東洋水産

「飯田商店」監修カップ麺 “しおらぁ麺” 豚や鶏の旨味をベースに貝出汁を合わせた品のある一杯

飯田商店 しおらぁ麺
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飯田商店 しおらぁ麺」を食べてみました。(2024年5月21日発売・東洋水産/セブンプレミアム)

この商品は、神奈川県湯河原町の超有名人気ラーメン店“らぁ麺 飯田商店(いいだしょうてん)”の定番メニュー“しおらぁ麺”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、豚や鶏をベースに昆布やホタテ・アサリの旨味を利かせた塩味のスープに仕上げ、そこにつるっとした食感と小麦の風味が香り立つ独自製法のノンフライ麺が相性良くマッチした上品な一杯、“飯田商店 しおらぁ麺”となっております。(値段:税別278円)

ご覧の通り今回の“飯田商店”監修のカップ麺はひと味違った“しおらぁ麺”で、これまでも看板メニューである“醤油らぁ麺”は商品化されていたものの…最近では“飯田商店 にぼしらぁ麺(2023年5月23日発売)”や“裏飯田商店 ショッパイ豚骨醤油(2023年7月18日発売)”なんかも登場しており、スープだけでなくいつもの“生麺ゆでてうまいまま製法”とは若干異なる独自製法のノンフライ麺を使用しているようなので期待できそうです!

一方こちらには…“ゆずの香りとまろやかな豚のうま味”と記載され、その背景には豚や鶏の旨味に昆布やホタテ・アサリなどの出汁をキリッとした“かえし(塩ダレ)”とともにバランス良く融合させた深みのある淡麗系塩スープに仕上げ、つるっとした麺や各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…焼豚・メンマが使用されているようです!

他にも特徴として…麺は一見丸刃の中太麺にも見えますが、ほんの少し平たくしたことでスープとの絡みも非常に良く、“飯田商店”の自家製麺ならではのつるっとした食感や小麦の風味にも拘り、ほどよい弾力とほどよいコシを兼ね備えたノンフライ麺が採用され、豚や鶏をベースに魚貝類の出汁や塩ダレなどをバランス良く合わせた染み渡る味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!

実際に食べてみて…

スープは液体スープ×特製油のWパック仕様ということで丁寧な動物系の旨味をベースに貝類の出汁が品良く溶け込み、コク深くもキリッとした口当たりが絶妙にマッチし、シンプルでありながらも複雑で繊細な美味しさをカップ麺に再現、柚子の香りはほんの僅かに感じられる程度で、淡麗系とも言える澄んだ清湯スープにも関わらず物足りなさといった感じもなく、名店ならではの“しおらぁ麺”といったじんわりと染み渡るコク深い一杯となっていました!

ゆうき
ゆうき
では、今回は2024年5月21日に東洋水産株式会社からセブンプレミアムとして発売された「飯田商店 しおらぁ麺」について実際に食べてみた感想を詳細にレビューしてみたいと思います!

飯田商店 しおらぁ麺

今回ご紹介するカップ麺は、神奈川県湯河原町の名店“らぁ麺 飯田商店”の定番メニュー“しおらぁ麺”を再現したもので、豚や鶏をベースに昆布やホタテ・アサリなどの出汁を利かせ、キレの良い“かえし(塩ダレ)”をバランス良く合わせたことでシンプルながらも深みのある味わいに際立ち、そこにつるっとした食感や小麦の風味に拘ったノンフライ麺が絶妙にマッチした一杯、“飯田商店 しおらぁ麺”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入

ちなみにここ“飯田商店”の創業は2010年3月、和食を志していた当時25歳の“飯田 将太(いいだ しょうた)”氏が実家が営む水産加工会社…その名も“飯田商店”の借金が理由で湯河原に戻らざるをえなくなり、その時に叔父がFC展開していたラーメン店“ガキ大将ラーメン湯河原店”で8年間もオーナーとして腕を振るい、今は亡き“ラーメンの鬼”こと“佐野 実”氏が手がける“支那そばや”の味わいに衝撃を受け、2009年5月に“つけ麺 醤太”をオープンし、その後、実家の水産加工会社を改装して“らぁ麺 飯田商店”を2010年3月にオープン、さらに本店裏に支店用のセントラルキッチンを増設し、2019​年10月には“湯河原 飯田商店 ららぽーと沼津店”がオープンしています!
※“つけ麺 醤太”は現在閉店しています。

また、当初は鶏100%の鶏清湯の名店として多くの支持を獲得していたようですが、2019年5月に一旦休業し、同年6月にはメニューや使用する素材などを大きく刷新、豚をメインに豚×鶏のWスープで勝負…にも関わらず“TRYラーメン大賞”4連覇(2017〜20)で殿堂入りを果たし、丸鶏や地鶏、豚骨などをじっくり炊き出した濃厚でコク深いスープながらも無化調に拘った後味の良い一杯が好評で、水は全て逆浸透膜システムの純水を使用するといった素材にとことん拘った名店であり、無化調とは思えないほど素材の旨味を存分に活かした味わいが大変人気を博しています。

