気に全国から注目されることとなり、今では店主である“掛神 淳(かけがみあつし)”氏によってメンマ・麺・チャーシューなど…海苔以外の全てを自家製で作り込んだ一杯を求めて時には100人以上の大行列も珍しくないという山形屈指の名店のようですね!(“琴平荘”の暖簾分けもあるとのこと。)
ご覧の通りパッケージには、名店“琴平荘”の実店舗写真とともに“平日20食限定の人気メニュー”と記載されているように、毎年恒例のように“中華そば”がカップ麺に登場していたところ、2020年はこの希少価値の非常に高い“味噌そば”の味わいがカップ麺に再現されているとのことで、その仕上がりにはかなり期待したいところ!!
また、元々旅館だったとは言え…「宅麺.com」では“お取り寄せラーメンオブザイヤー”でなんと2013年・2014年と2年連続して連続総合大賞を受賞し、2015年にはラーメン部門で大賞を授賞しているほどの確かな腕前とのこと!
一方こちらには、ポークをベースに白味噌によるまろやかな味わいに沁みるような魚介出汁を丁寧に抽出した深みのある味噌スープといった仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限りほどよいコクがありながらも割とさらっとしたスープのようで、旨味が凝縮された飽きの来ない口当たりなんかも表現されているようです!
そして麺はもちろん、東洋水産お馴染みの特許技術“生麺ゆでてうまいまま製法”による生麺のような食感の麺が採用され、限定メニューの味わいが再現されたクオリティの高いスープとともに麺までもが美味しく楽しめるという…割と価格も高めなだけあって納得の味わいに仕上がっているものと思われます!
他にもこちらには…“鯛の旨味が隠し味。白味噌ベースのまろやかで芳醇な味噌味スープ。”と記載されているように、ふんだんに使用された魚介出汁の旨味には、さらに隠し味として鯛の旨味を利かせているとのことで、非常に手の込んだまろやかな旨味と対称的とも言えるキレの良い魚介出汁ならではの荒々しさが融合された限定メニューが再現性高く表現されているようで、こちらの期待値も増すばかり。。
他にも特徴として…上記のように麺は“生麺ゆでてうまいまま製法”によってつるっと滑らかな…まるで生麺を思わせるかのような食感が特徴となり、このクオリティの高い麺によって、ポーク×魚介から作り出された旨味溢れる味噌スープが絶妙にマッチし、まさに臨場感溢れる限定メニューがカップ麺として気軽に楽しめるというわけです!
ポークの旨味はあくまでふんだんに使用された魚介出汁の染み渡るかのような品のある旨味を引き立てるためのもので、決して脂っこさなどはなく、特に魚介出汁は非常に丁寧な旨味が表現され、魚介ならではの旨味に加え、ほんのりと甘みなんかも感じられる味わいが心地良く、さらっとしたスープの割にコク深く旨味が凝縮された非常に満足度の高い一杯となっていました!
これは特に、“琴平荘”ファンはもちろん、丁寧に処理された魚介出汁が白味噌ならではのまろやかなスープとうまく調和された染み渡る味わいを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
【追記】この商品は2021年11月30日に装い新たにリニューアル発売され、2023年1月3日にはファミリーマートのPB“ファミマル”よりリニューアル発売されています!
中華そば処 琴平荘 味噌そば
今回ご紹介するカップ麺は、毎年10月1日から翌年5月31日まで冬期間のみ営業する山形県鶴岡市の僻地にもかかわらず大人気の名店“琴平荘”監修によって、平日20食限定で提供されている希少価値の高い一杯をカップ麺に再現したもので、ポークを利かせた白味噌をベースにいくつもの魚介出汁に加え、鯛出汁を隠し味に利かせた品のある芳醇な香りが印象的な一杯、“中華そば処 琴平荘 味噌そば”となっています。
ご覧の通り、パッケージにも“営業期間10月1日〜5月31日”と記載されているように、山形県の僻地ということもあって、私も含めなかなか遠くて足を運べない方にとってはかなり嬉しい一杯であり、“琴平荘”の存在はかなり前から知っていましたが、まさか1日20食限定の“味噌そば”が登場するとは思ってもいませんでしたから…非常に期待している方・気になっている方も多いのではないでしょうか?
そしてもちろん監修は店主である“掛神 淳”氏とのこと。
上記のように、ここ“琴平荘”の営業期間は10月から翌年5月末までの期間限定で、営業時間は11:00〜14:00、さらに定休日である木曜日に注意し、運が良ければ平日1日限定20食の“味噌そば”を食べられるという…かなり狭き門とも言える一杯がついにカップ麺に再現されたということですね!
ちなみに、“琴平荘”のカップ麺と言えば…看板メニューの“中華そば”を再現した下記の一杯が毎年恒例のようにこの時期に発売されています!詳細はぜひこちらの記事をご覧ください!
