東洋水産

本気盛(マジモリ)濃ニボ!ポークをベースに煮干しの旨味を濃厚に表現した食べ応えのある一杯

本気盛 濃ニボ
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本気盛 濃ニボ」を食べてみました。(2020年6月15日発売・東洋水産)

この商品は、“大盛な麺”・“濃い系スープ”・“がっつり具材”でお馴染み“本気盛(マジモリ)”の新商品ということで、今回はポークをベースに煮干しの旨味をしっかりと利かせ、さらに濃厚感を演出する背脂を加えたことによるシリーズらしいガツンとした一杯が登場です!

それも…ポークの旨味が煮干しの出汁を濃いめに際立たせ、さらにラードや背脂によってコク深く濃厚な醤油味のスープに仕上げたことで、文字通り煮干しの旨味を濃厚に楽しむことができる一杯、“本気盛 濃(こい)ニボ”となっております。(税抜き220円)

ご覧の通りパッケージには“濃ニボ”といった非常にわかりやすいフレーバーであることが伝わる可愛らしくシンプルながらもインパクトのあるデザインとなっていて、「濃」という漢字の一部に煮干しのイラストがさりげなくあしらわれているのが印象的!

本気盛 濃ニボ パッケージ

また、こちら容器側面には“背脂のコクと煮干しの旨味を利かせた、濃厚煮干しラーメン!!”と記載され、その背景には煮干しの旨味を際立たせるポークや背脂、ラードなどを使用した濃厚な醤油スープといった仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・背脂加工品・玉ねぎ・ねぎが使用されているようです!

ちなみにこの“本気盛”シリーズではこれまでも様々な魚介の旨味を取り入れたフレーバーが数多く発売してきましたが…“煮干し”の旨味を際立たせた一杯は今回が初じゃないですかね?(東洋水産では他のシリーズで色々と発売されていますが…)

もしかすると遥か昔に発売されていたのかもしれませんが、ここ数年ではありませんでしたので、単純に煮干しの旨味を味濃く利かせただけでなく、背脂やポーク、ラードなど様々な材料によって濃厚感を際立たせた仕上がりにはかなり期待したいところ!

一方こちら容器側面には、“硬くコシが強いがっつり太麺!!”と記載されているように、やや幅広な角刃・太麺仕様の食べ応え抜群な仕上がりイメージなんかも掲載されており、“本気盛”シリーズらしい噛み応えや歯切れの良い強いコシなんかも楽しめそうな麺が採用されています!(これまで発売されてきた濃厚系のフレーバーにはこういった麺が採用されています。)

他にも特徴として…麺はシリーズらしいしっかりとした食べ応えを表現した“がっつり太麺”を採用したことによって噛み応えのある強いコシに仕上がり、それによって煮干しの旨味を濃厚に表現したコク深い醤油スープとの相性も良く、最後まで飽きることなくガツンとした煮干しの旨味を堪能できるというわけです!

実際に食べてみて…

煮干しならではの染み渡るような出汁の旨味がポークや背脂によってコク深く濃厚な味わいとして醤油スープに表現され、荒々しさを感じさせるためか…若干煮干しの苦味なんかも残した仕上がりで、むしろ醤油の旨味が弱いような気になるほどポークなどのこってり感が際立ち、もう少しキレの良さが加わっていれば全体のバランスが良かったような…そんな文字通り“濃ニボ”な一杯となっていました!
これは特に、煮干しの旨味を利かせたテイストが好みの方はもちろん、煮干し×ポーク・背脂など、濃厚・こってりとした一杯をたっぷりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。

ゆうき
ゆうき
では、今回はポークをベースに煮干しの旨味を濃厚に表現したコク深い醤油スープに噛み応え抜群な太麺が絶妙にマッチした一杯、「本気盛 濃ニボ」について実際に食べてみた感想を詳細にレビューしてみたいと思います!

