ミスタードーナツ初のカップ麺「家で食べるミスドの汁そば」を食べてみました。(2023年10月11日発売・株式会社ダスキン)
この商品は、ドーナツの人気チェーン店“ミスタードーナツ”で提供されている飲茶の発売30周年を記念し、これまでイートインのみだった“汁そば”をカップ麺に開発したもので、出汁染みるホタテエキスをチキンやポークがコク深く引き立て、さらに具材にはお店で使用していないドーナツ状の麩を加え、そこに生麺のようなコシなど実店舗さながらの食感を表現したノンフライ麺仕様の細麺が絶妙にマッチした臨場感溢れる一杯、“家で食べるミスドの汁そば”となっております。(値段:税別250円)
ご覧の通りパッケージには、赤を基調に“家で食べるミスドの汁そば”といった商品名が大きく記載され、さり気なくテイクアウト専用ということを伝え、今回は飲茶30周年ということで、“飲茶30TH”といったロゴが添えられているのが印象的!ちなみに製造はエースコックです。
一方こちらには“ミスタードーナツ”お馴染みのロゴが掲載され、その背景には…チキンやポークの旨味がホタテエキスを引き立て、お店さながらの細麺やドーナツ状の麩を加えた仕上がりイメージが確認でき、これを見る限り具材には…シンプルに麩・“ねぎ”のみとなっているようです!
他にも特徴として…麺はノンフライ仕様によって実店舗で提供されている“汁そば”の細麺を思わせる生麺さながらのコシを表現、すすり心地の良さやずしっとした食べ応えはもちろん、チキンやポークの旨味をベースにじんわりと染み渡るホタテエキスをコク深く引き立て、最後まで飽きの来ない繊細な味わいがじっくりと楽しめるというわけです!
淡麗系の“汁そば”ということもあって非常にあっさりとした仕上がりかと思いきや…ホタテエキスの旨味が一気に押し寄せ、チキンとポークが出汁の旨味をコク深く引き立てたことで物足りなさといった感じは一切なく、まさに素材本来の美味しさを存分に活かしたシンプルなテイストとなっており、そこに細いながらも生麺のような強いコシをノンフライ麺で表現、30周年を迎える飲茶の“汁そば”が自宅で気軽に楽しめる後味すっきりとしたフレーバーとなっていました!
家で食べるミスドの汁そば
今回ご紹介するカップ麺は、お馴染みミスドの飲茶30周年を記念して“汁そば”の味わいを再現したもので、臭みのないチキンやポークをベースにホタテエキスをバランス良く利かせ、じんわりと染み渡る後味すっきりとした味わいをエースコックとともに開発、透明感の高い淡麗系スープにも関わらず物足りなさといった感じは一切なく、具材にはお店の“汁そば”にはないドーナツ状の麩を使用、そこにコシの強いノンフライ仕様の細麺が絶妙にマッチした出汁染みる一杯、“家で食べるミスドの汁そば”となっています。
※売っている場所:今回はミスタードーナツで購入
ちなみに“ミスタードーナツ”の日本での創業は1970年1月27日、元々は1955年にアメリカで創業されたドーナツショップで、株式会社ダスキンが日本での営業権取得によって1971年4月2日に第1号店となる箕面ショップ(大阪)をオープンしたのがはじまり。その後、フレンチクルーラーやポン・デ・リングなどのドーナツ以外にも飲茶メニューの提供を開始し、麺類やチャーハンなんかも発売されています!
また、実店舗で提供されている“汁そば”の特徴としては以下の通り。(イートインのみ・税別340円)
天日塩とにがり塩をブレンドしたチキンベースのスープを、すっきりまろやかに仕上げました。細麺との相性もぴったり。
引用元:汁そば|飲茶|メニュー|ミスタードーナツ
他にも今回は飲茶30周年企画としてイートインとして以下の3種類の飲茶も期間限定で提供されているようです!
- 世界のスープ麺 トムヤムクン
- 世界のスープ麺 フカヒレスープ
- 世界のスープ麺 ブイヤベース
それでは、今回の“家で食べるミスドの汁そば”がどれほどチキンやポークをベースに後味すっきりとしたスープに仕上がっているのか?じんわりと染み渡るホタテエキスやコクを引き立てる鶏油との兼ね合いはもちろん、なんと言ってもノンフライ仕様によって“汁そば”らしい生麺さながらの強いコシを再現した細麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り248kcal(めん・かやく205kcal / スープ43kcal)となっております。(塩分は4.8g)
カロリーは、ノンフライ麺仕様・あっさりとした中にもチキンやポークをベースにホタテエキスや鶏油、香辛料などをバランス良く利かせた淡麗系のスープということもあって非常に低めな数値のようで、塩分も同じくやや低めな数値となっています!
