虎ノ門の港屋インスパイア系で人気の「札幌ガッつけ蕎麦」に行ってきました!
この蕎麦屋は、雄武町の韃靼(だったん)蕎麦を使用した食べ応え抜群な太麺と、熟成した“かえし”に出汁を合わせることによってコク深く甘みのある“つゆ”に仕上げ、さらに生姜やラー油を加えることによって辛みをプラスし、ガツンとした味わいを表現した“蕎麦つゆ”が絶妙にマッチした…がっつり系蕎麦が人気の“札幌ガッつけ蕎麦”となっております。
その特徴としては…上記の通り普段イメージするような蕎麦とは一風異なり、“蕎麦つゆ”にラー油を加えるという斬新なテイストで、東京・虎ノ門で大変人気を博した“港屋”(現在はいったん閉店し、大手町に“港屋2”が営業中)インスパイア系とも言える人気店で、太蕎麦の他にも肉やパプリカ、水菜などの野菜がたっぷりと使用された食べ応え抜群な“つけ蕎麦”が好評で、札幌でも数少ない“がっつり系蕎麦”が食べられるお店なんですが…残念ながら2020年9月末日をもって閉店となってしまいます。。
ちなみに創業は2015年12月、店主“早川 耕平”氏によってオープンしたのがはじまりで、木をふんだんに使用した店内の雰囲気作りにも拘り、こぢんまりとした店内ながらも中央の大きなテーブルを囲むカウンター席と4人用のテーブルがふたつ用意されたことで計24席もあり、BGMのジャズがなんとも「和」テイストの蕎麦屋のイメージを良い意味で覆してくれます!
他にもここ“札幌ガッつけ蕎麦”は、雄武町の韃靼(だったん)蕎麦を使用した太麺にすることによって、その名の通り思わずがっつきたくなるようなガシガシ・ワシワシとした食感がたまらなく…ラー油の利いた甘辛いガツンとした“蕎麦つゆ”にも負けじとしっかりとした噛み応えを表現し、“男前盛り(+600g・300円)”にまで大盛りにすることもでき、まさにがっつり系の蕎麦を思う存分楽しめるというわけです!
札幌ガッつけ蕎麦
今回ご紹介する蕎麦屋は、札幌では珍しい“つけ蕎麦”スタイルのがっつり系の蕎麦が魅力的で、極太とも言える太蕎麦にラー油を加えた甘辛い“つゆ”でいただき、さらに道産に拘った野菜が豊富に盛り付けられた一杯を豪快に楽しめる人気店、“札幌ガッつけ蕎麦”となっています。
個人的にも東京の虎ノ門にある超有名店“港屋”の存在は知っていて、一度こういったジャンク感のある蕎麦を食べてみたかったんですが…札幌にはここ“札幌ガッつけ蕎麦”以外で言うと、“おにそば 豚退治”程度ですからね。。どちらともインパクトのある店名で気になっていたんですが…“札幌ガッつけ蕎麦”の方は残念ながら2020年9月末日をもって閉店とのことで、こちらに訪問してみることにしたわけです!
そしてその特徴としては、基本は“つけ蕎麦”スタイルとなっているんですが、蕎麦がまず太く噛み応え抜群なんです!さらにその蕎麦の上にはたぷりと野菜が盛り付けられ(各種追加トッピングあり)、それを出汁の利いた“つゆ”にラー油を加えた甘辛い“蕎麦つゆ”でいただくという…がっつり系の蕎麦ということで、蕎麦にラー油?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これがまた意外と合うんですよね!(“港屋”でも大行列ができていたほどですし、全国に“港屋インスパイア”ができるほどです。)
その“札幌ガッつけ蕎麦”の場所としては…大通り公園より1本北側で駅前通りからすぐの中央区北2条西3丁目1-12に位置する“敷島ビル”にあり、もちろんビル1階から入って地下へ降りても行けますが、札幌駅と大通公園をつなぐ地下歩行空間“通称チカホ”5番出口横の敷島ビル入口からも入ることができますので、交通の便は非常に良いと言えるでしょう!
