「黄色い博多ラーメン」を食べてみました。(2019年10月28日発売・東洋水産)
この商品は、ポークの旨味を利かせた後味すっきりとした豚骨スープに、野菜の旨味と煮干し出汁を合わせ、さらに香辛料を利かせたことで、あっさりとした中にもキリッとしたシャープな口当たりと物足りなさを感じさせない旨味を凝縮した一杯…“黄色い博多ラーメン”となっております。(税抜き220円)
そもそもこの商品は、マルちゃんのど定番である“赤いきつねうどん”や“緑のたぬき天そば”に続く和風丼カップ麺(色シリーズ)の第3弾として1982年に“どんぶり型”として発売された意外と歴史あるフレーバーが縦型ビッグサイズとして楽しめる一杯で、“どんぶり型”としては、2015年3月2日に“青いちゃんぽん”とともに同時発売され、さらに2019年3月4日にも“黄色い博多焼ラーメン”と同時発売されたりと…これまでも毎年のように度々登場しています!
一方、今回ご紹介する縦型ビッグサイズも同じく定期的に発売されていて、こちらもまた2015年9月15日、2016年9月5日と度々登場しているため、“黄色い博多ラーメン”自体、発売する度に好評のようで一定の人気を誇るフレーバーと思われます!(タテ型としては実に久しぶりの登場のようですね!)
ご覧の通り、パッケージは全体がその名の通り黄色を基調にあしらわれ、特に“博多”が強調された商品名である“黄色い博多ラーメン”といったパッケージデザインとなっていて、陳列棚でも一際目立つ一品として気になっている方も多いのではないでしょうか?
一方こちらパッケージ側面には、豚骨スープらしい後味すっきりとした味わいに野菜や煮干しなどの旨味を加えた乳化感のある仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・きくらげ・ねぎ・紅生姜・ごまが使用されているようです!
また、麺は豚骨ラーメンにもぴったりな細麺仕様のようで、一口すする度に風味豊かな香りが楽しめ、たっぷりと使用された具材からも良い旨味が滲み出し、煮干しなどの旨味が加わった深みのある味わいがじっくりと楽しめる“どんぶり型”で好評だったというフレーバーには期待したいところ!
そしてその気になる特徴としては…商品名にあるように基本は“博多ラーメン”ということで、比較的さらっとしたスープにはすっきりとした豚骨の旨味はもちろん、野菜や煮干しの旨味がバランス良く調和し、さらに別添されている“ごま”とガーリック風味の特製油を加えることによって旨味・風味が引き立ち、こちら“コク豚骨スープ”と記載されているように深みのあるコクが加わった旨味溢れる飽きの来ない仕上がりとのこと!
他にも特徴として…麺は博多ラーメンにもぴったりな食感滑らかな細麺仕様(油揚げ麺)で、細いながらも硬さのある仕上がりとなり、さらに“ごま”とガーリックを利かせた別添調味料“特製油”を加えることによって博多風の豚骨スープがより一層風味豊かな味わいに仕上がり、タテ型ビッグサイズのカップ麺として気軽に本格的な味わいが楽しめるというわけです!
豚骨ラーメンらしい割とさらっとしたキレの良いスープには、臭みのない豚骨の旨味はもちろん、思ったよりも野菜や煮干しなどのコク深い旨味がしっかりと凝縮され、最後まで飽きることのない後味の良さや別添されている調味料を加えることによるほんのり香ばしい“ごま”の香りが豚骨の余韻を引き立てる仕上がりとなっていました!
これは特に、豚骨の旨味を利かせた後味すっきりとした“博多ラーメン”が好みの方はもちろん、本格的とも言える味わい・風味豊かな一杯をタテ型カップ麺として気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
黄色い博多ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、マルちゃんを代表とするカップ麺“赤いきつねうどん”や“緑のたぬき天そば”に続く和風丼カップ麺(色シリーズ)の第3弾“黄色い博多ラーメン”として1982年に発売され、これまでも度々再発売を繰り返し、最近で言うと…2019年3月にも発売しているだけあって大変好評のフレーバーのようで、今回タテ型の容器として気軽に楽しめる一杯“黄色い博多ラーメン”となっています。
ご覧の通り、フタの上に別添されている“特製油”を剥がしてみると…こちらも商品名の名の通り黄色を基調としたインパクトの強いデザインにあしらわれ、特に“博多”といった文字が非常に大きく配置され、“ラーメン”や“味付豚肉入りコク豚骨スープ”といった文言が印象的なパッケージとなっています!
ちなみに、お馴染み“マルちゃん”の和風丼の色シリーズとしてはこれまでも…以下のような商品が発売されていて、意外と色シリーズは度々登場していることがわかるかと思います!