さらにここ“らぁ麺 飯田商店”は営業時間が11:00~15:00までの僅か4時間ということもあって連日早い時間から長蛇の列を作る話題の人気店で、朝7時から配られる130枚の整理券が最後の配布前にすでに終了となることも珍しくなく、現在は行列を回避するためにも完全予約制となっているようです。(火曜日正午から1週間分の予約を受付)
※“沼津店”は特に整理券など必要ありません。

ただ、2022年5月21日には…“しょうゆらぁ麺”が1,300円から1,600円、“つけ麺”が1,800円から2,000円に値上げしたことで“高すぎる…”と大変話題となり、現在はさらに“しょうゆらぁ麺”が1,800円、“つけ麺”が2,200円となっています!(実際口コミ見てみると観光客が多く悪い評判もちらほら…)

それでは、今回の“飯田商店 しおらぁ麺”がどれほど豚や鶏の旨味に貝出汁などを合わせた染み渡る塩スープに仕上がっているのか?キリッとした“かえし(塩ダレ)”との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもつるっとした食感や小麦の風味に拘り、ほんの僅かに平たくしたことでスープとの馴染みまで考慮されたノンフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!

カロリーなど栄養成分表について

では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り439kcal(めん・かやく327kcal / スープ112kcal)となっております。(塩分は6.8g)

カロリーは、豚や鶏をベースにした深みのある味わいながらもノンフライ麺・塩味ということもあってやや低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり126g、麺の量は75gとのこと。

また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと112kcalと塩ラーメンとしてはかなり高めな数値を占めていることから、やはり豚や鶏の旨味をしっかりと利かせたコク深い仕上がりをイメージさせます!

原材料について

では原材料も見てみます。

スープには、ポークエキスやチキンエキスをはじめ…

  • 豚脂
  • 植物油脂
  • 食塩
  • 香味油脂
  • 魚貝エキス
  • こんぶエキス

といった、豚や鶏をベースに昆布をはじめホタテ・アサリなどの魚貝出汁を丁寧に利かせ、キレの良い“かえし(塩ダレ)”を合わせたことでシンプルながらも複雑で繊細な味わいを再現、サラッとした淡麗系の塩スープではありますが、じんわりと染み渡る奥行きがあり、動物系の旨味エキスによって塩の角が取れた優しい味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)

JANコード4901990377850
原材料名

めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆植物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(ポークエキス、チキンエキス、豚脂、植物油、食塩、香味油脂、魚貝エキス、こんぶエキス、酵母エキス、砂糖)、かやく(焼豚、メンマ)/加工でん粉、酒精、調味油(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、レシチン、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、カラメル色素、香辛料抽出物、香料、ベニコウジ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)

栄養成分表示 [1食 (126g) 当たり]
熱量439kcal
たん白質11.2g
脂質14.2g
炭水化物68.1g
糖質:65.1g
食物繊維:3.0g
食塩相当量6.8g
めん・かやく:2.2g
スープ:4.6g
ビタミンB10.33g
ビタミンB20.36g
カルシウム197mg

開封してみた

フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、特製油、“かやく”といった3つの調味料などが入っています。

そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは豚や鶏の旨味をベースにしている割にサラッとした状態でしたので調理中は特製油とともにフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!

また、麺はご覧の通り湯戻りする以前からすでにお店さながらのつるっとした食感などが伝わるような東洋水産の独自製法によるノンフライ中太麺が採用されており、若干平たくしたことでスープとの絡みも非常に良く、もっちりとした弾力や噛み応えのある強いコシをイメージさせます!これは以前ご紹介した“飯田商店 しょうゆらぁ麺(2022年5月23日発売)”や“飯田商店 にぼしらぁ麺(2023年5月23日発売)”と恐らく同等の仕様です!

調理してみた

では、先ほどの“かやく”を入れてみます。

そして、かやくには…

  • 焼豚(2枚)
  • メンマ

が入っています。

続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:450ml)
そして出来上がりがこちら!

しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺には弾力のあるもっちりとした弾力や強いコシが加わり、まだ液体スープと特製油を加える前の状態ではありますが…豚や鶏をベースに昆布やホタテ・アサリなどの旨味を丁寧に利かせた出汁スープにキレの良い“かえし(塩ダレ)”が絶妙にマッチし、ほんのり香る柚子の風味が品の良さを引き立てる洗練された一杯…といった印象の出来上がりです。

ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…塩ダレを含むスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、貝出汁特有の香りはかなり弱めで、特に変なクセなどもありません!

続いて特製油も加えていきます!
こちらは豚や鶏の旨味エキス・脂などを含んでいるようで、やはり動物系の臭みといった感じも一切なく、とにかく丁寧な塩スープに期待できそうです!

ではよーく混ぜていきます!
そして全体が馴染むと…色合いは淡麗系で澄んだ美しい清湯スープ、そしてじんわりと染み渡るかのような貝出汁の風味がほんのりと香り立ち、豚や鶏の脂や油分がコク深く引き立て、お店さながらの食感が再現された麺によって小麦の風味が際立ち、カップ麺とは言え拘りの味わいがじっくりと楽しめそうです!ただし柚子の風味はかなり控えめ…

また、豚や鶏の旨味をしっかりと利かせたことで見た目よりも遙かにしっかりとしたボディの塩スープといった印象もあり、スープだけで112kcalというのも納得です!そこに昆布をはじめホタテやアサリなどの貝出汁が旨味を引き立て、香辛料や塩ダレで味を調えた一杯は特段クセのあるテイストではありませんので、幅広い層に好まれるフレーバーと言えるのではないでしょうか?