ちなみに1食当たり81g、麺の量は60gとのことで夜食にもぴったりな嬉しいカロリー・サイズ感と言えるでしょう!
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと43kcalと出汁をコク深く利かせたメリハリのあるスープらしく全体を見ると占める数値は非常に低く、やはり素材の旨味をしっかりと活かした後味の良い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、チキンエキスや植物油脂をはじめ…
- 食塩
- ホタテエキス
- ポーク調味料
- 鶏油
- 香辛料
といった、チキンやポークをベースにホタテエキスの染み渡る出汁をコク深く引き立て、香辛料で味を調えたキリッとした口当たりとコクのあるテイストが際立ち、あっさりとしていながらも物足りなさを感じさせないミスドの“汁そば”らしい染み渡る味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:エースコック株式会社 関西滝野工場(兵庫県)
原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、食塩、たん白加水分解物、大豆食物繊維、卵白粉)、スープ(たん白加水分解物、チキンエキス、植物油脂、食塩、発酵調味料、ホタテエキス、ポーク調味料、鶏油、酵母エキス、香辛料)、かやく(麩、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、炭酸Ca、酒精、乳化剤、かんすい、増粘剤(加工でん粉、キサンタンガム)、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイド色素、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (81g) 当たり]
熱量 | 248kcal |
---|---|
たんぱく質 | 6.9g |
脂質 | 3.2g |
炭水化物 | 47.8g |
食塩相当量 | 4.8g めん・かやく: 1.4g スープ: 3.4g |
カルシウム | 272mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、液体スープといった2種類の調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの2パックとなっていて、特に液体スープに関しては塩ベースのスープというだけあって非常にサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
さらに、麺はご覧の通り細いながらもノンフライ仕様によって強いコシがあり、生麺のような食感、そしてすすり心地の良さが特徴的で、すすった際に香る出汁の風味にも期待できそうです!
調理してみた
ではまず先ほどの“かやく”を加えていきます。
そして、具材には…
- 麩
- ねぎ
が入っています。
このように今回のフレーバーは非常にシンプルなテイストであり、そもそも実店舗で提供されている“汁そば”も麺とスープと“ねぎ”のみといった組み合わせで、麺とスープを味わうメニューとなっており、カップ麺ではドーナツ状の麩が敢えて加わっています!
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:360ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことで先ほどまでの麺や具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺には細いながらも生麺のような強いコシが加わり、まだ別添されている液体スープを加える前の状態ではありますが…あっさりとした中にも染み渡る出汁の旨味、さらにチキンやポークをバランス良く利かせたことで物足りなさを感じさせない味わい深い一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを注いでいきます!
すると…チキンやポークをベースにホタテエキスや鶏油、香辛料などを合わせた塩味のスープが出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!そして特別クセのある風味などは一切なく、素材の旨味を活かした“汁そば”らしいスープを再現しているようです!
ご覧の通りこの液体スープを加えると…サラッとした仕様ということもあってすぐに馴染んでいき、見た目としての変化はありませんが、チキンやポークの脂・油分が表面に広がっていき、やはりクセのあるような風味などはありません!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…見るからにあっさりとしたキレの良いスープに仕上がり、色は“汁そば”らしく淡麗系とも言える透明度の高い仕様で、チキンやポークをベースにホタテエキスに深みやコクをプラスし、見た目以上に旨味の強い味わいが再現されているようです!