本気盛 濃ニボ

今回ご紹介するカップ麺は、食べ応えのある大盛り・濃い系などで人気のご存知“本気盛(マジモリ)”シリーズの新商品ということで、煮干しの旨味をポークや背脂などによって濃厚に際立たせ、硬くコシが強い“がっつり太麺”とともにガツンとした味わいをたっぷりと楽しめるシリーズならではの一杯、“本気盛 濃ニボ”となっています。

そして2020年の“本気盛”シリーズとしては、“本気盛 コク辛鶏白湯ガーリックチーズカレー味(2020年1月27日発売)”や“本気盛 貝ダシ醤油味(2020年2月3日発売)”、“本気盛 黒マー油鶏白湯(2020年3月30日発売)”に続く濃厚なテイストとして久しぶりの新フレーバーですね!

ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…こちらにも容器側面に記載されていたようなシリーズ名や商品名、各種特長などが端的にまとめられていて、やはり「濃」といた文字が特に強調されていることから、煮干しの旨味が濃厚に表現された一杯であることが伝わってきます!

ちなみに先ほどもお伝えした通り、今回採用されている麺は噛み応えのある“がっつり太麺”となっていて、これは前回発売されていた“黒マー油鶏白湯”にも同じく採用されていて、“本気盛”シリーズらしいガツンとしたスープにも負けじと合うんですよね!

このように今回の一杯もまたシリーズらしいインパクトのあるフレーバーとして、煮干しの旨味を利かせた醤油スープにポークや背脂、ラードなどをたっぷりと利かせたことによって喉越しなんかも心地良い風味豊かなスープに仕上がっているに違いありません!

それでは、今回の“本気盛 濃ニボ”がどれほど煮干しの旨味をポークや背脂によってコク深く濃厚な仕上がりとなっているのか?濃厚感を演出するラードなどのオイルとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても噛み応え抜群な“がっつり太麺”との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!

カロリーなど栄養成分表について

では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り505kcal(めん・かやく412kcal / スープ93kcal)となっております。(塩分は5.5g)

カロリーは、縦型ビッグサイズで濃厚な仕上がりということもあってやや高めな数値のようですが、塩分は平均的といったところでしょうか?
ちなみに1食当たり108g、麺の量は80gとのこと。

また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで93kcalとやはりポークをベースに背脂やラードなどを加えた濃厚な仕上がりをイメージさせます!

原材料について

では原材料も見てみます。

スープには、ポークエキスや粉末煮干しをはじめ…

  • しょうゆ
  • 豚脂
  • 食塩
  • 香味油脂
  • 植物油
  • 煮干しエキス

といった、煮干しの旨味を濃厚に際立たせるために様々なポークの旨味が凝縮され、醤油ならではのキレの良さとこってり感がうまく調和した厚みのある味わいを想像させる材料が並びます。

ただ…個人的には単純に煮干しの旨味をストレートにたっぷりと利かせた荒々しいざらつきを感じるほどの節粉の感じがあった方が好みなんですが、ポークの旨味やラード、背脂などを合わせたことによって煮干しの旨味が果たして相性良く濃厚な味わいとして仕上がるのかどうか?若干気になるところではありますね!

JANコード4901990366120
原材料名

油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、粉末煮干し、しょうゆ、豚脂、食塩、香味油脂、砂糖、植物油、たん白加水分解物、煮干しエキス)、かやく(味付豚肉、背脂加工品、たまねぎ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、カラメル色素、炭酸カルシウム、かんすい、乳化剤、酒精、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、pH調整剤、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

栄養成分表示 [1食 (108g) 当たり]
熱量505kcal
めん・かやく: 412kcal
スープ: 93kcal
たんぱく質13.8g
脂質24.6g
炭水化物57.1g
食塩相当量5.5g
めん・かやく: 1.9g
スープ: 3.6g
ビタミンB10.36mg
ビタミンB20.39mg
カルシウム356mg

引用元:本気盛 濃ニボ | 商品情報 – 東洋水産株式会社

開封してみた

フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。

そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触っみた感じだと割とさらっとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます。

また、かやくには…

  • 味付豚肉
  • 背脂加工品
  • 玉ねぎ
  • ねぎ

が入っています。
色々と入っているように見えますが、そんな中コクを引き立てる背脂なんかもしっかりと確認できますね!これがどこまで濃厚感を表現しているのか?煮干しの旨味との相性など非常に気になるところ。。

さらに、麺はご覧の通り厚みもあり幅広な“がっつり太麺(フライ麺)”が採用されており、“ちぢれ”も若干付き、見るからに食べ応え抜群なボリューム感と今回の濃厚なスープにもぴったりな食感をイメージさせますね!

