「古奈屋(こなや)監修カレーうどん」を食べてみました。(2023年11月21日発売・明星食品/セブン-イレブン限定)
この商品は、東京・巣鴨に本店を置く“カレーうどん”の人気店“古奈屋”の看板メニューを同店監修によってカップ麺に再現したもので、ビーフをベースに鰹節や鯖節など魚介の出汁を加えたコク深く“とろみ”のあるカレースープに仕立て上げ、さらにミルクのまろやかさがスパイス感と絶妙にマッチし、そこにノンフライの細い“うどんがしっかりと絡む濃厚クリーミーな一杯、“古奈屋監修カレーうどん”となっております。(値段:税別228円)
ご覧の通りパッケージには…“古奈屋”、“創業1983年”といった店舗ロゴなどが記載されており、正直“カレーうどん”の名店と言っても読み方も含めピンと来ない方も多いかと思います。。ただ、ここ“古奈屋”はこれまでも地域限定で“カレーうどん 古奈屋(2008年3月17日発売)”や“カレーうどん古奈屋 特製ピリ辛肉そぼろ付(2010年5月17日発売)”が登場、それ以外にも冷凍食品やチルド麺でも発売されており、今回は初でしょうか?販売エリア全国のカップ麺として久しぶりの登場とあって気になっている方もかなり多いのではないでしょうか?
一方、こちら容器側面にはビーフをベースに魚介の出汁をバランス良く合わせ、カレー特有のスパイスやミルクを加えたカレースープが幅の狭い細めの“うどん”とよく絡み、各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージなんかも掲載されており、これを見る限り具材には…味付油揚げ・揚げ玉・人参・“ねぎ”が使用されているようです!
特に“カレーうどん”と言えば…主に和風出汁に動物系や野菜の旨味をバランス良く合わせたことで濃厚ながらも最後まで飽きの来ないテイストをイメージさせ、今回の“カレーうどん”に関しても同じくそういった味わいで、ミルク加えたまろやかなカレースープに本格感のある香辛料をふんだんに使用したことで後味も非常に良く、安定感のあるクリーミーな味わいが存分に楽しめることと思われます!
また、今回は以下の通り“Chef’s NOODLE(シェフズヌードル)”シリーズとして“銀座デリー監修 カシミールカレーラーメン(2022年8月2日発売)”や“四川飯店監修 胡麻香る担々麺(2022年11月22日発売)”に続く第3弾としてセブン-イレブン限定の登場となっており、発売頻度はかなり低いものの…今後も様々な名店の味がこのシリーズから発売されるのかもしれませんね!(こちらはPB商品ではなく留型と呼ばれる商品で価格が割とリーズナブルです。)
※“Chef’s NOODLE(シェフズヌードル)”とは…有名ラーメン店以外の名店とのコラボ商品となります。
他にも特徴として…麺はもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持つ細めの“うどん”が採用され、ビーフの旨味をベースに鰹節や鯖節など魚介の出汁や本格スパイスを使用したことによって後味すっきり・安定感のある味わいに仕立て上げ、ミルクで濃厚感やクリーミー感を引き立てたことで名店“古奈屋”ならではの優しいカレースープを再現、さらに食欲そそるスパイシーな風味がほんのり香り立つことで最後まで飽きの来ない“カレーうどん”がじっくりと楽しめるというわけです!
ビーフに関しては全く臭みやクセがなく旨味としてスープを下支えし、そこに魚介出汁やカレー特有の本格スパイス、ミルクなどをバランス良く合わせたことによって濃厚クリーミーな味わいに際立ち、それぞれの旨味がちょうど良く引き立て合ったことで全体の仕上がりとしては申し分なく、細いながらも食べ応え抜群な“うどん”はもちろん、全体のバランスをうまく調和したスープとともに想像以上に満足度の高い一杯となっていました!