さらに、今回使用されている調味料は液体スープということで調理感のある脂・油分が本格感を引き立てているようで、澄んだスープには実際の“汁そば”にも使用されている“ねぎ”以外にドーナツ状の麩が添えられています!…というか非常にシンプルな一杯となっているんですが、何気に動物系×魚介系といったWスープによって味わい深いテイストに仕上がっているため、安定感のあるフレーバーであることに間違いありません!(チキンやポーク以外にもホタテエキス、さらに鶏油や香辛料を合わせている点が良いですね。)
食べてみた感想
一口食べてみると…ホタテエキスの出汁が凄いですね!ここまでしっかりとホタテを感じるカップ麺はなかなかないのでは?というほど旨味が強く、チキンやポークがコクをプラス、そして香辛料で味を調えたことでメリハリがあり、非常にシンプルであっさりとした仕上がりなんですが、想像以上に複雑で繊細な味わいを再現、サラッとした仕上がりながらも素材の旨味が広がっていき、ついついスープが止まらなくなります。。
そして基本はチキンとポークをベースにホタテエキスをバランス良く合わせた淡麗系の塩スープとなっていて、そこに鶏油や香辛料がさり気なく加わったことで最後まで全く飽きの来ない深みがあり、本格感のある出汁染みるテイストということもあって、飲んだシメや夜食なんかにもぴったりです!(正直…数量限定というのが非常にもったいないくらいです。。)
というかこの“汁そば”は、カップ麺とは思えないほど安定感があって美味しいですね!強いて言えば…という点が見つからないほどの仕上がりで、麺の仕上がりとスープの味わいに関しては非の打ち所がなく、単純にあっさりとした塩スープというわけではなく、旨味も伴っている点が好印象といったところ!しかも昨今値上げした価格帯を考慮しても税込270円ならむしろリーズナブルにも感じられ、テイクアウトでじっくり楽しむ分には十分過ぎる美味しさと言えるのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通りノンフライ仕様の細麺が採用されていて、麺量60gとレギュラーサイズとしては平均的なボリュームではありますが…すすり心地の良さ・重みのあるずしっとした密度感によってしっかりと食欲を満たす仕上がりとなっています!それに加え生麺のような滑らかさなんかも良いですね!
そんな麺には、チキンやポークをベースにホタテエキスをバランス良く合わせ、鶏油や香辛料で味を調えた“汁そば”らしい淡麗系のスープがよく絡み、一口ずつにあっさりとした中にも繊細な旨味や動物系のコクなどが口いっぱいに広がっていき、ふんわりと香る出汁の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのドーナツ状の麩が入っていて(あくまでイメージなのでドーナツらしさはそこまで感じられませんが…)、通常の麩と同じくじっくりとスープを馴染ませてから味わってみると…素材本来の出汁や旨味を存分に活かした染み渡るスープがじゅわっと滲み出していくため、まずはしっかりとスープと馴染ませながら食べ進め、後ほどすすり心地の良いノンフライ仕様の細麺と一緒に絡めていただくと、より一層素材の旨味も際立って楽しめるかと思われます!
他にもこちらの“ねぎ”が使用されており、やや小さめにカットされている割にシャキシャキとした食感が心地良く、ちょうど良い薬味にもなったことでミスドの“汁そば”を再現した後味の良いスープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる彩り豊かな具材となっています!
スープについて
スープは、クセのないチキンやポークをベースにホタテエキスをバランス良く合わせ、鶏油や香辛料で味を調えたメリハリのある仕上がりで、基本は塩味ということもあってキリッとした後味の良いテイストとなっており、一方で動物系の旨味もしっかりと利いているため、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせないコク深さが融合し、最後まで飽ることもありませんし、当然ドーナツとはひと味違った本格派も納得の味わいがじっくりと楽しめることでしょう!
また、実店舗では天日塩とにがり塩をブレンドし、カップ麺の“かえし(塩ダレ)”には特別拘りの素材を使用している訳ではありませんが…香辛料も含めキリッとしたメリハリが付き、そこに動物系のコクがうまく調和したことで軽やかでありながらも最後まで飽きることもなく、この辺りからも素材の旨味を存分に活かした品のある仕上がりということが伝わってきます!
というかこの商品は、また改めてコンビニやスーパーなどで再発売してほしいですね!今回は30周年記念ということもあって数量限定で、2023年10月11日の発売初日からすでにネット上では高値で取り引きされているほどでしたから…数日で完売するような気もします。。
まとめ
今回「家で食べるミスドの汁そば」を食べてみて、ミスドの飲茶30周年を記念して初のカップ麺化となった一杯には…チキンやポークをベースにホタテエキスを合わせ、鶏油や香辛料で味を調えたことによって後味すっきり・コク深くも染み渡る味わいが心地良く、シンプルながらも物足りなさといった感じは一切なく、決して単調になることなく素材の旨味を活かした品のあるテイストが印象的で、そこにノンフライ仕様によって生麺のような食感の細麺が絶妙にマッチした臨場感溢れる一杯となっていました!
やはりミスドが提供する飲茶の定番“汁そば”を再現した一杯は想像以上に満足感がありますね!特にチキンやポークをベースにホタテエキスを合わせたWスープ仕様のフレーバーということもあって、あっさりとした中にも深みがあり、じんわりと染み渡るかのような素材の旨味を活かした塩味のスープに鶏油を合わせたことで期待していたよりも満足度の高い味わいとなっていたため、実店舗でもついついリピートしている方も多いのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!