「Lab Q かけ醤油らぁ麺」を食べてみました。(2024年4月23日発売・東洋水産/ファミリーマート限定)
この商品は、札幌の有名人気ラーメン店“Japanese Ramen Noodle Lab Q(ラーメン キュウ)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、鶏と魚介の旨味を利かせた芳醇な醤油スープに仕上げ、特にこのスープに拘ったことで調味料は3パック仕様、それによってスープの美味しさが際立ち、そこに食感滑らかな丸刃の中細麺が相性良くマッチした風味豊かな一杯、“Lab Q かけ醤油らぁ麺”となっております。(値段:税別249円)
ご覧の通りパッケージには“札幌の名店”、“鶏と魚介の旨味を利かせた、芳醇な醤油スープ!”と記載され、素材はもちろん醤油にも拘った複雑で繊細な醤油スープに東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”による実店舗さながらのもっちりとした中細ノンフライ麺がしっかりと馴染む仕上がりイメージが掲載されているように、今回はスープに拘った3パック仕様ということもあってかなり期待できるのではないでしょうか?
一方こちらには“Japanese Ramen Noodle Lab Q”の店舗ロゴや“スープにこだわった至高の一杯”、“かけ醤油らぁ麺”といった商品名や特徴などが記載され、実店舗では素材に拘った無化調ラーメンが人気を博していますから、店主“平岡 寛視”氏が監修した一杯はカップ麺とは言え満足度の高い美味しさが楽しめることと思われます!…ただ、鶏の旨味というのが個人的に若干心配なところ。。
他にも特徴として…麺は一見丸刃の中太麺にも見えますが、ほんの少し平たくしたことでスープとの絡みも非常に良く、“Lab Q”の自家製麺ならではのつるっとした食感や小麦の風味にも拘り、ほどよい弾力とコシを兼ね備えたノンフライ仕様となっており、鶏や魚介の旨味をしっかりと利かせた芳醇で奥行きのある味わいが最後までじっくりと楽しめるというわけです!
丁寧に利かせた鶏の旨味にほんのり感じる魚介出汁をキリッとした“かえし(醤油ダレ)”とバランス良く合わせたことによって優しくも深みのある味わいに仕上がり、特製油で仕上げることによって調理感が際立っているようで、この魚介と特製油が味の決め手とも言え、スープに拘ったというだけあってシンプルながらも複雑で繊細な美味しさがじっくりと楽しめる満足度の高い一杯となっていました!
Lab Q かけ醤油らぁ麺
今回ご紹介するカップ麺は、札幌中央区の名店“Japanese Ramen Noodle Lab Q”の味わいを再現したもので、スープに拘ったことで敢えて麺とスープの“かけラーメン”に仕上げ、鶏や魚介の旨味を丁寧に利かせた芳醇な香りの醤油スープが弾力のある中細程度のノンフライ麺に絡む風味豊かな一杯、“Lab Q かけ醤油らぁ麺”となっています。
※売っている場所:今回はファミリーマートで購入
ちなみにここ“Japanese Ramen Noodle Lab Q”の創業は2014年6月、店主“平岡 寛視(ひらおか ひろし)”氏が名店“一風堂”で13年間もの修行経験を経た後にオープンしたのがはじまり、当時の店舗名はシンプルに「Q(QualityとQuestの頭文字)」でしたが、3周年を機に“Japanese Ramen Noodle Lab Q”に変更、それと同時に麺も自家製麺へと変更されています!
そしてここ“ラーメン「Q」”は一風変わった営業を行っていて、通常の営業時間は月〜土曜の11:00〜15:00までなんですが、営業母体は同じものの…夜の部には店舗名を“ヤキトリ、ワイン、日本酒、Q”として焼き鳥やワインなんかも楽しむことができ、いわゆる二毛作営業のお店でもあります!
また、鶏出汁に拘った“醤油らぁ麺”でピンと来た方もいらっしゃるかもしれませんが、神奈川県湯河原の行列店「らぁ麺 飯田商店」に強い影響を受けたラーメン店のひとつで、札幌にて鶏出汁を使用した“醤油らぁ麺”を看板メニューにしたことで創業当初は苦労もしたそうです!しかし今では安くても1,500円で特製にもなると3,000円もする高価格帯で勝負する人気店へ成長!(一方で“雰囲気だけ”、“意識高い系”とも言われ、地元民よりも旅行客や外国人観光客が多いようです。)
実店舗の様子はこちらの記事もぜひご覧ください!
