「地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン」を食べてみました。(2023年11月14日発売・明星食品/セブン-イレブン限定)
この商品は、函館市湯川町に本店を置く人気ラーメン店“函館麺や 一文字(いちもんじ)”の看板メニュー“塩らーめん”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、鶏の旨味をベースに昆布の出汁を合わせ、あっさりとした中にもコクのある塩スープに仕上げ、食感滑らかな丸刃のノンフライ中太麺が絶妙にマッチした深みのある一杯、“地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン”となっております。(値段:税別278円)
ご覧の通り、パッケージには“鶏と昆布の旨みがきいたコク深いスープ”、“つるみのある中太麺”といった今回の特徴などが記載され、その背景には鶏の旨味をベースに昆布の出汁をバランス良く合わせ、キリッとした“かえし(塩ダレ)”がちょうど良いメリハリを付けた淡麗系のスープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されており、これを見る限り具材には…チャーシュー・メンマ・“ねぎ”が使用されているようです!
また、こちらには…“地域の名店”、“地元で愛される味わい”といったアイコンが表示され、以前にも“地域の名店シリーズ”として各地の味が再現されていましたが、今回は“地域の名店”と表記やアイコンのデザインが若干変わっているものの同シリーズとのことで、以前ご紹介した“地域の名店 カドヤ食堂 ワンタンめん(2023年10月10日発売)”に続く商品となっています。(ここ“函館麺や 一文字”は以前にも他メーカーから“麺や一文字監修 えび香るコク塩らーめん”が2017年5月15日に発売されています。)
他にも特徴として麺は丸刃の中太仕様、もっちりとした弾力に加え生麺さながらのコシを併せ持つノンフライ麺が採用されており、麺量も75gと申し分なく、それによって鶏と昆布の旨味を丁寧に利かせたコク深く後味の良い塩スープと相性良くマッチし、函館の進化系と呼ばれる味わいが最後まで飽きることなく楽しめるというわけです!
透明度100%と言っても過言ではないほど美しい淡麗系の塩スープには、あっさりとした中にも鶏や昆布などの旨味・出汁がじんわりと染み渡り、他にも豚の旨味や香味野菜を加えたことでコク深くまろやかなテイストが心地良く、このメリハリによって物足りなさを感じさせない後味すっきりとした味わいに仕上がり、すすり心地抜群な中太ストレート麺とも絶妙にマッチしたことで味わい深い美味しさが最後までじっくりと堪能できる上品な一杯となっていました!
地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン
今回ご紹介するカップ麺は、函館市湯川町(温泉街の湯の川エリア)に本店を置く人気ラーメン店“函館麺や 一文字”の看板メニュー“塩らーめん”の味わいを再現したもので、鶏の旨味をベースに昆布の出汁をバランス良く合わせ、他にも豚の旨味を加えたことによって塩ラーメンのあっさりとしたテイストにコク深さが際立ち、ちょうど良いメリハリが最後まで飽きずに堪能できる進化系の一杯、“地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン”となっています。
※売っている場所:今回はセブン-イレブンで購入
ちなみにここ“函館麺や 一文字”の創業は創業は1993年(平成5年)、店主“藤原 恭平”氏によってオープンしたのがはじまり。その後函館本店(函館市湯川町2丁目1-3)を中心に“函館亀田本町五稜郭駅前店”・“函館花園店”を展開し、鶏ガラ系のあっさりや豚骨系のこってりを提供、昔ながらのあっさりとした函館ラーメンとは一線を画する進化系と呼ばれるラーメン店として観光客や地元市民にも愛されているようです!
また、こちらには“函館麺や 一文字”についての簡単な説明書きが実店舗写真とともに掲載されていて、これによると…“1993年創業。昔ながらの函館ラーメンとは一味違う一杯が人気。味を追求し、進化し続ける名店。”とのことで、多方面から愛される函館屈指の有名ラーメン店です!(何気に2023年で創業30周年を迎えています。)
他にも、こういった函館の塩ラーメンで有名なお店がカップ麺として商品化した一杯と言えば…以前ご紹介した“星龍軒 函館塩ラーメン(2019年6月6日発売)”や“函館麺厨房あじさい 函館塩ラーメン(2021年4月27日再発売)”、“マメさん監修 函館塩ラーメン(2021年6月21日発売)”などもありましたね!