ちなみにこの周辺にはパーキングがあるんですが、立体駐車場となっていて高さに制限があるため、セダン以外は駐車することができません。。そのため今回は20分440円とかなり割高な駐車場を使うことに。。(おかげで駐車代1,320円もかかりました…笑)
それでは、今回はこの“札幌ガッつけ蕎麦”がどれほどラー油を利かせたがっつり系の蕎麦に仕上がっているのか?熟成させた“かえし”に出汁やラー油を加えた甘辛い“蕎麦つゆ”の仕上がり具合や、豊富に盛り付けられたシャキシャキとした新鮮な野菜との兼ね合いはもちろん、なんと言っても太く噛み応えのある蕎麦との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
店舗に到着
今回は12:20頃に到着したんですが、時期が時期ということで店内はまだ若干の空席があり、すぐに座ることができました!
ご覧の通り“敷島ビル”から入ると地下の飲食店の看板が並んでいますので、意外とわかりやすいです!それとこちらに表示されている“今までにない本格的新感覚蕎麦”といった文言にも惹かれますね。。
そして地下へ階段で下がり、店舗前にはご覧の通りメニュー表がイーゼルに飾られています!これによると…大きく以下の4種類に分類されるようですね!
- ガッつけ蕎麦
- かんらん蕎麦
- 咖喱蕎麦(カリーそば)
- 香味まぜ蕎麦
ちなみに“かんらん蕎麦”とは…盛り付けられている野菜にオリーブオイルがかけられ、“蕎麦つけ”にもオリーブオイルベースの唐辛子オイルが含まれているとのことで、こちらもまたひと味違った女性に人気がありそうなテイストのようですね!
※かんらん(橄欖)とはオリーブを意味します。
また、これによると…“本格的な日本蕎麦に、肉と野菜をたっぷり乗せて、ぴり辛のそばつゆに付けて食べる今までに全くない新感覚のつけ蕎麦です。”とのことで、基本は従来の“蕎麦つゆ”に付けていただくスタイルは変わりないものの、がっつり系の蕎麦ということで、“つけ蕎麦”といったジャンルに該当するとのこと。
そしてこちら、残念ながら9月末日をもって閉店することになるとの張り紙があり、今回店主は不在で、店員さんに聞いてみたところ、支店もなく移転というわけでもなく、完全に閉店するとのことでした。。あまり深く理由は聞きませんでしたが…この時期の閉店は何かやるせないですね。。
※今回訪問したのは2020年8月10日です。
メニューについて
そして店内に入るとすぐ右手に券売機が設置されているので、まずはこちらで食券を購入しましょう!
そのメニューはこちら!
色々とあるようにも見えますが、基本は上記の4種類と各種具材が用意された意外とシンプルなメニューですね。
- ガッつけ蕎麦(鶏・豚・ラム・胡麻海苔)
- かんらん蕎麦(鶏・豚・ラム・サラダ蕎麦)
- 咖喱蕎麦(豚・ラム)
- 香味まぜ蕎麦(豚・ラム)
他にも…
- アボガドガッつけ蕎麦(800円)
- 爆弾ガッつけ蕎麦(750円)
- 山わさび盛り蕎麦(680円)
- とろろガッつけ(780円)
といった一風変わったメニューなんかも取り揃えられているようです!
ということで、今回は“1番人気!”と記載されている“豚ガッつけ蕎麦(900円)”を注文してみました!!
また、トッピングとしては…
- 野菜大盛り(170円)
- 生たまご(50円)
- 肉2倍皿(250円)
- トッピングとろろ(80円)
などがあり、さらに…
- そば1.5倍(150g・150円)
- そば2倍(300g・200円)
- 男前盛り(600g・300円)
といったガッツリ系の蕎麦やならではの大盛り仕様にもできるようです!
まさに蕎麦のG系。。
ちなみにここ“ガッつけ蕎麦”のシステムは…
- 食券を購入する
- 食券をカウンターまで持っていく
- 食券を購入すると一緒に出てくる番号で呼ばれたら取りに行く
といった手順となっていて、食券を渡す際に“ラー油入れますか?”と聞かれるので、多めなどのお好みを伝えます。(別皿にすることもできます。)
※他にも“温タレ・冷タレ選べます”とのことで、お好みがあれば伝えます。(デフォルトだとおそらく冷タレとなります。
店内について
ということで今回は店内中央に置かれたテーブルを囲むカウンターに座ることに。
そしてテーブル調味料としては…
- 山椒
- 一味
といった非常にシンプルな香辛料が置かれており、さらに“そば湯”はすでにポットに入った状態で用意されています。
他にもここ“ガッつけ蕎麦”は、“つけ蕎麦”ということで豪快に頬張り、ガシガシと食べるため、“つゆ跳ね”対策のために“使い捨てエプロン”が常備されているので適宜必要であれば利用すると良いでしょう。
また、店内は満席というわけではありませんでしたが、次から次へと客足の絶えない様子でしたね!(常連・リピーターらしき方も多く見受けられました。)
食べてみた感想
こうしてしばらくすると注文した“豚ガッつけ蕎麦”が運ばれてきます!