調理してみた

では続いて熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:470ml)
そして出来上がりがこちら!

しっかりとお湯を吸い、先ほどまでの太麺がさらに太さを増し、もっちり感と噛み応えのある強いコシが加わったことで、シリーズらしい食べ応え抜群な満足度の高い一杯…といった印象の出来上がりです。

ではここに先ほどの“特製スープ”を加えていきます!
すると…ポークなどの脂を含んだ濃厚な醤油スープとなっていて、色合いからしてかなり濃い目な仕上がりであることに期待できそうです!(豚脂と思われる油分なんかも含まれているようでしたので、しっかりと絞り込んでください。)

そしてポークの旨味や豚脂と思われる油分などがスープ表面に残り、風味としてはそこまで煮干し特有の香りは商品名にあるほどに強くは感じられないようです…!

これはスープの旨味として溶け込んでいるのでしょうか?それともポークの旨味が強いせいなのか定かではありませんが、とにかく濃厚な一杯であることに間違いなさそうです!

では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…比較的さらっとした仕上がりではありますが、煮干しやポークをたっぷりと利かせたことによって厚みのあるスープが表現され、ぱっと見だと背脂などは確認できないようでしたので、スープ底に沈んでいるのかもしれません!

また、粉末スープやペッパー系の香辛料も容器底に溜まっているため、しっかりと混ぜながらいただくと良いでしょう!

ただ…なんとなくポークの旨味や背脂のコク、ラードなどのオイルを使用した今回の“濃ニボ”はちょっと濃厚感に際立ち過ぎていて、バランスが悪いような気もしますね。。これは事前に魚粉などを用意しておいても良いかもしれません!

そしてなんと言ってもポークベースの醤油スープと煮干しという組み合わせもどうもイメージできないんですが…さらに背脂やラードを加えている時点で個人的にはミスマッチしているような雰囲気がします。。

食べてみた感想

一口食べてみると…確かに煮干しの旨味がしっかりと醤油スープに利いているんですが、やはりポークの旨味や背脂のコク、ラードなどのオイルの主張が強く、“濃ニボ”の文字通り煮干しの濃厚な味わいが印象的なんですが、どうもこってり感が際立って感じられ、キレが悪いというか…煮干しの旨味が活かしきれていないようです。。

これは背脂やラードを別添仕様にして、お好みに合わせて濃厚感を調整できれば良かったと思いますね!ちょっと濃厚さが目立ったことで煮干しの旨味が物足りなさを感じてしまい…旨味そのものがポークやラードなどに埋もれてしまっているようで、できればここにもう少し魚粉を追加して楽しみたいところ!!

恐らくそうすることによって醤油のキレも際立ち、全体としてのバランスもうまく調和され、強烈に旨味が全面に押し出されていたようにも感じられるため、こういう時に重宝する魚粉は常備しておくと良いでしょう!

そのため、本来なら煮干しを全面に押し出してポークが旨味を引き立てる…もしくは豚骨醤油に魚介をほんのり利かせて深みを際立たせるといったどちらかの旨味を考慮したバランスが理想的かと思われるんですが、今回の煮干し×ポークの主張の強さは煮干しも強く…こってりとしたポークの方も同じく強く出てしまっているようですね!

麺について

麺は、ご覧の通り厚みのある幅広な仕様の“がっつり太麺”が採用され、それによってもっちりとした弾力や噛み応えのある食感を演出、今回の濃厚な醤油スープにもぴったりです!

