「札幌真麺処 幸村(ゆきむら)」に行ってきました!
このラーメン店は、札幌の人気有名店“麺処 白樺山荘”にて修行経験を持つというお店で、一番人気の“味噌”をはじめ…濃厚な味わいが人気の“札幌真麺処 幸村”となっております!
特に“味噌”の特徴としては…札幌ラーメンらしく豚骨ベースのこってり感・深みのある味わいに加え、白麹味噌によるマイルドさやコクが旨味を引き立て、味噌ならではのキレのある口当たり・濃厚な旨味、さらにほんのり利いた山椒などの香辛料によるすっきりとしたスパイシーな後味が楽しめる一杯です!
ちなみにここ“幸村”の創業は2016年6月、本店を札幌市豊平区に置き、2019年4月11日には“札幌ら〜めん共和国”にもオープンされています!
ということで今回、久しぶりに“ら〜めん共和国”の店舗が入れ替わるとのことで、個人的にもこういった札幌ラーメンならではの濃厚な味噌が一番人気だというラーメン店は見逃せませんので…さっそく訪問してみたわけです!!
札幌真麺処 幸村(ゆきむら)
今回ご紹介するラーメン店は、札幌特有の濃厚なテイストを提供する人気ラーメン店のひとつで、道外でも認知度の高くお土産でもお馴染みの“白樺山荘”にて修行経験を持つ店主“辻村 康”氏によって、白麹味噌などの合わせ味噌から作られる濃厚スパイシーな後引く美味しさが特徴的な“札幌真麺処 幸村”となっています。
その“幸村”が札幌の人気ラーメンテーマパーク“ら〜めん共和国”に出店したということで、今回さっそく行ってみたわけですが、さすがオープンして間もないということもあって、他のラーメン店よりも長い行列を作っていましたね!(やはり地元でも気になります。。)
ちなみに、ここ“札幌真麺処 幸村”が新しくオープンした“札幌ら〜めん共和国”について詳しくは下記の記事もぜひご覧ください!
それでは、今回ご紹介する“幸村”の“味噌”がどれほど濃厚な仕上がりなのか?豚骨の利かせ具合やマイルドさ・甘みとの兼ね合い、こってりがゆえの後味などなど…じっくりと確認していきたいと思います!
店舗に到着
今回は昼時を少し過ぎた1時近くに到着したわけですが、依然として店内は満席、さらに10組み程度の行列ができていました。。
とは言え、今回の目的はあくまでここ“幸村”なので行列に並びます!
※回転率が早いので、行列と言っても15分程度で店内に案内されます。
そして、待っている間に店舗前に置かれたディスプレイを見てみると…何やら“幸村”では全てのメニューに“麹(こうじ)”を使用しているとのことで、これによって旨味・甘みをしっかりと引き立てているようです!
なるほど…個人的に“麹”と聞くと特徴的な風味が頭に浮かぶんですが、実はこういった味の奥行きを引き出すといった利点もあったんですね!!
また、入り口前にはこちらの大きなメニューも設置されています!
そして、待っている間に店員さんがメニューを持ってきてくれるので、その際聞いたところによると…一番人気はやはり“味噌”とのことで、こってり・濃厚な一杯が特徴的とのこと。
そして、このメニューからは…基本となるテイストは以下の種類となっているようですね!
- 味噌
- 正油
- 塩
- 辛口ラーメン
また、エスタ限定として“幸村スペシャル”といった具材が豊富に取り揃えられた一杯なんかもインパクトありますね!(これはどちらかと言うと観光客向けのような気もしますが。。)
さらに、今回“幸村 ら〜めん共和国店”が2019年4月11日にオープンしたということもあって、様々なところからお祝いの花が設置されていましたね!
こちらに置かれているスタンド看板の「すべてのラーメンに“麹”を使ったオリジナリティ溢れる一杯!」といったコピーが印象的です!
その花を見てみると…“幸村”で使用している製麺所“森住製麺”や、以前ご紹介した“札幌みその”や“函館麺厨房あじさい”、“らーめん 吉山商店”からも届けられていたようです!
メニューについて
そして席へ案内され、改めてメニューを見てみます!
ご覧の通り意外とシンプルなメニューにまとめられています!
ちなみに、本店の方では“しょうゆ”、“濃厚しょうゆ”と2種類の醤油ラーメンが提供されているようですが、こちらでは“正油”のみの提供となっているようです!
さらに、サイドメニューなんかも抑えるところは抑えてありますね!
