「函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺」を食べてみました。(2020年8月18日発売・東洋水産/ファミリーマート限定・数量限定)
この商品は、北海道函館に本店を置く“味彩塩拉麺(塩ラーメン)”が人気の老舗有名店“函館麺厨房 あじさい”のカップ麺限定メニューを同店監修によって再現したもので、チキンやポークの旨味をベースに豆板醤やラー油などの辛みを加えた暑い日にこそ食べたくなる一杯が登場です!
それも…塩ラーメンを看板メニューとする“あじさい”らしくあっさりとした塩味のスープに豆板醤や昆布・煮干しなどを加えたことで、深みのあるテイストに仕上げ、後味すっきりとしていながらも旨味が凝縮されたシャープな口当りが印象的な一杯、“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”となっております。(税抜き200円)
“あじさい”のカップ麺と言えば…これまでも“どんぶり型”で何度となくお馴染みの定番メニューが発売されていますから、いつもの塩ラーメンとはひと味違った味わいということもあって期待している方お多いのではないでしょうか?(最近ではタテ型としても発売されています。)
そしてご覧の通り、パッケージには“カップ麺限定”と記載されているように、ここ“あじさい”の実店舗では辛みに際立ったメニューは提供されていないんですが、今回カップ麺限定で辛さを加えた刺激的なテイストを表現しているとのことで、あっさりとした中にもじんわりと魚介の旨味を利かせた仕上がりは個人的にも非常に気になるところ。。
また、その背景には鶏ガラなどを利かせた透明感のあるあっさりとした塩ベースのスープにピリッとした辛みをイメージさせる油分が表面に浮かび、なんとも食欲を掻き立てられますね!これはこの暑い夏にもぴったりなテイストと言えるのではないでしょうか?
一方こちらには、チキンやポークをベースにした塩味のあっさりとしたスープに豆板醤やラー油による辛みを加えたキレの良いピリ辛塩スープにたっぷりと具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・キャベツ・メンマ・ねぎが使用されているようです!
他にも特徴として…麺は極細・油揚げ仕様となっていて歯切れも非常に良く、すすり心地の良い仕上がりが印象的で、それによってチキンやポークをベースにした後味の良い味わいに豆板醤やラー油を利かせたカップ麺限定のコク・辛みを利かせた深みのある塩スープが最後まで飽きることなく楽しめるというわけです!
チキンやポークをベースにじんわりと染み渡る昆布や煮干しなど魚介出汁を利かせた味わいが定評の“あじさい”ならではの塩スープに豆板醤やラー油などを加えることによって、確かにピリッとした後引く辛みが利いてはいたものの…個人的には若干旨味を存分に活かしきれていないようにも感じられ、先日ご紹介した“けやき 辛味噌ラーメン”のような塩気と辛さだけが印象に残り、もうひと工夫欲しかった一杯となっていました!
これは特に、“あじさい”ファンはもちろん、あっさりとした塩スープに動物系・魚介系を利かせ、さらに豆板醤やラー油による辛みを加えたカップ麺限定の味わいを気軽に楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺
今回ご紹介するカップ麺は、函館の老舗有名店“あじさい”監修によってカップ麺限定メニューを再現したもので、チキンやポークの旨味をベースに何と豆板醤やラー油を加えたピリッとした辛みを加えた一杯、“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”となっています。
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…こちらにも容器側面と同じく“函館麺厨房 あじさい”の店舗ロゴや“カップ麺限定”、そして今回の商品名である“辛塩拉麺”といった文言がシンプルに掲載されています!
また、こちら容器側面には…“豆板醤やラー油等の辛味を利かせた、あっさりとしながらも深みのある辛塩スープ!”と記載されているように、ポークエキスやチキンエキス、さらに昆布や煮干しなど魚介の旨味をバランス良く合わせた透明感のある染み渡る塩味のスープに豆板醤やラー油による辛みを加えたことで深みのあるテイストに仕立て上げているようで、お店では食べることのできない限定メニューということで“あじさい”をよく知る方ならぜひ食べておきたい一杯と言えるでしょう!
さらにこちら、1930年創業の老舗有名店“函館麺厨房 あじさい”の本店の写真や住所などが今回も同じく掲載され、同じく“有限会社麺厨房あじさい”の代表でもあり、現在3代目の店主である“東 秀一”氏監修と記載されています!
他にも“函館麺厨房 あじさい”はその名の通り函館を中心に店舗展開を行い、新千歳空港内にある“ラーメン道場”やJR札幌駅直結の“札幌ら〜めん共和国”にも出店しているため、全国的にご存知の方も多いのではないでしょうか?函館と言えば“塩ラーメン”のイメージも強いですしね!
ちなみにここ“あじさい”のカップ麺と言えば…定期的に発売されている“どんぶり型”の一杯が定番として馴染み深い方も多いかと思われ、それもあって個人的にも今回のようなカップ麺限定のテイストは非常に興味深い一杯といったところ!
https://blog.webproduct-lab.com/entry/ajisai-hakodate-shio-ramen
また、気になる実店舗の様子については、こちらの記事もぜひご覧ください!
