「澄んだスープの豚骨ラーメン」を食べてみました。(2019年6月17日発売・ヤマダイ)
この商品は、“ゆでたての旨さ、再現!”でお馴染み“ヤマダイ”の“凄麺”シリーズの新商品ということで、なんと“豚骨ラーメン”なのに澄んだスープが表現された驚きの一杯が登場です!!
それも、九州「一番食品」と共同開発したという澄んだ豚骨スープには…厳選したという豚骨を白濁させることなく丁寧に炊き出し、文字通り澄んだ清湯スープには豚骨ラーメンならではの食欲そそる風味が香り立ち、本格的な味を追求したノンフライ麺が特徴的な“凄麺”シリーズらしい生麺のような強いコシと食感が同時に楽しめる満足度の高い一杯“澄んだスープの豚骨ラーメン”となっております。(税抜き220円)
ご覧の通り、パッケージには今回の商品名“澄んだスープの豚骨ラーメン”といった一瞬疑問にも思える文字と、背景にはその名の通り澄んだ豚骨スープといった仕上がりイメージが印象的で、これを見る限り具材には…チャーシュー・キクラゲ・ねぎが入っているようです!
この辺りは豚骨ラーメンならではといったところで、お好みで“おろしにんにく”なんかも用意しておいても良いかもしれませんね!
また、こちらには“本場の味作り!”とのことで、家庭用・業務用ともに手掛ける調味料メーカー“九州「一番食品」と共同開発”と記載されていて、スープのこだわりとして…隠し味には北海道産昆布の旨味を粉末として加え、それによって後味すっきりとした豚骨スープにまろやかな旨味が加わり、見た目以上にコク深くまろやかな味わいがじっくりと楽しめるとのことで、今回の仕上がりには期待したいところ!
…というか最近、透明にした飲料などが話題となっていましたからね!白濁とした乳化感のイメージが強い豚骨ラーメンが澄んだスープとなって表現されていれば…それは当然意外性抜群で驚きますよね!!
しかし!!諸説あるようですが…豚骨ラーメンの原点は澄んだ清湯(チンタン)スープだったようで、簡単に言うと…沸騰させたお湯によって脂が溶け、その脂が水に溶け込むことが乳化する状態であって、ついうっかり長時間火にかけたことで現在の豚骨ラーメンのような白濁としたスープに仕上がり、それが広まったとのことで、どちらにしてもその澄んだ豚骨スープの味わいは“豚骨ラーメン”好きには気になるところではないでしょうか?
こちらにも“常識を覆す美味しさ!”と記載されているように、透明な豚骨スープといった見た目としての驚きとともに美味しさも伴った良い意味で期待を裏切ってくれる仕上がりのようですね!
他にも特徴として…澄んだ清湯スープが表現された豚骨スープには背脂が加えられ、それによってほどよく豚骨ならではのコクが引き立ち、さらに麺には“凄麺”シリーズらしい茹でたてをイメージさせる歯切れの良いノンフライ仕様の細ストレート麺が採用され、そによって豚骨ラーメンにぴったりなすすり心地の良い一杯が楽しめるわけです!
確かに澄んだ豚骨ラーメンに仕上がり、豚骨ならではの良い意味での臭みなんかもしっかりと感じられ、豚骨らしいキレのある口当たりなんかも表現されてはいましたが、さすがに清湯スープとのことでしたので、思い描いていたようなクリーミーさ・まろやかさに若干欠けるものの…背脂や北海道産昆布が利いたことで後味優しくすっきりとした仕上がりとなっていました!
これは特に、比較的あっさりとした豚骨ラーメンの原点とも言える味わいを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
澄んだスープの豚骨ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、麺の美味しさや本格的な味を追求した“ヤマダイ”でお馴染み“凄麺”シリーズの新商品ということで、白濁とした乳化感のあるスープが印象的な豚骨スープを何と透明な澄んだ仕上がりとして表現し、背脂や北海道産昆布を聞かせたことで、後味すっきりとしたスープに優しいコク・旨味が引き立った常識を覆す一杯“澄んだスープの豚骨ラーメン”となっています。
ご覧の通り、パッケージの裏側には“凄麺”シリーズならではの“フタの裏ばなし”といった今回の“澄んだスープの豚骨ラーメン”に関する簡単な説明が記載されていて…これによると、開発担当の方が福岡出張で出会った一杯がまさに澄んだスープに仕上がった豚骨ラーメンだったようで、弱火で丁寧に出汁を取ったことによる透明感のあるスープに表現された見た目の美しさと美味しさに衝撃を受けたほどとのこと!(これがいつの話なのか気になるところ。。)
また、先ほどもお伝えした通り透明な飲料といったちょっとした最近のトレンドにもぴったりとのことで、豚骨ラーメンでそういったクリア系の商品展開に挑戦し、九州の“一番食品”との共同開発によって今回の澄んだ豚骨スープが表現されたわけですね!
