「神田まつや 鶏南ばんそば」を食べてみました。(2023年12月18日発売・日清食品)
この商品は、東京都千代田区に本店を置く明治17年(1884年)創業の老舗そば屋“神田まつや”の人気メニュー“かしわ南ばん(鳥)”の味わいを同店6代目“小高 孝之(こだか たかゆき)氏監修によってカップ麺に再現したもので、本節・宗田節の出汁に“みりん”や砂糖などを合わせ、別添されている“濃いつゆ仕立ての特製かえし”を加えることによって江戸蕎麦らしい甘辛く濃いめの味わいが気軽に楽しめる一杯、“神田まつや 鶏南ばんそば”となっております。(値段:税別278円)
ご覧の通りパッケージには…“神田まつや”、柚子七味香る 鶏南ばんそば”といった店舗名やロゴ、今回の商品名などがシンプルに並べられ、昨年同様に“明るい1年”になるよう金色を基調にしたデザインがあしらわれ、2023年で7回連続の登場となったこの時期人気の商品です!
一方こちらには、本節や宗田節から丁寧に抽出した出汁の旨味を溶け込ませ、さらに甘辛い“特製かえし”が絶妙にマッチしたことでカップ麺ながらも素材本来の美味しさを存分に活かした染み渡るかのような“和風つゆ”に“そば粉”を練り込んだ風味豊かなコシの強い蕎麦や各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付鶏肉・“ねぎ”が使用されているようです!特に鶏肉の炭火焼きしたような焦げ目が印象的といったところ!
また、こちら容器側面には…“新!濃いつゆ仕立ての特製かえし付き”と記載されているように、今回の“神田まつや 鶏南ばんそば”は、この“特製かえし”によって“江戸そば”らしい甘辛く濃い“つゆ”を再現しているようで、じんわりと染み渡るかのような品のある味わいがじっくりと楽しめる一杯はこれまでも毎年何らかの改良を加えているだけあって今年の仕上がりにもかなり期待できそうです!
他にも特徴として…麺はお店品質に近い食感を再現したコシの強い蕎麦が採用されており、しっかりと“そば粉”練り込んだことによって風味豊かな香りなんかも楽しむことができ、別添されている“濃いつゆ仕立ての特製かえし”を加えることで“江戸そば”らしい甘辛く濃いめの“つゆ”に仕上げ、すすった際にほんのり香る柚子七味の風味がさり気なく感じられ、和風出汁の利いた甘辛な味わいが最後までじっくりと堪能できるというわけです!
本節や宗田節など…じんわりと染み渡る和風出汁を醤油ベースの“和風つゆ”と相性良く馴染ませ、別添されている“特製かえし”で仕上げた味わいは、後味すっきりとしたテイストながらもコク深い厚みがあり、単純にあっさりとした“蕎麦つゆ”というわけではなく、“江戸そば”らしい甘辛く濃いめのテイストで、ほんのり香る柚子七味の香りとピリッとしたキレの良い口当たりが際立ち、本格感のある老舗そば屋が手掛ける人気メニューがカップ麺として気軽に楽しめるクオリティの高い一杯となっていました!
神田まつや 鶏南ばんそば
今回ご紹介するカップ麺は、創業130年を超える老舗そば屋“神田まつや”監修の元、人気メニュー“かしわ南ばん(鳥)”の味わいをカップ麺に再現したもので、本節や宗田節を利かせた濃い目の“和風つゆ”に別添されている“特製かえし”を加えることで風味豊かな柚子七味の香りやピリッとしたアクセントが際立ち、“そば粉”をしっかりと練り込んだコシの強い蕎麦や具材に使用されている焦げ目を付けた食感柔らかな味付鶏肉とともに本格的な味わいが縦型ビッグサイズとしてたっぷりと楽しめる一杯、“神田まつや 鶏南ばんそば”となっています。
※売っている場所:今回はヨドバシの通販で購入
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると…出汁の旨味を存分に活かした濃い目の“つゆ”に甘辛い“特製かえし”が絶妙にマッチしたことで、コク深くも後味すっきりとした味わいがたまらなく、そこに“そば粉”を練り込んだコシの強い蕎麦や食感柔らかな炭焼鶏肉、さらに大きくカットされた“ねぎ”が豊富に盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、シンプルながらもコク深くキリッとしたシャープな飲み口が心地良い老舗店らしい安定感のある味わいに期待できそうです!