それでは、今回の“中華そば処 琴平荘 味噌そば”がどれほど白味噌のまろやかな旨味が表現されているのか?魚介出汁の丁寧な旨味やまろやかな味噌スープとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても“生麺ゆでてうまいまま製法”による食感滑らかな麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り447kcal(めん・かやく336kcal / スープ111kcal)となっております。(塩分は6.0g)
カロリーは、ポークを利かせたコク深い仕上がりの割にそこまで高い数値というわけではないようですが、一方で塩分は若干高めといったところでしょうか?
ちなみに1食当たり125g、麺の量は75gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで111kcalありますから、パッケージに記載されていたような割とさらっとしたした仕上がりにもかかわらず、しっかりとした旨味が凝縮されたコク深い味わいをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”やポークエキスをはじめ…
- 豚脂
- 植物油
- 香辛料
- でん粉
- 野菜エキス
- 魚醤(魚介類)
- 鯛エキス
といった、ポークをベースに白味噌ならではのまろやかなスープが表現され、そこに様々な魚介の出汁に加え鯛の旨味を隠し味に利かせた染み渡る味わいを想像させる材料が並びます。
また、麺の項目を見てみると…こちらも“こんにゃく”や大豆食物繊維、植物油脂といった生麺のようなつるっと滑らかな食感を思わせる材料が含まれているようです!
原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆食物繊維、植物油脂)、添付調味料(みそ、ポークエキス、豚脂、植物油、りんご果汁、香辛料、砂糖、でん粉、食塩、野菜エキス、ゼラチン、魚醤(魚介類)、酵母エキス、ごま、しょうゆ、鯛エキス、たん白加水分解物)、かやく(焼豚、メンマ、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、レシチン、酒精、かんすい、炭酸カルシウム、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ベニコウジ色素、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチン・魚醤(魚介類)を含む)
栄養成分表示 [1食 (125g) 当たり]
熱量 | 447kcal |
---|---|
たん白質 | 13.9g |
脂質 | 14.9g |
炭水化物 | 64.3g |
食塩相当量 | 6.0g めん・かやく: 1.9g スープ: 4.1g |
ビタミンB1 | 0.32mg |
ビタミンB2 | 0.39mg |
カルシウム | 163mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、粉末スープ、かやくといった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは味噌テイストということもあって触った感じ…割とドロッとした状態のようでしたので、調理中はフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!(粉末スープも後入れタイプ)
また、麺はご覧の通りやや平打ち仕様にも見える中太といったところでしょうか?東洋水産の特許技術“生麺ゆでてうまいまま製法”による生麺のようなもっちり感やコシのある食感が表現されたことで、すすり心地の良さとともにしっかりとした食べ応えなんかも期待できそうです!
さらに、この独自製法については、ご覧の通りパッケージ側面にも簡単な説明が記載されていて、これによると…“生の麺をゆでて乾燥させ、乾燥麺でありながら生の麺本来の味となめらかでコシのある食感が楽しめます。”とのことで、生麺ならではの食感が楽しめるのも納得の製法によって他のカップ麺とは一線を画するクオリティの高い麺に仕上がっているようですね!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- 焼豚
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
焼豚は、カップ麺らしい薄くカットされた仕様のようですが、割と大判となっていて、今回のスープにちょうど良い旨味を滲み出してくれることに期待できそうです!
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
先ほどまでの麺がふっくらとした仕上がりとなり、まさに生麺かのような弾力ある滑らかな食感が表現され、まだ調味料などを入れる前の状態ではありますが、白味噌のまろやかさと魚介出汁が絶妙にマッチしたスープにも相性抜群なしっかりとした食べ応えなんかも楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…はじめに豚の旨味と思われる透明な脂が流れ込み、続いて白味噌ならではのまろやかさを表現した割とドロッとした味噌が出てきますので、しっかりと絞り込んでいきましょう!
続いて後入れタイプの粉末スープを加えていきます!
こちらは、上記の液体スープとは違って繊細にも感じられる魚介の旨味がふんだんに凝縮されているようで、風味からしてすでに染み渡るかのような出汁の旨味を思わせますね!
そして…やはりスープが2パック仕様だとご覧の通り量もかなり多く、スープだけで塩分は4.1gとなっていただけあって、シャープな飲み口とポークを利かせた白味噌ならではのまろやかさがうまく調和されたメリハリの付いた味わいといったところ!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…ポークを利かせたコク深いスープの割にさらっとした仕上がりではありますが、スープ表面には物足りなさを感じさせないポークの旨味と思われる脂といった油分が浮き、まさにキレとコクが絶妙なバランスで表現された最後まで飽きの来ない名店“琴平荘”の味わいが表現されているようです!
