「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」を食べてみました。(2024年5月20日発売・日清食品)
この商品は、埼玉県鴻巣市(こうのすし)の人気ラーメン店“東京環七ラーメン じょっぱり”の看板メニュー“ラーメン正油(環七ラーメン)”の味わいをカップ麺に再現したもので、キレのある醤油をベースに豚の旨味やパンチのある“にんにく”を加え、たっぷりの背脂をによってまろやかな味わいが際立ち、そこにもっちりとした弾力と強いコシを兼ね備えたノンフライ太ストレート麺が絡む一杯、“SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり”となっております。(値段:税別278円)
ご覧の通り、容器側面には“背脂チャッチャ系”、“東京環七ラーメン じょっぱり”と記載されているように、今回カップ麺に再現された人気店は…容器底のキリッとした“かえし(醤油ダレ)”と背脂がたっぷりと入ったまろやかな豚骨スープを天地返ししていただく濃厚な味わいが大変好評であり、環状七号線にあった伝説のお店“土佐っ子”出身ということもあってメリハリのある奥深い味わいがじっくりと楽しめそうです!
一方こちらには“背脂好きの為の一杯”と記載され、その背景には背脂をたっぷりと使用し、“にんにく”や黒胡椒で味を調えた濃厚な豚骨醤油スープに各種具材が盛り付けられた仕上がりイメージが掲載されていて、これを見る限り具材には…背脂加工品・味付豚肉・“ねぎ”が使用されているようです!
他にも特徴として…麺は歯切れの良いノンフライ太ストレート仕様で、つるっとした滑らかな食感やもっちりとした弾力、そしてほどよいコシを併せ持ち、それによって醤油をベースに豚の旨味や“にんにく”を加え、背脂のまろやかさが際立つ豚骨スープを合わせた濃厚な味わいが縦型ビッグサイズのカップ麺として最後までたっぷりと楽しめるというわけです!
キリッとした“かえし(醤油ダレ)”とまろやかな豚骨スープに“にんにく”や背脂をバランス良く合わせたことでパンチもありコクもあり、濃厚な豚骨醤油といった味わいが際立ち、塩気の強い口当たりや黒胡椒がちょうど良いメリハリとなって最後まで飽きることもなく、そこに生麺さながらのノンフライ太ストレート麺が食欲を満たす食べ応え抜群な一杯となっていました!
SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり
今回ご紹介するカップ麺は、埼玉県鴻巣市の人気ラーメン店“東京環七ラーメン じょっぱり”の看板メニュー“ラーメン正油”の味わいを再現したもので、背脂でまろやかさ・コクを引き立てた豚骨スープにキリッとした“かえし(醤油ダレ)”を合わせ、パンチのある“にんにく”や黒胡椒で味を調えた濃厚な味わいに仕上げ、そこに生麺さながらのノンフライ太ストレート麺が相性良くマッチした食べ応えのある一杯、“SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり”となっています。
※売っている場所:今回はローソンで購入
ご覧のように、容器側面には“東京環七ラーメン じょっぱり”についての簡単な説明書きが実店舗の写真とともに掲載されていて、これによると…「埼玉県鴻巣市に店舗を構える人気ラーメン店!醤油のキレやニンニクのパンチが効いた豚骨スープに、たっぷりと入った背脂のまろやかな旨みが特長の“ラーメン正油”が大人気。」とのことで、キレの良い“かえし(醤油ダレ)”と背脂をたっぷりと使用した豚骨スープ、さらにパンチのある“にんにく”を合わせた濃厚な味わいが人気のようで、実店舗では見ただけで胸焼けしそうなほどの背脂が大量に使用されているようです!
※“じょっぱり”とは青森・津軽の方言で“頑固者”を意味し、店主も青森むつ市出身とのこと。
ちなみにここ“東京環七ラーメン じょっぱり”の創業は2020年11月、店主“川口 秋由(あきよし)”氏は元々1980年代後半から90年代にブームとなった“環七ラーメン戦争”の中、元祖“背脂チャッチャ系”として大変人気だった“環七土佐っ子”で修行、その修行元の店主が借金などを理由に経営権を譲渡したことで店舗名・味ともに変わり客が離れ…そのうち閉店。
同じく“川口 秋由”氏は1999年頃、練馬区練馬に“環七土佐っ子 練馬ラーメン”をオープン、その後2006年に板橋区下赤塚へ“じょっぱりラーメン”と店名を変更して移転し、さらに2020年11月に現在の埼玉県鴻巣市神明に移転オープン(店舗名も“東京環七ラーメン じょっぱり”に変更)しています!
※そのため、実際は“練馬ラーメン”を創業した年だと思われます。
それでは、今回の“SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり”がどれほどキレの良い“かえし(醤油ダレ)”に豚の旨味や“にんにくを利かせた濃厚なスープに仕上がっているのか?たっぷりと使用した背脂のコクとの兼ね合いはもちろん、もっちりとした弾力と強いコシを併せ持つ生麺さながらのノンフライ太ストレート麺とのバランスや相性などなど…じっくりと確認していきたいと思います!
