「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油」を食べてみました。(2022年7月26日以降順次発売・日清食品/セブン-イレブン限定)
この商品は神奈川県・横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいをカップ麺に再現したもので、なんと湯切りした後に再度熱湯をかけるという…“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”仕様によって熱々で濃厚な豚骨醤油スープに仕立て上げ、たっぷりと使用された黄金に光り輝く鶏油(ちーゆ)を加えることによってコク深さ・まろやかさが際立ち、そこにもっちりとした弾力のある太麺が絶妙にマッチした臨場感抜群な一杯が登場です!
それも…別添されている豚骨醤油スープ・旨みだし・黄金鶏油といった3パックによってお店さながら・白飯必須の濃いめのこってりとした豚骨醤油スープに仕上げ、濃いめの醤油ダレやコク深さを引き立てる鶏油がうまく調和し、喉越し抜群な家系独特のテイストを再現、そこにノンフライ麺仕様のもっちりとした太麺が絡む食べ応え抜群な一杯、“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”となっております。(値段:税別398円)
ご覧の通り、パッケージには“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”といった今回の商品名が記載され、その背景には…濃厚な豚骨醤油スープに鶏油が一面に広がり、もっちりとしたノンフライ太麺が馴染む仕上がりイメージが掲載されており、今回の一杯は特に麺とスープをじっくりと堪能してほしいとのことで具材には敢えて海苔のみとなっています!そして製造は日清食品でセブン-イレブンとのコラボカップ麺ということもあって情報があまりないため、気になっている方も多いのではないでしょうか?そもそも横浜家系は個人的にも好みのジャンルで…白飯必須のしょっぱいくらいに濃いめな豚骨醤油スープに鶏油が香る風味豊かな仕上がりに期待できそうです!
一方こちらには、“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ熱々スープ”と湯切り口に記載され、商品名も“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。”ということで非常に面倒な作り方を思わせますが、実際には一旦湯切りした後、“旨みだし(粉末スープ)”を加えて再度熱湯を注ぎ、その後に豚骨醤油スープを加えてよく混ぜ、最後に黄金鶏油を加えるだけの調理方法となっているため、“最高に面倒”というほどのものではありません。。ただ、この熱湯2度がけによる調理法が最大の特徴であり、それによって麺・スープともに熱々の状態で味わうことができるようですね!
また、横浜家系ラーメンのほとんどが以下のようなお好みが選べるスタイルなんですが…今回の“日清 最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”では麺は弾力もありつつコシがあり、鶏油の量も非常に多く、さらに醤油も濃いめとなっており、家系は基本的に味が濃いので白飯との相性が非常に良く、ぜひ事前に用意して家系ならではの醍醐味をじっくりと味わってみると良いでしょう!(海苔をスープに浸して巻いていただくのは格別です。)
- 麺の硬さ
- 鶏油の量
- 醤油の濃さ
一方こちらには今回の特徴が記載されており、これによると…“食べ応えのあるもっちり太麺 熱湯2度がけ専用配合で実現”、“たっぷり黄金鶏油 深いコクと甘み際立つ仕上げのオイル”と記載されているように横浜家系ラーメンは白飯が付きもので、そもそも醤油のキレが強く、そこに鶏油による独特な香りや口の周りがペタペタとくっつくような良い意味での脂っこさが特徴的であり、今回もそういった家系ならではの濃厚なテイストに仕上がっているものと思われます!
また、こちらには…“超濃厚 豚・鶏の旨み じっくり炊き出した旨みエキス”、“熱々スープ うまさを引き立てるスープ温度”と記載されており、じっくりと炊き出した豚骨や鶏ガラから丁寧に抽出した出汁スープに濃いめの醤油ダレを合わせ、今回最大の特徴である“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”仕様によってカップ麺とは思えないほどの熱々なスープが楽しめるという…2度がけならではのスープとなっています!(…というかこれなら具材や調味料にもよりますが、他のカップ麺でもできそうですね。)
他にも特徴として…麺は実店舗さながらの厚みもあり若干幅広な太いノンフライ麺となっていて、もっちりとした弾力や噛み応え抜群な強いコシを兼ね備え、それによってじっくりと炊き出した豚骨や鶏ガラの旨味が溶け込んだ横浜家系ラーメンならではの塩気・パンチの強い豚骨醤油スープに鶏油がコク深さを際立たせた濃厚で風味豊かな味わいがボリューム感たっぷりと楽しめるというわけです!