また、こちらには“著名人も唸る江戸そばの名店”と記載されている通りこの“神田まつや”監修カップ麺は以下の通りこれまでも度々発売されており、基本は人気メニューである“かしわ南ばん(鳥)”を再現した一杯となっているんですが、唯一2013年6月10日には“カレー南ばんそば”が発売されています。(今回の“神田まつや 鶏南ばんそば”になってからは今回で7回目の登場です。)
- 老舗の逸品 神田まつや監修 鶏南ばんそば(2012年11月26日発売)
- 老舗の逸品 神田まつや監修 カレー南ばんそば(2013年6月10日発売)
- 老舗の逸品 神田まつや監修 鶏南ばんそば(2015年2月9日発売)
- 老舗の逸品 神田まつや監修 鴨南ばんそば(2015年12月14日発売)
- 老舗の逸品 神田まつや監修 鶏南ばんそば(2017年2月20日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2017年12月11日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2018年12月24日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2019年12月9日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2020年12月14日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2022年12月19日発売)
- 神田まつや 鶏南ばんそば(2022年12月13日発売)
さらに、当初は大旦那の“小高 登志(こだか とし)”氏と若旦那の“小高 孝之(こだか たかゆき)”氏が監修していたんですが、2017年12月11日発売の商品からは6代目となる“小高 孝之(こだか たかゆき)”氏が監修し、商品名を若干変更してこれまでも幾度となく改良を加えて登場しているようです!
一方こちらには東京都の歴史的建築物に選定されたという“神田まつや”の実店舗写真とともに簡単な説明書きが記載されていて、これによると…“創業以来130年以上、江戸前の蕎麦の味を現代に継承する老舗の名店。”とのことで、こちら情緒溢れる佇まいということもあって食通の文化人にも愛され、行列のできる人気店とのこと!
- 本店:東京都千代田区神田須田町1-13
- 吉祥寺店:東京都武蔵野市吉祥寺本町2-3-1
…というか創業130年を超えるともなると間違いない味わいを想像させますね!これは実際の店舗でもぜひ味わってみたいものです。。風格と気軽さが同居した“神田まつや”とのことで、老舗にもかかわらず着飾ることもなく各メディアでも数多く取り上げられる活気溢れる人気店のようです!
それでは、今回の“神田まつや 鶏南ばんそば”がどれほど本節や宗田節を利かせ、甘辛い“特製かえし”と絶妙にマッチした染み渡る濃いめの“和風つゆ”に仕上がっているのか?ほんのり香る柚子七味による上品な香りとピリッとしたアクセントとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても“そば粉”をしっかりと練り込んだコシの強い蕎麦との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り402kcal(めん・かやく352kcal / スープ50kcal)となっております。(塩分は5.7g)
カロリーは本節や宗田節といった魚介出汁を活かした甘辛く濃いめのテイストということもあって縦型ビッグサイズながらもやや低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮すると若干高めな数値となっています。
ちなみに1食92g、麺の量は72gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと50kcalとやはりそこまで高い数値を占めているわけではなく、一時は豚脂を使用していた年もあったんですが、今回は後味すっきりとした本節や宗田節の美味しさを前面に押し出した“江戸そば”らしい甘辛く濃いめの仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
“つゆ”には、“しょうゆ”や“かつおぶし調味料”をはじめ…
- 粉末しょうゆ
- 食塩
- 植物油脂
- 魚粉
- 七味唐辛子
- ゆず皮
といった、本節や宗田節などの染み渡る出汁を利かせた醤油ベースの“和風つゆ”に仕立て上げ、別添されている“特製かえし”が甘辛く濃いめの味わいを際立たせ、老舗そば屋らしくシンプルながらも本格感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 静岡工場(静岡県)
また、麺の項目を見てみると…しっかりと“そば粉”といった材料が確認でき、風味豊かな蕎麦が臨場感高く再現されているようです!この辺りに関してはこれまでも実食済みなので安心感すらありますね!