それでは、今回の“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”がどれほどチキンやポークをベースに昆布や煮干しなど魚介出汁を利かせた後味の良い塩味のスープに仕上がっているのか?カップ麺限定メニューである豆板醤やラー油などの辛みを加えた刺激的なテイストとの兼ね合いはもちろん、何と言ってもすすり心地抜群な細麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り430kcal(めん・かやく367kcal / スープ63kcal)となっております。(塩分は5.4g)
カロリーは、“あじさい”らしくあっさりとしたテイストということもあってタテ型ビッグサイズの割にやや低めな数値のようですが、一方で塩分は平均的といったところでしょうか?
ちなみに1食当たり95g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと63kcalと“どんぶり型(同じく1食当たり95g)”と比べてみても若干高く、これまで発売されてきた動物系の旨味が魚介出汁を引き立てるあっさりとした中にも旨味が染み渡る塩味のスープはそのままに、豆板醤によるコクなどが加わったコクのある仕上がりをイメージさせますね!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やチキンエキスをはじめ…
- ポークエキス
- 植物油
- 食塩
- 香味油脂
- みそ
- 香辛料
- 野菜エキス
- 豆板醤
- こんぶエキス
- 粉末煮干し
といった、チキンやポークをベースに昆布や煮干しなど魚介出汁を合わせた後味の良い塩味のスープに豆板醤や味噌、ラー油などの辛み・コクを加えた深みのある味わいを想像させる材料が並びます。
JANコード | 4901990366915 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、植物油、食塩、香味油脂、みそ、砂糖、香辛料、野菜エキス、豆板醤、こんぶエキス、たん白加水分解物、酵母エキス、発酵調味料、粉末煮干し)、かやく(味付豚肉、キャベツ、メンマ、ねぎ)/調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、かんすい、増粘多糖類、酒清、カラメル色素、酸化防止剤(ビタミンE)、パプリカ色素、クチナシ色素、香辛料乳化剤、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (95g) 当たり]
熱量 | 430kcal |
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たん白質 | 11.5g |
脂質 | 21.3g |
炭水化物 | 48.0g |
食塩相当量 | 5.4g めん・かやく: 1.8g スープ: 3.6g |
ビタミンB1 | 0.42mg |
ビタミンB2 | 0.35mg |
カルシウム | 152mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみた感じからすると、恐らくラー油などを含んだ油分となっていると思われるため、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます。
また、かやくには、
- 味付豚肉
- キャベツ
- メンマ
- ねぎ
が入っています。
見たところ…食感の良い具材やコクを引き立てるかのような豚肉などが豊富に使用されているようですね!これによって食べ進めていくに連れて旨味も増していく…そんな満足度の高い仕上がりに期待できそうです!
さらに、麺はご覧の通り“塩ラーメン”にぴったりな細麺・フライ仕様となっていて、すすり心地の良さはもちろん、細いながらも歯切れの良いコシが加わり、麺量70gとのことで割と食べ応えのあるボリューム感となっています!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ2分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりとお湯を吸い、先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはほどよい弾力や歯切れの良いコシが加わり、すっきりとした塩スープに辛み・コクを引き立てたアクセントの利いた一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製スープを加えていきます!
すると…さらっとしていながらも豆板醤やラー油などの辛みを利かせたという濃厚で赤みを帯びた油分となっていて、これによってコクが引き立っているようですね!原材料には“みそ”と記載されていましたから、こちらにも若干含まれているのかもしれません!
そして、食欲そそる赤みを帯びた油分はスープ表面に留まり、風味としては特に何か突出したような香りは確認できないようですが…あっさりとした素材の旨味を引き立てた塩味のスープと豆板醤や味噌・ラー油などの辛み・コクがどのようにマッチしているのか?ちょっと気になりますね。。
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…思っていたよりも豆板醤やラー油などによる辛みが強めに利いているようで赤みのある塩スープに仕上がり、さらっとしていながらも深みのある味わいということで、染み渡るような“函館麺厨房 あじさい”ならではの素材の旨味を活かしたテイストがかき消されていないか?ちょっと心配になってきますね…笑
また、原材料を見る限り豆板醤以外にも味噌なんかも使用されており、あっさりとした塩スープに深みやコクを引き立てるためのものなんでしょうけど…食べる前からすでにどっちつかずの中途半端な印象がどうしても拭えません。。
これはどうなんでしょう?個人的にはペッパー系の辛みでアレンジした方が“あじさい”の良さも引き立てつつ刺激的な辛みも相性良く馴染んでいたような気もしますね!