古奈屋監修カレーうどん
今回ご紹介するカップ麺は、東京・巣鴨に本店を置く“カレーうどん”の有名店“古奈屋(こなや)”の看板メニュー“カレーうどん”を再現したもので、ビーフをベースに鰹節や鯖節など魚介ダシやカレーに由来する各種香辛料をバランス良く合わせ、ミルクでクリーミーさを引き立てたことでクリーミーなカレースープに仕上げ、ノンフライ仕様の細い“うどん”が食欲をしっかりと満たし、まさに本格感のあるテイストがカップ麺として気軽に味わえる安定感のある一杯、“古奈屋監修カレーうどん”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ご覧の通りフタの上に別添されている調味料を剥がしてみると、“和風だしをベースにスパイスを効かせた濃厚でクリーミーなスープ。最後の一滴まで飲み干したくなる味わいをお楽しみください。”と記載されているように、出汁を利かせた“カレーうどん”にミルクで仕上げた濃厚クリーミーなテイストということで、そもそも“カレーうどん”と言えば間違いないジャンルですからね!素材の旨味を活かしたまろやかな仕上がりに期待できそうです!
ちなみにここ“古奈屋”の創業は1983年、元々芸能関係の仕事に携わっていた“戸川 貞一”氏が40歳で芸能界を引退。その後、“うどん”が盛んな群馬県桐生市出身ということもあって手打ちうどん屋“古奈屋”をオープンさせたのがはじまり。その後、現在の味になるまで試行錯誤を繰り返し4年かかり、軌道に乗るまで中々厳しかったようですが…創業から約10年、有名な料理評論家“山本 益博”氏が書いてくれた記事のおかげでようやく脚光を浴びることとなり行列店へと成長。
現在は、ご子息の“戸川 里美”氏が代表を務める“株式会社古奈屋(設立1983年2月)”が取り仕切り、東京・巣鴨の本店含め計3店舗を展開しているようです!
- 巣鴨本店
- 丸の内オアゾ店
- 横浜ジョイナス店
一方こちらには“古奈屋”に関する簡単な説明書きが実店舗の写真とともに掲載されていて、これによると…“「古奈屋」は1983年に東京・巣鴨で誕生したカレーうどんが大人気のうどん店です。自家製ルゥに濃厚かつおだしを入れ、最後に牛乳で仕上げたまろやかでスパイシーな味わい。古奈屋のお店でしか味わえない一杯です。”とのことで、“カレーうどん”自体そこまで味に違いが出るものではありませんので…それで有名になるとはちょっと期待してしまいますね!
それでは、今回の“古奈屋監修カレーうどん”がどれほどビーフをベースに魚介出汁や各種香辛料を利かせ、ミルクでまろやかさを引き立てたスパイシーなカレースープに仕上がっているのか?本格香辛料を豊富に使用したことによる後引くスパイス感との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもすすり心地の良い食感滑らかな細めの“うどん”との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り379kcal(めん・かやく315kcal / スープ64kcal)となっております。(塩分は5.2g)
カロリーは、縦型ビッグサイズでありながらもビーフや魚介出汁を活かした濃厚クリーミーながらも後味の良いカレースープということもあって思ったより低めな数値のようで、塩分も同じく平均的な数値となっています。
ちなみに1食当たり94g、麺の量は65gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと64kcalとビーフなど動物系の旨味も使用しているとは言え、鰹節や鯖節など魚介出汁を活かしたカレースープを表現、特に脂っこさといった“くどさ”は一切なく、後味すっきりとした拘りのスープにミルクで仕上げたクリーミーでコクのある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、クリーミングパウダーや豚脂をはじめ…
- 乳等を主要原料とする食品
- カレー粉
- ビーフ調味料
- カレー調味料
- 食塩
- しょうゆ
- ローストオニオン粉末
- 油脂加工品
- かつおぶし粉末
- 香味油
- 香味調味料
- ポークエキス
- さばぶし粉末
- そうだがつおぶし粉末
といった、ビーフの旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁やカレーならではの本格香辛料をバランス良く合わせたことで安定感のあるカレースープに仕上げ、他にも豚脂やポークエキスを使用したことでコクをプラスし、ミルクで濃厚クリーミーなテイストを再現、特別辛さスパイスが利いているわけでもありませんので、子どもから大人まで幅広い層に好まれる味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星食品株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード | 4902881485371 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、しょうゆ、たん白加水分解物、米麹調味料)、スープ(クリーミングパウダー、豚脂、デキストリン、乳等を主要原料とする食品、カレー粉、ビーフ調味料、カレー調味料、食塩、しょうゆ、ローストオニオン粉末、油脂加工品、かつおぶし粉末、香味油、香味調味料、酵母エキス、ポークエキス、たん白加水分解物、さばぶし粉末、そうだがつおぶし粉末)、かやく(味付油揚げ、揚げ玉、人参、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工デンプン、増粘多糖類)、カラメル色素、炭酸塩(Ca、Na、K)、香料、ソルビット、乳化剤、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、甘味料(スクラロース)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・牛肉・さば・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (94g) 当たり]