麺とスープだけを楽しむという…拘りの調理方法や商品単価が税別398円とのことでかなり期待していたんですが、まず豚骨に関しては全く臭みがなく非常にまろやかでコクがあり、この濃厚感のせいでしょうか?家系ならではの塩気が損なわれ、さらにたっぷりと使用された黄金鶏油に関しても鶏油ならではの風味がなく、濃厚感だけが際立った濃い目の醤油スープに仕上がり、正直家系とは到底呼べない濃厚な味わいが印象的で、そもそも濃いめでしたので白飯との相性は良いものの…期待していた醤油感と鶏油ならではのクセが感じられない点が非常に残念なテイストとなっており…ある意味クセのない万人受けするかのような横浜家系ラーメンが楽しめる濃厚な一杯となっていました!
これは特に家系ならではの濃い目の豚骨醤油スープにクセを抑えた鶏油のコクが利いた熱々のスープを“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”仕様によって再現した濃厚な味わいをもっちりとしたノンフライ太麺とともにじっくりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油
今回ご紹介するカップ麺は、神奈川県・横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいをカップ麺に再現したもので、じっくりと炊き出した豚骨や鶏ガラから旨味を丁寧に抽出し、コク深く濃厚なテイストに醤油ダレや鶏油を合わせ、さらに特別仕様によるもっちりとした粘り気のある本格的なノンフライ太麺が絡む食べ応え抜群な一杯、“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”となっています。
ご覧の通りフタには今回の商品名である“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”といった文言が大きく記載されており、最大の特徴としては…“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”による熱々のスープが楽しめる点、そして本格感のある味わいを再現するために大量の粉末・液体の各種スープに加え黄金鶏油が使用されたことで、コク深くまろやかで濃厚な味わいを再現、“最高に面倒”とは言え単純に湯切りして再度熱湯を加えるだけですから…麺とスープだけを楽しんでほしいという拘りの一杯であり、パッケージの重厚感からして“吉村家”を起源とする横浜家系ラーメンらしい濃厚な豚骨醤油スープに期待できそうです!
一方こちらにはお湯の目安量が記載されており、今回は一旦湯切りした後に改めて熱湯を加える必要があり、1度目440ml・2度目330mlの合計770ml必要となりますので、ご注意ください。(調理時間が5分なので十分な時間はあると思います。)
また、こちらには…“スープと麺をしっかり味わってもらうため、具材はあえて海苔だけにしました。”と記載され、同等のコンセプトによるカップ麺が他社からも発売されていますから…“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”といった調理方法が一番の特徴としているようですが、企画や開発に関しては若干勘ぐってしまいますね。。
そして、こちらフタの裏面には今回の特徴などが簡単に記載されており、これによると…“1度湯切りをし、再度熱湯を入れる。ご面倒をおかけしますが、それ以上にスープも麺も最高においしい家系豚骨醤油ラーメンが出来上がります。とのことで、“熱湯2度がけ”によって仕上がる拘りの一杯であることがよーく伝わってきます!
最高にうまい理由① | 熱湯を2度がけし、しっかり熱がかかるからこそ実現した、食べ応え抜群の専用配合麺。(湯戻し後200g) |
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最高にうまい理由② | 熱湯を2度かけることで実現した、豚・鶏の旨みがしっかり感じられるリッチな3包スープ。“豚骨醤油スープ” “旨みだし” “黄金鶏油” |
最高にうまい理由③ | 熱湯を2度かけるから、お店のような臨場感のある熱々スープ。 |
さらに、こういった横浜家系ラーメンの味わいを再現したカップ麺と言うと…最近では以下の通りリニューアルや再発売された商品以来ですから、家系ラーメン好きにとっては見逃せない一杯とも言えるのではないでしょうか?
- 家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン(2019年12月3日発売/2022年6月28日リニューアル発売)
- 吉祥寺 武蔵家 家系MAX 豚骨醤油ラーメン(2020年5月18日発売/2021年9月6日再発売)
- 横浜家系 侍 濃厚豚骨醤油(2021年7月27日発売/2022年7月12日再発売)
- 寿々㐂家 横浜家系豚骨醤油ラーメン(2021年10月19日発売)
- 横浜家系総本山 吉村家 豚骨醤油ラーメン にんにくトッピング(2021年11月2日発売)
他にも、横浜家系のカップ麺については下記の記事にもまとめてあるので、ぜひご覧ください!
