「サッポロ一番 札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン」を食べてみました。(2019年2月18日発売/2024年2月12日リニューアル発売・サンヨー食品)
このカップ麺は、北海道恵庭市に本店を置く創業1961年の老舗ラーメンチェーン店「札幌ラーメン どさん子」のどこか懐かしい味わいを再現したもので、半世紀以上もの歴史あるブランド初となるタイアップ商品“札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン”となっております。(値段:税別265円)
それも…数種類もの味噌の旨味をポークとバランス良くブレンドし、そこに調理感のある炒め野菜の風味が香ることで、元祖「どさん子ラーメン」の味わいを再現し、特に40〜60代をターゲットとしたシンプルな仕上がりを意識した一杯とのこと!
ご覧の通り、パッケージには“札幌ラーメン どさん子”のロゴが大きくあしらわれ、どこか懐かしくも感じられる味噌ラーメンの仕上がりイメージなんかも確認できます!
一方、こちらには“炒め野菜香る味噌ラーメン”と記載されているように、これによると…スープにて炒め野菜の風味を再現しているとのことで、赤味噌をはじめ数種類もの味噌をブレンドしたことによる深みのある味わいの中にもどこか懐かしくも感じられる風味がしっかりと表現されているようです!
ちなみに実店舗では、岩田醸造製の赤味噌「紅一点」を使用しているとのことで、こういった赤味噌ならではのキレのある口当たりなんかもカップ麺に再現されているものと思われます!
また、フタの上には野菜の調理感を凝縮したと思われる“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されているんですが、こちらを剥がしてみると…どこか懐かしさを感じさせる“札幌ラーメン どさん子”の実店舗写真なんかも掲載されていますね!
他にも特徴として、アクセントに山椒の辛みを加え、それによって札幌味噌ラーメン特有の味わいを表現しているとのことで、シンプル・落ち着いた“札幌ラーメン どさん子”の味わいではありますが、こういった香辛料によるメリハリが効いたことで最後まで飽きの来ないすっきりとした後味良い仕上がりとなっているようです!
赤味噌ならではのキレのある口当たりには、非常にすっきりとした後味の良いスープに仕上がってはいるものの、ポークの旨味がコクを引き立てたことで、思っていたよりも深みのある味わいが表現され、何より炒め野菜の風味というのが印象的で、シンプルながらも香り立つ一杯となっていました!
これは特に、あっさりとした味噌ラーメンを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
【追記】この商品はコーンバター風味を加えて2021年1月25日にリニューアル発売し、2022年2月14日にもリニューアル発売され、2023年2月20日にも再発売、2024年2月12日にもリニューアル発売されています!
サッポロ一番 札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、創業昭和36年の老舗ラーメン店「札幌ラーメン どさん子」の味わいを再現したもので、ポークの旨味をベースに数種類もの味噌をブレンド、さらに炒め野菜の風味を加えたことで、老舗チェーン店ならではの懐かしい味わいに仕上がった“札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン”となっています。
ご覧の通り、パッケージ側面には“札幌ラーメン どさん子”のロゴや実店舗写真などが掲載され、“あの味、味噌味”と記載されているように、半世紀もの間愛され続ける味わいがカップ麺に再現されているようですね!(なにやら…今回の商品は開発まで1年もの間試作を繰り返したとか?)
そもそも“札幌ラーメン どさん子”とは、創業者である“青池 保”氏が1961年・東京墨田区に“餃子飯店つたや”をオープンしたのがはじまりで、1967年に事業拡大のためにチェーン展開したのがこの“札幌ラーメン どさん子”とのこと。
そして、当初は東京発祥の“札幌ラーメン どさん子”として大盛況し、ピーク時にはなんと1,000店舗を超える人気店にまで成長したという何とも歴史ある驚きのラーメン店ですね!
そして、運営会社の上場廃止や超人気チェーン店ならではの類似店との裁判など紆余曲折を経て、現在は“株式会社アスラポート どさん子事業本部”が継承、本店は北海道恵庭市有明町の旧店名“ラーメン活力一番”が“どさん子ラーメン 北海道総本店”として営業しているようです!
それでは、今回の“札幌ラーメン どさん子”の味わいがどういったシンプルな味わいに仕上がっているのか?炒め野菜の香りなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り442kcal(めん・かやく334kcal / スープ108kcal)となっております。(塩分は5.0g)
懐かしい味ということで、あっさりめを想像していたんですが、カロリーは平均的ではあるものの…低めというわけではないようですね!そして塩分もまた同じく平均的といったところ!
ちなみに1食97g、麺の量は70gとのこと。
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や豚脂をはじめ…
- 食塩
- 植物油脂
- ポークエキス
- クリーミングパウダー
- 粉末ポテト
- 香辛料
- 野菜粉末
- 香味食用油
といった、赤味噌をはじめとする味噌をポークとバランス良くブレンドし、そこに炒め野菜の風味がプラスされたことで、どこか懐かしい仕上がりを想像させる材料が並びます。
原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(みそ、糖類、豚脂、食塩、植物油脂、ポークエキス、クリーミングパウダー、粉末ポテト、香辛料、野菜粉末、香味食用油、発酵調味料、酵母エキス)、かやく(鶏・豚味付肉そぼろ、ごま、コーン、もやし、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、炭酸カルシウム、加工でん粉、増粘剤(タマリンド)、香料、カラメル色素、かんすい、クチナシ色素、レシチン、酸味料、酸化防止剤(ビタミンE)、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
引用元:サッポロ一番 札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン | サンヨー食品
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープや具材がすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“仕上げの小袋”と記載された調味料が別添されています。
そして、具材には…
- 鶏・豚味付肉そぼろ
- ごま
- コーン
- もやし
- ねぎ
が入っています。
また、麺はご覧の通り太麺仕様のようで、もちっとした弾力とほどよく強いコシのある食べ応えのある“ちぢれ麺”が採用されているようです!
