「みよしの監修 カレーラーメン」を食べてみました。(2024年6月4日発売・エースコック/ローソン限定)
この商品は、昭和42年創業の札幌を中心に餃子・カレーを提供する老舗チェーン店“みよしの”監修によって実店舗にはないカレーラーメンを商品化したもので、ポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種スパイスを合わせ、餃子に見立てたワンタンを加えたことによって“みよしの”の雰囲気を演出、そこに若干幅広なフライ麺が食欲を満たす優しい味わいの一杯、“みよしの監修 カレーラーメン”となっております。(値段:税別202円)
ご覧の通り、パッケージには“みよしのさっぽろ(通称:みよしの)”のロゴが大きく記載されていて、道内でも札幌以外の店舗はFCによる運営で、餃子とカレー?と思う方も多いかもしれませんが、この組み合わせが非常に良いんですよね!ちなみに“みよしのセット”だと別皿ですが、“ぎょうざカレー”だとカレーにトッピングのように餃子が盛り付けられて提供され、個人的に何度も味わったことがあります!
さらに、こちらには“ぎょうざに見立てたワンタン入り”といった文言がオリジナルキャラクター“ぽっぷすぼうや”とともに掲載されていて、その背景にはポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種スパイスで味を調えた味わい深いカレースープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが確認でき、これを見る限り具材には…ワンタン・人参・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は食塩や醤油、チキンエキスなどでほんのり味付けされた若干幅広なフライ麺が採用されており、ポークやビーフをベースにしたコクのあるカレースープに野菜の旨味やスパイシーな風味が相性良く馴染み、餃子に見立てたワンタンからも良い旨味が滲み出すことで、定番メニュー“ぎょうざカレー”の雰囲気がカップ麺として気軽に楽しめるというわけです!
非常にマイルドでコクのあるカレースープには、思ったほど“とろみ”はなく、動物系の旨味をベースにしたことで物足りなさといった感じはないものの、カレーに由来する香辛料によって後味さっぱりとしたスパイス感が心地良く、どこか懐かしい落ち着いた味わいとなっており、1食当たり62gと若干少な目なボリュームで“みよしの”監修による“カレーラーメン”が味わえる風味豊かな仕上がりとなっていました!
みよしの監修 カレーラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、札幌発祥でお馴染み“みよしのさっぽろ”監修によってカレーラーメンを再現したもので、ポークやビーフをベースにしたカレースープに野菜の旨味や各種スパイスを合わせたことによって深みのある味わいに際立ち、餃子に見立てたワンタンからも良い旨味が滲み出す安定感のあるテイストに仕上げ、そこに若干幅広なフライ麺が食欲を満たす一杯、“みよしの監修 カレーラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ちなみにここ“みよしのさっぽろ”の創業は1967年(昭和42年)5月、創業者である“山田 達郎”氏が札幌市中央区に餃子専門店“みよしの 3条店”をオープンさせたのがはじまり。その後1977年(昭和52年)10月には“みよしのカレー”を販売開始し、餃子とカレーライスをセットにしたことで大人気メニューとなり、今では“株式会社テンフードサービス”が運営を取り仕切り、スーパーなどでも“みよしのチルド餃子”が販売されているようです!
