「緑のきつねそば」を食べてみました。(2021年4月12日発売・東洋水産)
この商品は、マルちゃんでお馴染み“赤いきつね”と“緑のたぬき”の食べ比べ企画「あなたはどっち!?食べて比べて投票しよう!」キャンペーンの最終決戦となる3年目で“緑のたぬき天そば”が初勝利したことを受け、和解という形で終止符を打ったことで互いの具材を入れ替えた2品(緑のきつねそば・赤いたぬき天)が登場です!
それも…今回ご紹介するのは初勝利を収めたお馴染み“緑のたぬき天そば”をベースに“赤いきつねうどん”に使用されているジューシーなお揚げ、そして“緑のたぬき”でもお馴染みの天ぷらのトッピングに使われている“小えび天ぷら”を採用したことによって、いつもとはひと味違った旨味・甘味が楽しめる期間限定の一杯、“緑のきつねそば”となっております。(税抜き193円)
ご覧の通り、パッケージには東洋水産の“和風丼カップ麺”シリーズお馴染みのデザインではあるんですが、超ロングセラー商品である“緑のたぬき天そば”ではなく“緑のきつねそば”となっていて、やはりどこか違和感がありますね!笑(“たぬき”が紛れ込んでいるところが可愛らしい…)
※“緑のたぬき”は2020年8月で40周年を迎え、2020年10月5日にリニューアル発売されています!
一方、こちらには“緑のたぬき天そば”にいつも使用されているはずの大きな“天ぷら”ではなく、初勝利を収めたことでジューシーな“お揚げ”や“小えび天ぷら”などが添えられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…味付油揚げ・小えび天ぷら・“かまぼこ”が使用されているようです!“天ぷら”に使用されている“小えび天ぷら”も使用されているところが嬉しいですね!
また、こちらには“赤緑合戦 和解記念商品”と記載されているように、今回“緑のたぬき天そば”が初勝利を収めたことで和解という形での記念商品とのことですので気になる方はぜひお早めにどうぞ!!(以前ご紹介した“赤いたぬき天うどん”も同時発売されています。)
他にも特徴として…麺は“日清のどん兵衛”シリーズらしい“そば粉”をしっかりと練り込んだ風味豊かで歯切れの良い蕎麦に仕上がり、それによって鰹節の出汁をベースに濃口醤油など染み渡る旨味をしっかりと利かせた“和風つゆ”が絶妙にマッチし、ジューシーな“お揚げ”やそして“小えび天ぷら”からも良い旨味が滲み出すことで、これまでの“緑のたぬき天そば”とはまたひと味変わった味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
やはり蕎麦を覆い尽くすほどの大きな“お揚げ”がインパクトのある記念商品らしいカップ麺となっているんですが、他にも“小えび天ぷら”からも香ばしさやちょうど良い油分が滲み出すことによってじんわりと染み渡る“和風つゆ”を美味しく引き立て、歯切れの良い強いコシが心地良い風味豊かな蕎麦とともにひと味違った甘味のある美味しさが堪能できる一杯となっていました!
これは特に、シリーズらしい出汁をしっかりと利かせたキレの良い“和風つゆ”にいつもの“天ぷら”ではなく大きな“お揚げ”を使用した期間限定の味わいをじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
緑のきつねそば
今回ご紹介するカップ麺は、1978年発売の超ロングセラー商品“赤いきつねうどん”の40周年記念として「あなたはどっち!?食べて比べて投票しよう!」キャンペーン3年目となる最終決戦で“緑のたぬき天そば”が初勝利を収めた和解記念という形で互いの健闘を称え合い、両者の具材を入れ替えた2品を発売、そしてこちらはそのうちのひとつで、“赤いきつねうどん”に使用されているジューシーな“お揚げ”や天ぷらのトッピングに含まれる“小えび天ぷら”などを加えたことで、いつもの染み渡る出汁の美味しさはそのままに甘味のある美味しさが楽しめる期間限定の一杯、“緑のきつねそば”となっています。
※「赤いきつね」は1978年8月発売、「緑のたぬき」は1980年8月発売です。
ちなみにこの商品は、“赤いきつね”発売40周年を記念して実施された“赤いきつね”と“緑のたぬき”のどちらが美味しいか投票を行うキャンペーンで“赤いきつね”が2回連続で勝利し、3回目となる最終決戦で“緑のたぬき”が初勝利を収めたことで互いの健闘を称え合い和解という形で終止符を打ち、その記念として互いの具材を入れ替えて登場したものです!