ご覧の通りスープ表面には上質な油分が浮かび、さらに胡麻や唐辛子と思われる香辛料なんかも確認でき、丁寧に処理された魚介出汁の旨味を引き立てるポークや白味噌によって厚みのある味わいが最後までじっくりと楽しめそうです!(期間限定・平日1日20食限定の味わいがカップ麺とは言え気軽に楽しめるとは…嬉しい限りです。)
食べてみた感想
一口食べてみると…想像以上に美味いですね!これは良い!!脂っこさや臭みのないポークの旨味がまろやかな白味噌とうまくマッチしていて、そこに様々な魚介出汁が上品に利き、さらに鯛の旨味が隠し味となったことで染み渡るかのような美味しさが絶妙なバランスとなって表現されています!
そして、この魚介出汁の旨味は荒々しさといった印象はほとんどなく、非常に繊細で品のある味わいに仕上がり、そこに脂っこさのないまろやかな味噌スープが合わさったことで、深みのある後味すっきりとした美味しさが堪能できるでしょう!これはカップ麺の域を超えたクオリティとも言えるのではないでしょうか?個人的に“中華そば”よりも好みのタイプで、いつまでも飲んでいられるスープですね!笑
麺について
麺は、ご覧の通り東洋水産の独自製法によるもっちりとした弾力や滑らかな食感が印象的な生麺にも近いものを感じさせ、すすり心地なんかも非常に良い旨味が凝縮されたスープとの相性抜群な仕上がりとなっています!
そんな麺には、白味噌をベースに魚介の旨味を丁寧に表現したまろやかさとキレがバランス良くマッチした味噌スープがよく絡み、一口ずつに染み渡るかのような魚介出汁の旨味が口いっぱいに広がっていき、魚介ならではの風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの焼豚が入っていて、先ほどもお伝えした通りカップ麺らしい薄めにカットされた状態ではありますが…やや大きめな仕様で、じっくりと味わってみるとそれなりに豚の旨味なんかも感じられる具材ということもあって、ここはやはり単品で楽しむというよりも、スープ底に沈めておき、少しでもスープに良い旨味を滲み出してもらうと良いでしょう!
また、こちらのメンマはやや少なめではありますが、サイズ感には申し分なく、コリコリとした非常に心地良い食感に仕上がり、今回の一杯にちょうど良いアクセントが加えられているようです!
さらに、こちらの“ねぎ”は、やや大きめにカットされていることから、シャキシャキとした食感に仕上がり、ちょうど良い薬味にもなったことで、今回のスープの美味しさをより一層引き立てる相性の良い具材のひとつとして彩り良く添えられています!
他にも、ご覧の通り芳醇な香ばしさを引き立てる“胡麻”や、キリッとした味の締まりを加える唐辛子のような香辛料などもさりげなく使用されていて、これによってメリハリのある味わいに仕上がり、ポークの旨味がしっかりと利いているものの最後まで決して飽きることのない旨味が堪能できると思われます!
スープについて
スープは、ポークの旨味を利かせた白味噌をベースに丁寧な処理を思わせる繊細な魚介出汁の旨味が溶け込み、スープ表面に浮かぶ脂がその旨味を引き立てる絶妙な仕上がりとなっています!
そして、ポークが利いているとは言っても、割とさらっとしているため、脂っこさなどは決してなく、魚介出汁の旨味を最大限に引き立てるかのようなバランスの良さが非常に好印象といったところで、まさしく沁みる旨味がたまらない…そんな平日限定20食の味わいが気軽に楽しめるでしょう!
また、魚介出汁の旨味は上記のようにしっかりと利いているんですが、当然臭みや“えぐみ”、魚介ならではの苦味なんかも一切なく、鯛の旨味が隠し味に使用されているせいか…繊細さや品の良さが際立ち、恐らくポークの旨味もほどほどといったところで、濃厚感というよりも旨味が凝縮された一杯に感じられますね!何より全体のバランスが素晴らしい!
このように、今回の“中華そば処 琴平荘 味噌そば”は、白味噌をベースに魚介の旨味がふんだんに凝縮され、その味わいをポークが引き立てる…そんな各種素材が互いに旨味を際立たせているかのような味わいに仕上がり、芳醇な風味が食欲そそる品の良い飽きの来ない名店ならではの美味しさがカップ麺に表現されていたため、お好みによっては、味噌テイストにぴったりな唐辛子や“おろしにんにく”辺りをちょい足ししてみても良いでしょう!
まとめ
今回「中華そば処 琴平荘 味噌そば」を食べてみて、白味噌のまろやかさに魚介出汁ならではのキレの良さが絶妙にマッチし、隠し味に使用された鯛の旨味が名店ならではの上品な旨味溢れる味わいを表現し、絶品とも言えるスープが最後まで飽きることなくじっくりと楽しめる一杯となっていました!
この後味すっきりとしたキレの良さと、コク深く旨味が凝縮された味わいはクセになりますね!まろやかな白味噌と魚介の旨味はこってり感もありませんでしたから、かなり幅広い層に好まれる味わいと言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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