「サッポロ一番 塩らーめん まさかのうどん!?」を食べてみました。(2024年12月2日発売・サンヨー食品)
この商品は、袋麺でお馴染み1971年に発売された超ロングセラー商品“サッポロ一番 塩らーめん”の味わいをカップ麺に再現し、いつもの中華麺ではなく“うどん”を合わせ、さらに別添されている“味変化パック”によってデフォルトのラーメンスープと和風スープが味わえる後味さっぱりとした一杯、“サッポロ一番 塩らーめん まさかのうどん!?”となっております。(値段:税別271円)
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ご覧の通り容器側面には“「味変化パック」を入れるとラーメンスープから和風スープに味変化!”と記載され、その背景にはチキンやポーク、野菜の旨味に香辛料などを合わせた塩スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…味付油揚げ・味付卵・かまぼこ・“ねぎ”が使用されているようです!
そしてなんと言っても今回の特徴としては…
- まずは「味変化パック」を入れず、ラーメンスープで味わう
- お好みで「味変化パック」を入れて和風スープで楽しむ
といった中華麺ではなく“うどん”との組み合わせはもちろん、デフォルトの味と「味変化パック」による味変が楽しめる仕様となっています!(公式ページによると鰹節の風味が加わるとのこと。)
他にも特徴として…麺は厚みもあり幅広な太い“うどん”が採用されており、もっちりとした弾力とほどよいコシを兼ね備え、袋麺“サッポロ一番 塩らーめん”を再現した後味さっぱりとした味わいと“味変化パック”を加えたひと味違った美味しさがじっくりと楽しめるというわけです!
お馴染みの“サッポロ一番 塩らーめん”をカップ麺に再現したことで後味の良い塩スープが“うどん”と味わえる若干違和感を覚える組み合わせなんですが、中華麺とは違った食べ応えがあり、さらに途中で“味変化パック”を加えることによってひと味違った味わいが楽しめるボリューム感抜群な一杯となっていました!
「サッポロ一番 塩らーめん まさかのうどん!?」とは?
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り423kcal(めん・かやく336kcal / スープ83kcal)となっております。(塩分は5.9g)
カロリーは、縦型ビッグサイズながらも後味さっぱりとした“サッポロ一番 塩らーめん”を再現しているだけあって若干低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮するとやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり91g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと87kcalとあっさりしているとは言え単純に薄味というわけではなく、チキンやポーク、野菜の旨味などをうまく活かした繊細で最後まで飽きの来ない仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、食塩や植物油脂をはじめ…
- 香辛料
- 調味油脂
- チキン調味料
- ポーク調味料
- 野菜粉末
- 鶏肉野菜調理品
といった、チキンやポーク、野菜などの旨味を利かせたことで、お馴染み“サッポロ一番 塩らーめん”らしく後味は非常に良く、別添されている“味変化パック”によって和風スープが楽しめるひと味違った味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:太平食品工業株式会社 本社工場(群馬県)
JANコード 4901734056881 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、植物性たん白)、スープ(食塩、植物油脂、糖類、香辛料、調味油脂、デキストリン、チキン調味料、ごま、ポーク調味料、味付豚肉、野菜粉末、酵母エキス、鶏肉野菜調理品)、かやく(味付油揚げ、味付卵、かまぼこ、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、トレハロース、リン酸塩(Na)、レシチン、香料、微粒二酸化ケイ素、酸化防止剤(ビタミンE)、酸味料、クチナシ色素、ビタミンB2、ビタミンB1、カロチン色素、ベニコウジ色素、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (91g) 当たり]
熱量 423kcal たんぱく質 7.9g 脂質 20.2g 炭水化物 52.4g 食塩相当量 5.9g
めん・かやく: 1.6g
スープ: 4.3gビタミンB1 0.36mg ビタミンB2 0.38mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りすでに粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には“味変化パック”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、触ってみたところ…非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!ただ、和風スープに変化するとのことでしたが、原材料を見る限り出汁に当たる材料は見当たりません…
また、具材には…
- 味付油揚げ
- 味付卵
- かまぼこ
- ねぎ
が入っています。
さらに麺は、いつもの中華麺ではなくもっちりとした弾力とコシを併せ持つ太めの“うどん”が採用されていて、麺量も70gと申し分ありません!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
では、よーくかき混ぜていきます。
そして全体に馴染むと…透明度の高いサラッとした状態ですが、素材の旨味を活かした深みのある味わいに際立ち、袋麺でお馴染み“サッポロ一番 塩らーめん”をカップ麺に再現するも、やはりラーメンスープに“うどん”は多少違和感あります!