熱量 | 379kcal めん・かやく: 315kcal スープ: 64kcal |
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たんぱく質 | 8.4g |
脂質 | 9.5g |
炭水化物 | 65.0g |
食塩相当量 | 5.2g めん・かやく: 2.6g スープ: 2.6g |
ビタミンB1 | 1.34mg |
ビタミンB2 | 0.42mg |
カルシウム | 150mg |
開封してみた
開封してみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“調味油”と記載された調味料が別添されています!
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみたところ非常にサラッとした油分のような状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温める程度で十分かと覆われます!
また、かやくには…
- 味付油揚げ
- 揚げ玉
- 人参
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、ご覧の通り幅の狭めな細い“うどん”が採用されており、これが湯戻りすることによってお店さながらのもっちりとした弾力と張りのあるコシが加わり、ほんのり“とろみ”が付いたカレースープとの絡みも非常に良く、濃厚クリーミーな味わいによってガツンと食欲を満たしてくれることに間違いありません!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:370ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの“うどん”や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に細めの“うどん”にはほどよい弾力とコシが加わり、まだ別添されている調味油を加える前の状態ではありますが、ビーフの旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁を合わせ、カレーならではのスパイスやミルクでスパイシー感とまろやかさを引き立てた味わい深い一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの調味油を加えています!
すると…無色透明な油分が少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ちなみに特にクセのある風味などはなく、恐らく調理感を引き立てる油分がプラスされているような感じです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…ビーフの旨味に魚介出汁や各種香辛料を利かせ、ミルクを加えたことでコク深くクリーミーさが際立ち、“とろみ”も若干付いているんですが、思ったよりサラッとしたテイストとなっており、よく“カレーうどん”と聞くとドロッとした濃厚感を強調しているものが多い印象の中、個人的にこういった後味の良い仕上がりは好印象といったところ!
とは言え…若干の“とろみ”が付いたことでコク深さ・申し分のない旨味が凝縮されているようで、“かえし”によるキリッとした口当たりや本格香辛料を使用したことで後引くスパイス感が引き立ち、具材に使用された“味付油揚げ”や揚げ玉からも良い旨味が滲み出すことによって最後まで飽きの来ない濃厚で本格感のある一杯となっています!
食べてみた感想
一口食べてみると…ビーフなど動物系の旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁を合わせているだけあって物足りなさといった感じは一切なく、ミルクを加えた濃厚クリーミーなテイストでありながらも変な“くどさ”もありませんし、カレー特有のスパイス感と融合したことでちょうど良いメリハリが付き、まさに舌触り滑らかなコク深い仕上がりとなっていて、体の中から温まるようなほんのりスパイシーな味わいが全体のバランスを調和し、複雑で繊細な“カレーうどん”と言えるでしょう!
そして、ほんのり“とろみ”があるものの、重たすぎないスープは好印象といったところで、塩気・濃厚感・コク・スパイス感どれをとってもほどよく利いていることによって安定感のあるテイストに感じられ、昔ながらの優しい味とも言えますし、“カレーうどん”にミルクでクリーミー感をプラスしているのも割と珍しく感じられますから、もしかすると再現性は高いのかもしれません!