それでは、今回の“Lab Q かけ醤油らぁ麺”がどれほど鶏や魚介の旨味をしっかりと利かせた深みのある仕上がりとなっているのか?醤油にも拘った繊細な旨味や特製油による調理感のあるコクとの兼ね合いはもちろん、なんと言ってもつるっとした食感や小麦の風味が香り立つ東洋水産お馴染みの“生麺ゆでてうまいまま製法”によるもっちりとした中細麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り393kcal(めん・かやく310kcal / スープ83kcal)となっております。(塩分は6.2g)
カロリーは“どんぶり型”ですが、鶏や魚介の旨味を凝縮させた清湯系の醤油スープということもあって割と低めな数値のようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮しても若干高めな数値となっています。
ちなみに1食当たり122g、麺の量は75gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと83kcalの数値を占めていることから、やはり後味すっきりとした飲みやすい醤油スープでありながらも鶏の旨味をしっかりと利かせたコク深い味わいに際立ち、合わせ醤油や特製油仕立てによって名店“Lab Q”らしい万人受けするかのような仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、“しょうゆ”やチキンエキスをはじめ…
- ポークエキス
- 植物油
- 鶏脂
- 香味油脂
- りんご酢
- 粉末そうだがつおぶし
- こんぶエキス
といった、鶏や魚介の旨味を丁寧に凝縮させたスープにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”をバランス良く合わせ、シンプルながらも特製油で仕上げたことで調理感のある脂が広がっていき、優しく飽きの来ない美味しさが最後までたっぷりと楽しめる拘りの味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:東洋水産株式会社 関東工場(群馬県)
JANコード | 4901990377812 |
---|
原材料名
めん(小麦粉(国内製造)、でん粉、食塩、植物性たん白、こんにゃく、大豆植物繊維、植物油脂、乳糖)、添付調味料(しょうゆ、チキンエキス、ポークエキス、植物油、鶏脂、香味油脂、りんご酢、酵母エキス、粉末そうだがつおぶし、こんぶエキス)/加工でん粉、酒精、調味料(アミノ酸等)、かんすい、炭酸カルシウム、カラメル色素、レシチン、酸化防止剤(ビタミンC、ビタミンE)、増粘多糖類、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・りんごを含む)
栄養成分表示 [1食 (122g) 当たり]
熱量 | 393kcal |
---|---|
たん白質 | 12.1g |
脂質 | 10.7g |
炭水化物 | 63.5g 糖質:60.8g 食物繊維:2.7g |
食塩相当量 | 6.2g めん・かやく:2.4g スープ:3.8g |
ビタミンB1 | 0.31g |
ビタミンB2 | 0.36g |
カルシウム | 168mg |
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り2種類の液体スープ、特製油といった3つの調味料などが入っています。
そして、こちらが今回使用されている調味料などの3パックとなっていて、特に液体スープは2種類使用されていて、単純に同じ仕様ではなく全く別の仕様となっており、どれもサラッとした状態でしたので調理中は特製油とともにフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、麺はご覧の通りお店さながらのつるっとした食感や小麦が香る仕上がりのようで、東洋水産の独自製法によるノンフライ中細麺が採用されており、若干平たくしたことでスープとの絡みも良く、湯戻りする以前からすでにもっちりとした弾力やほどよいコシをイメージさせます!
調理してみた
続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:410ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりと湯戻りしたことによって先ほどまでの麺がふっくらとした仕上がりとなり、特にもっちりとした弾力や強いコシが加わり、まだ2種類の液体スープと特製油を加える前の状態ではありますが、鶏と魚介の旨味を丁寧に抽出した上質な出汁スープに拘りの醤油をブレンドした“かえし(醤油ダレ)”が絶妙にマッチし、シンプルで王道なテイストながらも最後まで飽きの来ないしっかりとした味わいが気軽に楽しめる味わい深い一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの液体スープを加えていきます!
すると…スープに拘ったというだけあってブレンドされた醤油の風味が一気に広がっていき、鶏や魚介の旨味エキス・脂などは特製油の方に含まれているのでしょうか?特に脂・油分といった感じはなく、非常にサラッとしたスープがたっぷりと出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!
続いてもう一方の液体スープも加えていきます!
こちらは若干内容が異なるということでしたが、色味やサラッとした印象はほぼ同等となっており、恐らく旨味エキスに違いがあるものと思われます!ただ、そこまで特徴のある風味などはありません!
ではよーく混ぜていきましょう!
そして最後に特製油を回しかけて完成となります!
やはり2種類の液体スープと特製油による仕上がりは一見シンプルですが、上質な油分が調理感や味に深みをプラスしているようで本格感がありますね!もちろん醤油ならではの芳醇な風味が食欲を掻き立て、じんわりと染み渡る魚介の出汁をコク深く引き立てているようにも感じられます!
ちなみに今回は名店“Japanese Ramen Noodle Lab Q”の自家製麺のようなつるっとした食感を目指し、若干平たい仕様のノンフライ中細麺が採用されていることもあってスープだけでなく本格感のある食感なんかも楽しむことができ、噛むほどに美味い小麦の風味が香る麺に醤油スープがうまくマッチした絶妙なバランスのようですが、元々鶏出汁に拘っているラーメン店の再現カップ麺ですから、個人的には想定内といったところ!