これを読む限り、かなり手の込んだ商品であり、紆余曲折のあった開発であることが伝わってきます。。
それでは、今回の“澄んだスープの豚骨ラーメン”がどれほど豚骨の旨味を表現しつつ澄んだスープに仕上がっているのか?豚骨らしい香りやコク深いまろやかさ、そして背脂や北海道産昆布による味への影響や豚骨ラーメン特有の細ストレート麺の仕上がり具合などなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り313kcalとなっております。(塩分は7.6g)
カロリーは、豚骨スープとは言え…“澄んだスープの豚骨ラーメン”といったネーミングからも想像できそうなかなり低めの数値のようですが、一方で塩分はかなり高めの数となっていて、“塩分が気になる方へ!”といった注意書きが記載されているほど!
ちなみに1食当たり103g、麺の量は60gとのこと。
このどんぶりタイプの容器としては若干麺の量が少ないようにも感じられますね!
これらが原因となって全体的なカロリーの低さ、そしてスープによる塩分の高さとなっているのかもしれません!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、動物油脂や食塩をはじめ…
- ポークエキス
- 糖類
- 昆布粉末
といった、透明な豚骨スープに仕上げるため、丁寧に抽出した豚骨の旨味を利かせ、さらにコクを引き立たせる背脂が後味すっきりとした豚骨スープにまろやかさを加え、隠し味として使用された北海道産昆布を加えることで口当たり優しい味わいを想像させる材料が並びます。
JANコード 4903088014128 原材料名めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、スープ(動物油脂、食塩、たん白加水分解物、ポークエキス、糖類、酵母エキス、昆布粉末)、かやく(紅生姜、味付豚肉、キクラゲ、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、酒精、かんすい、香料、酸化防止剤(ビタミンE)、カラメル色素、pH調整剤、クチナシ色素、アカキャベツ色素、酸味料、(一部に卵・乳成分・小麦・ごま・大豆・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (103g) 当たり]
熱量 313kcal たん白質 11.7g 脂質 7.6g 炭水化物 49.5g 食塩相当量 7.6g(めん・かやく2.1g/スープ5.5g)
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、かやく、紅生姜といった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用された調味料などの3パックとなっていて、塩分が高いせいか…使用されている後入れタイプの液体スープもずしっとした重みがありますね!
また、紅生姜は生タイプのものが使用されているようで、食感・風味ともに臨場感溢れる豚骨スープにちょうど良いアクセントが楽しめる仕様のようです!
さらに、麺はご覧の通り豚骨ラーメンにもぴったりな極細とも言えるノンフライ仕様の細ストレート麺ということで、この辺りは“凄麺”らしい歯切れの良さや細いながらもしっかりとしたコシの強さ、そして風味引き立つすすり心地なんかも楽しめそうです!
調理してみた
ではまず、かやくを入れてみます。
かやくには、
- 味付豚肉
- キクラゲ
- ねぎ
が入っています。
このように使用されているキクラゲは若干少ないようですが…薬味としての“ねぎ”はたっぷりと使用されているようで、それによって豚骨ラーメンに後味の良さがより引き立ち、最後まで飽きることなく澄んだ豚骨スープを楽しむことができそうです!
では続いて熱湯を注ぎ3分待ちます。
そして出来上がりがこちら!
先ほどまでの細麺がほどよい弾力を思わせるふっくらとした仕上がりとなり、当然調味料を加えていないため、この時点では完全に澄み切ったスープとなっているわけで…ここに液体スープを加えることによってどこまでこの透明感が保てるのか?といった気になる出来上がりです。
では、ここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
こちら澄んだ豚骨スープとは言え、かなりドロッとした状態でしたので、調理中はフタの上でしっかりと温めておくのはもちろん、豚の良い旨味が脂として含まれているため、しっかりと揉みほぐし絞り切って入れていきましょう!
すると…豚骨ラーメンらしいキレの良さそうな色のスープがほどよい豚骨の油分とともにスープ表面に広がっていき、想像しているような乳化感のある白濁とした感じは一切ありませんね!
しかし、しっかりと豚骨らしい良い意味での臭みは確認できるようで、この香りが豚骨ラーメン好きにとっては良いんですよね!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして最後に先ほどの紅生姜を添えて完成です!!
そしてスープが全体に馴染むと…ぉお!!確かに澄んでいますね!あのクリーミーさやまろやかさを象徴する白濁とした豚骨スープではなく、今回は後味すっきりとしたキレのある口当たりを想像させる澄んだ仕上がりとなっているようです!
澄んだ…というよりも豚骨の旨味が凝縮された黄金に光り輝く仕上がりのようで、これはまさに美しい淡麗スープとも言え、豚骨ラーメンらしいコク深い味わいがどう仕上がっているのか?非常に気になりますね!
食べてみた感想
一口食べてみると…ぱっと見は澄んだ仕上がりということもあって豚骨ラーメンには見えないかもしれませんが…この豚骨ならではの香りや口に広がる豚骨の旨味はまさにあっさりとした豚骨ラーメンといったところでしょうか?