- 餃子
- チャーシューマヨ丼
- ごはん
- 味たまご
- チャーシュー
- メンマ
- ネギ
- バター
- コーン
そして、札幌ラーメン(味噌)の特徴として、豚骨ベースの濃厚なスープに飽きさせないスパイシーな香辛料、そして何と言っても“おろし生姜”によるさっぱり感が表現されているわけですが、ここ“幸村”の“味噌”にもそういったトッピングがしっかりと添えられていますね!この胡麻の感じなんかも“白樺山荘”を思わせる雰囲気なんですが、これがどこまでスパイシーさを表現しているのか気になるところ。。
ということで今回の注文はもちろん“味噌(850円)”です!!
※味噌のみ“ミニサイズ(600円)”が提供されています。
また、注文時に麺の硬さや味の濃さなどの好みを伝えることも可能です!
一方、メニュー裏麺には“味噌”や“幸村スペシャル”についての簡単な説明が記載されています!
こちらによると…豚骨、豚足、野菜、昆布をじっくりと炊きあげた白湯スープ、そして白味噌と白麹味噌を合わせた焙煎味噌スープが特徴的とのことで、さらに焦がしにんにく油、フライドオニオン、白ごま、山椒を加えたことで香ばしさやスパイシーさが引き立った一杯には期待できそうです!!
ちなみに暖簾にはしっかりと“森住製麺”の文字が表示されていますね!
この“森住製麺”はコシも非常に強く、札幌ラーメンならではの濃厚な一杯にもぴったりなんですよね!!
そして、テーブル調味料には…黒胡椒や一味、さらに“おろしにんにく”や“おろし生姜”が置かれています!
食べてみた感想
そして、しばらくするとラーメンが運ばれてきます!
まだオープンして間もないということもあってなのか、やや待ちは長くも感じられますが…このたっぷりと使用された胡麻の香ばしさや食欲そそる“にんにく”の風味が加わった厚みのある豚骨ベースの仕上がりは良いですね!!
味噌ならではのキレとコクが豚骨の旨味によって引き立ち、さらに濃厚さにメリハリを付けるかのような“おろし生姜”やフライドオニオン、香味野菜などが添えられ、札幌ラーメン特有のこってりとした仕上がりにもかかわらずスパイシーな後味の良さが印象的な一杯のようです!
ちなみにこの豚骨の旨味がしっかりと利いたことで、表面にうっすらと浮かぶラードのような油分と合わさったことで、厚みのあるスープに仕上がってはいますが、ご覧の通りギトギトとした脂っこさ…というわけではないようですね!
ではさっそく一口食べてみると…豚骨の甘みが味噌の味わいを存分に引き立てる絶妙なバランスとなって旨味が押し寄せてきます!
そして、味噌ならではのキレのある口当たりのせいでしょうか?こってり感はありますが“くどさ”といった感じも一切なく、山椒などのスパイシーな香辛料が後味すっきりと感じさせ、マイルドに仕上がった豚骨ベースの味噌スープにちょうど良いアクセントがプラスされています!
これが麹の効果なんですかね?非常に旨味溢れるコクが印象的で、こってり感・甘みなんかもありつつも…しっかりと山椒・一味などの香辛料を利かせているため、これが良いメリハリとなって濃厚なスープを飽きさせません!
麺について
麺は、ご覧の通り“森住製麺”ならではの黄色みがかった“ちぢれ”の付いたコシの強い…いわゆる“プリシコ”な歯切れの良い麺に仕上がり、よーく見てみると角刃仕様となっていて、これによってブリッブリな食感が表現されているようです!
そんな中太麺には、豚骨ベースの濃厚な味噌スープがよく絡み、一口ずつにコク深くまろやかな味わいが口いっぱいに広がっていき、山椒によるビリッとしたスパイシーな後味が心地良く感じられます!
また、添えられていた海苔(※2枚入っています。)をスープに浸して麺に絡めて食べてみると…こちらもまた海苔ならではの磯の香りが濃厚な味噌スープにプラスされ、ひと味違った美味しさが楽しめます!
トッピングについて
トッピングには、まずこちらの巨大チャーシューが入っていて、ほどよく脂身も含まれた部位が使用されたこともあり、噛むとホロホロと崩れていく絶妙な仕上がり加減となっていて、こういった肉の旨味は今回のような豚骨・豚足などのガラをじっくりと煮込んだ濃厚な味噌スープにもぴったりです!
ちなみに、このチャーシューに添えられているのがフライドオニオンとなっていて、濃厚なスープに胡麻とともにほんのりと香ばしさを加えるアクセントとなっているようです!
また、“幸村”のラーメンにはご覧の通り仕様の異なる角切りチャーシューも使用されていて、部位はほぼ同じような噛み応えのある食感でありながらも入っている量が多く、先ほどのチャーシューと加えて満足感は非常に高いのではないでしょうか?
さらに、こちらのメンマはサイズも非常に大きく、見たところ焦げ目が敢えて付けられている手の込んだ仕様となっています!ちなみに食感はコリコリというよりも…若干柔らかめといった仕上がりのようですね!