個人的にこういったがっつり系の“つけ蕎麦”ははじめてだったんですが、見た目としてのボリュームもけっこうありますね!!!
また、太蕎麦の上には豚肉やパプリカ、水菜や“ねぎ”、さらに磯の風味が香り立つ海苔などがたっぷりと盛り付けられています!(お好みで“蕎麦つゆ”の方に薬味として加えてみても良いかもしれません。)
これでも十分野菜が豊富に盛り付けられているんですが…“野菜大盛”を追加したどうなるのか?ちょっと気になるところではあります…笑
そして、“蕎麦つゆ”はというと…ご覧の通り非常に濃い色合いとなっていて、今回はラー油を別皿ではなくはじめから入れてもらったため、写真ではちょっとわかりにくいかもしれませんが、ほんのり赤みを帯びたがっつり系ならではの味わいをイメージさせます!
しかも、がっつりといただくために、器はやや大きめなサイズとなっているようですね!
そしてさっそく一口食べてみると…イメージしていた蕎麦屋の“和風つゆ”とはひと味違い、ラー油が加わったことによってがっつり系・濃いめの味わいに際立ち、思いのほか相性が非常に良く、太く強いコシが表現された噛み応え抜群な蕎麦とも合いますね!これはまさにがっつりと頬張りたくなる食べ応え抜群なテイストと言えるのではないでしょうか?
さらに太い蕎麦の上には…豚肉の他にもたっぷりと新鮮な野菜が豊富に使用されており、これらと一緒に絡めていただくことによってシャキシャキとした食感やちょうど良い薬味にもなったことで、濃厚感と後味の良さとのバランスが非常に良いですね!
こういったラー油を利かせたがっつり系の蕎麦が大変人気を博しているというのはメディアでも度々取り上げられていたので、個人的にも気になっていたんですが、まさに蕎麦の新風とも言える新たな楽しみ方が詰まっていて、これはこれで店舗名の通りがっつりと蕎麦を楽しみたい方にも納得の美味しさ・ボリューム感と言えるのではないでしょうか?
麺について
麺は、雄武町の韃靼(だったん)蕎麦を使用した太麺仕様の食べ応え抜群な蕎麦に仕上がり、見ての通り角刃ならではの強いコシがガシガシと食べすすめる“ガッつけ蕎麦”という名にふさわしい噛み応えのある仕上がりとなっています!
ちなみに蕎麦特有の風味は割と弱め・控えめに感じられ、強いコシが何と言っても印象的といったところ!
そんな太蕎麦には…熟成した“つゆ”にほどよく魚介出汁を合わせ、ラー油を加えた濃厚とも言える“蕎麦つゆ”がよく絡み、がっつり系のテイストということもあって割と多めに付けていただくことによってガツンとした味わいがたっぷりと楽しむことができ、ラー油ならではの風味が後味良く抜けていきます!
また、ちょい付けで蕎麦本来の美味しさを堪能しても良いんですが…ここ“ガッつけ蕎麦”に関しては、ご覧の通りたっぷりと“蕎麦つゆ”に付けていただいた方ががっつり系の旨味が堪能できると思われますので、“つゆ跳ね”に注意しながら思い切りがっつきましょう!
※紙エプロンが必要だということがこの時点で納得できます。
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの豚肉が使用されていて、おそらくバラ肉と思われる部位で非常に柔らかく煮込まれており、脂っこさを一切感じさせない旨味だけを閉じ込めた仕上がりとなっていて、がっつり系の蕎麦にもぴったりです!
また、こちらの水菜はたっぷりと盛り付けられ、新鮮さを感じさせるシャキシャキ感と瑞々しさがガツンとしたテイストにちょうど良いアクセントとなって最後まで全く飽きさせません!
さらに、こちらのパプリカなんかも使用されており、そこまで数的に多くは含まれていないんですが…こちらもまた新鮮な食感はもちろん、素材本来の味わいや苦味などがしっかりと感じられる彩り鮮やかな具材となっています!