食べてみた感想

一口食べてみると…豚や鶏をベースにしているだけあって厚みのある旨味が際立ち、決してあっさりしているわけではなく、さらに昆布や貝出汁を合わせたことによって深みのある塩スープに仕上がり、香辛料や塩ダレを融合させたことでメリハリの付いた品のある味わいが印象的で、シンプルながらも物足りなさを感じさせない奥行きのある“しおらぁ麺”をカップ麺に再現しているようです!

そして上質な脂・油分によるコク深くまろやかさとキリッとしたシャープな口当たりが絶妙にマッチしたことで最後まで飽きることもなく、想像以上に手の込んだスープはストレートに美味しいですね!ただ、柚子の風味は微かに感じる程度だったんですが、むしろそれくらいのバランスが好印象といったところ!

そのため、特に何かが突出したテイストというわけではなく…動物系と魚介系の旨味が絶妙にマッチし、店主拘りの塩ダレ、そしてさり気なく使用された香辛料や柚子の風味が全体をうまく調和させたことで申し分のないクオリティを演出し、麺量75gのつるっとした食感のノンフライ麺が食欲をしっかりと満たしてくれる名店ならではの丁寧な一杯となっています!

麺について

麺は、ご覧の通り丸刃の中太麺にも見えますが…若干平たくしたことでスープとの絡みも非常に良い東洋水産の独自製法によるノンフライ麺が採用されており、もっちりとした弾力としっかりとした噛み応えのある強いコシを兼ね備え、麺量も75gと食べ応えに関しても抜群です!

そんな麺には…豚や鶏をベースに昆布や貝出汁をバランス良く合わせ、拘りの“かえし(塩ダレ)”が絶妙にマッチしたコク深い塩スープがよく絡み、じんわりと染み渡るホタテやアサリなどの出汁や豚・鶏によるコク深い旨味などが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る貝出汁ならではの風味が後味良く抜けていきます!

トッピングについて

トッピングにはまず、こちらの焼豚が2枚入っていて、カップ麺でよく見かける薄くカットされたチープな仕様で、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が増して楽しめるかと思われます!(正直これが2枚使用されていてもあまり嬉しくないです…)

また、こちらのメンマは、やや大きめにカットされたことによってコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいがしっかりと感じられる仕上がりとなっていて、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!ただ、使用されている数は極端に少ないです…

スープについて

スープは、豚と鶏をベースに昆布、ホタテやアサリなどの貝出汁をバランス良く合わせ、特に動物系の旨味には臭みが一切なく出汁の旨味をコク深く引き立て、キリッとした口当たりでありながらもまろやかさや素材の旨味が凝縮された味わいで、透明度の高い見た目よりも遙かに奥行きがあり、名店の定番メニューがカップ麺として気軽に楽しめる飽きの来ない仕上がりとなっています!

そしてなんと言ってもスープ表面に浮かぶ動物系の旨味・脂がコクをプラスし、拘りの塩ダレとバランス良く合わさったことで、ついついスープが止まらなくなるような深みのある美味しさが心地良く、ホタテやアサリの染み渡る出汁とキレの良さ、そしてコク深さがうまく融合した味わいとなっているため、幅広い層に好まれる一杯に間違いありません!

ただ、強いて言えば…パッケージなしで味わってみると恐らく“飯田商店”ということがわかりませんし、豚出汁・貝出汁を使用した普通に美味しい塩ラーメンといったところで、特筆するほどの特徴がない点が残念ではあります!(再現性は定かではありませんが…)というのもやはり“飯田商店”は豚や鶏だけでなく水や醤油にも拘る名店であって、カップ麺で特徴やクセを再現するのは難しいんでしょうね!しかも上品なテイストが特徴ですから、なおさら無理があるかと思われます!

まとめ

今回「飯田商店 しおらぁ麺」を食べてみて、神奈川県湯河原町の名店“らぁ麺 飯田商店”の定番メニュー“しおらぁ麺”を同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…後味すっきりとした塩スープでありながらも動物系の旨味・脂が深みのあるコクをプラスし、貝出汁染みる風味豊かな味わいにキリッとした“かえし(塩ダレ)”がちょうど良いアクセントとなり、そこにもっちりとした弾力と強いコシを併せ持つ特製ノンフライ麺が食欲をガツンと満たす上品な一杯となっていました!

やはり“飯田商店”監修のカップ麺は何かに突出しているわけではありませんが…ひと味違いますね!スープ・麺ともに丁寧な仕上がりで、貝出汁を利かせた定番の塩ラーメンでありながらも素材や組み合わせ・配合などに拘り、もちろん飽きる要素もありませんから、リピーターはもちろん…幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?

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この記事を書いた人
ゆうき
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