そしてメンマならではの味付けはもちろん、素材本来の旨味に加え風味が良く…全体的に焙煎されたかのような味噌のテイストにぴったりな香ばしさがさりげなく表現され、それによってスープの美味しさもまた引き立って感じられるでしょう!
一方、こちらの“味たまご”は、半熟というよりもやや硬めに仕上がり、ほんのり色が付いていることからもわかるように、ほどよく染みた味が感じられます!
他にもスープに沈んではいるものの…シャキシャキの“もやし”や玉ねぎが使用され、強火でさっと調理されたことによる水分だけを飛ばした仕上がりによって、素材の味がしっかりと感じられる食感の良い具材なども豊富に使用されています!薬味として使用された“ねぎ”なんかもちょうど良い口直しにもなって良いですね!
そして、何と言ってもこのスープにたっぷりと浮かぶ“白胡麻”によって香ばしい風味が加わり、焙煎味噌ならではのコク深い味わいに際立って感じられます!
スープについて
スープは、基本となる旨味には先ほどもお伝えした通り豚骨や豚足などをじっくりと煮込んだことによる臭みのない厚みのある旨味が味噌スープにしっかりと溶け込み、それによって甘みのある白味噌ならではのコク、さらに白麹味噌によってその味わいが引き立てられ、札幌ラーメンらしい濃厚な仕上がりとなっています!
しかし、そこに山椒や一味といった香辛料なんかもしっかりと利いたことで、変に甘ったるい・“くどさ”といった感じも一切なく、むしろこの香辛料によって後味すっきりと感じられるバランスの良い味わいが表現されているようですね!
ただ、強いて言うなら…若干山椒の利かせ具合が強めにも感じられるかもしれません!というのも、山椒が使用されていることが最初の一口目からしっかりと感じられるほどで、若干ビリビリとした後味が残っていましたので、これが後で調整可能であればもっとお好みのバランスで楽しめたのかもしれません!
とは言っても、この濃厚なスープの旨味の方が味のテイストとしては主張が強く、ガツンと旨味が押し寄せてくる口当たりはもちろん、口の中でざらつきを感じるほどに様々な材料・旨味が含まれている仕上がりは満足度も非常に高いのではないでしょうか?
そして、こちら“おろし生姜”を少しずつ溶かしながら食べてみると…札幌ラーメンにはこれが合うんですよね!
これによって濃厚な味わいにさっぱりとした感じが加わり、豚骨を利かせた濃厚な仕上がりにもかかわらず…食べ進めていっても飽きの来ないクセになる味わいをじっくりと楽しむことができます!
そうこうしているうちに完食です!
この“幸村”は、マイルドさが印象的な“白樺山荘”の出身者と聞いて、個人的には甘い仕上がりを想像していたんですが、この山椒の利かせたスパイシーさや、白麹味噌を合わせたことによる深みのある味わいなんかは非常にクオリティ高い一杯と言えるでしょう!
正油について
ちなみに、こちらが“正油(850円)+ねぎ増し”となっていて、非常に濃厚な見た目ではありますが、意外にもあっさりにも感じられる後味すっきりとした味わいが特徴的で、こちらは豚骨ベースというわけではないようです!
ちなみにこのスープに浮かぶのは背脂のようで、この見た目ほどこってり感やギトギト感は全くなく、鶏ベースでしょうか?コク深いキレのあるスープをじっくりと堪能することができ、野菜の旨味なんかもしっかりと感じられる飽きの来ない仕上がりとなっています!
そして、麺の方はというと…ご覧の通り濃厚な醤油スープをしっかりと吸っているのでしょうか?非常に色濃い仕上がりとなり、こちらもまた“味噌”と同じく森住製麺ならではのプリッとしたコシの強い食感が印象的な仕上がりとなり、濃厚な醤油スープにもぴったりです!
そしてスープは、コクのある仕上がりではありますが、非常にあっさりとした印象でもあり、塩分濃度は割と高めのシャープな飲み口が印象的なスープとなっていました!
まとめ
今回「札幌真麺処 幸村」の“味噌”を食べてみて、非常に丁寧な処理によって臭みのない豚骨の旨味がまろやかでありながらもコク深い味わいを表現し、味噌ならではのキレのある味わいが白麹味噌を合わせたことによってスープに奥行きを加え、さらに山椒によるスパイシーさが満足度の高い後味すっきりとした札幌ラーメンらしい一杯となっていました!
この濃厚さと香辛料によるメリハリは美味いですね!豚骨による濃厚なテイストではありますが、ギトギトとした仕上がりというわけでもないので、最後まで飽きることなく味わい深い味噌スープを楽しめるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
札幌真麺処 幸村 札幌らーめん共和国店 店舗情報
札幌市中央区北5条西2-1
TEL:011-213-2715
営業時間:11:00~22:00
定休日:年中無休
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