「謹製(きんせい)野菜たっぷり貝だし塩らーめん」を食べてみました。(2024年8月26日発売・東洋水産)
この商品は、貝出汁の旨味に野菜とチキンエキスでコクを加えた塩味のスープに仕立て上げ、具材にはFD(フリーズドライ)製法によるシャキシャキとした野菜が5種類も使用され、そこに食べ応えのある角刃のフライ麺が絶妙にマッチした“謹製”シリーズらしい上品な一杯、“謹製 野菜たっぷり貝だし塩らーめん”となっております。(値段:税別271円)
ご覧の通り、パッケージには雰囲気ある和紙を基調に“謹製”シリーズらしい和風感を思わせる“野菜たっぷり貝だし塩らーめん”といった今回の商品名が記載され、あっさりとした塩スープに野菜とチキンエキスでコクを加えたことによって喉越しなんかも非常に良く、素材の旨味を存分に活かした深みのある一杯であることが伝わってきます!
一方こちらには、“貝だしの旨みを利かせたコク深い野菜たっぷり塩らーめん”と記載され、その背景には貝出汁の旨味に野菜やチキンエキスでコクを加えた塩スープにもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持つ角刃のフライ麺や各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…キャベツ・味付鶏肉だんご・玉ねぎ・小松菜・ねぎ・人参が使用されているようです!(野菜はFD製法によるもの。)
他にも特徴として…麺は若干幅広で角刃仕様の中太フライ仕様で、コシの強い食感が加わったことで想像以上にしっかりとした食べ応えなんかもあり、貝出汁に野菜とチキンエキスでコクを加えた塩スープと絶妙にマッチしたことによって、すすった際に香り立つ風味までもが楽しめる上品な味わいが最後までたっぷりと楽しめるというわけです!
貝出汁に野菜やチキンエキスでコクを加えた塩スープということで基本的にあっさりとしたテイストなんですが、素材の旨味を存分に活かしたことで物足りなさといった感じも一切なく、5種類も使用された各種野菜がたっぷりと楽しめるフレーバーであり、そこにすすり心地抜群な角刃仕様の中太フライ麺が食欲を満たす…幅広い層に好まれる風味豊かな一杯となっていました!
謹製 野菜たっぷり貝だし塩らーめん
今回ご紹介するカップ麺は、スープの美味しさに拘った“謹製”シリーズの新商品ということで、貝出汁の旨味に野菜やチキンエキスでコクを加えた塩スープに仕上げ、5種類ものFD製法によるシャキシャキ食感の野菜や“味付鶏肉だんご”などを具材に使用し、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせない素材本来の美味しさを存分に活かした上品な一杯、“謹製 野菜たっぷり貝だし塩らーめん”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ちなみにこの“謹製”シリーズ、今までも“鶏白湯ラーメン(2014年5月5日発売)”や“辛ダレ 鶏しお(2015年5月4日発売)”なんかが発売されていたようですが、2019年に入って割と頻繁に商品展開されているシリーズで、“謹製(謹んで製造すること)”といったイメージに相応しい上品な仕上がりが特徴であり、今回もまた品のある一杯となっています!
それでは、今回の“謹製 野菜たっぷり貝だし塩らーめん”がどれほど貝出汁の旨味に野菜やチキンエキスでコクを加えた深みのある塩スープに仕上がっているのか?さり気なく使用された昆布エキス、FD製法による食感の良い各種野菜との兼ね合いはもちろん、なんと言っても角刃仕様の中太フライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り438kcal(めん・かやく344kcal / スープ94kcal)となっております。(塩分は5.9g)
カロリーは、縦型ビッグサイズとは言え、貝出汁の旨味に野菜とチキンエキスでコクを加えた後味の良い塩スープということもあってやや低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮しても若干高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり94g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと94kcalと思ったより高い数値を占め、あっさりとした中にも野菜とチキンエキスのコクが際立ち、昆布エキスをさり気なく利かせたメリハリのある塩スープをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、植物油や食塩をはじめ…
- チキンエキス
- 魚介エキス
- 豚脂
- こんぶエキス
- 香辛料
- 野菜エキス
といった、貝出汁の旨味に野菜とチキンエキスでコクを加えたシンプルながらも深みのある塩スープに仕上げ、そこに具材として使用された“味付鶏肉だんご”からも良い旨味が滲み出し、シリーズらしい上品な味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:株式会社酒悦 房総工場(千葉県)
JANコード 4901990378574 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、卵白)、添付調味料(植物油、食塩、チキンエキス、魚介エキス、砂糖、豚脂、こんぶエキス、香辛料、野菜エキス、たん白加水分解物)、かやく(キャベツ、味付鶏肉だんご、たまねぎ、こまつな、ねぎ、にんじん、でん粉)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類、炭酸カルシウム、かんすい、香料、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、pH調整剤、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部にえび・小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (94g) 当たり]
熱量 348kcal
めん・かやく: 344kcal
スープ: 94kcalたん白質 7.7g 脂質 20.0g 炭水化物 56.7g 食塩相当量 5.9g
めん・かやく: 2.1g
スープ: 3.8gビタミンB1 0.41mg ビタミンB2 0.32mg カルシウム 188mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープやFD仕様の野菜などがすでに入っていて、フタの上には“特製油”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、“特製油”というだけあって恐らくキリッとした塩スープにちょうど良いコクを引き立てる調味油が含まれており、量も若干少なめ・非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- キャベツ
- 味付鶏肉だんご
- 玉ねぎ
- 小松菜
- ねぎ
- 人参
が入っています。
さらに、麺はご覧の通り粉末スープで確認できない状態となっているんですが、実際には角刃の中太仕様となっていて、すすり心地の良さはもちろん、歯切れの良い強いコシなどが表現されたことで、コク深い塩スープとの相性なんかも良さそうです!
