「すみれオールスターズ ムラナカの一杯 味噌ラーメン」を食べてみました。(2024年9月8日発売・ヤマダイ)
この商品は札幌市・中の島に本店を置く名店“ラーメンすみれ”の別邸“ムラナカラーメン研究所”の店主“村中 伸宜”氏監修によって30年前の濃厚味噌ラーメンをカップ麺に再現したもので、北海道味噌の深みのある旨味や炒め野菜の風味などを利かせた濃厚なスープに仕上げ、“コストに糸目をつけない”とのことで本格的な具材を豊富に使用、そこにもっちりとした弾力のノンフライ太麺が絶妙にマッチした臨場感抜群な一杯、“すみれオールスターズ ムラナカの⼀杯 味噌ラーメン”となっております。(値段:税込600円)
ご覧の通り、パッケージには“すみれ1994”に集結した“すみれオールスターズ”の店舗ロゴがずらりと並び、そもそも取り扱いが“すみれ”はもちろんオールスターズ各店、そして新横浜ラーメン博物館のみなので、非常に気になっている方も多いのではないでしょうか?
そしてその背景には、30年前とは言っても名店“すみれ”らしい濃厚な味噌スープにたっぷりとラードの層が浮き、黄色みを帯びたコシのある太縮れ麺が馴染む仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…味付豚肉・メンマ・味付肉そぼろ・もやし・“ねぎ”が使用されているようです!(このうち味付豚肉とメンマはレトルト仕様です。)
他にも特徴として…麺はシンプルな原材料と特殊製法で名店“すみれ”のコシが強い食感を再現したノンフライ仕様で、それによって北海道味噌の深い旨味や炒め野菜の風味などを合わせた30年前の“すみれ”ならではの濃厚な味わいがカップ麺でじっくりと楽しめるというわけです!
豚骨ベースに焼いた味噌ダレやラードが熱々のスープを閉じ込め、香味野菜や各種香辛料で味を調えたことによって濃厚ながらも最後まで飽きの来ない塩気の強い仕上がりで、税込600円というだけあって具材も非常にクオリティが高く、カップ麺ながらも臨場感溢れる味わいが楽しめる本格的な一杯となっていました!
すみれオールスターズ ムラナカの⼀杯 味噌ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、新横浜ラーメン博物館30周年企画として出店していた“すみれ1994”が提供していた“30年前の味噌ラーメン”の味わいを再現したもので、北海道味噌の深い旨味や炒め野菜の風味を利かせ、コク深く濃厚なテイストに際立ち、特殊製法によるコシの強いノンフライ太麺が絡む本格感のある一杯、“すみれオールスターズ ムラナカの⼀杯 味噌ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回は“八乃木”で購入
ちなみにこの商品は、新横浜ラーメン博物館30周年企画“あの銘店をもう一度(2022年7月1日~2024年5月12日)”の中で1994年ラー博開業時のラーメン店(7店舗)がリレー形式で出店し、その第5弾として“すみれ1994”が2024年1月9日~2月5日までオープン、そこへ“すみれ”を卒業したお弟子さん達12名が“すみれオールスターズ”として集結し、今よりも濃厚だったという30年前の濃厚味噌ラーメンを28日間交代で提供、その味がカップ麺として再現されたということでかなり期待できそうです!
他にも、札幌の名店“すみれ”の実店舗について詳しくは下記の記事もぜひご覧ください!
また、フタの裏には…“受け継がれてきた「焼き味噌の味」おいしいラーメンを食べて頂けるように感謝を「最高の一杯」に込めて”と記載されているように、今回のフレーバーは名店“すみれ”の原点でもあり、今もなお受け継がれる濃厚な一杯ということで、ラードをたっぷりと使用したこってり感としょっぱ旨さをイメージさせます!