また、この濃厚クリーミーなテイストはミルクによって引き立っているため、特に脂っこさといった感じは一切なく、“カレーうどん”に欠かせない本格香辛料の食欲そそる風味やスパイス感などがバランス良く融合し、さらに具材として使用された“味付油揚げ”や揚げ玉からも良い旨味が滲み出し、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんな安定感のある味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り若干幅の狭い細めの“うどん”が採用されていて、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、ノンフライ仕様によって滑らかな食感を再現、確かにお店さながらの仕上がりとなっていて、すすり心地も良いんですが、“つゆ跳ね”に注意です!
そんな細めの“うどん”には…ビーフの旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁を利かせ、カレー特有の香辛料やミルクなどを合わせたことによってコク深くもメリハリの付いたカレースープがよく絡み、まろやかな旨味や後引くスパイス感、じんわりと染み渡る魚介の出汁などが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香るスパイシーな風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの“味付油揚げ”が使用されていて、細かくカットされているものの、使用されている数に関しては申し分なく、じっくりと味わってみると…油揚げ特有の旨味や油分とともに今回のカレースープがじゅわっと広がっていく仕上がりとなっていたため、まずはスープとしっかり馴染ませながら食べ進めていき、後ほど食感滑らかな細めの“うどん”と一緒に絡めていただくと、より一層旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの揚げ玉は、後入れ仕様ではないせいか…サクサク感こそありませんが、揚げ玉特有の香ばしさや油分が滲み出していき、食べ進めていくに連れて臨場感を引き立てる相性抜群な具材となっています!
そして、こちらの人参は確かに相性の良い具材かもしれませんが、無理に使用しなくても良いのでは?というくらい細かくカットされ、じっくりと味わってみてもそこまで素材の味わいも感じられませんので、彩りとしてのアクセントがプラスされているようです!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されていて、割と大きめにカットされたことでシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことで今回のカレースープの美味しさを引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープはビーフの旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁をバランス良く合わせ、カレー特有の本格香辛料を加えたことで後引くスパイシー感が際立っているんですが、ミルクで仕上げた濃厚クリーミーなテイストが全体のバランスをうまく調和し、どこか懐かしさも感じられる口当たり優しい味わいとなっています!ただ、魚介の旨味に関しては若干弱いですね。。
そのため、辛さはほぼないものの…スパイスが利いたことで変に甘ったるい感じもなく、数ある“カレーうどん”と比較すると若干サラッとした状態ではありますが、混ぜるほどに“とろみ”も徐々に増していき、もちろん物足りなさといった感じは一切なく、スパイシー感を全面に押し出しているというよりも素材の旨味を存分に活かしたマイルドな仕上がりが印象的といったところ!
また、スープ表面には調味油による上質な脂・油分が広がり、それによって調理感のある味わいが際立ち、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”とクリーミーなまろやかさが絶妙にマッチしたことでメリハリの付いたコク深さが強調されているようにも感じられ、全体のバランスも非常に良いので最後まで飽きが来ません!そして当然残ったスープには追い飯がぴったりかと思いますので、余裕があればぜひお試しください!
まとめ
今回「古奈屋監修カレーうどん」を食べてみて、東京・巣鴨に本店を置く1983年創業の人気店“古奈屋(こなや)”の看板メニューを同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…ビーフの旨味に鰹節や鯖節など魚介出汁をバランス良く合わせ、カレー特有の各種スパイスやミルクでコクやまろやかさを引き立てたクリーミーなのにスパイシーな独特のカレースープに仕上げ、そこに幅の狭い細めの“うどん”が絶妙にマッチし、最後まで飽きの来ない安定感のある一杯となっていました!
やはり魚介出汁を利かせた“カレーうどん”にスパイス感とクリーミー感を融合させた仕上がりは他にはない美味しさがあり、他とは一線を画する味わいが特徴的でハマりますね!個人的にはもっと出汁を利かせた方が好みではあるんですが、これはこれでミルクのまろやかさが意外にも相性良く馴染んでいたため、思いのほか好評のフレーバーと言えるのではないでしょうか?
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