それでは、今回の“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”がどれほど豚骨や鶏ガラの旨味を凝縮したコク深く濃厚な仕上がりとなっているのか?家系には欠かせない鶏油によるコクやまろやかさ、そして風味豊かな香りとの兼ね合いはもちろん、もっちり感とした硬めの食感を兼ね備えたノンフライ仕様の太麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り681kcal(めん・かやく391kcal / スープ290kcal)となっております。(塩分は10.3g)
カロリーは、“どんぶり型”・横浜家系ラーメンならではの濃厚な豚骨醤油スープというだけあって非常に高い数値のようで、塩分は希に見る非常に高い数値となっています。
ちなみに1食当たり172g、麺の量は90gとのこと。…というか湯戻り後の麺量は200gと記載されていましたが、特別仕様だからでしょうか?そこまで増えるものなんですね。。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけでだと290kcalもの数値を占めていることからも…やはり素材の旨味を存分に活かした家系らしい濃厚なテイストを再現し、白飯必須の濃い目でコク深い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、鶏脂やポークエキスをはじめ…
- しょうゆ
- ポーク調味料
- チキン調味料
- 香辛料
- 食塩
といった、家系らしく豚骨や鶏ガラをじっくりと炊き出したかのようなコク深くまろやかな出汁スープに醤油ダレを合わせ、さらに風味豊かな鶏油をバランス良く利かせたコク深く濃厚な豚骨醤油スープに仕上げ、思わず白飯が欲しくなる…塩気の強い味わいを想像させる材料が並びます。…ただ、使用されている材料がかなり少ない点が若干気になりますね。(多ければ良いというものではありませんが。)
JANコード | 4902105271520 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、食物繊維、大豆食物繊維、チキン調味料、植物性たん白)、スープ(鶏脂、ポークエキス、しょうゆ、ポーク調味料、チキン調味料、糖類、香辛料、ゼラチン、食塩)、かやく(のり)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、増粘剤(加工でん粉、像粘多糖類)、乳化剤、かんすい、香料、リン酸Ca、カラメル色素、カロチノイド色素、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、炭酸Ca、シリコーン、ビタミンB2、ビタミンB1、酸味料、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (172g) 当たり]
熱量 | 681kcal |
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たんぱく質 | 17.9g |
脂質 | 31.6g |
炭水化物 | 81.3g |
食塩相当量 | 10.3g (めん・かやく 4.7g) (スープ 5.6g) |
ビタミンB1 | 0.24mg |
ビタミンB2 | 0.33mg |
カルシウム | 963mg |
開封してみた
ではまず“最高に面倒”だという…調理方法から確認してみましょう。
これによると…
- フタを剥がし、旨みだし・スープ・黄金鶏油・焼きのりを取り出し、熱湯を線めで入れてフタをする
- スープ、黄金鶏油をフタの上で温める
- 5分後、湯切り口から湯を捨てる
- 旨みだしを入れ、再度熱湯を線まで入れる
- スープを入れてよく混ぜ、仕上げに黄金鶏油を加えて焼きのりを添えて出来上がり
とのことで、使用されている調味料が多いせいで若干複雑に思われるかもしれませんが…実際には調理後に湯切りして、再度熱湯を注ぎ各種調味料を加えるだけですので、“最高に面倒”というほどではありません。
そして、フタを開けてみると、ご覧の通り豚骨醤油スープ、旨みだし、黄金鶏油、“焼きのり”といった4つの調味料などが入っています!
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、家系らしく濃厚なテイストを再現するに相応しい液体・粉末からなるWスープ仕様で、特に豚骨醤油スープは醤油ベースでありながらも豚骨の旨味を含むドロッとした状態でしたので、調理中は黄金鶏油と一緒にフタの上でしっかりと温めておくと良いでしょう!(“旨みだし”は粉末仕様なので温める必要はありません。)
さらに、麺はご覧の通り厚みもあり若干幅広なノンフライ仕様ということで、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力と硬めの食感を兼ね備えた家系ラーメンにぴったりな食べ応えのある太麺が採用されているようです!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりにしっかりと湯切りをしたところがこちら!
完全に湯戻りしたことで先ほどまでの太麺がさらに太さを増し、もっちりとした弾力や強いコシが加わり、まだ別添されている調味料などを加える前の状態ではありますが、カップ麺ながらも家系ならではのコク深く濃厚な豚骨醤油スープと相性抜群な歯切れの良さやガシッとした食べ応えによって食欲をガツンと満たしてくれる本格的な一杯…といった印象の出来上がりです。
続いて先ほどの“旨みだし”を加えていきます!
すると…こちらには“豚・鶏”と記載されていた通り、それぞれの旨味・出汁が粉末状でたっぷりと含まれているようですが、特にクセのある風味もなく、もちろん脂っこさといった印象もありません!