それでは、今回の“すみれオールスターズ ムラナカの⼀杯 味噌ラーメン”がどれほど北海道味噌の深い旨味や炒め野菜の風味を利かせた濃厚な味噌スープに仕上がっているのか?コストに糸目は付けないという上質な各種具材との兼ね合いはもちろん、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持つ特殊製法で実現したノンフライ仕様の太縮れ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り508kcalとなっております。(塩分は9.2g)
カロリーは、“どんぶり型”・“すみれ”ならではの濃厚な味噌スープという割にノンフライ仕様だからでしょうか?そこまで高い数値ではありませんが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高い数値となっています。
ちなみに1食当たり156g、麺の量は65gとのこと。
また、このフレーバーにはカロリーの内訳が記載されていないんですが…“すみれ”らしいコク深い味噌スープにラードや豚骨の旨味などをしっかりと利かせたテイストからして恐らくスープは150〜200kcalくらいありそうな気がします!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“みそ”や動物油脂をはじめ…
- ニンニク加工品
- 食塩
- ポークエキス
- 植物油脂
- 粉末油脂
- ソース
- 香辛料
- しょうゆ
- タマネギ加工品
- すりごま
といった、札幌の名店“すみれ”らしくポークや野菜の旨味をベースにしたコク深くまろやかな出汁スープに濃いめの味噌ダレを合わせ、さらにたっぷりとラードを加えたことで濃厚な味わいに仕上げ、最後まで飽きの来ないスパイス感やキレの良い味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:ヤマダイ株式会社 本社工場(茨城県)
JANコード | 4595056720010 |
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原材料名
スープ(みそ、動物油脂、ニンニク加工品、糖類、食塩、ポークエキス、植物油脂、粉末油脂、ソース、香辛料、しょうゆ、タマネギ加工品、すりごま、デキストリン)(国内製造)、めん(小麦粉、食塩、大豆食物繊維)、かやく(味付豚肉、メンマ、味付肉そぼろ、モヤシ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、香辛料抽出物、カラメル色素、増粘剤(グァーガム)、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、クチナシ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・りんご・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (156g) 当たり]
熱量 | 508kcal |
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たんぱく質 | 14.1g |
脂質 | 19.8g |
炭水化物 | 68.3g |
食塩相当量 | 9.2g (めん・かやく 2.5g) (スープ 6.7g) |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り液体スープ、粉末スープ、かやく、レトルト調理品といった4つの調味料などが入っています!
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、“すみれ”らしく濃厚なテイストを再現するに相応しい液体・粉末からなるWスープ仕様で、液体スープは味噌や動物系の旨味を含むドロッとした状態でしたので、調理中はレトルト調理品と一緒にフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!
さらに麺は、ご覧の通り札幌ラーメンらしい黄色みがかったコシのある太縮れ麺といったノンフライ仕様で、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、食べ応えに関しても申し分ありません!
調理してみた
ではまず、先ほどの“かやく”を加えてみます。
そして具材には…
- 味付肉そぼろ
- もやし
- ねぎ
が入っています。
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
その後フタを剥がしたところがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ別添されている各種調味料などを加える前の状態ではありますが、札幌の名店“すみれ”ならではの旨味が強く濃厚な味噌スープに香味野菜や各種香辛料で味を調え、コシの強いノンフライ太麺が食欲をガツンと満たす本格的な一杯…といった印象の出来上がりです。
では、麺をほぐした後、先ほどの粉末スープを加えていきます!
すると…こちらには粉末油脂や“すりごま”、各種香辛料などが含まれているようで、特にクセのある風味はありません!
そして上記の粉末スープを混ぜた後、液体スープを加えていきます!
こちらには無色透明のラードがたっぷりと出てきた後にトロッとした味噌ダレがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!そしてやはり風味は芳醇な香りが印象的で、“すみれ”特有の生姜はやや控えめに感じられます!
では、よーくかき混ぜてみます。
そして最後にレトルト調理品(味付豚肉・メンマ)を加えて完成となります!
スープは豚骨ベースに北海道味噌や香味野菜などを合わせ、表面にラードの層が浮かぶことで本格感があり、山椒などの香辛料でメリハリをプラス、それによって濃厚ながらも最後まで飽きるような“くどさ”や脂っこさはなさそうです!
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…味も濃くポークの旨味がしっかりと利いたことでこってり感もそれなりにあり、味噌ダレの塩気やスパイス感がバランス良く馴染んだことで全体のバランスは非常に良く、見た目以上にパンチのある仕上がりとなっています!
