「ラーメン凪 “豚王” BUTAO TONKOTSU RAMEN」を食べてみました。(2020年7月20日発売・東洋水産)
この商品は、様々なブランド展開を行う“ラーメン凪(なぎ)”とのタイアップ商品ということで、今回はその中でもアジアを中心に国内外35店舗を展開している人気店“BUTAO(豚王)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯が登場です!
それも…“豚王”の文字通り、まろやかでコクのある風味豊かな豚骨ラーメンをベースに豆板醤などを使用した特製辛味ダレ(実店舗で言う“一撃”)を加えることによってピリッとしたアクセントがクセになる濃厚な一杯、“ラーメン凪 BUTAO TONKOTSU RAMEN”となっております。(税抜き220円)
ご覧の通りパッケージには“ラーメン凪”や“BUTAO 豚王”といった店舗ロゴが大きく記載され、ブランド名が“豚王”ですからね…ぱっと見でどういったフレーバーなのかがすぐに伝わってきます!(濃厚な豚骨ラーメンに辛ダレを加えたテイストは間違いないかと思われます。)
一方こちら容器側面には…“辛味ダレがクセになる、まろやかでコクのある豚骨ラーメン!!”と記載されているように、ここ“豚王”では豚骨ラーメンが基本で、この唐辛子をベースにした“一撃”と呼ばれる辛味ダレを加える点が特徴のようですね!それによって味にメリハリが付き、最後までコク深くまろやかな豚骨スープを飽きることなく堪能できるということです!
また、こちらには豚頭などを長時間炊いた“豚王”拘りの臭みのないコク深くまろやかな豚骨スープに食欲そそる辛味ダレが添えられた仕上がりイメージなんかも掲載されていて、これを見る限り具材には…味付豚肉・“ねぎ”が使用されているようです!
さらに、麺は“湯戻し2分!かため極細麺!”と記載され、その背景には歯切れの良い調理時間2分ならではの強いコシが表現された麺リフトのイメージ写真なんかも掲載されていて、すすり心地の良い極細麺にコク深くまろやかな豚骨スープがしっかりと絡み、一口ずつに旨味が楽しめる一杯であることが伝わってきます!
他にも特徴として…麺は極細・角刃仕様となっていて、細いながらも調理時間2分の硬く歯応えのあるストレート麺に仕上がり、コク深くまろやかでクリーミーな豚骨スープにピリッとした辛みを加える“特製辛ダレ「一撃」”によるメリハリの付いた味わいとともに本格感のある豚骨ラーメンが最後まで飽きることなくじっくりと楽しめるというわけです!
確かに豚骨の旨味は非常に丁寧な処理を思わせる臭みのないまろやかな仕上がりではありましたが、“辛味ダレ”の辛みがちょっと弱く感じられたため、良くも悪くも品のある豚骨ラーメンといったところで、個人的にはもう少し“豚王”でしか味わうことのできない突出した旨味・特徴が顕著に表現されていれば印象にも強く残ったような気もしたため、唐辛子などを自分好みで加えることによってメリハリが付き、歯切れの良い極細ストレート麺とともにクリーミーな豚骨の旨味がじっくりと楽しめる深みのある一杯となっていました!
これは特に、“豚王”ファンはもちろん、クセのない品のある豚骨スープを歯切れの良い強いコシが表現された極細ストレート麺とともにたっぷりと楽しみたい時におすすめの一杯と言えるでしょう。
ラーメン凪 “豚王” BUTAO TONKOTSU RAMEN
今回ご紹介するカップ麺は、国内外35店舗展開する人気ラーメン店“ラーメン凪 BUTAO(豚王)”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現したもので、コク深くまろやかな豚骨スープに別添されている“辛味ダレ”を加えることによってピリッとした辛みがアクセントとなり、豚骨臭さが全くない濃厚なスープが極細ストレート麺に絡む食べ応えのある一杯、“ラーメン凪 BUTAO TONKOTSU RAMEN”となっています。
ご覧の通りフタの上に別添されている“特製スープ”を剥がしてみると…こちらにも容器側面と同じく“ラーメン凪”・“BUTAO 豚王”といった店舗ロゴなどが記載され、白濁とした豚骨スープとアクセントとなる辛味ダレの赤を基調としたデザインが非常に印象的といったところ!
