「さっぽろ純連監修 濃厚正油ラーメン」を食べてみました。(2025年5月27日発売・サンヨー食品/ファミリーマート限定)
この商品は、札幌の名店“さっぽろ 純連(じゅんれん)”の人気メニューをカップ麺に再現したもので、香ばしく濃厚な味わいの醤油と表面を覆うラードの油感に拘ったスープに仕上げ、札幌ラーメンらしい黄色みがかった中太縮れ麺が絶妙にマッチした一杯、“さっぽろ純連監修 濃厚正油ラーメン”となっております。(値段:税別258円)
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入

ご覧の通り容器側面には“濃厚正油”と記載され、その背景にはポークをベースにした濃厚な醤油スープに香味野菜や各種スパイスを加えたことで、ちょうど良いアクセントがクセになる仕上がりイメージなんかも掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・メンマ・“もやし”が使用されているようです!

その他にも特徴として…麺は“札幌ラーメン”らしいプリッとしたコシと“ちぢれ”を付けた中太フライ仕様で、しっかりとした醤油のコクとポークの旨味に食欲そそる香味野菜や香辛料などを合わせた濃厚な味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
すでに入っている粉末スープに加え、別添されている液体スープと調味油のWパック仕様によって思ったよりコク深い味わいを再現し、表面を覆うラードの油感に拘った“純連”らしい濃厚ながらも後味の良い仕上がりとなっていました!
「さっぽろ純連監修 濃厚正油ラーメン」とは?
そもそもここ“さっぽろ純連”の創業は昭和39年、“村中 明子(あけこ)”氏が「純連」をオープンさせたのがはじまり。その頃は姓名判断によって“純連”を“すみれ”と呼んでいて、やがて人気店となり順調だったものの、昭和57年に店主の脚の痛みを理由に突然店を閉店、しかし次の年の昭和58年に店を復活させ、その時期から“純連”の読み方もそのままの“じゅんれん”に変更されました。
その後、長男の“村中 教愛(のりよし)”氏に店を譲ることになり、さらにその後、“さっぽろ純連”で10年以上の修行経験を持つ“山岸 敬典”氏が2011年に純連3代目として就任されています。(“教愛”氏は道外の店舗を見ているそうです。)

カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り464kcal(めん・かやく333kcal / スープ131kcal)となっております。(塩分は6.1g)
カロリーは、濃厚な仕上がりの割に思ったほど高い数値ではないようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり104g、麺の量は70gとのこと。

原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”や豚脂をはじめ…
- ポーク調味料
- 植物油脂
- 食塩
- 香辛料
- ポークエキス
- 調味油脂
- 油脂加工品
- オニオンペースト
といった、“さっぽろ純連”らしいしっかりとした醤油のコクとポークの旨味に食欲そそる香味野菜を利かせ、香辛料で味を調えたことによってスープ表面を覆うラードのコクと相性良く馴染み、濃厚ながらも最後まで飽きの来ないやみつき感のある味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)

JANコード | 4901734058748 |
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原材料名
油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、粉末卵)、スープ(しょうゆ、糖類、豚脂、ポーク調味料、植物油脂、食塩、香辛料、ポークエキス、調味油脂、油脂加工品、たん白加水分解物、オニオンペースト、酵母エキス)、かやく(味付豚肉、メンマ、もやし)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、香料、カラメル色素、酒精、炭酸カルシウム、増粘剤(キサンタン)、かんすい、イカスミ色素、乳化剤、クチナシ色素、微粒二酸化ケイ素、パプリカ色素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・いか・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (104g) 当たり]
熱量 | 464kcal |
---|---|
たんぱく質 | 9.6g |
脂質 | 21.7g |
炭水化物 | 57.6g |
食塩相当量 | 6.1g めん・かやく: 1.5g スープ: 4.6g |
ビタミンB1 | 0.92mg |
ビタミンB2 | 0.33mg |
カルシウム | 135mg |
開封してみた
フタを開けてみると、粉末スープや“かやく”などがすでに入っていて、他に液体スープ、調味油といった2つの調味料などが入っています。

また、かやくには…
- 味付豚肉
- メンマ
- もやし
が入っています。

さらに麺は、“札幌ラーメン”ならではのプリッとしたコシの強い…森住製麺らしい“プリシコ”な中太フライ仕様で、ほどよく“ちぢれ”を付けたことで濃厚なスープとの絡みも非常に良く、麺量70gとボリューム的にも申し分ありません!

調理してみた
では熱湯を注ぎ4分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!

続いて液体スープと調味油を加えてよーくかき混ぜていきます。
そして全体が馴染むと、濃厚ながらも比較的サラッとした状態で、スープ表面に浮かぶラードはそこまで多くはありませんが、特に物足りなさといった感じは一切ありません!

「さっぽろ純連監修 濃厚正油ラーメン」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…濃厚でコク深い醤油スープですが、単純にこってりしているわけでもなく、香味野菜や香辛料に関してはやや控えめで醤油本来の美味しさを引き立て、名店らしい王道を行く仕上がりとなっています!
とは言え、カップ麺なので雰囲気程度かな?といった印象が強く、本来ならファミマルではなく、もっと高価格帯で本格的な味わいを再現した方が良かったのでは?という感じも否めません…
ただ、表面に広がるラードの油感は良いですね!このラードが良い意味でのこってり感を引き立て、変なクセなどなく、安定感のある濃厚醤油スープでしたので、香味野菜や香辛料で味を調整してみると良さそうです!
麺について
麺は、ほどよい弾力と強いコシを併せ持つ中太フライ仕様で、実店舗でも使用している森住製麺らしいプリッとした食感をうまく再現し、卵麺と呼ばれる黄色みがかった仕上がりとなっており、麺量70gとボリューム的にも申し分ありません!
そんな麺には、しっかりとした醤油のコクとポークの旨味に香味野菜や香辛料で味を調えた濃厚な醤油スープがよく絡み、深みのある醤油の旨味やコクなどが口いっぱいに広がっていき、芳醇な醤油の風味や香ばしさが後味良く抜けていきます!

トッピングについて
トッピングにはまず、小さくカットされた味付豚肉が入っていて、ややチープな印象もありますが、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりでしたので、最初のうちは全体をよく混ぜながらいただくと良いでしょう!

また、こちらのメンマは、やや小ぶりながらもコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかも感じられ、今回の一杯にちょうど良いアクセントをプラスしているようです!

他にも短めにカットされた“もやし”が使用されていて、シャキシャキとした食感で、メンマと同じくちょうど良いアクセントとなっています!

スープについて
スープは、香ばしい醤油の旨味・コクとポークをうまく合わせ、食欲そそる香味野菜や香辛料で味を調え、表面に広がるラードによって濃厚感が際立ち、見た目ほど塩気は控えめで非常に安定感のある仕上がりとなっています!
この辺りに関しては特に物足りなさもありませんが、香味野菜や香辛料がやや落ち着いた印象でしたので、お好みによっては“おろしにんにく”や“おろし生姜”などで味を調整してみると良さそうです!

まとめ
今回の「さっぽろ純連監修 濃厚正油ラーメン」は…香ばしく濃厚な醤油に香味野菜や香辛料を利かせ、表面に浮かぶラードによって拘りの味をカップ麺に再現、そこにコシの強い中太縮れ麺が食欲を満たす最後まで飽きの来ない風味豊かな一品となっていました!
とは言え、思ったより良い出来だったものの…名店の味を再現した一杯としてはやはり雰囲気程度かな?とハードルが高くなってしまいますので、お好みで味を調整してみると、より満足度高く楽しめるのではないでしょうか?
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