- 赤緑合戦~あなたはどっち!?食べて比べて投票しよう~(2018年10月4日~2019年1月31日)
- 赤緑合戦~あなたはどっち!?食べて比べて投票しよう~(2019年9月26日~2020年1月31日)
- 赤緑合戦~あなたはどっち!?食べて比べて投票しよう~(2020年10月5日〜2021年1月31日)
また、このキャンペーン第2回では投票による47都道府県の“陣取り合戦方式”の結果として…“赤いきつね”が45/47(都道府県)を制覇するという圧倒的大差によって勝利し、最終決戦となる第3回ではサイト上での投票や“みんなで食べよう!食べ比べキット”、Twitterでの投票や食べ比べライブ配信での投票といった4つの方法に変更され、“赤いきつね”は8,884票(得票率49.5%)、“緑のたぬき”は9,065票(得票率50.5%)とその差は僅か181票(得票率1%)という僅差で初勝利に輝いたというわけです。
それでは、今回の“緑のきつねそば”がどれほど鰹節の出汁を利かせた染み渡る旨味を凝縮した仕上がりとなっているのか?いつもとは異なる具材であるジューシーな“お揚げ”や天ぷらに含まれる“小えび天ぷら”との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもシリーズらしい歯切れの良い強いコシが特徴的な風味豊かな“蕎麦”との相性やバランスなどなど…じっっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り434kcal(めん・かやく389kcal / スープ45kcal)となっております。(塩分は6.4g)
カロリーは、大きな“天ぷら”ではなく“お揚げ”が使用されているせいか…レギュラー商品よりも若干低めな数値のようですが、一方で塩分はやや高めとなっています。
ちなみに1食当たり98g、麺の量は72gとのこと。
また、以前発売されていた商品と比較してみると…“めん・かやく”に占めるカロリーはむしろ低くなり、その代わりに“つゆ”の方が若干高めとなっていますね!そのまま具材だけが変更されただけでなく、シリーズらしい染み渡る“和風つゆ”の旨味との兼ね合いなんかも考慮されているようですね!
原材料について
では原材料も見てみます。
“つゆ”には、食塩や“しょうゆ”をはじめ…
- 粉末かつおぶし
- 粉末こんぶ
- 粉末煮干し
- 香辛料
- 粉末さばぶし
- 植物油
といった、シリーズらしい鰹節や雑節、昆布や煮干しなど出汁の旨味しっかりと利かせた深みのある“和風つゆ”に仕上がり、そこに今回新たに使用された“紅生姜入りの小えび天ぷら”から滲み出す旨味や風味豊かな香りが絶妙にマッチした味わいを想像させる材料が並びます。
また、超ロングセラーでお馴染み“緑のたぬき天そば”と比較してみると…“和風つゆ”自体はほぼ同等の材料が使用され、鰹出汁を利かせた染み渡る味わいが同じく表現されているようですね!
JANコード 4901990368544 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、植物性たん白、食塩、とろろ芋、卵白)、かやく(味付油揚げ、小えびてんぷら、かまぼこ)、添付調味料(食塩、砂糖、しょうゆ、魚介エキス、たん白加水分解物、香辛料、ねぎ、香味油脂)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、リン酸塩(Na)、増粘多糖類、カラメル色素、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、ベニコウジ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素、香辛料抽出物、(一部にえび・小麦・そば・卵・乳成分・大豆・豚肉・やまいも・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (98g) 当たり]
熱量 434kcal
めん・かやく: 389kcal
スープ: 45kcalたんぱく質 14.0g 脂質 19.1g 炭水化物 51.4g 食塩相当量 6.4g
めん・かやく: 1.9g
スープ: 4.5gビタミンB1 0.34mg ビタミンB2 0.32mg カルシウム 167mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りすでに具材などが入っていて、粉末スープとスパイスがくっついた状態の調味料がひとつ入っています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、量の多い粉末が先入れタイプの粉末スープ、一方では彩りの良い七味が使用されており、この辺りはレギュラー商品と同じ仕様のようですね!
さらに具材として…
- 味付油揚げ
- 小えびてんぷら
- かまぼこ
が入っていて、なんと言っても一際目を惹くのが“赤いきつねうどん”に入っているはずの大きくジューシーな“お揚げ”で、サイズもさることながら甘味のある油揚げならではの旨味が滲み出し、さらに香ばしさを際立たせる“小えび天ぷら”なんかも含まれている点が嬉しいところ!