JANコード 4902105281215 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、そば粉、植物油脂、食塩、植物性たん白、しょうゆ)、スープ(糖類、しょうゆ、かつおぶし調味料、粉末しょうゆ、食塩、植物油脂、発酵調味料、魚粉、たん白加水分解物、七味唐辛子、ゆず皮)、かやく(味付鶏肉、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、リン酸塩(Na)、炭酸Ca、乳化剤、酸味料、増粘剤(グァーガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、pH調整剤、チャ抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・そば・乳成分・ごま・さば・大豆・鶏肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (92g) 当たり]
熱量 402kcal
めん・かやく: 352kcal
スープ: 50kcalたんぱく質 11.7g 脂質 15.4g 炭水化物 54.1g 食塩相当量 5.7g
めん・かやく: 2.0g
スープ: 3.7gビタミンB1 0.29mg ビタミンB2 0.31mg カルシウム 132mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には先ほどもお伝えしたように“濃いつゆ仕立ての特製かえし”と記載された調味料が別添されています。
そしてこちらが今回唯一別添されている調味料となっていて、文字通り“江戸そば”らしい甘辛く濃いめの“つゆ”に際立たせる“かえし(醤油ダレ)”が含まれており、甘辛いとは言っても辛さはそこまで強くありませんので、お好みによって七味などで調整してみると良いでしょう!
そして、具材には…
- 味付鶏肉
- ねぎ
が入っています。
特に味付鶏肉は使用されている数・サイズに関して全く申し分なく、炭焼きしたかのような焦げ目を付け、香ばしくジューシーな拘りの味わいに期待できそうです!
また、麺は“そば粉”をしっかりと練り込んだコシの強い蕎麦が採用されており、出汁の利いた濃い目な“和風つゆ”にも負けじとしっかりとした食感が楽しめる風味豊かな仕上がりをイメージさせます!
調理してみた
では熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの蕎麦や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に蕎麦には強いコシが加わり、まだ別添されている調味料を加える前の状態ではありますが、和風出汁の旨味を甘辛い“特製かえし”とバランス良く合わせた濃い目の“つゆ”が風味豊かな蕎麦とともにじっくりと楽しめるカップ麺ながらも満足度の高い一杯…といった印象の出来上がりです。
続いて先ほどの“特製かえし”を加えていきます!
こちらは濃いめとは言え、“かえし(醤油ダレ)”らしく非常にサラッとした仕様で、少量ながらもしっかりと絞り込んで入れていきましょう!
では、よーくかき混ぜていきます!
そして全体が馴染むと…やはり“蕎麦つゆ”らしくサラッとした状態で、本節や宗田節など出汁の旨味を存分に活かした染み渡る味わいに仕上がり、そこに甘辛い“特製かえし”が加わったことでキリッとしたキレの良さやコクが引き立てられ、最後まで飽きの来ない味わいがじっくりと楽しめそうです!
特に別添されている“特製かえし”に関しては“江戸そば”らしい甘辛く濃いめのテイストへと際立たせ、柚子七味に関しては思ったより控えめだったため、お好みによっては七味などの香辛料で調整してみてください!他にも具材に使用された味付鶏肉からも良い旨味が滲み出しているようにも感じられ、サイズも大きく単品でも十分な美味しさが楽しめるかと思いますが…まずは“つゆ”と馴染ませ、後ほど風味豊かな蕎麦と一緒に絡めていただきたいところ!
食べてみた感想
一口食べてみると…和風出汁がしっかりと利いたことで、じんわりと染み渡るかのような旨味が表現され、そこに甘辛い“特製かえし”が合わさったことによって濃いめのテイストに際立ち、シンプルながらも思ったより繊細でコクがあり、特に“神田まつや”ならではの特徴などはありませんが、丁寧な作り込みといった総合点が非常に高く、全体的にバランスの良い甘辛で濃い目の“和風つゆ”に仕上がっています!