ちなみにここ“豚王”とは…元々“一蘭”での修行経験を持つ“生田 智志”氏によって2004年に東京都新宿区で“ラーメンバー凪”を火曜日限定で間借り営業したのがはじまり、すると瞬く間に行列店となり、その後2006年に“ラーメン凪 豚王 渋谷本店”をオープン、今では国内外で数々の賞を受賞している人気有名店としてアジアを中心に6カ国で35店舗を展開しています!
他にも“すごい煮干ラーメン”といった煮干しの旨味に拘ったブランドを展開し、こちらはすでに“煮干拉麺 凪 すごい煮干ラーメン(2018年9月3日発売)”としてカップ化されているため、“ラーメン凪”といった店名をご存知の方も多いのではないでしょうか?
ご覧の通り容器側面には旗艦店となる“ラーメン凪 豚王(BUTAO)神田店”の実店舗写真や、店主“生田 智志”氏が監修していることがしっかりと記載されています!
※現在の経営母体は創業者である“生田悟志”が代表を務める“株式会社凪スピリッツ”が行っています。
それでは、今回の“ラーメン凪 BUTAO TONKOTSU RAMEN”がどれほど臭みのないコク深くクリーミーな豚骨の旨味を凝縮させた仕上がりとなっているのか?アクセントとなる辛味ダレとの兼ね合いはもちろん、なんと言っても歯切れの良い極細ストレート麺との相性やバランスなどなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り433kcal(めん・かやく351kcal / スープ82kcal)となっております。(塩分は5.7g)
カロリーは、濃厚な仕上がりでビッグサイズにもかかわらずそこまで高い数値というわけではなく、一方で塩分は平均的といったところでしょうか?
ちなみに1食当たり95g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけで82kcalとこちらもそこまで高いわけではありませんので、濃厚とは言ってもコク深くまろやかで素材本来の旨味を活かした後味すっきりとした仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、ポークエキスや食塩をはじめ…
- 豚脂
- しょうゆ
- 豆板醤
- 香辛料
- ゼラチン
- 植物油
といった、丁寧に処理された臭みのないクリーミーな豚骨スープをベースに、味の決め手となる別添された“辛味ダレ”が絶妙にマッチしたことによってピリッとした辛みが加わり、それによってメリハリの付いた飽きの来ない味わいを想像させる材料が並びます。
JANコード 4901990366304 原材料名油揚げめん(小麦粉(国内製造)、植物油脂、食塩、植物性たん白、卵白)、添付調味料(ポークエキス、砂糖、食塩、豚脂、しょうゆ、脱脂大豆粉、豆板醤、香辛料、ゼラチン、酵母エキス、発酵調味料、植物油)、かやく(味付豚肉、ねぎ)/増粘多糖類、調味料(アミノ酸等)、加工でん粉、炭酸カルシウム、かんすい、酒精、カラメル色素、pH調整剤、酸化防止剤(ビタミンE)、クチナシ色素、香料、ビタミンB2、ビタミンB1、香辛料抽出物、(一部に小麦・卵・乳成分・大豆・鶏肉・豚肉・ゼラチンを含む)
栄養成分表示 [1食 (95g) 当たり]
熱量 433kcal
めん・かやく: 351kcal
スープ: 82kcalたんぱく質 12.2g 脂質 22.0g 炭水化物 46.5g 食塩相当量 5.7g
めん・かやく: 1.7g
スープ: 4.0gビタミンB1 0.39mg ビタミンB2 0.43mg カルシウム 371mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通りすでに粉末スープなどが入っていて、先ほどもお伝えした通りフタの上には“特製スープ”と記載された調味料が別添されています。
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、恐らく仕上がりイメージにも掲載されていた通りピリッとしたアクセントを加える“辛味ダレ”が含まれているものと思われるため、調理中はフタの上で軽く温める程度で十分かと思われます。
また、かやくには…
- 味付豚肉
- ねぎ
が入っています。
豚骨ラーメンとしては非常にシンプルな具材となっていますね!