また、麺はご覧の通りシリーズらしい“蕎麦粉”をしっかりと練り込んだ歯切れの良い強いコシが印象的な風味の良い蕎麦が採用されており、まだ湯戻りする以前の状態ではありますが…すでにすすり心地抜群な本格感のある食感が楽しめることに間違いなさそうです!
調理してみた
ではまず粉末スープを加えていきます!
すると…非常に粒子の細かな仕様となっていて割と量も多く、鰹節ならではの染み渡る旨味を予想させる風味がほんのりと香ります!
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりとお湯を吸ったことで、先ほどまでの蕎麦や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺には歯切れの良い強いコシが加わり、“そば粉”が練り込まれた風味豊かな蕎麦が鰹出汁や“お揚げ”から滲み出す旨味が利いた“和風つゆ”と絶妙にマッチし、最後まで飽きの来ない安定感のある一杯…といった印象の出来上がりです。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして最後に先ほどのスパイスと記載された彩りの良い七味を加えて完成となります!
ご覧の通り容器全体を覆い尽くすほどの大きな“お揚げ”が非常にインパクトありますね!他にも“小えび天ぷら”香ばしさを引き立たせ、出汁の利いた“和風つゆ”にじっくりと旨味・香ばしさが際立っているようにも感じられます!
また、この大きな“お揚げ”はしっかりと“つゆ”を染み込ませ、さらに“油揚げ”ならではの甘味やほどよい油分を滲み出すためにも容器底に沈めておいても良いでしょう!とにかく従来の“緑のたぬき天そば”と比べてキリッとしたシャープな飲み口に“お揚げ”から滲み出す甘味が加わったことでひと味違った美味しさがたっぷりと楽しめそうです!
食べてみた感想
一口食べてみると…やはりロングセラー商品なだけあって安定感がありますね!濃口醤油をベースにした“和風つゆ”に鰹節をシンプルに利かせ、さらに今回は“緑のたぬき”と“赤いきつね”の具材を入れ替えたことで、ジューシーな“お揚げ”から染み渡る旨味・油分がしっかりと深みを引き立て、物足りなさを一切感じることのない味わいに仕上がっているようです!
また、鰹出汁を利かせた“和風つゆ”ならではのキレの良さに“お揚げ”の甘味が絶妙にマッチし、そこに“小えび天ぷら”から滲み出す香ばしさや旨味が全体の美味しさを調和し、食べ慣れ親しんだ“緑のたぬき天そば”よりも厚みのある旨味と言うんでしょうか?深みのある味わいに感じられますね!
ちなみにこの“小えび天ぷら”は後入れタイプではないため、サクサクとした食感こそないものの…香ばしい風味が心地良く、食べ進めていくに連れてホロホロと崩れていくのと同時にちょうど良い旨味が滲み出し、出汁の利いた“つゆ”もどんどん深みが増していくことでしょう!これはぜひ単品で味わうというよりも“和風つゆ”としっかりと馴染ませながら食べ進めた方が良いかと思われます!
麺について
麺は、ご覧の通り“そば粉”がしっかりと練り込まれた濃いめの仕様となっていて、歯切れの良いコシが加わったすすり心地の良い風味豊かな仕上がりとなっています!
そんな“蕎麦”には…鰹出汁を濃口醤油や砂糖と合わせたシンプルに美味いと思わせる味わいに具材として使用されたジューシーな“お揚げ”や“小えび天ぷら”から滲み出す旨味や香ばしさが加わったことで、従来品とはひと味違った深みのある“蕎麦つゆ”がよく絡み、一口ずつにじんわりと染み渡る出汁の旨味や“お揚げ”から滲み出す旨味・甘味が口いっぱいに広がっていき、鰹出汁特有の風味豊かな香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、なんと言ってもこちらの大きくジューシーな“お揚げ”が使用されており(改めて見てみてこんなに大きかったでしたっけ?)、しっかりと“和風つゆ”に染み込ませておくことによって、じっくりと味わってみると…油揚げ特有の甘味や旨味を含む油分などがじゅわっと滲み出す非常に美味しい具材となっていたため、食べはじめは“つゆ”の美味しさを引き立てるためにもしっかりと馴染ませておき、後ほど少しずつ蕎麦と絡めていただくと、より一層旨味が増して楽しめるのではないでしょうか?(熱々な“つゆ”がたっぷりと染み込んでいますので、火傷に注意です。)
また、こちらの“小えび天ぷら”は、ご覧の通りサクサクとした食感こそないものの…ほどよい香ばしさや旨味が今回の“和風つゆ”にプラスされ、食べ進めていくに連れてホロホロと崩れて“つゆ”にも馴染んでいき、それによって旨味・風味ともに引き立ち、味わいそのものが徐々に満足度を高く感じさせます!この具材があるのとないのとではかなり美味しさが違ってくるのではないでしょうか?