食べてみた感想
一口食べてみると…やはり思っていた通りチキンやポークが本来引き立てるべき染み渡る魚介出汁の旨味が豆板醤に完全に負けてしまっていますね。。そのため、確かに後味すっきりとした塩スープに豆板醤やラー油などの辛みが加わったことで深みのあるテイストに仕上がっているのかもしれませんが、せっかくの旨味が活かしきれていないため、個人的には塩気と辛みだけが残る何とも言えない仕上がりとなっています。。
これはちょっと特製スープを入れる前に味を確かめておくべきでしたね。。この別添された調味料を加える以前にすでに完成された“あじさい”ならではの美味しさが再現されているのなら、少しずつ加えて味わってみたかったところ。。
しかも元々ここ“函館麺厨房 あじさい”は非常にあっさりとしたテイストで魚介系の荒々しさなどは一切なく、非常に丁寧・品のある味わいが特徴的な老舗ラーメン店なので、ここまで味の方向性を変えるなら、素直に実店舗でも提供している“赤味噌”や“白味噌”を再現してみた方が良かったのかもしれません!
麺について
麺はご覧の通り細麺で、よーく見てみると角刃仕様でしょうか?それによって細いながらも非常にコシの強い食感や、すすり心地の良い仕上がりとなっています!
そんな細麺には、チキンやポークをベースに昆布や煮干しなど魚介出汁を合わせた後味の良い塩スープに豆板醤やラー油による辛みを加えた深みのある辛塩スープがよく絡み、一口ずつに豆板醤ならではの辛みやコクが口いっぱいに広がっていき、ラー油の香ばしさなどの風味が後味良く抜けていきます!ただ…どうしても魚介系の旨味が物足りないですね。。個人的に魚粉をたっぷりと加えたいところ!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、1枚ではなく細かくカットされており、じっくりと味わってみると…豚肉らしい旨味がじゅわっと滲み出てくる割と美味しい仕上がりとなっていたため、豆板醤やラー油などを利かせた深みのある辛塩スープにもぴったりです!
また、こちらのメンマは非常にコリコリとした食感の良い仕上がり具合となっていて、サイズ感なんかも申し分なく、メンマならではの味付けなんかも感じられる個人的にはかなり好みの仕様となっています!
さらに、こちらのキャベツはシャキシャキとまではいかないものの、ほどよい食感を残した仕上がり具合で、実店舗には使用されていないんですが…これによって食感としてのアクセントがプラスされているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が入っていて、こちらはやや大きめにカットされたことによって食感なんかも良く、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の辛塩スープを引き立て、後味すっきりとした一杯にもぴったりな具材としてさりげなく添えられています!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通りポークやチキンの旨味をベースに昆布や煮干しなど魚介出汁を合わせたキレの良い塩スープとなっていて、そこに豆板醤やラー油によるコク・辛みが加わり、さらに味噌も使用したことで深みのあるテイストに仕上がっているんですが、どうもバランス悪く感じてしまいますね。。
というのも…あっさりとしたデリケートとも言える“あじさい”ならではの魚介出汁を利かせたじんわりと染み渡る塩スープに大胆にも豆板醤やラー油を利かせたことによって辛みや味噌感が際立ってしまい、せっかくの魚介出汁の旨味が活かしきれていないスープに感じられ、その結果塩気と辛みだけが口の中で余韻として残り、それに勝るだけの旨味に対して物足りなさを感じるんだと思われます!
そのため…元々が透明感のあるあっさりとした品のある塩スープが自慢の名店ですから、ここまで辛み・コクを際立たせるならカップ麺限定メニューに拘るのではなく、全くの別メニューを再現した方が良かったと思いますね。。またはお好みで別添調味料を加える旨を表記するべきでしたね!
実際、“函館麺厨房 あじさい”には“赤味噌”や“白味噌”の他にも“正油拉麺(醤油ラーメン)”といったメニューも各種取り揃えられていますから、これは今後の商品展開に期待したいところではないでしょうか?
このように、今回の“函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺”は、チキンやポークの旨味をベースに昆布や煮干しなど魚介の出汁を合わせた後味すっきりとした塩味のスープに仕上げ、そこにカップ麺限定メニューとして豆板醤やラー油などの辛みを加えたことによって深みのある辛塩スープに際立ち、個人的には想像以上に別添された調味料によって味が変化してしまったように感じられたため、お好みによっては少しずつ味を確かめながら加えてみても良いでしょう!
まとめ
今回「函館麺厨房 あじさい 辛塩拉麺」を食べてみて、函館の名店“あじさい”でお馴染みのあっさりとした魚介出汁を利かせた塩スープに豆板醤やラー油の辛みを加えることによって味に深みを際立たせた辛塩スープとなっていたものの、辛さのインパクトが強すぎて本来の美味しさが物足りなさを感じてしまう…そんな若干バランスの悪い一杯となっていました!
やはり“函館麺厨房 あじさい”と言えば…非常に透明度の高いあっさりとした中にも素材の旨味がしっかりと感じられる飽きの来ないテイストが人気ですから、また改めて“塩ラーメン”の登場に期待したいところではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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