そして再度熱湯を加え、豚骨醤油スープを加えていきます!(上記の“旨みだし”に関しては粒子の細かい粉末でしたので熱湯を加えるだけで馴染んでいきます。)
こちらは、やはり濃厚な豚骨の旨味が凝縮されているようで、かなりドロッとした醤油ダレがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!…というかこのスープも特別クセのある風味などはありませんね。。
また、この豚骨醤油スープに関しては…ご覧の通りドロッとした状態でしたので、表面に留まったままの状態となっており、横浜家系ラーメンでも豚骨臭の強い・無臭なところなど様々ではありますが、濃厚ながらも万人受けするかのような一杯といった印象が強く、個人的には少しでも良い意味での豚骨臭さがあった方が好みですので若干物足りなくも感じられます。。
では、よーくかき混ぜてみましょう。ドロッとした状態とは言え…決して粘度のあるものではありませんので、すぐに溶け込んでいき、全体に豚骨醤油スープが馴染んだら黄金鶏油を回し入れます!こちらは鶏油のイメージ通り黄色みがかった透明な油分がたっぷりと入っていて、コク深さ・まろやかさが一気に引き立つものと思われます!
ただ、こちらも鶏油ならではの風味がありませんね。。
鶏油と言えば家系では欠かせない仕上げの調味油で、これが家系らしさを象徴しているため、家系好きにとってはかなり物足りなさを感じるのではないでしょうか?
そして出来上がりに“焼きのり”3枚を添えたところがこちら!
ちなみにスープは思ったよりも“とろみ”というか濃厚感はなく比較的サラッとした状態で、厚みのある旨味が凝縮されている…といった印象が強く、表面に浮かぶたっぷりの鶏油が広がるものの…豚骨臭・鶏油ならではの風味はまるで皆無で、乳化感のあるコク深さ・まろやかさが特に際立っているようにも見え、出汁スープに醤油ダレがどれほど利いているのか?非常に気になりますね。。
そのため、個人的には豚骨の旨味と鶏油のコクがしっかりと利いた濃厚な豚骨醤油スープといったところで、家系らしい風味を引き立てるなら鶏油を自作して加えてみても良いかもしれませんね!見た目としてはかなり完成度の高い仕上がりでしたので、鶏油の風味がないのはかなりもったいないです。。(かなり濃厚なので醤油ダレの方も気になります…)
以前、個人的に家系ラーメンを自作したことがありますので、醤油ダレや鶏油の作り方について詳しくは下記の記事もぜひご覧ください。
やはり家系と言えば濃厚こってり…なのにキレの良いシャープな飲み口といったメリハリのある力強いスープで良い意味でクセのある鶏油の風味・コクが際立った深み・粘り気のある味わいであるべきなので、鶏油の利かせ具合に関しては賛否分かれそうな一杯ではありますね!…というか風味だけだと全く家系ではありません。
食べてみた感想
一口食べてみると…味も濃く豚骨の旨味がしっかりと利いたことでこってり感もそれなりにありますが、やはり豚骨のこってり感が際立ったせいで醤油感の強いキリッとしたシャープな飲み口が損なわれていますね!そして鶏油ならではの風味もなく、栄養成分表示に記載されていた塩分にも関わらず全くしょっぱさがありません。。なんと言うか…豚骨の主張が強すぎるのでしょうか?正直言って濃厚な豚骨醤油スープといった印象が強く、家系ラーメンではありません!かなり期待していただけあって、肩透かしを食らいます。。
というのも…本来鶏油がしっかりと使用されていると食べ進めていくに連れて徐々に口の周りがペタペタとくっつくような脂感があるんですが、今回の一杯に関してはたっぷりと黄金鶏油が使用されているにも関わらず見た目だけの演出だったのかもしれませんね!そのため、家系ならではの風味・クセは全くなく、何も知らずに味わってみると家系であることに気付かないのではないでしょうか?とは言え…方向性は違えども本格感のある味わいであることに間違いありません!“家系”の文字がなければ納得です!
そして、塩気も豚骨のコク深さ・まろやかさによってキレの良さはないものの…スープ自体は濃厚な仕上がりですから白飯も合いますね!今回は少量ではありますが残ったスープと楽しむ用に用意しておきましたので後ほどスープに浸して味わってみたいと思います!しかし、上記の通り豚骨の旨味に関しても脂っこさは一切ありませんから最後まで“くどさ”を感じさせることなく濃厚な味わいが楽しめるのではないでしょうか?ただ、全体のバランスが悔やまれますね。。家系で塩気・鶏油の風味がないのは致命的です!
麺について
麺は、ご覧の通り厚みもあり若干幅広な太いノンフライ仕様ということで、もっちりとした弾力とコシの強い硬めの食感を兼ね備え、お店さながらの仕上がりとなっています!