カロリーなど栄養成分表について
では気になるカロリーから見てみましょう。
ご覧の通り375kcal(めん・かやく292kcal / スープ83kcal)となっております。(塩分は7.4g)
カロリーは、濃厚なスープの割にノンフライ麺を使用しているせいか思ったほど高い数値ではないようですが、一方で塩分はこのボリュームを考慮してもかなり高めな数値となっています。
ちなみに1食96g、麺の量は70gとのこと。
また、カロリーの内訳を見てみると…スープだけだと83kcalと若干高めな数値を占めており、たっぷりの背脂でまろやかさ・コクを引き立て、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”や香味野菜・香辛料がちょうど良いアクセントとなった本格感のある仕上がりをイメージさせます!
原材料について
では原材料も見てみます。
スープには、豚脂や食塩をはじめ…
- 粉末しょうゆ
- ポーク調味料
- クリーミングパウダー
- 香味油
- 植物油脂
- 香辛料
- ポーク調味油
- ポークパウダー
といった、臭みのない豚骨ベースの出汁スープに食欲そそる“にんにく”やまろやかな背脂を豊富に使用し、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”が加わったことで、背脂チャッチャ系らしいメリハリの付いた濃厚な味わいを想像させる材料が並びます。
※製造工場:日清食品株式会社 静岡工場(静岡県)
JANコード 4902105283264 原材料名めん(小麦粉(国内製造)、食塩、植物性たん白、チキンエキス、植物油脂、大豆食物繊維)、スープ(豚脂、食塩、でん粉、小麦粉、粉末しょうゆ、ポーク調味料、糖類、クリーミングパウダー、香味油、植物油脂、香辛料、ポーク調味油、ポークパウダー)、かやく(背脂加工品、味付豚肉、ねぎ)/加工でん粉、調味料(アミノ酸等)、かんすい、香料、カラメル色素、増粘多糖類、炭酸Ca、酸味料、カロチノイド色素、グリセリン、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、(一部に小麦・卵・乳成分・ごま・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
栄養成分表示 [1食 (96g) 当たり]
熱量 375kcal
めん・かやく:292kcal
スープ:83kcalたん白質 7.9g 脂質 10.3g 炭水化物 62.6g 食塩相当量 7.4g
めん・かやく: 3.0g
スープ: 4.4gビタミンB1 0.29mg ビタミンB2 0.35mg カルシウム 175mg
開封してみた
フタを開けてみると、ご覧の通り粉末スープなどがすでに入っていて、フタの上には特製香味油と記載された調味料が別添されています!
そして、こちらが今回唯一使用されている調味料となっていて、文字通り香味油らしいサラッとした状態でしたので、調理中はフタの上で軽く温めておくと良いでしょう!
また、かやくには…
- 背脂加工品
- 味付豚肉
- ねぎ
が入っています。
さらに、麺はご覧の通り若干幅広なノンフライ太ストレート仕様で、麺量70gによるしっかりとした食べ応えのある一杯のようで、キレの良い醤油ダレと背脂のコクがうまく調和した豚骨醤油スープとの相性にも期待したいところ!
調理してみた
では、続いて熱湯を注ぎ5分待ちます。(必要なお湯の目安量:430ml)
そして出来上がりがこちら!
湯戻りされていることがわからないほど麺が容器底に沈んだ状態となっているものの、実際には麺や各種具材がふっくらとした仕上がりとなり、特に若干幅広な麺には実店舗さながらのもっちり感やコシが加わり、まだ別添されている特製香味油を加える前の状態ではありますが、キレの良い“かえし(醤油ダレ)”と背脂を加えたまろやかな豚骨スープが相性良く馴染み、そこに食欲そそる“にんにく”をガツンと利かせたことによって想像以上に旨味溢れる濃厚な一杯…といった印象の出来上がりです。
では、ここに先ほどの特製香味油を加えていきます!
すると…サラッとした香味油が少量ながらも出てきますので、しっかりと絞り込んで入れていきましょう!ただ、そこまで特徴のある風味などは感じられません!
では、よーくかき混ぜてみます。
そしてスープ全体が馴染むと…非常にサラッとした仕上がりでありながらも表面には旨味エキスの脂・油分が広がり、たっぷりの背脂という割にそこまでの量ではありませんが、容器底からしっかりと混ぜながらいただくと、キリッとした“かえし(醤油ダレ)”なんかも際立っていくものと思われます!(特に麺は良い意味でゴワゴワとしていて重みがあり、容器底に沈んだままです…)
食べてみた感想
一口食べてみると…食べはじめは若干薄く感じられるかもしれませんが、実際には容器底に粉末スープがダマになっており、しっかりと混ぜながらいただくことによって、しょっぱいくらいの“かえし(醤油ダレ)”がこってり感や背脂のコクとうまく調和し、意外にも飽きるような脂っこさはなく、“にんにく”もそこまで強調しているわけではありませんので思いのほか飲みやすい仕上がりといったところ!