他にもたっぷりと使用された海苔ならではの磯の風味が香り立ち、“ねぎ”やラー油の香ばしさを後押しする“ごま”なんかも豊富に盛り付けられていて、お好みによって“蕎麦つゆ”に薬味として使用しても良し、そのまま濃い目の味わいを楽しんでも良しといった…とにかく新鮮な野菜の美味しさがたっぷりと楽しめる辺りも“札幌ガッつけ蕎麦”ならではの醍醐味と言えるでしょう!
そして上記の通り“ねぎ”や海苔はたっぷりと使用されているため、多少多めに薬味として“蕎麦つゆ”に付けておき、太蕎麦と一緒に絡めていただいても良いですね!!
それによってラー油を利かせた濃厚とも言える“蕎麦つゆ”にちょうど良い薬味にもなったことで旨味そのものが引き立ち、後味すっきりと感じさせるシャキシャキ感はたまりません!
…というかシャキシャキ野菜をこのラー油を利かせた“蕎麦つゆ”でたっぷりと味わうだけでも十分満足できるだけの濃厚感が表現されていますから、そういった意味では“野菜大盛”をこの濃いめの“つゆ”でじっくりと堪能してみるのも良いでしょう!
“蕎麦つゆ”について
“蕎麦つゆ”は魚介出汁がかなり控えめで、ラー油に合うようにうまく調整されているかのような深みのある味わいとなっており、本来イメージするようなしょっぱいくらいにキレの良いさっぱりとした“蕎麦つゆ”とはひと味違った濃厚な仕上がりとなっています!
また、ラー油が含まれているということもあってそこまで強い辛さではないんですが、ピリっとした辛みや風味の良さが非常に心地良く、コク深く濃いめな“つゆ”が噛み応え抜群な太蕎麦にもぴったりです!
個人的にはたっぷりと盛り付けられた“ねぎ”や海苔、さらに“ごま”などを“蕎麦つゆ”に薬味として加えて食べ進めるのがおすすめですね!
そうこうしているうちに完食です!
蕎麦は蕎麦でもこういったがっつり系のテイストはまた違った味わいで食欲をガツンと満たしてくれますね!レギュラーサイズでも十分でしたが…これなら“1.5倍”・“生たまご”辺りを追加しても楽しめたのかもしれません!
というのも…太い蕎麦にたっぷりと盛り付けられているのは豚肉の他には主に野菜ですからね!がっつり系のテイストでありながらも意外とヘルシーな印象もあってペロリと食べることができます!
そして最後はテーブルに置かれていた蕎麦湯で割り、“つゆ”もしっかりといただいてみたんですが、イメージしているような白濁とした蕎麦湯ではなく、しっかりと振ってみても割と透明な状態となっていて、やはり蕎麦本来の風味は控えめな様子でした。
まとめ
今回「札幌ガッつけ蕎麦」の“豚ガッつけ蕎麦”を食べてみて、本来イメージするようなキリッとした口当りの醤油ベースに魚介出汁がバランス良く利いた“蕎麦つゆ”とはひと味違い、熟成された“かえし”に出汁を合わせた“つゆ”にラー油を加え、韃靼蕎麦を使用した太蕎麦が絶妙にマッチ、まさにがっつり系の蕎麦として味わう噛み応え抜群な蕎麦は、たっぷりと盛り付けられた新鮮野菜はもちろん、豚肉が加わったことで肉の旨味なんかも楽しめるメリハリのある食べ応え抜群な一杯となっていました!
とは言え…惜しくも2020年9月末日で閉店となってしまうことに対しては非常に残念ですね。。個人的に東京の港屋インスパイア系として非常に気になっていただけあって、その味わいをじっくりと味わうことができましたが、この時期の閉店は何ともやるせない気持ちでいっぱいです。。
せめて“札幌ガッつけ蕎麦”を知る方や、こういったひと味変わったガツ盛り系の蕎麦を堪能してみたいという方は、じっくりと楽しむためにも2020年9月末日までにぜひ足を運んでみてください!それでは!
札幌ガッつけ蕎麦 店舗情報
札幌市中央区北二条西3-1-12 敷島ビル B1F
TEL:050-5590-1840
営業時間:11:00~16:00 / 17:00~20:00(水・土・日・祝 11:00~15:00)
定休日:不定休
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