調理してみた
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
ちぢれ太麺が張りのある食感を思わせるふっくらとした仕上がりとなり、老舗チェーン店ならではのあっさりめな割に、しっかりとした食べ応えなんかも楽しめる一杯…といった印象の出来上がりです。
そして、ここに先ほどの“仕上げの小袋”を注いでいきます!
こちらは、炒め野菜の風味や旨味を凝縮したと思われる油となっているようで、これを入れることによって、一気に風味豊かな仕上がりへと変化していくのがわかりますね!!
そして、この調味料は透明なさらっとしたもので、スープ自体に見た目の変化といったものはありませんが、味噌スープの味わい引き立つ炒め野菜特有の厚みのある香りが風味豊かに漂います!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
スープが全体に馴染むと…ポークをベースにしているようですが、懐かしい味わいということもあってなのか脂っこさといった印象は全くないようで、赤味噌ならではのキレのある口当たりを思わせる若干赤み寄りの味噌スープといったところでしょうか?
そして、この昔ながらの具材の組み合わせがまた、今回の一杯に相性良く馴染んでいるようにも感じられ、ポークや炒め野菜の風味によってあっさりとした中にも物足りなさを感じることもなく、最後まで飽きの来ない仕上がりのようですね!
食べてみた感想
一口食べてみると…数種類もの味噌をポークの旨味とともにブレンドしたというだけあって、赤味噌ならではのシャープな飲み口には、さらっとしたスープの割に深みを感じさせる味わいが表現されているようで、すぐ後からは炒め野菜の風味がふわっと香ります!
これは懐かしい味わいというのも納得ですが、決して味気ない仕上がりというわけではなく、香味野菜の旨味なんかもしっかりと利いていることがよーく伝わってきますね!
そのため、最近のカップ麺のギトギト系といった仕上がりとは真逆な一杯となっていて、非常に後味すっきりとした優しい味わいにも感じられる味噌スープが印象的です!
麺について
麺は、ご覧の通りやや幅広な太麺となっていて、ほんのり“ちぢれ”があり、歯応えも十分感じられる弾力・コシの強い仕上がりです!
そんな太麺には、今回炒め野菜の風味が際立ち、後味すっきりとした味噌スープがよく絡み、一口ずつにポークの旨味が利いた味噌ならではの味わいが口に広がっていき、炒め野菜の厚みのある香りが後味良く抜けていきます!
ちなみにこの“札幌ラーメン どさん子”の実店舗でもこういった食べ応えのある太麺が採用されているようで、“ちぢれ”を付けたことで味噌にこだわり抜いたスープがよく絡む仕上がりのようですね!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの鶏・豚味付肉そぼろが入っていて、やや小ぶりにも見えますが、噛むと鶏・豚というだけあって、じっくりと噛んで味わってみると…淡白・臭みともにほどほどな肉の旨味が表現されているようで、今回のようなあっさりめな味噌スープにも良い旨味を滲み出しているものと思われます!
そして、食べはじめは若干湯戻りがあまかったようにも感じられたため、旨味を出してもらうためにも、しばらくはスープ底に沈めておいても良いかもしれませんね!
また、こちらの“もやし”は、想像通りシャキシャキとした食感が非常に心地良く感じられ、昔ながらといった一杯にもぴったりな相性の良さを思わせます!
さらに、今回の一杯にはこちらのコーンなんかも使用されていて、こういった昔ながらの味噌ラーメンにはよく入っているイメージなんですが…思ったほどスープに影響ないようで、味わいを損ねることなく素材本来の甘みはやや控え目にも感じられ具材となっていて、見た目といった色鮮やかな彩りを演出しているようにも感じられます!
スープについて
スープは、この見た目からも伝わるように、非常にあっさりとした印象の仕上がりとなっているんですが、ポークの旨味がしっかりとブレンドされているため、さらっとしたスープの割に旨味そのものを楽しめるのではないでしょうか?
その味噌の味わいについては、赤味噌の特徴的なキレのあるテイストとなっていて、特に変な甘ったるさなんかもなく、最後までじっくりと懐かしい味わいを楽しむことができます!
また、このスープに浮いている“ごま”ならではの香ばしさを感じさせる風味なんかも意外と相性良く馴染んでいるようで、炒め野菜の風味をさらに引き立てるかのようにさりげなく良い香りを加えているようです!
そして、ポークの旨味が利いているとのことで、スープの表面にはうっすらと油分なんかも確認できますが、脂っこさといった感じとは無縁の今回の仕上がりは、味噌ならではのキレとコクをしっかりと引き立て、“くどさ”といった感じも全くないため、最後までじっくりとどこか懐かしさを感じさせる“札幌ラーメン どさん子”の味わいを楽しむことができます!
あっさりめな味噌スープの割に、ポークの旨味や香味野菜などの旨味・風味がしっかりと利いているため、意外と深みのある味わいが楽しめるかと思いますが、お好みよっては一味や“にんにく”といった香辛料などを追加アレンジしてみても良いかもしれません!
まとめ
今回「サッポロ一番 札幌ラーメン どさん子 味噌ラーメン」を食べてみて、ポークの旨味をベースに数種類もの味噌をブレンドしたというだけあって、どこか懐かしさを感じさせるスープではありましたが、意外と物足りなさといった感じもなく、50年以上の歴史あるラーメン店だけあって食べ飽きることのない味わいが表現されていました!
そして、素朴な仕上がりながらも、食べ進めていくうちに山椒や香味野菜ならではの体温まるような味わいがクセになる後味の良さは、あっさりめな味噌スープが好みの方ならたまらない一杯ではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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