それでは、今回の“地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン”がどれほど鶏の旨味に昆布の出汁を利かせた清湯系のコク深い仕上がりとなっているのか?他にも豚の旨味や香味野菜を利かせた繊細な味わいとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても丸刃の中太仕様によるすすり心地抜群なノンフライ麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り390kcal(めん・かやく308kcal / スープ82kcal)となっております。(塩分は6.8g)
カロリーは、昔ながらの函館ラーメンとはひと味違ったコク深いテイストとは言え…やはり後味すっきりとした清湯系の塩スープということもあってかなり低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもやや高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり104g、麺の量は75gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと82kcalとやはり鶏の旨味を利かせたコク深い塩スープというだけあって意外と高めな数値を占め、鶏の旨味や昆布の出汁をしっかりと利かせたシンプルながらも深みのあるテイストで、素材に拘った“函館麺や 一文字”の美味しさがカップ麺ながらもしっかりと再現された満足度の高い仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、油脂加工品や食塩をはじめ…
- 豚脂
- 香味油
- 鶏・豚エキス
- しょうゆ
- 香味調味料
- チキンオイル
- 香辛料(ジンジャー、ガーリック)
- 昆布粉末
- しいたけエキス
- 植物油脂
といった、鶏の旨味をベースに昆布の出汁を合わせ、他にも豚の旨味や香味野菜が加わったことであっさりとした塩スープにも関わらず深みのあるコクをプラス、キリッとした“かえし(塩ダレ)”とバランス良く融合したことで、最後まで飽きの来ないすっきりとした口当たりとじんわりと染みるような美味しさが楽しめるクオリティの高い味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東日本明星株式会社 埼玉工場(埼玉県)
JANコード | 4902881485456 |
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原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、でん粉、食塩、乳たん白)、スープ(油脂加工品、食塩、糖類、豚脂、香味油、鶏・豚エキス、たん白加水分解物、しょうゆ、香味調味料、チキンオイル、酵母エキス、香辛料(ジンジャー、ガーリック)、昆布粉末、しいたけエキス、植物油脂)、かやく(チャーシュー、メンマ、ねぎ)/加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、酒精、増粘多糖類、香料、卵殻カルシウム、微粒二酸化ケイ素、乳化剤、酸味料、カラメル色素、カロチノイド色素、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に卵・乳成分・小麦・えび・ごま・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (104g) 当たり]
熱量 | 390kcal |
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たん白質 | 10.0g |
脂質 | 10.4g |
炭水化物 | 64.1g |
食塩相当量 | 6.8g めん・かやく 2.5g スープ 4.3g |
ビタミンB1 | 0.98mg |
ビタミンB2 | 0.28mg |
カルシウム | 161mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り“かやく”、あとのせかやく、液体スープ、粉末スープといった4つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの4パックとなっていて、特に液体スープは鶏の旨味や昆布の出汁などを含んだ塩スープならではのサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておく程度で十分かと思われます!(“あとのせかやく”には“ねぎ”が入っています。)
また、麺は丸刃のノンフライ中太仕様となっており、湯戻りする以前からすでにもっちりといた弾力とほどよいコシを併せ持つ滑らかな食感が伝わってきます!
調理してみた
ではまず“かやく”を加えていきます!
そして具材には…
- チャーシュー
- メンマ
が入っています。
ご覧の通り若干物足りなさを感じるかもしれませんが、コク深くも清湯系の塩スープにぴったりな具材が取り揃えられているようで、仕上げに加える“ねぎ”によって後味の良さが際立つシンプルな構成といったところ!
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:420ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺にはもっちりとした弾力が加わり、つるっと滑らかな食感を表現、今回は麺とスープ、それらを引き立てる最小限の具材が使用されたことで上品なテイストに期待できそうです!
次に先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…鶏や豚の旨味エキスを含む透明な塩スープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
さらに粉末スープも加えていきます!
こちらには昆布粉末や香辛料などが含まれているようで、特に気になるような風味はありません!
ご覧の通り粉末スープはすぐにスープへと馴染んでいき、見た目や風味としての変化は特にありませんが、あっさりとした塩スープにほどよいコクを引き立てるちょうど良い油分・旨味などの脂が表面に広がっていき、物足りなさを感じさせない味わいが楽しめる喉越しの良い塩スープに期待できそうです!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そして全体にスープが馴染んだら最後に“あとのせかやく”を加えて完成です!
このようにシンプルながらも臭みのない鶏の旨味を活かしたコクのあるテイストといった仕上がりで、あっさりとした中にも物足りなさを感じさせない旨味が凝縮され、なんと言ってもスープ表面に広がる上質な旨味エキス・脂感がクオリティの高さを感じさせ、食べ進めていくに連れて満足度も増していく…そんな上質な塩スープが印象的なフレーバーとなっています!
また、函館の塩ラーメンと言えば…“函館麺厨房あじさい”をはじめ割とあっさりとしたテイストが多いんですが、ここ“函館麺や 一文字”では鶏ガラをベースに函館・南茅部産の高級昆布を加えた和風出汁が特徴的のようで、他にはない進化系と呼ばれるだけあって今回のカップ麺にも思ったより動物系のコクが加わっていますから、キリッとした口当たりと深みのある旨味が絶妙にマッチし、最後まで飽きの来ない味わいが再現されているのではないでしょうか?