また、肝心の背脂についてはスープ表面にびっしりと…というわけではなく、スープにも旨味として溶け込んでいるようで、粉末スープ×特製香味油によって本格感のある味わいを再現、素材本来の旨味や甘みのある上質なコクがプラスされ、それによってクオリティの高い味わいがじっくりと楽しめることと思われます!
そして、不自然な“とろみ”を付けていない点が好印象で、それどころかキリッとした醤油感が際立つことでパンチのある口当たりが心地良く、この辺りに関しては豚の旨味をしっかりと利かせた喉越しの良さが特徴的で、もっちりとしたノンフライ麺との絡みも非常に良く、ひと口ずつに感じられる満足度は一際大きいのではないでしょうか?
麺について
麺は、ご覧の通り若干幅広で角刃のノンフライ太ストレート仕様で、もっちりとした弾力と強いコシを併せ持ち、実店舗で使用されている麺とは異なるようですが、カップ麺ならではのガシガシとした強い噛み応えが良いですね!
そんな麺には、キレの良い醤油をベースに豚の旨味や“にんにく”を合わせ、背脂でまろやかさやコクを引き立てた濃厚なスープがよく絡み、塩気の強い醤油の旨味や背脂の甘み・旨味などが口いっぱいに広がっていき、芳醇とも言える醤油の香りが後味良く抜けていきます!
トッピングについて
トッピングにはまず、こちらの味付豚肉が入っていて、使用されている数・サイズともに物足りないものの、じっくりと味わってみると…ほどよく味付けされた肉の旨味がじゅわっと滲み出す仕上がりとなっていたため、最初のうちはスープとよく馴染ませながら食べ進め、後ほどもっちりとしたノンフライ麺と一緒に絡めていただくと、より一層肉の旨味が際立って楽しめるかと思われます!
また、こちらの背脂は粒も大きいんですが、背脂チャッチャ系の人気ラーメン店とは思えないほど量が少なく…背脂そのものに脂っこさはないものの、ほどよいコクやまろやかさを引き立てる相性抜群な具材となっています!ただ、個人的にはもっとたっぷりと使用してほしかったところ…
他にもこちらの“ねぎ”が入っていて、若干小さめにカットされたせいか…食感こそ期待できませんが、ちょうど良い薬味になったことで、今回のコク深いスープを美味しく引き立て、さらに後味さっぱりと感じさせる相性抜群な具材となっています!
スープについて
スープは、キレの良い醤油ダレに豚の旨味や“にんにく”を利かせ、背脂でコクを引き立てた濃厚な味わいとなっているんですが、濃厚というよりも味の濃いめなスープに醤油を含め豚や香味野菜などをバランス良く合わせたことによって全体がうまく調和し、意外にも脂っこさや“くどさ”のない臨場感溢れる美味しさが特徴的といったところ!
ただ、某レビューサイトで実店舗のスープを見てみると…乳化感のある白濁とした出汁スープなので、今回は醤油の美味しさに拘っているのかもしれません!もちろん豚の旨味もしっかりと溶け込んでいるので、物足りなさといった感じは一切なく、背脂による甘みもあったりと…旨味の組み合わせに関しては申し分なく楽しめることと思われます!
そして、食べ進めていくに連れて味付豚肉や背脂からも良い旨味が滲み出し、喉越し良く楽しめるわけですが、豚骨醤油に背脂を加えたフレーバーですから、正直…そこまで真新しさといった感じはなく、どうせならもっとインパクトのある味わいを際立たせてほしかったですね!その分、幅広い層に好まれる一杯とも言えるでしょう!
また、“にんにく”もまだまだ弱く、全体のバランスを考慮しているんでしょうけど、背脂の甘みも気になるところでしたので、お好みによっては“おろしにんにく”や各種香辛料で味を調整してみても良いでしょう!ちなみに意外とペッパー系の香辛料がメリハリとなっていたので、やはり容器底からしっかりと混ぜながらいただいた方が良さそうです!
まとめ
今回「SUSURUも唸る背脂チャッチャ系 東京環七ラーメンじょっぱり」を食べてみて、埼玉県鴻巣市の人気ラーメン店“東京環七ラーメン じょっぱり”の看板メニュー“ラーメン正油”の味わいを同店監修によってカップ麺に再現した一杯には…キレの良い醤油をベースに豚の旨味やパンチのある“にんにく”を利かせ、豊富に使用した背脂からも良い旨味が滲み出し、そこにもっちりとしたノンフライ太ストレート麺が食欲をガツンと満たす背脂チャッチャ系の人気店らしい濃厚な一杯となっていました!
ただ、元祖・背脂チャッチャ系の味を踏襲し、独自の進化を遂げた濃厚こってりで人気の“東京環七ラーメン じょっぱり”ですから、本来ならもっと背脂を使用していても良いのでは?と思いましたので、味の濃さは申し分ありませんが、実際それに期待して味わってみると若干物足りなく感じられるかもしれませんので、今後の商品展開に注目したいところではないでしょうか?
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