そしてスープ表面に浮かぶラードの層がしっかりと熱々で濃厚な味噌スープを閉じ込めていますから、最後まで火傷しそうな熱さで楽しむことができ、“すみれ”ならではのこってりとした味噌スープが本格感のあるノンフライ仕様の太縮れ麺とともに食欲をしっかりと満たすことに間違いありません!
ただ、今回の商品は税込600円ですから、スープと麺のクオリティは非常に高いのは確かなんですが、ここまで具材に拘らなくても良かったような気もします…とは言っても“すみれオールスターズ”による“30年前の味噌ラーメン”を再現した一杯なので、食べておいて損はないかと思われます!
麺について
麺は、ご覧の通り札幌ラーメンらしく黄色みがかったノンフライ仕様の太縮れ麺ということで、もっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、まさにお店さながらの仕上がりで、ボリューム感に関しても申し分ありません!
そんな麺には、ポークをベースに香味野菜や各種香辛料をしっかりと利かせた濃厚な味噌スープがよく絡み、まろやかな味わいやキリッとした味噌の旨味などが口いっぱいに広がっていき、芳醇な味噌の風味や食欲そそる香味野菜の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、レトルト仕様の味付豚肉が入っていて、レトルトらしく非常にクオリティの高い仕上がりながらもやや小ぶりで、じっくりと味わってみると…ホロホロと崩れるほど柔らかく、それと同時にしっかりと味付けされた肉の旨味が滲み出す具材でしたので、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとしたノンフライ太麺と絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、実店舗でも使用されている“味付肉そぼろ”は、スープに肉の旨味を引き立てる相性抜群な具材となっていたため、やはりしっかりと馴染ませながらいただいた方が良さそうです!
そして、レトルト仕様のメンマは、ほどよいサイズでコリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、今回の濃厚な味噌スープとの相性も抜群です!
一方こちらの“もやし”は若干小ぶりながらもシャキシャキとした食感が印象的で、濃厚な味噌スープにさり気ないアクセントをプラスしています!
他にも大きくカットされた“ねぎ”が使用されており、シャキシャキとした食感はもちろん、ちょうど良い薬味にもなったことで今回の濃厚な味噌スープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、ポークをベースにコク深い味噌ダレを合わせ、香味野菜や各種香辛料で味を調えたことによって濃厚ながらも“くどさ”を感じさせることもなくメリハリの付いた“すみれ”ならではの味わいとなっており、たっぷりと浮かぶラードの層がちょうど良いこってり感やコクなどを際立たせ、Wパックらしく非常にクオリティの高い仕上がりです!
そしてそもそも塩気・旨味が強い厚みのあるスープとなっており、濃厚ながらも不思議と脂っこい印象がなく、“かえし”となる味噌ダレのキレ・香辛料が全体をうまく調和しているようで、実店舗さながらの味わいがじっくりと楽しめるかと思われます!
また、30年前の濃厚味噌ラーメンを再現している割に昔っぽさを感じさせることもなく、現在の“すみれ”を踏襲するかのようなこってり感や旨味がバランス良く融合し、乳化感のあるコクとキリッとした口当たりがちょうど良く馴染み、香味野菜や香辛料も加わったことによって、“純すみ系”・“村中系”が好みの方も納得の一杯に間違いありません!
まとめ
今回「すみれオールスターズ ムラナカの⼀杯 味噌ラーメン」を食べてみて、新横浜ラーメン博物館30周年企画に出店した“すみれ1994”で店主“村中 伸宜”氏に集結した“すみれオールスターズ”達が提供していた“30年前の味噌ラーメン”をカップ麺に再現した一杯には…ポークをベースに北海道味噌や食欲そそる香味野菜、そして各種香辛料などをバランス良く合わせたことによって濃厚ながらも最後まで飽きることのない味わいに仕上げ、そこにコシの強いノンフライ太麺が絶妙にマッチした臨場感溢れるフレーバーとなっていました!
やはり“すみれ”の店主監修で“コストに糸目をつけない”というだけあってクオリティはかなり高いものの、強いて言えば税込600円はちょっと高すぎるような気もしましたね…ただし麺やスープ、そしてレトルト仕様の具材など拘りを感じる一杯で、実店舗さながらの味わいが気軽に楽しめる仕上がりでしたので、“すみれ”系ファンには見逃せない逸品と言えるのではないでしょうか?
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