そんな太麺には、ポークをベースに煮干しの旨味を濃厚に表現した醤油スープがよく絡み、一口ずつにコク深く濃厚な煮干しの旨味が口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る煮干しならではの風味が後味良く抜けていきます!ただ…麺のがっつり感は良いんですが、スープはポークというより豚脂・ラードの脂っこさか際立っているのが多少残念なところ…

トッピングについて

トッピングにはまず、味付豚肉が使用されていて、噛み応えのあるしっかりとした質感と豚肉の旨味が表現されています!

ただ、食べはじめは若干湯戻りが完全ではないようでしたのでスープ底に沈めておき、後ほど“がっつり太麺”と一緒に絡めていただくとより一層旨味も増して楽しめるのではないでしょうか?

また、こちらの玉ねぎは、やや小ぶりではありますが…シャキシャキとした食感や素材本来の味が心地良く感じられ、今回の一杯に対してちょうど良いアクセントがプラスされているようです!

他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、青い部位が割と大きくカットされており、上記の玉ねぎと同じくほどよい食感とちょうど良い薬味にもなったことで、今回の濃厚なスープを引き立てる相性の良い具材となっています!

スープについて

スープは、先ほどもお伝えした通り基本的にポークをベースに煮干しの旨味がしっかりと利き、そこに背脂のコクやラードなどのオイルが濃厚感を際立たせています!

ただ…この濃厚感はちょっと際立たせ過ぎているようにも感じられ…肝心の煮干しの旨味が印象弱く感じられるのがもったいないですね。。

というのも…煮干しの節粉といった口の中でざらつきを感じさせることもなく、良い意味での荒々しさがないため、キレ・後味の良さがポークやラードによって十分に活かされていません!

そして、煮干しの旨味に関しても濃厚な旨味を表現するために多少苦味や“えぐみ”などを敢えて残しているようにも感じられるんですが、それが逆に生臭く感じてしまう方もいらっしゃるかもしれませんね!少なくとも個人的にはそう感じられたため、魚粉の追加は必須かと思われます!

これらを考慮すると…今回の“濃ニボ”は、煮干しの旨味を濃厚に表現するといったコンセプトにポークを利かせた醤油スープに煮干しをたっぷりと利かせたところまでは良いんですが、ラードなどのオイルと背脂のコクが余計で、脂っこさこそないものの後味すっきりとした煮干しスープが欲しくなりますね。。かなり好みが分かれるテイストではないでしょうか?

まさにパッケージ通り「濃」といった印象ではありますが、煮干しも同じく強烈に利かせてほしかったところ。。そのため、個人的にはもっとストレートに煮干しの旨味を利かせたシリーズらしいシンプルながらも王道的フレーバーを想像していただけあってちょっと残念な仕上がりではありましたね!

そもそも煮干しの旨味を濃厚に表現するテイストで、ポーク・背脂・ラードを使用する時点で味の方向性が間違っていたのかもしれません!個人的にも煮干しを際立たせたフレーバーは好みで期待していただけあって食べごたえのある太麺は良いんですが、肝心のスープが進みません…

このように、今回の“本気盛 濃ニボ”は、ポークの旨味をベースに煮干しをしっかりと利かせ、そこにラードなどのオイルや背脂によるコクが濃厚感を際立たせるシリーズらしいインパクトのある味わいを表現していたものの…どうしても煮干しが印象薄く感じられるほどにこってり感が際立つ仕上がりとなっていたため、お好みによっては魚粉を加えたり、醤油スープと相性の良いペッパー系の香辛料を加えてキリッとした口当たりを際立たせてみても良いでしょう!

まとめ

今回「本気盛 濃ニボ」を食べてみて、ポークをベースに煮干しの旨味を利かせた濃いめの醤油スープにラードや背脂のコクが際立つ濃厚な仕上がりとなっていて、煮干しの良さが薄れるほどの濃いめの味わいが印象的でしたので、ちょっと好みの分かれるテイストのような気がしてならない一杯でした!

やはり煮干しは煮干しに徹するべきで、濃い目を表現するならそれなりのバランスが必要ということですね!ちょっと今回は濃厚感をポークやラードで表現するという形となっていましたが…バランス的にどうもしっくり来なかったので、また新たに改良を加えた煮干しテイストに期待したところではないでしょうか?

ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!

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この記事を書いた人
ゆうき
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