さらに、こちらの“かまぼこ”は、味付け自体は感じられないものの…今回の一杯にちょうど良い華やかな彩り・見た目のアクセントがプラスされているようです!
他にも、こちらの“ねぎ”が入っていて、やや小さめにカットされていたため、シャキシャキとした食感というより…ちょうど良い薬味として今回の“和風つゆ”の美味しさを引き立て、さらに後味すっきりと感じさせる相性抜群な具材として品良く添えられています!!
“つゆ”について
“つゆ”は、先ほどもお伝えした通り、濃口醤油をベースに鰹節の旨味をシンプルに利かせたキレの良い“つゆ”に仕上がり、砂糖の甘味やジューシーな“お揚げ”から滲み出す旨味・甘味が深みを際立たせ、食べ慣れたじんわりと染み渡るかのような味わいに厚みをプラス、さらに具材として豊富に使用された“小えび天ぷら”によってどんどん旨味や食欲そそる香ばしさが増していき、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんな安定感のある一杯となっています!
また、濃口醤油を使用しているとだけあって色味は濃いめではありますが、決してしょっぱいだけの“つゆ”ではなく、イメージ通りキレの良い口当たりが印象的で、各種具材から旨味が滲み出したことによって鰹出汁の染み渡る旨味や“お揚げ”特有の甘みが全体の旨味をうまく調和しているようにも感じられますね!他にもほどよい七味がちょうど良いアクセントになっているのかもしれません!
そのため、染み渡る出汁の旨味や“お揚げ”による甘み、そしてキレの良さを引き立てる七味がバランス良く融合したことによる“和風つゆ”は飽きる要素が一切なく、メリハリの付いた後味すっきりとしたフレーバーはついつい止まらなくなりますね。。
そしてなんと言っても“蕎麦粉”をしっかりと練り込んだ蕎麦からも風味豊かな香りを楽しむことができ、シンプルに素材本来の旨味を活かした超ロングセラー商品らしい何度食べても飽きの来ない仕上がりが印象的で、かなり幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
このように、今回の“緑のきつねそば”は、キャンペーン3年目の最終決戦で初勝利を収めた“緑のたぬき天そば”をベースに“赤いきつねうどん”でお馴染みの具材であるジューシーな“お揚げ”だけでなく、“緑のたぬき”でお馴染みの天ぷらに含まれる“小えび天ぷら”なんかも使用されたことによって鰹節を濃口醤油とバランス良く合わせた染み渡る“和風つゆ”がひと味違った深みのあるテイストに仕上がり、別添された色鮮やかな七味によるピリッとした辛みが“和風つゆ”の美味しさを際立たせる満足度の高い一杯となっていたため、お好みによってはさらに七味や一味をちょい足ししてキリッとした口当たりを引き立ててみても良いでしょう!
まとめ
今回「緑のきつねそば」を食べてみて、安定感のある鰹出汁の旨味が染み渡るシリーズらしい“和風つゆ”には、濃口醤油や砂糖、そして今回和解記念商品として“赤いきつねうどん”でお馴染みのジューシーな“お揚げ”から滲み出す旨味・甘味が深みを際立たせ、“蕎麦粉”を練り込んだ風味豊かな蕎麦とともに満足度の高い仕上がりとなり、“小えび天ぷら”の香ばしい旨味がクセになる最後まで飽きることのない安定感のある一杯となっていました!
やはりぱっと見として“緑のきつね”といったネーミングに関して若干の違和感こそ感じましたが、40周年を迎えた東洋水産の超ロングセラー2品の具材を入れ替えても染み渡る美味しさはそのままで、ジューシーな“お揚げ”や香ばしさを引き立てる“小えび天ぷら”を加えた一杯は全体のバランスが非常に良く、色鮮やかな七味が品の良さを感じさせる納得の美味しさが楽しめるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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