ただ、鶏だけでなく魚介の旨味や醤油にも拘ったことで複雑で繊細な味わいに仕上げているようで、ファミリーマートのPB“ファミマル”によって税別249円と価格は割と抑えられ、スープと麺に拘り抜くことで満足度の高い“かけラーメン”が楽しめるならこれはこれで良いのかもしれません!(実店舗の看板メニュー“醤油らぁ麺”は1,500円ですから、雰囲気を楽しむなら十分でしょう。)
食べてみた感想
一口食べてみると…風味としては厳選した拘りの醤油をブレンドした芳醇な香りが品の良さを引き立て、基本的に鶏出汁のコク深い味わいなんですが、じんわりと染み渡る魚介の出汁が繊細さをプラスし、シンプルで王道だからこそ難しいテイストを醤油の旨味と動物系・魚介系でうまく再現しているようです!
そして上質な脂・油分によるコク深くまろやかさとキリッとしたシャープな口当たりが絶妙にマッチしたことで最後まで飽きることもなく、想像以上に手の込んだスープはストレートに美味しいですね!他に鶏出汁を活かした醤油スープは比較的単調になりがちなんですが、醤油と魚介の旨味が後押ししたことで安定感のある上品な仕上がりとなっています!
そのため、特別何かに突出したテイストというわけではありませんが…鶏の旨味や特製油がしっかりと下支えし、店主拘りの厳選したブレンド醤油ダレ、そしてさり気なく使用された魚介系の旨味が全体をうまく調和させ、そこに麺量75gのつるっとした食感のノンフライ麺が食欲をしっかりと満たしてくれる名店ならではの一杯と言えるのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り丸刃の中細麺にも見えますが…若干平たくしたことでスープとの絡みも非常に良い東洋水産の独自製法によるノンフライ麺が採用されており、細いながらも弾力のある食感とほどよいコシを兼ね備え、麺量も75gと食べ応えに関しても申し分ありません!
そんな麺には…鶏や魚介の旨味を丁寧に利かせた芳醇な醤油スープがよく絡み、ブレンド醤油ならではの繊細な旨味をはじめ、コクを引き立てる鶏や魚介の出汁などが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の風味が後味良く抜けていきます!
スープについて
スープは、鶏や魚介の旨味・出汁をベースに数種類の醤油を厳選してブレンドしたかのような深みのある“かえし(醤油ダレ)”が絶妙にマッチしたことで口当たり優しくもメリハリのあるテイストで、鶏出汁を利かせた定番の味なんですが、醤油の旨味と染み渡る鰹節の出汁が融合したことによって奥行きのある味わいを再現、味の濃さもちょうど良く…名店らしさがカップ麺として気軽に楽しめる拘りの仕上がりとなっています!
そしてなんと言ってもスープ表面に浮かぶ特製油仕立てによる旨味エキス・脂がコクをプラスし、拘りの醤油ダレとバランス良く合わせたことで、ついついスープが止まらなくなるような調理感のある美味しさが心地良く、あっさり感とキレの良さ、そしてコク深さがうまく融合した王道の味わいとなっているため、幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
というか、こういった醤油スープはシンプルと言えばシンプルなんですが…醤油そのものに拘っていたり、動物系の旨味や魚介出汁をバランス良く合わせたことで物足りなさといった感じは一切なく…とにかく拘りの醤油を素材の旨味がコク深く引き立てているかのような印象で美味しいですね!
この辺りに関しては個人的にもいつも言っているように…鶏の旨味に拘った味わいをカップ麺に再現するのは難しいんですよね(クセのない旨味やコクが最大の特徴ですから…)!そのため、今回のように醤油の美味しさに拘ったり魚介の旨味を合わせて複雑で繊細な醤油スープに仕上げている辺りが特に良いと思います!これだと動物系×魚介系のWスープにブレンドされた芳醇な醤油によって申し分のない美味しさが際立ちますから、“かけラーメン”でも申し分ありません!
まとめ
今回「Lab Q かけ醤油らぁ麺」を食べてみて、札幌市中央区の名店“Japanese Ramen Noodle Lab Q”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…鶏や魚介の旨味をしっかりと利かせた芳醇でコクのある醤油スープに仕上がり、鶏の旨味を活かしたまろやかなテイストながらも醤油や魚介出汁がスープ全体の美味しさを引き立て、そこにもっちりとした弾力とほどよいコシを併せ持つ中細ノンフライ麺が食欲を満たす臨場感の高い一杯となっていました!
ここまでスープに拘って作り込んでいれば麺とスープの“かけラーメン”でも物足りなさといった感じはありませんね!スープ・麺ともに丁寧な仕上がりで、王道の醤油ラーメンでありながらも醤油や各種素材にも拘り、もちろん飽きる要素もありませんから、リピーターはもちろん…かなり幅広い層に好まれる一杯と言えるのではないでしょうか?
この記事を読んだあなたにおすすめ!