- 橙のたまごうどん(2018年9月25日発売)
- 赤いカレーうどん タイ風(2018年6月11日発売)
- 青いちゃんぽん(2018年3月12日発売)
それでは、今回の“黄色い博多ラーメン”がどれほど豚骨の旨味を丁寧に表現した後味の良い仕上がりとなっているのか?野菜や煮干しの旨味との兼ね合い、そして別添されている“ごま”とガーリック風味を利かせた特製油を加えたことによる風味の際立たせ具合はもちろん、なんと言っても博多ラーメンらしい細く硬い食感滑らかな麺との相性・バランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り462kcal(めん・かやく351kcal / スープ111kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは、後味すっきりとしたキレの良い口当たりが印象的な豚骨スープの割にビッグサイズということもあって若干高めな数値のようで、塩分もまた同じくかなり高めな数値のようです!
ちなみに1食当たり96g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで111kcalもありますから、想像以上に旨味が凝縮された味わいに仕上がっていることを思わせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、ポークエキスや豚脂をはじめ…
- 鶏脂
- 植物油
- 香辛料
- 野菜エキス
- 粉末煮干し
といった、豚骨の旨味をベースに野菜や煮干しの旨味をバランス良く合わせ、さらに別添されている特製油によるほんのり香ばしい“ごま”や食欲そそるガーリックの風味が香り立つ後味すっきりとした味わいの中にもしっかりとした旨味・風味が楽しめる味わいを想像させる材料が並びます。
JANコード 4901990364447 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末野菜、卵白、香辛料)、添付調味料(ポークエキス、豚脂、食塩、鶏脂、砂糖、植物油、ごま、香辛料、野菜エキス、粉末煮干し)、かやく(味付豚肉、きくらげ、ねぎ、紅生姜)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、pH調整剤、レシチン、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、酸味料、クチナシ色素、香料、ベニコウジ色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
栄養成分表示 [1食 (96g) 当たり]
熱量 462kcal
めん・かやく: 351kcal
スープ: 111kcalたん白質 11.5g 脂質 24.0g 炭水化物 49.9g 食塩相当量 6.8g
めん・かやく: 1.9g
スープ: 4.9gビタミンB1 0.38mg ビタミンB2 0.36mg カルシウム 171mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“特製油”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触った感じだと非常にさらっとした香り付けのための油分となっているようでしたので、調理中には軽くフタの上で温めておく程度で問題ないかと思われます!
そして、具材には…
- 味付豚肉
- きくらげ
- ねぎ
- 紅生姜
- ごま
が入っています。
特に注目したいのがこの“味付豚肉”で、量も割と多めに使用されているようで、サイズ感はややまちまちではありますが…大きい仕様のものも含まれているため、キレの良い豚骨スープとともに豚の旨味も楽しめる仕上がりには期待したいところ!
さらに、麺はご覧の通り“博多ラーメン”にふさわしい細麺・丸刃仕様となっていて、細いながらも歯切れの良いコシや滑らかな食感を思わせるすすり心地に際立ったことで、旨味が凝縮された豚骨ベースのスープとの相性なんかも非常に良さそうです!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
ほどよくお湯を吸ったことで、先ほどまでの細麺にほどよい弾力やコシが加わり、風味としては豚骨らしい臭みは全くなく、この時点では非常にあっさりとした印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“特製油”を注いでいきます!
すると…わずかながら黄色みがかった透明な油分となっていて、これによって“ごま”とガーリックの風味が加わり、豚骨の旨味をベースにした“博多ラーメン”ならではの味わいを臨場感高く楽しめるというわけです!
そのため、この調味料を加えても見た目としての違いはほぼなく、風味としても“ごま”やガーリックの香りはそこまで強烈な主張をしているわけではなさそうで、あくまで豚骨の旨味を引き立てる油分となっているようですね!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…割とさらっとした仕上がりではありますが、スープ表面には豚骨の旨味と思われる脂などが浮き、キレの良さとすっきりとした後味が表現された“博多ラーメン”ならではのほどよいコクが加わり、たっぷりと使用されたこの味付豚肉からもちょうど良い旨味が滲み出ている味わいをイメージさせますね!
ただ、“博多ラーメン”らしい乳白色といった完全に乳化されている…というわけでもなさそうで、キレの良さはもちろん、まろやかさやクリーミーな豚骨の旨味が絶妙なバランスとなって表現されており、そこに別添された特製油による風味の良さや、たっぷりと使用された具材からも良い旨味が滲み出すことによって、食べ進めて行くに連れて満足度も増していく…そんな絶妙な仕上がりとなっているようですね!
食べてみた感想
一口食べてみると…ゼラチン質を感じさせるような“とろみ”などは思ったほどなく、割とさらっとした豚骨スープではありますが、臭みのないまろやかな豚骨の旨味がたっぷりと利き、すっきりとした後味によって“くどさ”といった感じは全くありません!
さらに野菜や煮干しの旨味は、直接感じられるというよりも豚骨の旨味を味わい深く引き立てているようにも感じられ、そこに別添されている特製油に含まれる“ごま”やガーリックの風味がふんわりと優しく香ることによって、シンプルながらも飽きの来ない“博多ラーメン”に仕上がり、定期的に“どんぶり型”の一杯や今回のようなタテ型カップ麺が再発売されているのも納得の美味しさが表現されています!