この辺りに関してはお好みに合わせて紅生姜やキクラゲなどを別途追加してみても良いかもしれません!
さらに…麺はご覧の通り豚骨ラーメンにぴったりな極細ストレート麺(油揚げ麺)となっていて、細麺ながらもしっかりとした歯切れの良い強いコシが再現されたことによって、思ったよりも食べ応えのある食感・密度感なんかをイメージさせます!
調理してみた
では続いて熱湯を注ぎ2分待ちます。(必要なお湯の目安量:440ml)
そして出来上がりがこちら!
しっかりとお湯を吸い、先ほどまでの極細麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に麺は極細ながらも歯切れの良い強いコシが加わったすすり心地抜群で濃厚な豚骨スープがよく絡む想像以上に食べ応えのある一杯…といった印象の出来上がりです。
ではここに先ほどの特製スープを加えていきます!
すると…やはりピリッとした辛みを思わせる赤みを帯びた濃厚なタレとなっていて、風味としてはそこまで特徴のある香りは感じられないものの…これによってコク深く濃厚な豚骨スープにちょうど良いアクセントが加わり、最後まで飽きることなくメリハリの付いたテイストとして楽しめるようです!
そして量としてそこまで多くはありませんが、スープ表面に留まるほどの辛味ダレとなっていて、もしかしてしっかりとスープを混ぜ合わせた後に添えておき、少しずつ溶かしながら味の変化を楽しんでみても良いかもしれません!
では、よーくかき混ぜてみましょう。
そしてスープが全体に馴染むと…豚骨ラーメンらしく乳化感のある白濁とした仕上がりとなり、ほんのり“とろみ”が付いている程度で、濃厚ではありますが決してドロッとした豚骨系ではなく、あくまで素材の旨味を活かしたシャープな飲み口が印象的な落ち着いた雰囲気のスープのようですね!
ちなみに先ほど加えた“辛味ダレ”はしっかりと豚骨スープに馴染んでいるようで、そこまで赤みのあるようにも見えませんので、恐らくほどよいピリ辛具合に仕上がっているものと思われ、お好みによっては唐辛子を別途用意しておいても良いかもしれません!
食べてみた感想
一口食べてみると…ちょっと辛味ダレのピリ辛具合が弱いせいか、手の込んだ品の良い豚骨スープといった仕上がりが特に目立った印象で、若干単調な味わいにも感じられますね。。
というのも…もう少し辛味ダレを強めに利かせてみても良かったのでは?と思うほどで、それのおかげでコク深くまろやかな豚骨スープがじっくりと楽しめるわけですが、良くも悪くも特徴のない味わいというのが個人的感想です!
そのため、豚骨スープが好みの方にとっては満足度の高い一杯に仕上がっているかと思うんですが、どうしてもワンポイント何か欲しくなるテイストであることに間違いなく、唐辛子や相性の良い紅生姜や“ごま”などを加えて自分好みの豚骨スープとして味を調整してみても良いでしょう!
麺について
麺は、ご覧の通り若干幅の広い極細ストレート麺となっていて、細いながらも歯切れの良い強いコシや想像以上に密度感のあるずしっとしたまとまりの良い仕上がりとなっているため、思ったよりも食べ応えがあり、食欲をしっかりと満たしてくれます!