そんな太麺には、豚骨や鶏ガラなどをじっくりと炊き出したかのようなコク深くまろやかな出汁スープに醤油ダレや鶏油を合わせた濃いめの豚骨醤油スープがよく絡み、一口ずつに“くどさ”のないまろやかな豚骨の旨味やコクなどが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る芳醇な醤油の風味が後味良く抜けていきます!…というかやはり個人的にはもっと塩気・鶏油の風味を足したいところで、濃厚にも関わらずかなり物足りなさを感じますね。。
また、家系と言えばやはり添えられた海苔を濃いめのスープにしっかりと浸して麺に巻いて磯の風味が香るひと味違った味わいを楽しむといった醍醐味もありますから…今回は3枚使用されていましたが、別途追加してみても良いかもしれません!
他にも白飯にスープを浸した海苔を巻いてみても良いですね!
味の濃いスープがちょうど良く調和されてこれはこれで合いますので少量でもぜひ試しておきたいところ!…というか実店舗だとライスにテーブル調味料・香辛料や各種トッピングを加え、そこに海苔やスープを加えるといったサイドメニュー的な食べ方をしている方も多いので茶碗の方で味付けをして楽しんでみても良いでしょう!
スープについて
スープは先ほどもお伝えした通り、豚骨臭のないコク深くまろやかな旨味がこってりとしたテイストを引き立てているものの…醤油感の強いキリッとした口当たりを損なってしまい、さらにたっぷりと使用された黄金鶏油による家系ならではの風味も皆無、それによって濃厚感だけが際立った豚骨醤油スープといったところで、栄養成分表示によるとスープだけでも290kcalと記載されていた通り非常に濃厚なんですが、全体のバランスが悪いため、とても家系ラーメンとは呼べません!
そしてそもそも旨味が凝縮された厚みのあるスープとなっており、脂っこさや“くどさ”といった感じもありませんので決して重たい印象もなく、豚骨や鶏ガラをじっくりと炊き出したことで深みのある味わいに仕上がり、“かえし”となる醤油ダレのキレ・濃さが気になりますね。。これで税別398円は高すぎるのではないでしょうか?
そのため、商品名としては名前負けしたテイストとなっており、デフォルトの状態で十分濃厚な味わいがたっぷりと楽しめるわけですが、家系ラーメンとなると気になる点がいくつもあり、単純に“豚骨醤油ラーメン”だったら納得の味わいだったようにも感じられます!
そして、何度もスープを馴染ませながら味を確かめても…やはりスープはしっかりと全体に馴染んでいるようで、豚骨のコク深さ・まろやかさだけが際立っていることに間違いなく、どうしても塩気と鶏油の風味が物足りなく感じられましたので、もしかするとクセのない家系を目指したのかもしれません。。それにしても個人的に家系は好みのジャンルですので残念でしたね!(家系のカップ麺は通年扱いされているものが少ないので…)
このように、今回の“最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油”は、じっくりと炊き出した豚骨や鶏ガラの旨味を丁寧に利かせた醤油ベースの濃いめな豚骨醤油スープに黄金鶏油をたっぷりと加え、横浜家系ラーメンならではの濃厚な仕上がりながらも特に豚骨の主張が強く、良く言えば濃厚ながらもクセのない万人受けするかのような仕上がりで、醤油ダレの塩気が損なわれ、さらに肝心の鶏油も風味として皆無だったため、お好みによっては家系にぴったりな“おろしにんにく”や豆板醤などを加えてみても良いでしょう!もちろん濃厚なので白飯は必須です!
まとめ
今回「最高に面倒で、最高にうまいラーメン。家系豚骨醤油」を食べてみて、神奈川県横浜市のご当地ラーメン“横浜家系ラーメン”の味わいを“湯切って仕上げる!熱湯2度がけ”といった拘りの調理法によってカップ麺に再現した一杯には…コク深く濃厚ながらも塩気や鶏油特有の風味が物足りなく感じられ、臭みのない豚骨や鶏ガラなどの旨味が凝縮された濃厚な味わいに仕上がり、クセのない横浜家系ラーメンといった幅広い層に合わせたコク深い一杯となっていました!
やはり家系はハマりますね!今回の一杯は全体のバランスが若干悪かったものの…拘りの調理方法によって熱々のスープが楽しめる濃厚なテイストで、個人的には塩気や鶏油の利かせ具合が非常に気になりましたが、特にクセもありませんので家系ラーメンを試してみたい方におすすめの一杯と言えるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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