調理してみた
では熱湯を注ぎ3分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、まだ別添されている特製油を加える前の状態ではありますが…貝出汁の旨味に野菜とチキンエキスでコクを加えたシリーズらしい上品な一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの“特製油”を加えていきます!
すると…やはり無色透明で非常にサラッとした油分となっていて、恐らくチキンエキスなんかも含まれているんでしょうけど、そこまでギト付いた感じや特徴的な風味も特になく、あっさり系の塩スープにほどよいコクをプラスしているようです!
では、よーくかき混ぜてみます!
そしてスープが全体に馴染むと…やはりベースは塩スープということもあって非常にサラッとした仕上がりではありますが、あっさりとした中にも野菜とチキンエキスのコクによって物足りなさを感じさせることもなく、まさに“謹製”シリーズらしい最後まで飽きの来ない一杯となっているようです!
食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…透明感の高い塩スープらしく非常にあっさりとした仕上がりなんですが、野菜とチキンエキスのコクが加わったことで思ったより深みがあり、さり気なく使用した昆布の旨味が繊細さをプラスし、全体のバランスを考慮した上で品良く馴染ませているようです!
そのため、一瞬物足りなさを感じるかもしれませんが、貝出汁の旨味やチキンエキスのコク、5種類もの野菜や“味付鶏肉だんご”の旨味も馴染んでいくことで様々な旨味がしっかりと堪能できますから…今回の“野菜たっぷり貝だし塩らーめん”は幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
とは言え、やはり今回も“謹製”シリーズらしい上品なテイストですね!大胆な旨味の利かせ具合というわけではなく、あくまでさり気ない素材の旨味を丁寧に合わせたことでコクが引き立ち、淡麗系とも言える透明度の高い塩スープによってストレートに素材の旨味が伝わります!
麺について
麺は角刃の中太フライ仕様で、思ったよりも食べ応えがあり、コシの強い硬めの食感は個人的にもちょうど好みの仕上がりで、すすり心地も良いせいか…ついつい箸が止まらなくなります!
そんな麺には、貝出汁の旨味に野菜やチキンエキスでコクを加えた塩スープがよく絡み、じんわりと染み渡る出汁の旨味やチキンのコクなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る魚介系の風味や調理感のある香ばしさが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“味付鶏肉だんご”が入っていて、サイズも割と大きく、じっくりと味わってみると…ホロホロと崩れていくような柔らかさで、それと同時にほどよく味付けされた鶏肉ならではの旨味がじゅわっと滲み出てくる仕上がりとなっていたため、まずはスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどコシの強い中太麺と絡めていただくと、より一層鶏肉の旨味が際立って楽しめるものと思われます!
また、こちらのキャベツは、FD製法によってシャキシャキとした食感が心地良く、今回の一杯にちょうど良いアクセントがプラスされているようです!
さらにこちらの小松菜も上記のキャベツと同じくシャキシャキとした食感が印象的で、素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、食感としてのアクセントとしても申し分ありません!
そして、こちらの“玉ねぎ”は長細くカットされ、やはりFD製法によるシャキシャキ感が良いですね!素材本来の旨味や甘みなんかもしっかりと感じられ、今回の一杯にぴったりな具材となっています!
一方こちらの人参なんかも使用されていて、こちらはやや硬めの食感となっており、じっくりと味わってみると…素材本来の味わいなんかもしっかりと感じられ、スープの美味しさを損なうことなく彩り良く添えられているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、そこまで大きくカットされているわけではなく、シャキシャキとした食感というよりも…ちょうど良い薬味にもなったことで、貝出汁を利かせたコク深い塩スープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは貝出汁の旨味に野菜とチキンエキスでコクを加え、あっさりとした中にも深みがあり、キリッとした“かえし(塩ダレ)”を合わせたことでメリハリのある味わいに仕上げ、まさに万人受けするかのような美味しさが表現されています!
そして、この淡麗系とも言える透明度の高い塩スープには、野菜やチキンエキスでコクを加え、定番ながらもじんわりと染み渡るテイストに仕上がり、特別何かの旨味に突出しているわけではないものの、シリーズらしい丁寧な作り込みを思わせる味わいとなっています!
また、食べ進めていくに連れて具材に使用されていたFD製法による5種類もの野菜や“味付鶏肉だんご”からも良い旨味が滲み出し、あっさりとした塩スープでありながらもコク深く最後まで飽きの来ない美味しさが“縦型ビッグサイズ”として堪能できることと思われます!
まとめ
今回「謹製 野菜たっぷり貝だし塩らーめん」を食べてみて、商品名にある通り貝出汁の旨味を丁寧に利かせた後味の良い塩スープには…シンプルながらも最後まで飽きの来ない素材本来の美味しさを存分に活かした味わいがシリーズらしく表現され、角刃のフライ麺がしっかりと食欲を満たしてくれるボリューム感抜群な一杯となっていました!
そのため、非常にあっさりとした印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれませんが…実際に食べてみると野菜やチキンエキスによる喉越しの良いコクがあり、さり気なく使用された昆布エキスが繊細な旨味をプラス、それによって思いのほか物足りなさといった感じも一切ありませんから、“謹製”シリーズは今後の商品展開にもかなり期待できるのではないでしょうか?
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