さらに、ほんのり香る柚子七味(ほんの僅かですが…)が香ることで品の良さが際立ち、七味ならではのピリッとしたアクセントが加わったことによってちょうど良いメリハリが付き、“蕎麦つゆ”らしく後味すっきりとしていますから全く飽きが来ません!…というかこの落ち着いた味わいは幅広い層に好まれる味わいに間違いなく、想像以上に臨場感溢れるテイストといったところ!
また、本節や宗田節から取った出汁に甘辛く濃いめの“特製かえし”を合わせたことで深みのあるフレーバーとなっているんですが、魚介出汁だけが主張しているわけではなく、醤油の旨味やキレ、そして具材に使用された味付鶏肉からも良い旨味が滲み出し、ほどよいコク・厚みをプラスし、最後まで飽きの来ないメリハリのある美味しさが表現されているようです!
麺について
麺は、ご覧の通り角刃で切り出した蕎麦が採用されており、歯切れの良いコシが心地良く、なんと言っても蕎麦の醍醐味でもある風味やすすり心地が良いですね!それに伴って染み渡る魚介出汁の風味も香り立ち、ほんのり香る柚子七味の香りなんかも印象的といったところ!
そんな蕎麦には、本節や宗田節から取った出汁に甘辛く濃いめの“特製かえし”をバランス良く合わせた“つゆ”がよく絡み、節系ならではの染み渡る旨味や甘辛く濃いめの味わいなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る柚子七味の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付鶏肉が入っていて、使用されている数・サイズともに全く申し分なく、見るからにしっかりとした肉質で、じっくりと味わってみると…香ばしくジューシーな鶏肉ならではの旨味がじゅわっと滲み出てくる美味しい仕上がりとなっていたため、まずは出汁の利いた“つゆ”とよく馴染ませながら食べ進め、後ほどすすり心地の良い蕎麦と一緒に絡めていただくと、より一層“鶏南ばんそば”ならではの美味しさが際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの“ねぎ”は、かなり大きくカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、濃い目に仕上がった“つゆ”にちょうど良い薬味となったことで旨味そのものを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材として彩り良く添えられています!
“つゆ”について
“つゆ”は、名店“神田まつや”の特徴である本節や宗田節から取った出汁に別添されている甘辛く濃いめの“特製かえし”をバランス良く合わせたことで、安定感のある“蕎麦つゆ”に仕立て上げ、じんわりと染み渡るかのような節系ならではの旨味が味付鶏肉から滲み出した脂によってコク深く引き立てられ、キリッとした口当たりと絶妙にマッチし、最後まで全く飽きの来ない味わい深い仕上がりとなっています!
そのため、魚介出汁に濃いめの“かえし(醤油ダレ)”を合わせた定番とも言える“蕎麦つゆ”なので、普通の蕎麦と言えばそれまでなんですが…実際には“つゆ”・蕎麦・具材のそれぞれが申し分のない仕上がりで総合点の高い一杯といった印象が強く、ほんのり香る柚子七味のピリッとしたアクセントによって最後まで飽きることのない老舗の名店らしい安定感のある“鶏南ばんそば”をボリューム感たっぷりと楽しむことができます!
まとめ
今回「神田まつや 鶏南ばんそば」を食べてみて、創業130年を超える東京・千代田区に本店を構える老舗そば屋“神田まつや”の人気メニュー“かしわ南ばん(鳥)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯は、本節や宗田節から取った出汁に別添されている甘辛く濃いめの“特製かえし”を合わせたことで“江戸そば”らしい“蕎麦つゆ”に仕上がり、具材に使用された味付鶏肉からも良い旨味が滲み出したことでキリッとした口当たりと深みのあるバランスが非常に良く、ほんの僅かに香る柚子七味の風味とピリッとしたアクセントが利いた老舗そば屋ならではの渾身の一杯となっていました!
やはり“神田まつや”監修のフレーバーは間違いないですね!老舗そば屋が監修する一杯ということもあってシンプルに旨味を活かしたキレ・コクのある“蕎麦つゆ”に爽やかな柚子七味の風味が品の良さを感じさせ、“そば粉”を練り込んだすすり心地抜群な蕎麦が相性良く馴染んでいたため、“年越しそば”にもぴったりな逸品と言えるのではないでしょうか?
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