食べてみた感想
一口食べてみると…鶏の旨味を丁寧に利かせたコク深い塩スープには、昆布の出汁がほんのりと染み渡り、他にも豚や香味野菜の旨味を利かせたメリハリの付いたシャープな飲み口が心地良く、優しい口当たりながらもキレの良さが最後まで飽きさせることもなく、スープ表面に浮かぶ上質な旨味エキスといった脂・油分が深みをプラス、突出した特徴はないものの…安定感のあるシンプルな塩スープといったところで、全体のバランスが非常に良いですね!
そして、食べ進めていくに連れて液体スープや粉末スープが全体に馴染むことでコクが際立ち、同時に満足度も増していく…そんなやみつき感のある味わいがカップ麺で気軽に楽しめるフレーバーで、麺の滑らかな食感なんかも良いですね!ノンフライ仕様なだけあって本格感があり、75gの麺量によってボリューム感に関しても申し分ありませんから、思ったより食べ応えのある一杯となっています!
さらに鶏と昆布の旨味を利かせたコク深い塩スープにちょうど良いメリハリを加えるかのように香味野菜(ジンジャーやガーリック)が利いたことで、シンプルながらも旨味としては申し分なく、最小限の具材でも物足りなさといった感じは一切ありませんし、むしろスープの美味しさだけでも十分な価値があり、しっかりと混ぜながら食べ進めていくと、より一層本格感のあるスープが楽しめるのではないでしょうか?
麺について
麺は、加水率が高めなもっちりとした弾力があり、もちろんほどよいコシを兼ね備えたことで実店舗さながらの食感をノンフライで表現、密度感の高いずしっとした仕上がりとなっています!この辺りに関しては自家製麺を使用している“函館麺や 一文字”の拘り通り麺までも美味しいです!
そんな麺には…鶏や昆布の旨味を丁寧に利かせたコク深くも後味すっきりとした塩スープがよく絡み、臭みのない鶏や豚の旨味、染み渡る昆布の出汁などが口いっぱいに広がっていき、ほんのり香る出汁の風味が後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらのチャーシューが入っていて、サイズはともかく薄くカットされたことで若干チープな印象も感じられるものの…じっくりと味わってみるとほどよく味付けされた肉の旨味が滲み出す仕上がりとなっていたため、まずはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとした中太麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらのメンマは使用されている数・サイズともに申し分なく、コリコリとした食感が心地良く、メンマ特有の味付けや素材本来の味わいなんかも感じられ、今回のようなコク深い塩スープにもぴったりです!
さらに、こちらの“ねぎ”は、後入れ仕様ということもあってシャキシャキとした食感はありませんが…ちょうど良い薬味として今回の塩スープを美味しく引き立て、さらに後味すっきりと感じさせる相性抜群な具材として彩り良く添えられています!
スープについて
スープは、鶏の旨味をベースに昆布の出汁を利かせ、他にも豚や香味野菜を合わせたことで清湯系・淡麗系のあっさりとした塩スープとは若干異なり、思いのほか深みのあるコクが喉越し良く感じられ、キリッとした“かえし(塩ダレ)”が加わったことによってちょうど良いメリハリをプラス、見た目とは裏腹にまろやかな美味しさ・旨味が楽しめるかと思われます!
そしてこの澄んだ塩スープにコクを引き立てる動物系の旨味に関しては脂っこさといった感じは全くなく、今回の“どんぶり型”の一杯にも関わらず最後まで飽きが来ません!それどころか出汁の利いたキレの良い塩スープにコクが加わったことで厚みが際立ち、ついついスープが止まらなくなってしまいます!
また、魚介系の旨味に関しては昆布程度なので、決して荒々しさを感じさせるほどのものではなく、こちらもまた全体のバランスが非常に良いですね!特に何かに突出しているわけではなく、丁寧にも感じられるスープはまさに絶妙で、素材そのものの旨味を存分に活かした一杯といったところ!
そのため、出汁染みるあっさりとした塩スープというわけではなく、鶏をはじめ動物系の旨味を活かしたコク深い塩スープに仕上がっており、確かに後味すっきりとしたテイストではありますが、厚みのある旨味がしっかりと加わっているため、“鶏だし塩ラーメン”といった今回の商品名のイメージ通り鶏の旨味を引き立てるテイストと言えるでしょう!
まとめ
今回「地域の名店 函館麺や一文字鶏だし塩ラーメン」を食べてみて、函館の温泉街エリア湯川町に本店を構える人気ラーメン店“函館麺や 一文字”の看板メニュー“塩らーめん”をカップ麺に再現した一杯には…鶏の旨味に昆布の出汁を利かせたコク深い塩スープに仕上がり、他にも豚や香味野菜を加えたことによって喉越しの良い厚みや繊細さが際立ち、昔ながらのあっさりとした函館ラーメンとはひと味違った進化系のテイストとなっていました!
また、コクがあるとは言え、やはり塩スープらしい後味の良さが印象的で、鶏や豚など動物系の旨味を活かしているにも関わらず脂っこさのない上質な脂がバランス良く馴染み、シンプルながらも物足りなさを感じさせないフレーバーとなっていたため、かなり幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
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