「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」を食べてみました。(2025年2月10日発売・サンヨー食品)
この商品は、昭和36年創業の老舗ラーメン店“札幌ラーメン どさん子”の“味噌ラーメン”をカップ麺に再現したもので、ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせ、ほどよい“ちぢれ”を付けた太めのフライ麺が絡む旨辛な一杯、“札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン”となっております。(値段:税別258円)
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入

ご覧の通り容器側面には“味噌の風味アップ!”と記載され、その背景にはポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせ、炒め野菜の風味が香る仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…鶏・豚味付肉そぼろ、ごま、コーン、もやし、“ねぎ”が使用されているようです!

他にも特徴として、麺は角刃の太いフライ仕様で、ほどよく“ちぢれ”を付けたことでスープとの馴染みも良く、ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせ、炒め野菜の風味が香る昔ながらの味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
コク深い味噌スープなんですが、そもそも味噌の風味に麹というか独特な特徴があり、このクセによって賛否ありそうなフレーバーで、老舗ラーメン店らしいどこか懐かしい味わいが印象的な炒め野菜香る一杯となっていました!
「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」とは?
そもそもここ“札幌ラーメン どさん子”の創業は昭和36年(1961年)、創業者である“青池 保(あおいけ たもつ)”氏が東京・墨田区に前身となる餃子店“つたや”をオープンしたのがはじまり。
その後、北海道物産展で見つけた札幌味噌ラーメンに魅了され、1967年に事業拡大のためにチェーン展開したのがこの“札幌ラーメン どさん子(1号店は両国にオープン)”で、ちょうど“札幌ラーメンブーム”にズバリ当たり、当時は東京発祥の“札幌ラーメン どさん子”として大盛況し、ピーク時にはなんと1,000店舗を超える人気店にまで成長したという歴史あるラーメン店です!
そして、運営会社の上場廃止や超人気チェーン店ならではの類似店との裁判など紆余曲折を経て、現在は“株式会社アスラポート どさん子事業本部”が継承し、FCを含め約70店舗ほど全国展開しているようです!

カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り445kcal(めん・かやく330kcal / スープ115kcal)となっております。(塩分は5.4g)
カロリーは、縦型ビッグサイズ・ポークをベースにしたコク深い味わいの割に若干低めな数値のようで、塩分はこのボリュームを考慮すると平均的な数値となっています。
ちなみに1食当たり97g、麺の量は70gとのこと。

原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や豚脂をはじめ…
- 食塩
- 植物油脂
- ポーク調味料
- クリーミングパウダー
- 香辛料
- 香味油
- 野菜調味料
といった、ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせ、炒め野菜の風味を付与した昔ながらの味噌スープに仕上げ、老舗ラーメン店らしいどこか懐かしい味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)

JANコード 4901734057543 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、粉末卵)、スープ(みそ、糖類、豚脂、食塩、植物油脂、ポーク調味料、クリーミングパウダー、香辛料、大豆加工品、香味油、野菜調味料、発酵調味料、酵母エキス)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、ごま、コーン、もやし、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、炭酸カルシウム、カラメル色素、かんすい、増粘剤(キサンタン)、トレハロース、乳化剤、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (97g) 当たり]
熱量 445kcal たんぱく質 9.1g 脂質 19.7g 炭水化物 57.7g 食塩相当量 5.4g
めん・かやく:1.5mg
スープ:3.9mgビタミンB1 0.61mg ビタミンB2 0.38mg カルシウム 175mg
開封してみた
フタを開けてみると、粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。

また、具材には…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- ごま
- コーン
- もやし
- ねぎ
が入っています!

さらに麺は、独自技術によるもっちりとした太めの仕様、ほどよい“ちぢれ”を付けたことでスープとの馴染みも良く、麺量70gとボリューム的にも申し分ありません!

調理してみた
では熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!

続いて“仕上げの小袋”を加えてよーくかき混ぜていきます!
そして全体が馴染むと…ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせているようですが、どこか懐かしくも感じられる味噌や炒め野菜の独特な風味が印象的で、若干賛否分かれそうな仕上がりです!

「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…サラッとしている割にポークや味噌によるコクもあるんですが、実店舗で使用している北海道岩田醸造製の赤味噌“紅一点”を再現しているのでしょうか?旨味や風味に独特なクセがあります!
この辺りに関しては昭和36年創業の老舗ラーメン店らしくどことなく昔懐かしい味わいで、濃厚こってりといった感じは一切なく、昨今のトレンドとはまたひと味違ったテイストなので個人的にリピートはないかな?といった感じです!
そのため、動物系や味噌のコクはあるものの…後味すっきりとした優しい味わいが印象的で、今の札幌味噌ラーメンらしい味わいではなく“札幌ラーメン どさん子”が懐かしく感じられる方におすすめのフレーバーと言えます!
麺について
麺は、角刃の太いフライ仕様で、もっちりとした弾力と強いコシを併せ持ち、麺量70gと食べ応えも抜群です!
そんな麺には、ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせたコク深くも後味の良い味噌スープがよく絡み、炒め野菜の風味や調理感のある香ばしさが後味良く抜けていきます!

トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“鶏・豚味付肉そぼろ”が入っていて、ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、食べはじめはスープとよく馴染ませながらいただくと良いでしょう!

また、短くカットされた“もやし”は、かなり細いせいかシャキシャキ感はそこまで感じられませんが、ほどよい食感としてのアクセントがプラスされているようです!

そしてこちらのコーンは素材本来の甘みがあり、今回の一杯にちょうど良い彩りが加わっています!

他にも細かくカットされた“ねぎ”が使用されていて、やはりシャキシャキ感はそこまで感じられませんが、ちょっとした薬味として炒め野菜香る味噌スープを美味しく引き立てているようです!

スープについて
スープは赤味噌の旨味が馴染んだことでコク深くも後味の良さが際立ち、個人的にどうしても独特な香りが気になるところで、この旨味・風味によってどこか昔懐かしい味わいに感じられます!というか…正直“まずい”と思われる方も多いかと思います!
また、ポークをベースにしているとは言え特別脂っこいわけでもなく、炒め野菜の風味がほんのり香るチープな印象が強く、お好みによっては相性の良い“おろしにんにく”や“おろし生姜”などで味を調整してみても良いかもしれません!

まとめ
今回の「札幌ラーメン どさん子監修 味噌ラーメン」は…ポークをベースに味噌や香味野菜の旨味を利かせた定番とも言えるスープの構成ですが、独特の味と風味が若干賛否分かれるフレーバーであり、そもそも60年以上の歴史あるラーメン店だけあってどこか素朴で懐かしい仕上がりとなっていました!
また、さり気なく使用された“ごま”が調理感のある香ばしさを引き立て、噛み応えのある角刃の太麺が食欲をガツンと満たす…そんなノスタルジックな味わいがカップ麺として気軽に楽しめるのではないでしょうか?
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