それでは、今回の“みよしの監修 カレーラーメン”がどれほどポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種香辛料を利かせたコク深くもどこか優しい味わいとなっているのか?餃子に見立てたというワンタンとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても若干幅広でほどよく味付けされた香ばしいフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り257kcal(めん・かやく216kcal / スープ41kcal)となっております。(塩分は3.8g)
カロリーは、動物系の旨味をベースにしたコク深いカレースープの割に若干少な目ということもあってかなり低めな数値のようで、塩分も同じくやや低めな数値となっています。
ちなみに1食当たり62g、麺の量は45gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと41kcalと低めな数値を占め、ポークやビーフをはじめ動物系の旨味をベースに野菜の旨味や香辛料といったカレーラーメンとしては定番とも言える構成によって幅広い層に好まれる仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、還元水飴や野菜ペーストをはじめ…
- 食塩
- ポーク調味料
- 香辛料
- カレー粉
- カレールゥ
- 植物油脂
- オニオンエキス
- ビーフエキス
- 中濃ソース
- 香味調味料
- トマトケチャップ
- チャツネ
- 乳化油脂
- チキン調味料
- リンゴペースト
- ビーフ調味料
といった、ポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種香辛料をバランス良く合わせたことでコク深くも後味の良いカレースープに仕上げ、そこに餃子に見立てたというワンタンからも良い旨味が滲み出し、後味すっきりとしたスパイシーな味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:エースコック株式会社 東京工場(埼玉県)
JANコード | 4901071404925 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、チキンエキス)、スープ(還元水飴、糖類、野菜ペースト、食塩、ポーク調味料、香辛料、カレー粉、カレールゥ、植物油脂、オニオンエキス、ビーフエキス、中濃ソース、香味調味料、おからパウダー、トマトケチャップ、チャツネ、乳化油脂、たん白加水分解物、チキン調味料、リンゴペースト、酵母エキス、ビーフ調味料、全卵粉)、かやく(ワンタン、人参、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、炭酸Ca、カラメル色素、重曹、かんすい、香料、甘味料(カンゾウ、スクラロース、アセスルファムK)、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、乳化剤、カロチノイド色素、微粒二酸化ケイ素、ビタミンB2、香辛料抽出物、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・オレンジ・牛肉・ごま・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・りんごを含む)
栄養成分表示 [1食 (62g) 当たり]
熱量 | 257kcal |
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たんぱく質 | 5.5g |
脂質 | 8.9g |
炭水化物 | 38.6g |
食塩相当量 | 3.8g (めん・かやく1.4g/スープ2.4g) |
ビタミンB1 | 0.48mg |
ビタミンB2 | 0.25mg |
カルシウム | 187mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“特製ペースト”と記載された調味料が別添されています!
そしてこちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、旨味を凝縮したカレールゥのような若干“とろみ”を付けた状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、具材には…
- ワンタン
- 人参
- ねぎ
が入っています。
また、麺はご覧の通り粉末スープで確認しにくい状態なんですが…実際には若干幅広で角刃のフライ仕様で、ほどよく味付けされたことでカレースープとの馴染みも良く、麺量45gにも関わらず餃子に見立てたワンタンとともにちょっとした小腹を満たしてくれそうです!
調理してみた
続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:290ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されている特製ペーストを加える前の状態ではありますが、ポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種香辛料を合わせたことによってコク深くもスパイシーな風味が食欲そそる定番の一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製ペーストを加えていきます!
すると…こちらには動物系や野菜の旨味に香辛料などを合わせたカレールゥのようなスープがトロッとした状態で出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、思ったほどカレー特有のスパイス感は控えめのようで、“みよしの”らしい落ち着いた雰囲気に仕上がっているようです!
では、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープが全体に馴染むと…ポークやビーフをベースに野菜の旨味や香辛料を利かせた安定感のあるカレーラーメンながらも濃厚というよりサラッとしたテイストが印象的で、フタに記載されていた通り餃子に見立てたというワンタンの湯戻りは熱湯3分でも完全ではないので、まずはスープに馴染ませておいた方が良さそうです!
また、容器底にも粉末スープが残っているかもしれませんので、やはり全体をしっかりと馴染ませるように麺を優先していただくと良いでしょう!そうすることで後半にはつるっと滑らかな食感の餃子に見立てたワンタンなんかも楽しめると思いますし、旨味も滲み出すことで満足度も増していくものと思われます!
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…カレーらしくスパイシーな風味・味わいではありますが、“ぎょうざカレー”の甘口を再現しているようにも感じられ、ベースとなるポークやビーフなど肉の旨味がコクとして弱いような気もします!しかも肝心のスパイス感もやや弱いので、お好みに合わせて“おろしにんにく”や唐辛子などで味を調整しても良いでしょう!
ただ、“みよしの”の公式サイトによると…“食べたら分かる、あの味が遂に非常食にも…”と記載されていたので、個人的にはもっと再現性高くしてほしかったところ!…というかそういったテイストに期待していたわけですが、実際には安定感のある落ち着いた雰囲気で、正直インパクトとしては非常に弱く特徴が感じられません!