「サッポロ一番 塩らーめん まさかのうどん!?」を食べてみた感想・レビュー
一口食べてみると…あっさりしているものの、やはり素材の旨味を活かしたことで物足りなさといった感じはなく、塩味ならではのキリッとした口当たりと相性良くマッチしたことでちょうど良いメリハリが付き、“サッポロ一番 塩らーめん”らしい安定感のある仕上がりです!
ただ、今回は“まさかのうどん!?”ということもあって具材には“味付油揚げ”が使用されていて、こちらからほどよい甘みが滲み出し、スープもやや和風寄りのテイストに感じられ、その辺りで若干違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません!
そしてなんと言っても別添されている“味変化パック”を加えてみると…期待していたほど変わりはなく、そもそも和風スープに変化とのことでしたが、全く鰹節の風味もありませんし、若干の脂感が加わった程度でとても味変とは言えません!
麺について
麺は、厚みもあり幅広な太い“うどん”が採用されていて、ほどよく“ちぢれ”を付けたことでスープとの馴染みも良く、もっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持ち、ボリューム感に関しても申し分ありません!
そんな“うどん”には…袋麺でお馴染み“サッポロ一番 塩らーめん”らしい後味さっぱりとした塩スープがよく絡み、あっさりとした中にも動物系や野菜の旨味を活かした味わいなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る“油揚げ”の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、細かくカットされた“味付油揚げ”が使用されていて、“油揚げ”特有の甘みを含む仕上がりでしたので、最初のうちはスープにしっかりと馴染ませながら食べ進め、後ほど弾力のある“うどん”と絡めていただくと、より一層雰囲気ある味わいが楽しめるかと思われます!
また、“かきたま”をイメージさせる味付卵は見た通りふんわりと柔らかな食感で、特に味付けは感じられませんが、今回の一杯にちょっとした華やかさをプラスしているようです!
そして、こちらの“かまぼこ”も特に魚介の旨味が感じられるわけでもなく、上記の味付卵と同じく彩りの良さとしてさり気なく添えられています!
他にも細かくカットされた“ねぎ”が使用されていて、シャキシャキ感もそこまでなく、薬味にもならないほどでしたので、無理に具材として加えなくても良かったような気がします…ただ、具材だけ見ると完全に“うどん”というか和風に寄せていることがわかります!
スープについて
スープは、袋麺でお馴染み“サッポロ一番 塩らーめん”をカップ麺に再現しているんですが、具材に使用された“味付油揚げ”から滲み出す油分や甘みによって若干“うどん”に合った和風感がプラスされ、塩味らしく後味さっぱりとした仕上がりとなっています!
では半分ほど食べ進めた辺りで別添されている“味変化パック”を加えてみます!
すると、透明なオイルが少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、鰹節の風味はほぼありません…
そしてしっかり混ぜて味わってみると、“和風スープに味変化!”と記載されていた割に劇的な変化は一切なく、恐らく“うどん”に合わせた鰹節の風味を加えたかったんでしょうけど、出汁(鰹や昆布など)を利かせた味とは言えないようです!
まとめ
今回「サッポロ一番 塩らーめん まさかのうどん!?」を食べてみて、袋麺で大変好評の“サッポロ一番 塩らーめん”をカップ麺に再現し、“うどん”を合わせたり“味変化パック”でひと味違った味わいが楽しめる一杯には…チキンやポーク、野菜の旨味などを合わせたことでコクのある塩スープに仕上がっていたものの、別添されているパックを加えてもさほど変化がなくちょっと期待外れでしたが、変なクセもなく安定感抜群な一品となっていました!
やはりシンプルながらも旨味をしっかり利かせた塩スープなだけあって“うどん”を合わせても楽しめますね!個人的にはもう少しラーメンスープと和風スープに明確な違いを持たせてほしかったところではありますが、そもそも定番の袋麺を活かした味わいでしたので、思いのほか好評な一杯と言えるのではないでしょうか?
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