そのため、まさしく飲んだシメにもちょうど良いさっぱりとした印象の仕上がりとなっていて、“博多ラーメン”の中でも特に濃厚な味わいとは対称的な軽やかな一杯がモチーフとされているように感じられ、豚骨の臭みもありませんから、幅広い層に好まれる味わいと言えるでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り“博多ラーメン”にぴったりな細麺仕様となっていて、細いながらも歯切れの良いコシや滑らかな食感、そしてなんと言っても細麺ならではのすすり心地の良さに際立ち、特製油による風味付けがこういったところでうまく活きてきますね!
そんな細麺には、丁寧に抽出したと思われる臭みのない豚骨の旨味が凝縮された後味さっぱりとしたスープがよく絡み、一口ずつに豚骨の旨味を野菜や煮干しによって引き立てたコク深くもまろやかな味わいが口いっぱいに広がっていき、ほんのりと香る豚骨や様々な旨味による風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、パッケージにも“味付豚肉入り”とアピールするだけあって、使用されている数やサイズ感、そして味付けも申し分なく、しっかりとした肉質を感じさせる肉厚な噛み応えのある具材となっています!
ただ、食べはじめは若干湯戻しが完全ではありませんでしたので、最初のうちはスープ底に沈めておき、後々細麺や他の具材と一緒に絡めて食べてみると、“コク豚骨スープ”といったイメージ通り豚骨の旨味やコクを際立たせた味わいが楽しめるのではないでしょうか?
また、こちらのキクラゲは、コリコリといった食感ではなく、柔らかいタイプの仕上がりとなっていて、個人的には“博多ラーメン”と聞くと…もっとコリコリ系の食感のキクラゲをイメージさせるわけですが、これはこれでほどよい食感としてのアクセントがプラスされていうようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、大きくカットされたものから小さくカットされたものまで若干まちまちな感じではありましたが…ほどよいシャキシャキ感とちょうど良い薬味にもなったことで、今回の豚骨スープをさらに際立たせているようにも感じられます!
他にもこちらの紅生姜が使用されていて、ご覧の通りかなり小さくカットされているため、じっくりと味わってみなければ紅生姜らしいアクセントにもなる味わいが確認できないんですが。。見た目としてもちょうど良い彩りを演出しているようですね!
このように今回使用されている紅生姜は、素材ならではの味がそこまでしっかりと感じられないため、“博多ラーメン”をよりメリハリ付けて楽しみたい場合は別途用意しておくと良いかもしれません!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通り豚骨の旨味には全く臭みがなく、非常に丁寧な手の込んだ旨味としてスープに溶け込み、さらに野菜や煮干しの旨味が豚骨の旨味を引き立て、そこに別添されている特製油によって香ばしさ・食欲そそる風味などが加わり、後味すっきりとした“博多ラーメン”が表現されています!
そして、ゼラチン質のある豚骨スープならではの“とろみ”などは一切なく、ほどよいコクはあるものの…後味の良さ・キレのある口当たりが際立っているため、最後まで飽きが来ることもなく、飲んだシメにもぴったりな抜けの良いスープはついつい止まらなくなってしまいますね。。
また、食べ進めていくに連れて若干ではありますがコク・深みが増していき、それと同時に満足感も満たされる…そんな“博多ラーメン”がタテ型カップ麺として気軽に楽しむことができ、キレの良いすっきりとした仕上がりの割にしっかりと旨味・風味が物足りなさを感じさせないほどに利いているため、あっさりとした“博多ラーメン”を気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう!
このように、今回の“黄色い博多ラーメン”は、臭みのない豚骨の旨味がキレの良いスープにコク深く利き、すっきり感に際立った後味の良い“博多ラーメン”をじっくりと楽しむことができ、さらに野菜や煮干しの旨味も合わせたことで“コク豚骨スープ”といったイメージにふさわしい深みのある味わいを表現し、香辛料や紅生姜によってメリハリ付いた飽きの来ない味わいとなっていたため、お好みによってはさらに紅生姜を加えたり、場合によっては“高菜”なんかを加えて味変を楽しんでみても良いでしょう!
まとめ
今回「黄色い博多ラーメン」を食べてみて、豚骨の旨味を丁寧に利かせたキレの良いスープには、臭みなどが一切ないほどよいコクが際立った旨味溢れる“博多ラーメン”に仕上がり、まさに素材の旨味を存分に活かした一杯が楽しめるシメにもぴったりな軽やかでありながらも物足りなさを感じさせない味わいとなっていました!
また、すっきりとした“博多ラーメン”とは言え、しっかりと利かせた旨味によるコクが豚骨のまろやかな美味しさを引き立てる絶妙な一杯となっていたため、幅広い層の方に好まれるカップ麺と言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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