とは言え、そもそも餃子とカレーの老舗チェーン店ですから、真新しさといった感じはなく、特に濃厚・こってり系のスープではありませんので、子どもから大人まで楽しめる定番の味わいとなっており、全てにおいて控えめに感じられるので、“みよしの”を知らない道外の方なら賛否ありそうな仕上がりに間違いありません!
麺について
麺は、ご覧の通り若干幅広で角刃のフライ仕様で、もっちりとした弾力やほどよいコシを兼ね備え、ほんのり味付けされたすすり心地の良い仕上がりです!
そんな麺には…ポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種香辛料を利かせたことによってコク深くもスパイシーなカレースープがよく絡み、一口ずつに動物系のコクやカレー特有のスパイス感などが口いっぱいに広がっていき、スパイシーな風味やフライ麺特有の香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの餃子に見立てたワンタンが入っていて、やや小ぶりですが、3つ使用されたことで良い旨味が滲み出し、もちろん餃子の味(“にんにく”などの香味野菜)がするわけでなく…肉の旨味が引き立つ仕上がりとなっていたため、全体とよく馴染ませながら食べ進め、後ほど香ばしい麺と一緒に味わってみると、より一層コクのある旨味が際立って楽しめるかと思われます!
そしてこのワンタンの中には細かな挽肉が入っていて、これがまた良い旨味を引き立てるため、ワンタンの皮がしっかりと湯戻りしてもらうためにも、後ほど味わってみると良いでしょう!
また、こちらの人参は、割と小さめにカットされているものの、コリコリとした硬めの食感が印象的で、人参特有の臭みはなく、カレーラーメンとの相性抜群な具材として彩り良く添えられているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、見た通りかなり細かくカットされたことでシャキシャキ感こそありませんが、ちょうど良い薬味として今回のカレースープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、臭みのないポークやビーフをベースに野菜の旨味・甘み、そして各種香辛料を合わせたことによってコク深くもスパイシーなカレースープに仕上がり、ドロッとした濃厚感とは異なってむしろサラッとしたテイストで非常に飲みやすいんですが、ややインパクトが弱く万人受けしそうな印象で、後味すっきりとした味わいが最後まで楽しめることと思われます!
そして、カレー特有の香辛料も上記の通りスープと馴染むことで思ったより控えめとなっており、ほどよいアクセントをプラスしているようです!ただ、“みよしの”の“甘口”を再現しているせいか…辛みスパイスに関しても同じくかなり弱めでしたので、この辺りに関しては別途香辛料を加えて調整してみると良いでしょう!
また、ポークをはじめビーフの旨味・コク、野菜の旨味に関しても弱めでしたので余計に印象が薄く、スープも思ったよりサラサラですし…割とあっさりしている点が残念です!この辺りに関しては“甘口”とは言え、軸となる旨味がしっかりと利いていれば満足度も高かったんでしょうけど、この仕上がりはインパクトもなく…ごくごく定番のカレーラーメンといった感じが否めません!
ただ、変な甘みが際立っているわけではありませんので、嫌味のある甘みではなくコク深くまろやかといった印象が強く、スパイス感も弱かったので子どもにもおすすめのフレーバーで、そもそもベーシックなカレースープということもあって味変しやすいメリットはありますね!
まとめ
今回「みよしの監修 カレーラーメン」を食べてみて、札幌発祥・餃子とカレーを提供する老舗チェーン店“みよしのさっぽろ”監修によってカレーラーメンをカップ麺に再現した一杯には…ポークやビーフをベースに野菜の旨味や各種香辛料をバランス良く合わせたことで“みよしの”の“甘口”のようなコク深くまろやかなカレースープに仕上げ、餃子に見立てたワンタンからも良い旨味が滲み出し、そこに若干幅広で味付けを施した香ばしいフライ麺が絶妙にマッチした味わい深いフレーバーとなっていました!
ただ、カレーラーメンとしては旨味やスパイス感も弱く、割とあっさりとしたテイストでしたので、若干物足りなさを感じられる方も多いかもしれませんが、特にクセもなく食べやすい味わいに間違いありませんので、子どもから大人まで幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
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