ただ、あっさりと言ってもしっかりと豚骨の旨味・脂っこさがスープにしっかりと溶け込んでいるため、まろやかさに若干欠けるものの…コク深い旨味が楽しめる見た目とのギャップや落差が面白い一杯でもありますね!
しかも隠し味に利かせた北海道産昆布が優しい旨味を後押しし、それによって物足りなさといった感じは一切ありません!
麺について
麺は、ご覧の通り豚骨ラーメンにぴったりな極細ストレート麺に仕上がり、細麺ながらも“凄麺”らしいノンフライ麺による弾力や強いコシ、そして何と言ってもこのすすった時に香る豚骨の風味がクセになりますね!
そんな細麺には、今回“一番食品”との共同開発・紆余曲折によって豚骨ラーメンの原点とも言える厳選された豚骨を丁寧に炊き出したことによるこだわりの澄んだ豚骨スープがよく絡み、一口ずつに豚骨の旨味がしっかりと口いっぱいに広がっていき、豚骨ならではの香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、カップ麺らしい小ぶり・薄めといった仕様となり、ちょっと単品で楽しむには物足りなさを感じるかもしれませんので…せっかくなので澄んだ豚骨スープをよーく麺に絡ませて一緒に味わってみると豚骨の旨味なんかも引き立って感じられるのではないでしょうか?
また、こちらのキクラゲは、コリコリとした食感のタイプではなく、非常に柔らかい仕上がりとなっていて、使用されている数は若干物足りなさを感じるものの…豚骨ラーメンには欠かせない相性の良い具材のひとつとなっています!
さらに、こちら他の具材とは別のパックとして別添されていた“紅生姜”は、細かくカットされた状態のものが生タイプとして使用されていて、こちらは豚骨ラーメンには欠かせない紅生姜らしい味わいが表現され、それによって今回の澄んだ豚骨ラーメンにちょうど良いアクセントが加えられているようにも感じられますね!この名脇役とも言える具材はもっと足したいくらい豚骨ラーメンに合います!
こうして、これら具材を一緒に絡めて食べてみると…豚骨の旨味がさらに引き立ち、他の具材の良い食感が加わったことで、豚骨ラーメンを味わい深く楽しむことができるでしょう!
スープについて
スープは、今回“澄んだスープの豚骨ラーメン”ということで、確かに非常に澄んだ透明度の高い清湯系豚骨スープに仕上がっていて、白濁としたお馴染みの豚骨ラーメンとの違いで言うと…若干まろやかさやクリーミーさといった感じが欠けるかもしれませんが…かといって旨味そのものに物足りなさを感じるか?と言うと全くそんなこともなく、見た目とは裏腹にしっかりと豚骨ラーメンの味が表現されています!
そして、その分隠し味に利かせた北海道産昆布の旨味が豚骨のスープに良いダシ・まろやかさを加え、旨味としては申し分ないほど豚骨ならではの美味しさが引き立って楽しめるのではないでしょうか?
また、スープには若干ではありますが…背脂が浮いているのが確認できますね!
これによって澄んだ豚骨スープにほどよいコクが加えられ、普段想像しているまろやかさ・クリーミーさを充填するかのような厚みを表現しているようです!
しかしこの見た目で豚骨ラーメンというのも不思議ですね!キレの良い口当たりやコク深い豚骨スープならではの美味しさはしっかりと表現されてはいるんですが、何せこの澄んだスープに仕上がっていますから、この見た目としてのギャップなんかも楽しめる一杯でもあり、豚骨ラーメンの原点はこういった丁寧に炊き出したことによる澄んだ仕上がりが特徴的だったわけですね!
また、この見た目通りの後味の良さや、背脂によるコク、そして北海道産昆布によるまろやかさが加わった旨味溢れる澄んだ豚骨スープは、塩分の高さを忘れてしまうほど箸が止まらなくなってしまいますね。。
このように、今回の“澄んだスープの豚骨ラーメン”は、豚骨ラーメンの原点だという丁寧に炊き出したことによる澄んだ清湯系豚骨ラーメンに仕上がり、見た目通り若干まろやかさに欠けるものの、北海道産昆布によるまろやかさが加わったことで、コク深く後味すっきりとした仕上がりとなっていたため、後はお好みで“おろしにんにく”なんかを追加してみても良いかもしれません!
まとめ
今回「澄んだスープの豚骨ラーメン」を食べてみて、ベースとなる豚骨の旨味がしっかりと利いた仕上がりにもかかわらず…常識を覆す澄んだ豚骨スープが表現され、丁寧に炊き出したことによる豚骨の旨味が凝縮され、さらに背脂・北海道産昆布を加えたことで、想像以上に豚骨ラーメンの味わいがしっかりと表現された仕上がりとなっていました!
ただ、見た目通り若干まろやかさには欠けるものの、そこは背脂・北海道産昆布によってまろやかさを加えたこのバランスの良さは見事ですね!むしろそのおかげで、後味すっきりとした旨味溢れる豚骨ラーメンが最後までじっくりと楽しめるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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