そんな極細ストレート麺には、臭みのない豚骨の旨味をしっかりと利かせたコク深く濃厚なスープがよく絡み、一口ずつにまろやかな豚骨ならではの味わいが口いっぱいに広がっていき、フライ麺特有のほんのり香ばしい風味が後味良く抜けていきます!麺量70gで意外とボリューム感もあるのでじっくりと豚骨ラーメンを楽しめるのではないでしょうか?
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、今回の調理時間が2分ということもあってまだ湯戻りが完全ではありませんでしたので、食感としてはかなり硬く…食べはじめはスープ底に沈めておき、しっかりと肉の旨味を滲み出してもらった後、極細ストレート麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が引き立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの“ねぎ”は割と小さくカットされているようでしたので、シャキシャキとまではいかないものの…ほどよい薬味にもなったことで、まろやかな豚骨スープの美味しさを引き立て、後味すっきりと感じさせる相性の良い具材となっています!
具材に関しては、今回この2種類のみとなっているため、ちょっと物足りなさは感じるかもしれませんので、豚骨ラーメンにぴったりな“おろしにんにく”や紅生姜なんかを途中から加えて味の変化なんかも楽しみたいところではありますね!もちろん“ねぎ”の追加もぴったりでしょう!
スープについて
スープは、先ほどもお伝えした通り非常に丁寧な処理を思わせるじっくりと炊いた豚骨の旨味を凝縮させたコク深くまろやかな豚骨スープに仕上がり、乳化感のある白濁とした濃厚な味わいが印象的ではありますが、別添されていた辛味ダレが若干弱いため、アクセントとしては今ひとつ物足りなさがあり、少し唐辛子を足してみるとちょうど良いメリハリとして豚骨の旨味も引き立って感じられるかと思われます!
そのため、デフォルトだと若干塩気が弱く感じられるのでしょうか?角のない口当りであり、非常に落ち着いた雰囲気で豚骨の旨味を丁寧に利かせているのはわかるんですが、その豚骨を引き立てるアクセントが具材も同じく若干物足りなさを感じさせるのかもしれません!
とは言え、臭みのない上品・丁寧な豚骨スープといった仕上がりとなっていますので、お好みの調味料や各種トッピングを追加して味を調整してみると、より美味しさ際立つ豚骨スープが楽しめるかと思いますので、ぜひ自分好みの味でじっくりと堪能してみてください!
そうすることによって豚骨の旨味も増して感じられるのはもちろん、メリハリが利いて最後まで飽きの来ないテイストが思う存分楽しめるでしょう!
このように、今回の“ラーメン凪 BUTAO TONKOTSU RAMEN”は、臭みのない豚骨の旨味をしっかりと利かせたことによってコク深くクリーミーなスープとしてカップ麺に再現し、豚骨スープ特有の白濁としたまろやかな味わいが確かに感じられたものの…別添されていた辛味ダレの辛みそのものが若干弱く、個人的には少し物足りなさを感じさせる落ち着いた仕上がりとなっていたため、お好みによっては唐辛子や豚骨ラーメンと相性の良い紅生姜や“おろしにんにく”などを別途追加してみても良いでしょう!
まとめ
今回「ラーメン凪 BUTAO TONKOTSU RAMEN」を食べてみて、アジアを中心に国内外35店舗も展開する人気店“BUTAO(豚王)”の味わいをカップ麺に再現した一杯は、じっくりと炊き込んだ豚骨の旨味を品良く利かせ、コク深くクリーミーな豚骨スープとして仕上がり、そこに別添された辛味ダレによるピリッとした辛みがほどよいメリハリをプラスしていたものの…若干辛み・キレの良さに関して物足りなさを感じさせる一杯となっていました!
やはり豚骨ラーメンは若干単調ぎみになる傾向がありますから、辛みをはじめとする様々なアクセントがあれば豚骨の旨味も際立つため、お好みの調味料や追加トッピングで味を調整してみると、より一層名店“豚王”の美味しさが引き立って楽しめるのではないでしょうか?
ということで、気になる方はぜひ食べてみてくださいねー!それでは!
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